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あらすじ

西への旅を終えて半年、黄門さまは西山荘で晴耕雨読の日々を過ごしていた。そこへ訪ねてきた華やかなお客は、黄門さまの弟・頼元の孫娘の沙耶姫。陸奥守山二万石松平家のご息女だ。その沙耶姫に将軍綱吉が勧める縁談話が持ち上がったという。相手は、盛岡藩十万石南部信濃守行信の若君・鶴千代。なかなかの若君だとの評判は、黄門さまの耳にも入っていた。だが相手とは全く面識もなく、自分が納得した人物と一緒になりたいと嘆く沙耶。かわいい孫娘のため、盛岡まで婿を見定めに旅立つ黄門さま。お城勤めに退屈していた助さんと格さんも、八と共に黄門さまを追いかける。

十六話目からは、信州・松代から黄門さまを探して旅する娘お千代と出会う。お千代が奉公する殿村家の若殿さま・三郎が、お城に上がったまま行方が分からないのだという。松代十万石真田家に何やら大事が勃発した模様。お千代を伴い、松代へ向かう一行。

二十五話目からは、威勢のイイ娘飛脚お妙が登場。お妙が上田藩五万八千石の殿様のご落胤であり、家督を継ぐために江戸の殿様に目通りをして欲しいという使いがきた。父である殿様に会うため一行と共に江戸へ向かう。


レギュラー

水戸光圀 (佐野浅夫)
佐々木助三郎 (あおい輝彦)
渥美格之進 (伊吹吾郎)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
かげろうのお銀 (由美かおる)
柘植の飛猿 (野村将希)
風車の弥七 (中谷一郎)

沙耶 (笹峰愛)
お千代 (森永明日夏)
お妙 (そめやゆきこ)


全話紹介

旅のはじめの恋騒動・水戸・岩城 (第一話:H11.3.22放送) ★★★☆☆

 


音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:あおい輝彦・伊吹吾郎
題字:朝比奈宗源
ナレーター:柴田秀勝
脚本:大西信行/監督:矢田清巳

おしほ(島かおり)/専称堂(浜田光夫)/沙耶(笹峰愛)/おりん(堀江奈々)/多吉(西川弘志)/おせき(佐野アツ子)/権八(山本昌平)/佐之助(青井敏之)/平助(望月太郎)/恩田武平(時代吉二郎)/沖田五郎左衛門(栗塚旭) 他

西山荘に華やかなお客がやって来た。黄門さまの弟の孫娘・沙耶姫。上様お声がかりのご縁談に不満の様子。ならば婿を見定めにと、盛岡を目指して旅立つことになったお馴染みの一行。途中、岩城平の旅籠で耳にした縁談話が気になった黄門さま。仏具屋の娘おりんが意に染まぬ縁談を嫌い、手代の多吉とかけおち、心中騒ぎ。その縁談が土地のやくざ者権八と町奉行与力が組んで、役目をかさに金儲け―という事実を知った黄門さまは、悪を懲らしめ、好きあう二人の恋を実らせる。

一話目炎上の伝統は27部になった今も続いています。弥七親分、最終シリーズとなった27部ですが、しょっぱなから登場しません…寂しいです。そして、沙耶姫さまのお守役・沖田五郎左衛門は、見た目、山之辺兵庫ですねf(^_^;


格が慕った母の面影・相馬 (第二話:H11.3.29放送) ★★★☆☆
脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

お久(杉田かおる)/渡部朔之丞(南原宏治)/浜尾屋(石山律雄) 他

相馬へ向かう一行が出会った、ある女。その女を見てから格さんの様子がおかしい。偶然旅籠でも一緒になる。その女・お久は格さんの母の面影があった。お久は、相馬藩専売の塩を手に入れようとしており、格さんに店の番頭として立ち会って欲しいと頼む。抜け荷買いは打ち首。危険を冒してまで、塩問屋浜尾屋と郡代頭に接触しようとする訳は!? 十何年も前に、塩の抜け荷の罪をきせられて死んだ両親の恨みを晴らそうとしていたのだった。母に似た人をなんとか助けたいと奮闘する格さん。


夫婦で織った紙の布・白石 (第三話:H11.4.5放送) ★★★☆☆
脚本:藤井邦夫/監督:山内鉄也

菊江(麻乃佳世)/速水平蔵(緒形幹太)/島村精一郎(山本紀彦)/菱屋(外山高士)/蝮の重吉(中田博久)/望月源之丞(堀田真三)/奥州屋(真田五郎)/番頭(功刀明) 他

仙台伊達家の重臣として名高い片倉家の所領・白石一万七千石の領地に入った一行。そこで、素晴らしい「紙布」を作る菊江と、平蔵夫婦と知り合う。菊江のために家事一切をする平蔵。そんな平蔵を快く思わない沙耶姫。街では、商売敵の奥州屋を潰そうと企む菱屋が、ならず者の蝮の重吉らを使い、紙布をわずかな金で買い取ったり、盗んだりしていた。さらに重吉は、菊江の紙布を奪うため、菊江をさらい、平蔵に紙布を持って来いと言い残す。妻を救うため、平蔵が内に秘めた強さを解放する。


こけしの里の鬼退治・仙台 (第四話:H11.4.12放送) ★★★☆☆
脚本:鶴島光重/監督:井上泰治

与助(田中隆三)/おとよ(さこみちよ)/大黒判之丞(坂東弥十郎)/原田孫右衛門(伊藤敏八)/大友屋(久保晶)/芳兵衛(石山雄大)/大槻六郎太(白井滋郎)/百助(下川辰平)/松吉(山崎大聖)/梅(前田萌絵) 他

仙台に着いた一行は、こけしを売る幼い兄妹に出会う。兄妹の母は病の床にあり、父の与助は開墾地の労役に駆り出され、期限を過ぎても帰ってこないという。与助の父の百助がこけしを作り、兄妹がこけしに顔を描いて売っていた。開墾の裏に何かあるとにらんだ黄門さま、百助一家を助けながら、内情を探ることに。案の定、代官の大黒が穀物問屋の大友屋と結託、私腹を肥やしていた。こけし作りを手伝うことになった沙耶。沙耶が描いた似顔絵こけしが評判になる。労役から抜け出し、殿様へ直訴するため仙台のお城へ向かう与助。悪代官を退治し、百助一家にも平穏が訪れる。


美人に化けた大盗っ人・山形 (第五話:H11.4.19放送) ★★★★☆
脚本:佐藤五月/監督:高倉祐二

すばる様(松井誠)/舵星(河原崎次郎)/南斗(佐藤仁哉)/岩坂権十郎(黒部進)/お玉(原田佳奈)/神林(武正忠明)/木田(石倉英彦)/太郎吉(河田洋志)/水野(笹木俊志)/宿の主人(泉ひろし) 他

山形に到着した黄門さま。このあたりには出羽三山(月山、湯殿山、羽黒山)があり、信仰に厚い人々が集っていた。そこで、消えた許嫁・お玉を捜す太郎吉と出会った一行。お玉はすばる様という評判の美人占い師のところに行ったまま戻ってこないということを聞き、事情をさぐることに。村娘に扮して館に入ったお銀は、「極楽の里」へ行こうとすばる様に誘われる。だが極楽の里とは真っ赤な偽り、すばる様も実は男で本性は大盗賊の佐吉。悩める若い娘を集めては、売り飛ばしていた。そして裏で糸を引くのは奉行の岩坂。悪事の証拠を掴むため、自ら百姓に化けてすばる様の館へ乗り込む黄門さま。

佐野黄門さま、かなり無茶をします!! すばる様、さすがに女役が似合います。迫力もあって、こういう悪党もいいですよね。


瞼の母がついた嘘・天童 (第六話:H11.4.26放送) ★★★☆☆
脚本:大西信行/監督:井上泰治

おたつ(三林京子)/直次(山本陽一)/おしげ(大川栄子)/儀兵衛(沼田爆)/小国屋(遠藤剛)/正右衛門(石浜祐次郎)/お市(光宗美緒)/お駒(和楽敬子)/喜之助(柴田善行)/上島団五郎(渡辺哲) 他

天童に着いた一行はおたつという年配の女と知り合う。おたつに案内されて紹介された旅籠・成駒屋に逗留することになった一行。おたつには、京都の紅花問屋へ養子に出してしまった直次という息子がいて、今は手紙のやり取りをしているということを、成駒屋の女主人おしげから聞く。その直次が天童へやってくる。自分は成駒屋の女主人になり幸せに暮らしていると、直次に嘘をついていたおたつ。亭主と別れ、昼間から飲んだくれの今の自分の姿を知られたくないと、ついていた嘘だった。おたつを成駒屋の女主人に据え、一行も従業員に成りすまし、直次が安心して京都に帰れるよう協力する黄門さま。

今回悪人は出てこず、珍しいパターンでしたね。でもお馴染みの印籠シーンはちゃんとあり。成駒屋に押しかけてきた役人相手に、ひそひそ声で「控えおろう…」。なかなか面白かったです。


父を奪った銀の山・尾花沢 (第七話:H11.5.3放送) ★★★☆☆
脚本:田口耕三/監督:高倉祐二

間垣仁之介(辻輝猛)/猪塚内膳(亀石征一郎)/臼倉長十郎(潮哲也)/茜屋(二瓶鮫一)/田原屋(峰祐介)/疾風の滝蔵(桐山浩一)/おえん(長谷部香苗)/お絹(竹岡真理)/為三(藤森周一郎)/市助(山下慎司)/間垣庄左衛門(水上保広)/伊藤(中嶋俊一)/寅次(小坂和之)/仙吉(森山陽介) 他

天領・尾花沢の銀山を一目見たいと、銀山へ向かう一行。そこで一行は、数日前に落石で銀山見回り役の父を亡くした間垣仁之介という若侍と出会う。銀山にまつわる不審な点を色々目にした黄門さま。内情を調べるうちに、仁之介の父は、代官の銀横流しの証拠を掴んだ為殺されたということを知る。銀横流しの上、尾花沢の紅花の利権を一手に握ろうと企む茜屋と代官一味。銀山に巣喰う悪を懲らしめる黄門さま。


黄門様はニセ黄門!?・横手 (第八話:H11.5.10放送) ★★★☆☆
脚本:藤井邦夫/監督:金鐘守

お政(斉藤とも子)/蓑吉(安藤一夫)/黒崎頼母(中野誠也)/鉄五郎(松山照夫)/金次(岩尾正隆)/春吉(富平和馬)/戸村十太夫(溝田繁)/清吉(高橋弘志)/おくま(志乃原良子) 他

横手に入った一行は、突如、少年春吉に「水戸の黄門さま!!」と声を掛けられる。ギョッとする一行。やくざの鉄五郎を懲らしめて欲しくて、白い髭を頼りに黄門さまを待っていた春吉。春吉の父・蓑吉は鉄五郎のいかさま博打にはめられ、馬の問屋場を乗っ取られ今では飲んだくれていた。鉄五郎は町奉行の黒崎頼母と組み、馬方から法外な斡旋料を要求するなど悪行三昧。春吉のために、黄門さまは黄門さまを名乗り悪退治に乗り出すが、偽者扱いされる。


縁を結んだ南部駒・盛岡 (第九話:H11.5.17放送) ★★★☆☆
脚本:大西信行/監督:金鐘守

南部鶴千代(倉田てつを)/石毛主膳(入川保則)/境田権九郎(三夏紳)/市谷(伊藤高)/大崎(草薙良一)/太郎吉(平井亮裕)/おちか(田辺ひとみ)/おたね(松村康世) 他

旅の目的地・盛岡へ到着した一行。そこで一行は、南部の馬を買う為に派遣された侍・御馬買衆の無法振りに驚く。中でも将軍家の馬を買う御馬買衆の評判は悪く、眉をしかめる黄門さま。沙耶は領内でのこの出来事を見て、南部藩士に腹立たしさを感じる。沙耶とお銀が、将軍家御馬買衆の境田権九郎から、少年太郎吉と馬のテツを助けた。テツの買い主で、鶴田千代助と名乗る浪人。黄門さまは、南部藩の鶴千代君と見抜く。御馬買衆の無法を取り締まり、若い二人の縁も結ぶ黄門さま。

沙耶さんはここでお別れ。しばらくの間、一行に連れ添う旅の華は登場しません。


父子つないだ献上箔椀・浄法寺 (第十話:H11.5.24放送) ★★★☆☆
脚本:寺島誓/監督:矢田清巳

六兵衛(長門勇)/圭作(谷幹一)/麟六(岡野進一郎)/おきわ(有沢妃呂子)/綿貫源三郎(小野進也)/鬼石屋(北町嘉朗)/荒馬の甲子蔵(曽根晴美)/松尾屋(新井量大)/広瀬太郎亮(南條豊)/源次(保木本竜也) 他

浄法寺では献上箔椀を巡って松尾屋と鬼石屋の職人が腕比べ。椀の取引を独占し私腹を肥やそうと企む鬼石屋は、郡奉行の綿貫源三郎を後ろ盾に持ち、献上品に選ばれるためにあの手この手の嫌がらせ。黄門さまの取り成しで二組の親子の縁が蘇り、素晴らしい献上椀が出来上がる。


嘘を承知でお銀の花嫁・八戸 (第十一話:H11.5.31放送) ★★★☆☆
脚本:櫻井康裕/監督:矢田清巳・井上泰治

柳井伸之介(島英臣)/お由紀(古柴香織)/稲城憲四郎(藤堂新二)/お益(泉晶子)/峯吉(西田良)/松太郎(塩賀純平)/三沢屋荘兵衛(山田吾一)/尾関甚内(須永克彦)/佐久間治兵衛(芝本正) 他

八戸で少年に、母親になって欲しいと頼まれたお銀。少年の父の伸之介は浪人で名物の八幡馬という玩具を作っており、三沢屋の主から娘お由紀の婿になって欲しいと言われて困っていた。伸之介は陸奥和泉藩の勘定吟味役だったが、重役の不正を知って脱藩、刺客に狙われていた。事情を知った黄門さま、伸之介親子を助け、お由紀を伸之介の本当の花嫁にして、二人の恋を結ぶ。


津軽の飴は友の味・青森 (第十二話:H11.6.7放送) ★★★☆☆
脚本:沢橋凛/監督:井上泰治

津軽屋(新克)/黒川武太夫(宮路オサム)/川田(宮内洋)/三崎屋(重久剛一)/さえ(真野静)/伝八(高井清史)/万助(出雲崎良)/松吉(薗田正美)/新太郎(伊庭剛)/不動の為五郎(笹木俊志)/亥蔵(勝野賢三)/田代屋(伊藤孝雄) 他

弘前藩の湊町・青森に到着した一行。八は名物の津軽飴を楽しみにしている。津軽飴を売る津軽屋と田代屋、両主人は親友同士で、お互いに刺激しあって新しい飴の工夫をしていた。更に、両家の娘息子は末を誓い合った仲。そこへ、津軽飴の権利を独り占めしようと企む三崎屋と、津軽屋の娘さえを我が物にしようと企む町奉行・黒川が結託、津軽屋と田代屋を仲違いさせるため、あの手この手で嫌がらせ。二人の友情を蘇らせた黄門さまは、津軽飴を狙う悪を一掃。


颯爽!紫頭巾・黒石 (第十三話:H11.6.14放送) ★★★☆☆
脚本:鶴島光重/監督:山内鉄也

咲(高嶺ふぶき)/津軽晴義(水野純一)/大垣兵衛門(坂本長利)/岩木権太夫(山下洵一郎)/お万(津島令子)/秋元七郎太(坂田雅彦)/影山惣衛門(波田久夫)/黒山又兵衛(福本清三)/禅小尼(水野久美) 他

黒石に入った一行。そこで馬に乗った紫頭巾に出くわす。紫頭巾の正体は、村の娘・咲。黒石の領内では家老の岩木権太夫が、殿様が病に伏せていることをいいことに、自分の子を世継ぎにしようと画策していた。そして黒石入りした若君・津軽晴義の暗殺を企む。それを助けたのが紫頭巾。晴義は、咲が慕っている禅小尼の子どもで、かつては藩主の側室であった禅小尼だが正室に子が出来なかったため、晴義を差し出したのだった。そして咲も禅小尼の子どもだった。咲と晴義は双子の兄妹で、禅小尼が二人の実の母だと出生の秘密をあかされ、驚く咲。黒石の悪を一掃するため、黄門さまも一肌脱ぐ。


母と逢わせた観音様・大館 (第十四話:H11.6.21放送) ★★★☆☆
脚本:櫻井康裕/監督:井上泰治

おりく(三浦リカ)/鳴海源之亮(遠藤太津朗)/陸奥屋(柴田侊彦)/お弓(新保あさ)/おきみ(鈴木真優香)/圭太郎(岡田聡)/仙吉(北村晃一)/女掏摸(北村絵里)/ならず者(新崎愛一郎)/宿の主人(波多野博) 他

大館に入った一行。たたり観音と恐れられている観音様を慕い、祈り続ける少女・おきみと知り合う。観音様の元で行き倒れになっていたところを、宿の女中お弓に助けられ、宿で働きながら母親を探しているという。一方、お銀と飛猿がならず者から救った問屋の女将おりく。曰くありげな様子から、おりくがおきみの母親ではないかと察する黄門さま。だが、おりくは世話になった問屋を立て直し、堕落した先代の息子・圭太郎が立ち直るまではおきみに母親の名乗りをしないつもりでいた。問屋を乗っ取ろうと企む陸奥屋と奉行らを懲らしめ、母娘を引き合わせる黄門さま。

八兵衛も、両親の顔を知らずに育ったそうです…。


なまはげの凶賊退治・男鹿 (第十五話:H11.6.28放送) ★★★☆☆
脚本:佐藤五月/監督:山内鉄也

お勝(丸山真歩)/弥次郎(大橋吾郎)/瀬川九十郎(大林丈史)/熊嵐の定五郎(江藤漢)/伝八(木村栄)/谷口(谷村好一)/岩吉(長沢一樹)/お梅(久保浩子)/六造(石倉英彦) 他

サザエを楽しみに浜辺を歩く八兵衛、突如海女のお勝らに襲われる。事情を聞くと、このあたりでは熊嵐という盗賊の一味が出没し、大暴れしているのだという。お勝の父親も一年前に一味に襲われ殺されたという。代官所の対応は後手後手。それもそのはず、代官の瀬川九十郎と熊嵐の頭目、定五郎は繋がっていた。なまはげに扮して、悪党一味を懲らしめる黄門さま。


黄門様を探した娘・久保田 (第十六話:H11.7.5放送) ★★★☆☆
脚本:大西信行/監督:山内鉄也

保坂一平(沖田浩之)/久江(河原崎有稀)/お千代(森永明日夏)/湊屋(早川保)/保坂菊江(牛尾田恭代)/飯山角兵衛(内田勝正)/渋江宗右衛門(佐竹明夫)/戸沢(岡田正典)/小谷(藤沢徹夫) 他

秋田杉の名産地・久保田に着いた一行。久保田では、次席家老・飯山角兵衛が材木問屋・湊屋と結託、材木を横流ししていた。国家老・渋江宗右衛門の命を受け、横流しの証拠を掴むため、木こりに成りすまし山へ潜入した保坂一平。一平の妹・菊江と間違えられ、次席家老一味に襲われた娘・お千代。お千代はなんと信州・松代から黄門さまを探して旅をしているのだという。久保田二十万五千石の騒動を治めた一行は、お千代を伴い松代を目指す。

今回からは沙耶姫に代わり、旅の華としてお千代さんが一行に加わります。


殿に教えた米の味・象潟 (第十七話:H11.7.12放送) ★★★☆☆
脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

太郎兵衛(市川左團次)/鯵坂常之助(工藤堅大良)/志津(田中由美子)/六郷政晴(石井浩司)/堀川修理(田畑猛雄)/友吉(野土晴久)/お咲(飯島順子)/女将(塚本加茂子)/百姓(泉祐介) 他

象潟で一行が、入水自殺と間違えて止めたのが、名主の太郎兵衛。太郎兵衛は娘の嫁入りをやけに急がせていた。曰くありげな様子に事情を探ってみる黄門さま。実は太郎兵衛は、味はいいが収穫率の悪い米の栽培に悩んでいた。収穫率が悪いのに、例年通りの量の年貢。命を懸けて、殿様へ年貢減免の直訴までも考えている太郎兵衛。娘にまで累が及ばないよう、娘の嫁入りを急いでいたのだった。殿様に米の味を教え、百姓の苦労を分からせる黄門さま。

弥七親分、登場!! 本当に久々です!! 


勘当された兄の真実・鶴岡 (第十八話:H11.7.19放送) ★★★★☆
脚本:田口耕三/監督:高倉祐二

鷲神伸之介(てらそま昌紀)/鷲神外記(土屋嘉男)/鷲神元之丞(鼓太郎)/藤堂左京(南条弘二)/大門屋(常泉忠通)/寿福堂(守屋俊志)/お左喜(島崎路子)/鬼塚の富三(井上博一)/立花多聞(小野真也) 他

鶴岡へ入った一行。鶴岡の国家老・鷲神外記は、黄門さまのかつての囲碁相手。再会を楽しみにしていたが、病に臥せっているという。鶴岡ではどうやらひと騒動持ち上がっている様子。次席家老の藤堂左京が、鷲神外記に取って代わろうと画策していた。国家老職が代々受け継ぐ、殿様拝領の備前長船を盗み出し、外記を失脚させる企み。父の苦境を知り舞い戻ってきた勘当息子・伸之介は、実は蝋燭職人の息子。父の実の息子である弟・元之丞に家督を譲るために、酒に喧嘩三昧、勘当されるように振舞ったのだった。兄の心を知った弟は、共に備前長船を取り戻すべく次席家老の元へ向かう。加勢する一行。 


二人の御隠居・村上 (第十九話:H11.7.26放送) ★★★★★
脚本:佐藤五月/監督:高倉祐二

三面屋(佐野浅夫)/富松(高松しげお)/棚橋権十郎(原口剛)/笹川屋(梅澤龍峰)/平吉(坂西良太)/お兼(阪上和子)/三太(野仲功)/為造(森章二)/治助(青郷流号)/五郎助(佐藤コージ)/安造(林哲夫) 他

村上へ入った一行。三面屋の主・光兵衛が黄門さまに瓜二つであることに驚く。光兵衛はケチで強欲、光兵衛の店の職人らから恐れられていた。藩御用の看板を掲げる光兵衛は、殿様から金盃を拝領しており、藩御用の権利を狙う笹川屋らから金杯を奪われる。村上に巣食う悪を一掃する黄門さま、光兵衛に職人らへの思いやりの気持ちを取り戻させる。

弥七、事実上最後の出演作品。風車も飛んでこないし、闘うシーンもありませんでした。しかし、喧嘩して皆と別行動になった黄門さまを、お銀と飛猿が見張っていたはずなのに三面屋と勘違いして見失ってしまった黄門さまを、ただ一人見守る弥七!! さすが弥七!!と思わせてくれました。いいシーンでした。黄門さまと弥七の絆の深さを、改めて思い知らされた感じです。黄門さまと弥七の絆は一番深い…と私は勝手に思っているのですが…。黄門さまも弥七の言うことなら素直に言うこと聞くし、全面的に頼りにしていますしね。それなのに、これで最後とは。本当に寂しいです。中谷さん、長い間お疲れ様でした!!


孫を救った燃える水・新津 (第二十話:H11.8.2放送) ★★★☆☆
脚本:藤井邦夫/監督:井上泰治

平作(大出俊)/おくみ(八木小織)/土屋源庵(竹本孝之)/菱屋(田口計)/片岡主膳(中村孝雄)/不動の亀五郎(片岡五郎)/彦八(石倉英彦)/おゆき(岡本伊代) 他

新津に入った一行は、初老の男・平作と出会う。この辺りでは臭水(くそうず)という土から湧き出す油がとれる。だが臭水は、爆発の危険がある恐ろしいもの。だが、貧しい人たちは燃料や明かりとして利用していた。平作は妻と娘を残して家を出、諸国を十年旅してやっとこさその臭水を安全に利用できるような精製技術を手にした。久々に出会った娘のおくみは結婚し、子どもも出来ていたが、家を出て行った平作を許さない。新津では、油問屋の菱屋と藩重役の片岡主膳が結託し、菜種油を買占め私腹を肥やしていた。悪を一掃し、親子の絆も取り戻す黄門さま。


大金持ちの物拾い・与板 (第二十一話:H11.8.9放送) ★★★☆☆
脚本:大西信行/監督:井上泰治

大坂屋(小松政夫)/善之助(ひかる一平)/江田大蔵(川合伸旺)/伊沢屋(草薙幸二郎)/お琴(奈月ひろ子)/幸右衛門(坂本あきら)/佐原(小林尚臣)/お辰(田辺ひとみ) 他

与板に入った一行。道中、破れた草鞋やら折れ釘やらを拾う男と出会う。だがその男、豪商・大坂屋の主だった。大坂屋は藩に金を貸し、金額は莫大なものだった。なんとか借金を帳消しにしようと、家老の江田大蔵が悪巧み。大坂屋が一手に握る商売の権利を伊沢屋に譲るよう、強引に迫る。だがそうなると物の値段が上がり、人々の生活を苦しめることになる。人々の生活を守るため、理不尽な家老と刺し違える覚悟で対面する大坂屋。


恋を探した盆踊り・柏崎 (第二十二話:H11.8.16放送) ★★★☆☆
脚本:櫻井康裕/監督:金鐘守

兵六(湯原昌幸)/お佳代(竹本聡子)/東屋(真夏竜)/鐘ヶ崎万蔵(伊東達広)/井筒屋(宗近晴見)/おとよ(町野あかり)/倉造(笹木俊志)/問屋(蔵多哲雄)/問屋(水上保広) 他

柏崎へ向かう一行は、途中の渡し舟で兵六という調子のいい男と知り合う。盆踊りの相手の娘を探しに行った八と兵六が助けたのが、井筒屋の娘お佳代。意に染まぬ縁談から逃げ出した様子だが、色々曰くありげ。事情を探る一行。柏崎では、代官が仲買問屋の東屋と結託、縮み織りを買占め、私腹を肥やしていた。その東屋が借金の形に、お佳代を嫁に貰うと無理難題。悪を懲らしめ、楽しく盆踊りに興じる黄門さま。


嫁と認めぬ頑固医者・飯山 (第二十三話:H11.8.23放送) ★★★☆☆
脚本:田口耕三/監督:金鐘守

相良弘雲(和崎俊哉)/相良市之介(土門廣)/お小夜(佐藤友紀)/沖藤左内(伊吹剛)/野沢屋(頭師孝雄)/沖藤源次郎(沢井小次郎)/百合江(小野恵未)/石丸矢太夫(江並隆)/おせき(小野朝美) 他

飯山へ着いた一行。八が足に怪我をし、医師・相良弘雲の世話になることに。そこへ帰ってきたのが、息子の相良市之介。弘雲は野沢屋に借金をしており、野沢屋の娘、百合江を市之介の嫁にすると約束させられていた。だが市之介は嫁のお小夜を伴って帰ってきた。飯山では、野沢屋と勘定奉行の沖藤左内が結託、藩の金を流用して私腹を肥やしていた。だが国家老の石丸矢太夫に悪事が露見しそうになった沖藤らは、弘雲の所持する秘蔵の薬で国家老を毒殺しよう企む。市之介とお小夜と人質にとり、彼らと引き換えに、薬を持って来いと脅す沖藤ら。悪を一掃する黄門さま。


亡霊になって悪退治・松代 (第二十四話:H11.8.30放送) ★★★☆☆
脚本:佐藤五月/監督:矢田清巳

殿村三郎(前田耕陽)/殿村久江(河原崎有稀)/井沢早苗(桜井明美)/赤星玄蕃(杜澤泰文)/千田屋(遠藤征慈)/園池(下元史朗)/為吉(吉田祐健)/井沢清助(入江毅) 他

目的地、松代へ入った一行。お千代が仕える殿村家の久江から詳しい事情を聴き、事件解決に乗り出す。半年前、松代城内で井沢清助が家老の赤星一味に殺害され、それを目撃した久江の息子・三郎が行方不明だという。赤星は御用商人の千田屋の財力を後ろ盾に、藩重役を牛耳ろうと企んでいた。私腹を肥やす赤星らの企みを殿様に伝えようとした井沢が殺された。そして夜な夜な井沢の屋敷に亡霊が現れるという噂が…。赤星が亡霊を恐れていると知った黄門さまは、祈祷師に扮して赤星の屋敷に乗り込み、松代の悪を退治する。

お千代さんとはここでお別れ。お千代さんと仲の良かった八も寂しそうです。


娘飛脚はお姫様・松本 (第二十五話:H11.9.6放送) ★★★☆☆
脚本:櫻井康裕/監督:高倉祐二

お妙(そめやゆきこ)/島屋(原田清人)/神山庄左衛門(小沢象)/大戸屋(睦五朗)/垣崎与太夫(小鹿番)/喜助(冷泉公裕)/修吉(西尾塁)/たき(伊吹友木子) 他

松本へ入った一行は、元気の良い娘飛脚のお妙と知り合う。松本紬の藩御用達を務める島屋を訪ねようとした一行だが、献上する紬に織り傷があるという騒ぎが起こっていた。事は重大、だが真相を調べると藩御用達の看板を狙う大戸屋が、家老の神山庄左衛門、そして島屋の番頭と結託して企んだ騒ぎだと分かる。一方、お妙を訪ねてきた上田藩の侍は、お妙が上田の殿様のご落胤であり、家督を継ぐために江戸の殿様に目通りをして欲しいという。松本の悪を一掃し、お妙と共に江戸へ向かう黄門さま。

昔から子役でよく出てた西尾さん、なんだか大きくなりましたねぇ。。。


救って下さい!母子地蔵さま・追分 (第二十六話:H11.9.13放送) ★★★☆☆
脚本:大西信行/督:高倉祐二

おせん(佳那晃子)/平岡陣十郎(津村鷹志)/熊蔵(中田浩二)/おかく(野平ゆき)/中米屋(児玉謙次)/源六(石倉英彦)/おみよ(永住千夏)/おきみ(光井みほ)/おうめ(江口尚)/おこの(桂川夢女)/おもよ(浜崎涼子)/おたね(木本順子)/おせき(塚本加茂子) 他

追分に着いた一行。旅籠では、飯盛女と称して若い娘たちが売られて来ては、無理矢理客を取らされていた。湯の花屋の主人・熊蔵は陣屋の手代と結託、遊郭を作って更にボロ儲けをしようと企む。湯の花屋の売れっ子No,1のおせんは、若い娘達の支えでもあり、遊郭作りに猛反対。おせんが邪魔になった熊蔵らは、おせんを隠れキリシタンに仕立て磔にしようと企む。


恩を返した風来坊・松井田 (第二十七話:H11.9.20放送) ★★★★☆
脚本:藤井邦夫/監督:金鐘守

空っ風の半次(西山浩司)/岩戸官兵衛(岡崎二朗)/鶯屋勝蔵(浜田晃)/お紺(麻生真宮子)/結城左馬助(新海丈夫)/おさよ(重光絵美)/伝八(滝譲二)/おさよの母親(志乃原良子)/長五郎(長門裕之) 他

松井田に到着いた一行は、調子のイイ渡世人の半次と知り合う。二年前半次は、手込めに合っている娘を助けようとして、地元の親分鶯屋勝蔵の子分・伝八に怪我を負わせ、追われていた。牢屋ぶりに見せかけ半次を逃がしてくれたのが、十手持ちの長五郎。危険な松井田になぜ帰って来たのかと怒る長五郎に、恩ある娘を女郎屋から救い出したいと言う半次。江戸縮緬組の大親分に成りすまし、鶯屋へ乗り込む一行。


嫁を取るか家訓を取るか・伊勢崎 (第二十八話:H11.10.4放送) ★★★☆☆
脚本:佐藤五月/監督:金鐘守

お春(矢部美穂)/太郎吉(佐野圭亮)/小野寺金蔵(青山良彦)/赤城屋(中村方隆)/岩蔵(三角八朗)/お兼(野口ふみえ)/徳兵衛(北相馬宏)/鈴木小兵衛(鈴木慎平)/赤沢(谷龍介)/勘助(須永克彦)/水野(入江毅)/六造(森山陽介)/門番(岩須透) 他

縁切り寺に駆け込もうとしていた、藩御用を務める老舗・境屋の嫁お春を止めた一行。話を聞くと、お春は絵を描くことが好きで、その才能を銘仙に活かしたいと考えていたが、境屋の家訓では嫁が仕事に関わることを禁じていた。伊勢崎では、藩御用の看板を狙う赤城屋が奉行と組んで暗躍していた。伊勢崎の悪を一掃し、夫婦としての在り方を説く黄門さま。


不良娘が流した涙・行田 (第二十九話:H11.10.11放送) ★★★☆☆
脚本:田口耕三・葉村彰子/監督:山内鉄也

清五郎(日下武史)/お久美(森下涼子)/お篠(藤田佳子)/新之助(新田純一)/沖津武太夫(鹿内孝)/吹上の藤蔵(石橋雅史)/都築仙八郎(岩尾正隆)/加納屋(田畑猛雄)/紋次(野口貴史)/常吉(功刀明)/庄助(峰蘭太郎) 他

有名な足袋職人・清五郎を訪ねた一行。だが清五郎は、次女のお久美の素行の悪さに頭を悩ませていた。お久美は、父親が姉のお篠ばかり可愛がるのをひがんでいた。行田では家老の沖津が、清五郎に足袋を作って欲しいと要求していた。呉服問屋の加納屋が大奥お出入りの権利を手に入れるため、賄賂として足袋を使おうというのだ。要求をのまない清五郎に対し、家老らは、お久美を利用して脅迫する。心を入れ替えない妹に対し、お篠は自分は清五郎の実の娘ではないと打ち明ける。


旅の終わりの危機一髪・江戸 (第三十話:H11.10.18放送) ★★★☆☆
脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

木本作治郎(大門正明)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/垣崎与太夫(小鹿番)/奈良井主膳(江見俊太郎)/荒木田の万蔵(沢竜二)/仙石政明(小林勝彦)/鎌吉(城春樹)/藤次(町田正則)/中山甚内(楠年明) 他

江戸に到着した一行、最後の悪人退治。跡目相続につけ込み、上田藩五万八千石を牛耳ろうと企む江戸家老・奈良井主膳一味。ご落胤である妙姫を見つけ出し利用しようとしたが、結局邪魔になり、刺客を差し向ける。二十一年越しの親子対面を果たさせるべく、敵の手に落ちた妙姫を救い、悪を一掃する黄門さま。

姫様として生きるより、松本の娘飛脚に戻る道を選んだお妙。飛猿と共に松本へ向かいます。

 

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あらすじ

西山荘で晴耕雨読の日々を過ごす黄門さまの元へ、瀕死の忍びがやってきた。どうやら飛猿の里である伊賀の柘植からやってきたらしい。伊賀では病弱な城代に取って代わろうとする奉行が、領民を苦しめているらしい。奉行の手先となっている重左ら忍び衆もおり、飛猿ら柘植者と激しい争いが巻き起こる。だが重左の妻は、飛猿のかつての恋人!?で、揺れ動く飛猿の心…。一方、伊賀へ旅立った一行だが、黄門さまを亡き者にしようと次々と卑劣な罠が待ちうける。


レギュラー

水戸光圀 (佐野浅夫)
佐々木助三郎 (あおい輝彦)
渥美格之進 (伊吹吾朗)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
かげろうのお銀 (由美かおる)
柘植の飛猿 (野村将希)
風車の弥七 (中谷一郎)


全話紹介
 
伊賀への旅立ち・伊賀上野 (第一話:H10.2.9放送)
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音楽:木下忠司 
主題歌「あゝ人生に涙あり」   
作詞:山下路夫   
作曲:木下忠司   
唄:あおい輝彦/伊吹吾朗
題字:朝比奈宗源
ナレーター:杉山真太郎

原作:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也
 
西山荘に、飛猿が暮らす伊賀から領民を救って欲しいと急報が。旅立った御老公は、過酷な年貢を取り立てる奉行と手先の忍び・重左の悪事を知る。奉行は城代の座に就く野望を遂げる為、御老公を亡きものにしようと大爆破の罠。一方、重左の妻はなんと飛猿の昔の恋人。苦しい心で飛猿は、重左と宿命の対決を。忍びの里の領民を救う、旅の始めの鬼退治。(CALより。)

重左(藤堂新二)/沙耶(藤田佳子)/繁田九郎衛門(原口剛)他
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涙の母の祝唄・高野 (第二話:H10.2.16放送)
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原作:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:金鐘守

おしげ(長山藍子)/幸太郎(ひかる一平)/お夕(上野めぐみ)他

高野山に参詣をすました御老公一行は、参道近くの茶店の女主人・おしげの家に泊まることに。一方、高野紙問屋の若旦那は、絡んできたやくざ者を突き飛ばしたことから殺してしまう。心痛めるおしげは、若旦那の実の母。だが、死んだはずの男は生きていた。高野紙の横流しを企てる代官たちが仕組んだ罠に、水戸老公の鉄槌が下る。(CALより。)
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頑固者の意地比べ・堺 (第三話:H10.2.23放送)
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原作:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:金鐘守

岩吉(長門裕之)/おしも(牛尾田恭代)/新助(西川弘志)他

一行は堺で、包丁鍛冶の岩吉と知り合う。頑固な岩吉は、一人娘と弟子の仲を認めようとはしない。弟子が人を殺す道具、鉄砲を作り続けていることが気に入らないのだ。老公は、なんとか若い恋を実らせようと岩吉と頑固比べをするはめに。一方、堺奉行は岩吉の娘を我が物にしようと陰謀を巡らしていた。堺に轟く悪を糺し、若いニ人の幸せ実らす御老公の活躍。(CALより。)
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芝居で結んだ親子の絆・三次 (第四話:H10.3.2放送)
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原作:葉村彰子/脚本:益田昌一郎・田口耕三/監督:金鐘守

佐一(伊吹康太郎)/お照(梓真悠子)/万助(新克利)他

一行が出会った旅一座。三次には芝居小屋がニつ。父親同志、犬猿の仲で、両家の息子と娘の恋は引き裂かれていた。町奉行は、ニつの芝居小屋を潰し、遊郭を作る悪企み。芝居の演目は「水戸黄門漫遊記」。御老公自ら“黄門様”を演じ、悪退治に乗り出す。過去にもつれた縁を結び、若き恋を実らす、水戸老公の名裁き。(CALより。)
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 間違えられた黄門様・広島 (第五話:H10.3.9放送)
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原作:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:金鐘守
 
門馬秀臣(大橋吾郎)/額田辰之助(黒田隆哉)/百合(有沢妃呂子)他

老公は熊野筆を見学するために訪れた店で、幽斉という棒術の達人と間違われる。幽斉は、かつて藩の不正を糺そうとしたが受け入れられず、二十年前、藩を出奔していた。その後も続く次席家老らの不正に、若侍の血気は逸る。ただならぬものを感じた御老公は、幽斉になりすまし、剣に頼もうとする若侍を諫め、事の真相を暴く。(CALより。)
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瞼に見えたお母ちゃん・徳山
(第六話:H10.3.16放送)
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原作:葉村彰子/脚本:鶴島光重/監督:山内鉄也

自然和尚(芦屋雁之助)/山代軍太夫(大林丈史)/浪花屋倉衛門(常泉忠通)他

徳山に入った御老公一行。お銀と飛猿が男に乱暴されている子供たちを助ける。子供たちは自然という僧がいる寺で、親を亡くした仲間と暮らしていた。山奉行は材木問屋と手を組み、山を切り開いて私腹を肥やそうと計画。奉行は邪魔な自然を陥れ、自然は囚われの身に。寺を焼こうとする悪の欲望に、御老公の怒りが爆発する。(CALより。)
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命を賭けた忍びの対決・豊後高田 (第七話:H10.3.30放送)
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 原作:葉村彰子/脚本:藤井邦夫/監督:矢田清巳

朝吉(江藤潤)/おきく(藤吉久美子)/黒崎監物(長谷川明男)他

豊後高田で一行は、山門で盗賊に襲われている農民・朝吉を助ける。寺の住職は殺され、仏像は持ち去られていた。神社仏閣を襲い、仏像などを盗む強盗が横行。代官は下手人に朝吉を捕らえる。だが、賊の頭目は忍びの源心。実は、代官が賊を裏で操っていた。決死に源心一味を追いつめるお銀、飛猿の忍びの対決! 果たして朝吉の運命は?!(CALより。)
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愛する夫は蘭語好き・佐伯 (第八話:H10.4.6放送)
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原作:葉村彰子/脚本:佐藤五月/監督:山内鉄也

春(麻乃佳世)/玉木清太郎(島英臣)/大野九太夫(中丸新将)他
 
一行が出会った佐伯藩士の清太郎。蘭語の本にご執心で、妻の春は夫の蘭語癖にふくれっぱなし。一方、代官はイワシの不正取引きで私腹を肥やす証文をすられた。その財布を拾ったのが清太郎。代官の宴席への招きに、出世を願う春は清太郎に行くように勧めるが、清太郎は銃で撃たれてしまう。手負いの夫の姿に、春が見た真実とは……。邪な悪に御老公の鉄槌が下る。(CALより。)
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願い叶えた神楽面・高千穂 (第九話:H10.4.13放送)
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原作:葉村彰子/脚本:藤井邦夫/監督:井上泰治

お紺(杉田かおる)/清次(田中隆三)/相良陣内(荒木しげる)他

高千穂に十年ぶりに帰ってきたお紺。一方、一行が出会った酒浸りの日々を送る神楽面作りの職人・清次は、悪が面作りの木を独占しているため仕事ができない。清次がかつて駆け落ちした女は、清次の将来を思い身を引いた。その女がお紺。お紺は清次を立ち直らせる為、神楽面作りを清次に頼んで欲しいと、老公に頭を下げる。(CALより。)
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陰謀砕く男の勇気・延岡 (第十話:H10.4.20放送)
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原作:葉村彰子/脚本:山内鉄也/監督:井上泰治

荻野信吾(松井誠)/菊江(佳山まりほ)/桑原壱岐(中村方隆)他
 
延岡を荒しまわる、浪人集団・山陰党。取り締まりに躍起になる藩目付の侍は、深手負い、飛猿に救けられる。次席家老の息子は、侍の妻に横恋慕。実は、山陰党を操るのは次席家老。山陰党跳梁の責めを国家老におわせ、己がその座に就こうと狙っていた。闇に蠢く浪人集団を退治して、水戸老公は背後の悪をあぶり出す(CALより。)
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拾った赤子が恩返し・霧島(第十一話:H10.4.27放送)
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脚本:田口耕三/監督:矢田清巳

大隅屋重兵ヱ(大出俊)/伊助(佐野圭亮)/山鹿屋喜左衛門(中野誠也) 他

霧島で一行が出会った湯宿の息子・伊助。だがその父は、悪の陰謀で銃で撃たれ、息を引き取る前に伊助は実の息子ではないと思わぬ真相。一方、代官は藩の林を伐採し、私腹を肥やす悪計を巡らす。それに手を貸す伊助の湯宿を狙う商人。だが、二十年前やむにやまれず捨てた息子は、なんと伊助。水戸老公は悪を砕き、商人に親子の情を甦らせる。(CALより)
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チェスト!兄妹仇討ち・鹿児島(第十二話:H10.5.4放送)


脚本:櫻井康裕/監督:金鐘守

武居啓四郎(若山騎一郎)/奈津(八木小織)/上川国久(和崎俊哉) 他

老公一行は鹿児島へ。道中、街道の通行改めが厳しい。役人たちは武居啓四郎・奈津兄妹を捜していた。兄妹は無謀にも、巡見使と国家老を両親の敵と狙っていた。父は、藩のため抜け荷の罪を一身に負い死罪。だが、抜け荷は巡見使と国家老の共謀。兄は慎重、妹は男まさり。敵討ちを前に喧嘩ばかりの兄妹に、御老公は手を貸すが……。(CALより)

 

夢を叶えた娘の悲願・人吉(第十三話H10.5.11放送)

(三井ゆり)/高田平蔵(伊藤孝雄)/戸崎典膳(亀石征一郎) 他

人々の為に用水路造りに奔走する郷士の父と娘。だが、郡奉行は計画中止を言い渡す。用水路が通る予定地の古寺に、奉行は藩の物資を横流しして蓄えた財宝を隠していた。完成のメドの立たない用水路に業を煮やした人々は、父と娘に騙りと言って石を投げる。娘は父の用水路完成を願って人柱にと身を投げようとし、水戸老公の怒りが爆発する。 

 

僕のじい様は黄門様・宇土(第十四話:H10.5.18放送)

脚本:鶴島光重/監督:矢田清巳

轟泉屋宇平(岡野進一郎)/おとき(光井みほ)/江口藤左衛門(江見俊太郎) 他

商家の息子が誘拐された。身代金を要求する投げ文には、父親が金を持ってくるように記されていた。だが、父親は急病で倒れ、御老公が“祖父”を装い、身代金を持って行くことに――。助さんたちはその跡を追うが、見失ってしまう。悪代官が仕組んだこの一件に、御老公は誘拐一味の山賊たちを唆し、悪退治を思案する。

   

 

あらすじ

将軍綱吉に“牛乳酒”を献上した黄門さま。そのお礼にと下総・銚子の濃口醤油を綱吉から頂いた。何事にも好奇心旺盛な黄門さまは山之辺兵庫の反対を押し切り、格さん・弥七を伴って、醤油作りを見学するため銚子へ旅立つ。

諸国漫遊の虫が疼きだしていた黄門さまの心中を察し、兵庫が粋な配慮。黄門さまの実子頼常が治める高松にて、世継ぎに頼常の甥・軽千代が推挙されたというめでたい大事があったという。是非、軽千代を見定めてもらいたく高松入りしてほしいと、留守番の助さんを黄門さまの元へ送る。黄門さまを追う助さん、八兵衛、お銀。飛猿も駆けつけ、お馴染みのメンバーで銚子を目指すが…。だがその銚子にて、関東郡代の役人らにより不正が行なわれていた。まずは銚子湊の大掃除。事件解決後は、高松を目指す。

全四十三回の道中記。このシリーズ中で通算放送八百回を超える。


レギュラー

水戸光圀 (佐野浅夫)
佐々木助三郎 (あおい輝彦)
渥美格之進 (伊吹吾郎)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
かげろうのお銀 (由美かおる)
柘植の飛猿 (野村将希)
風車の弥七 (中谷一郎)


全話紹介

旅立ち・江戸・銚子(第一話:H8.12.9放送) ★★★★☆
音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:あおい輝彦・伊吹吾郎
題字:朝比奈宗源
ナレーター:柴田秀勝
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

お佐和(野川由美子)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/栗貫源之丞(近藤洋介)/小関哲之介(円谷浩)/お夏(伊藤葉子)/浜田屋(山本紀彦)/菰田(武正忠明)/千造(草薙良一)/浪人(笹木俊志)/山野辺兵庫(高松英郎)  他

黄門さまが道中知り合った醤油醸造元の女主人・お佐和は、関東郡代の役人らの不正に気づき殺された夫の恨みを晴らすため、また街の人達の苦しみを救うため、不正を内偵中の侍・小関に協力していた。事情を知った黄門さまも、銚子の悪の大掃除に乗り出す。

弥七親分の酔っ払い演技が見物!! お銀との夫婦演技も息ピッタリです。最後の殺陣で、親分が風車、お銀が銀針、飛猿が猿面を一斉に投げるシーンは、結構良かったです。忍び軍団影で支えるって感じで…。21部でもそうでしたが、兵庫は牛乳が大の苦手なんですね^^; 可愛いところもありますね♪


恵みの夫婦海苔・君津(第二話:H8.12.16放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

八右衛門(大出俊)/以祢(伊藤榮子)/近江屋甚兵衛(沼田爆)/相良玄蕃(田口計)/相模屋(北町嘉朗)/碇屋剛造(伊藤敏八)/大隅与左衛門(原田清人)/三次(稲吉靖司)/五兵衛(大木晤郎)/おたけ(川本美由紀)/商人(楠年明)他

君津に入った一行は、海苔の養殖に取り組む村人思いの親切な庄屋夫婦と知り合う。江戸の商人近江屋甚兵衛と協力して試行錯誤の末、遂に成功し、上総海苔と名づける。だが、悪徳商人相模屋が利権を狙い、やくざの碇屋親分らを使っての嫌がらせ。背後には藩の家老・相良玄蕃までついていた。悪を一掃する黄門さま。

1話目もそうでしたが、今回も飛猿は船頭の役。飛猿ファン必見!?飛猿の船頭姿、決まってました。今回も忍び軍団3人つるんでおりました。弥七を中心によくまとまってます!!


縁切寺の縁結び・鎌倉(第三話:H9.1.6放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:矢田清巳

小寺雄之助(江藤潤)/りく(藤吉久美子)/おかや(鳳八千代)/加古川重蔵(山下洵一郎)/坂口九郎兵衛(河原崎次郎)/秋光尼(松木路子)/喜代松(大森博)/権次(ブッチー武者)/お梅(斉藤清子)/雄一郎(石野理央) 他

鎌倉に入った一行。東慶寺、通称縁切寺の前で寺に駆け込んだ母を持つ少年・雄一郎と出会う。気になった黄門さま。気を利かして調査をしてくれていた弥七らの情報によると、雄一郎の父である寺役人の小寺雄之助の妻りくに、代官・加古川が横恋慕しているという。事情を知った黄門さま、親子3人が幸せに暮らせるように、悪人退治。

忍び軍団、殺陣のシーンで闘わないですね。1・2・3話と、助格に任せっぱなし。ホント控えめです。 お銀、弥七にツッコミ!? 頭をポカッっとやってましたが…。忍び軍団、仲いいです!!


漉いて好かれた三島暦・三島(第四話:H9.1.13放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:矢田清巳

新之助(永野典勝)/志乃(越智静香)/長壁節道(中野誠也)/お縫(金沢碧)/沖藤弦太夫(有川博)/妹尾左馬之介(久富惟晴)/美濃屋(早川純一)/松崎屋(浜田晃)/髑髏の鬼十(前川哲男)/鱶蔵(赤星昇一郎)/松平直明(伊庭剛)他

三島暦を見るのが楽しみで、ウキウキ気分で三島へ向かう黄門さま。だが三島では、紙問屋美濃屋の蔵が火事で焼けてしまい、暦作りに欠かせない紙が燃えてしまっていた。また暦師の長壁節道も命を狙われる。三島暦を独占して儲けようとしている妹尾や松崎屋ら一味が図ったことだった。三島明神になりかわり、黄門さまが悪を退治。明石藩の命により暦作りの修行にきた若い侍と、美濃屋の跡取り娘の実らぬ恋も実らせる!!

私の大のお気に入りな刺客夜鴉の藤吉を演じた中野さんが、今回は暦師として登場。イイ者の役だったのですが、さすがの迫力がありました!! 弥七との久々の共演か!?と思っておりましたが、弥七今回は登場せず…。


陰謀砕く葛の糸・掛川(第五話:H9.1.20放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:寺島誓/監督:井上泰治

平松市之進(大橋吾郎)/千春(小高恵美)/弓岡喜十郎(亀石征一郎)/鍋島屋(高城淳一)/滝沢大膳(川辺久造)/小野田豊前(高野真二)/秋葉屋(児玉謙次)/滝沢甚之丞(鷲生功)/義十(滝譲二)/鈴木(武井三二)/吉松(西尾塁)他

葛布(くずふ)作りの「秋葉屋」に住み込む浪人市乃進と知り合った一行。掛川藩では、剣術指南役の後継者を巡って争いが起こっており、現指南役の弓岡が鉄砲で撃たれるという事件も。自分の次男・甚之丞を剣術指南役に据えようと企む次席家老・滝沢。弓岡は、自分が推挙する市之進と、滝沢が推す甚之丞を勝負させ、勝ったほうを後継者にすると決める。だが同意しない市之進。市之進の訳有りな様子に黄門さまのおせっかいの虫がうずく。

水戸黄門で悪役でお馴染みの亀石さん、川辺さん、高野さん。始まる前はこんなに悪役が出てきて、今回の話はどうなるんだ!!とドキドキしてましたが、亀石さん、高野さんはイイ役でしたね。高野さんはたまにあるけど、亀石さんは珍しいですね。しかも剣術指南役と、なかなかに渋い役どころで、楽しんで見させてもらいました(*^.^*) 弥七、今回も登場せず。


黄門様の仮女房・吉田(第六話:H9.1.27放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:鶴島光重/監督:井上泰治

とよ(川上夏代)/梅吉(山口粧太)/お光(上野めぐみ)/留蔵(内田稔)/吉沢右京太夫(和崎俊哉)/辰巳屋(梅澤龍峰)/松平(寺下貞信)/三下(木下通博)/三下(浜田隆広)他

燈台守の梅吉と知り合い、吉田の燈明台の明かりを守る村にきた一行。だが、燈台守は免除されているはずの新田開墾のための賦役に無理やり駆り出され、苦しみ喘いでいた。梅吉の祖母・とよは連れ合いをなくして以来寝たきりでぼけていたが、訪ねてきた黄門さまをみて夫と勘違い、急に元気になり歩き出した。夫の代わりをする黄門さま。私腹を肥やすために新田開墾を無理やりすすめる悪奉行と廻船問屋を懲らしめ、灯台の明かりを守る。仮女房・とよの死を看取り、旅立つ。

嵐が来て、灯台の明かりを守るシーンが、なかなか迫力がありました!! 弥七、登場せず。


真実探す娘の狂言・四日市(第七話:H9.2.3放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田上雄/監督:金鐘守

新吉(坂上忍)/お照(古柴香織)/水野伝八郎(中村孝雄)/入船屋吾兵衛(中村方隆)/坂本辰之助(久保忠郎)/黒谷の仙十郎(関根大学)/甚兵衛(保木本竜也)/定八(高井清史) 他

父の死の真相を探るため、狂言誘拐を企てた廻船問屋入船屋の娘、お照と手代の新吉。今の入船屋の主人は先代の、血のつながらない弟・呉兵衛だが、奉行の水野と組み兄を殺害、入船屋を乗っ取ったのである。父親殺しの真相は明らかになったが、狂言誘拐がばれ、お照らの身に危険が迫る。

今回は、お銀と飛猿の昔の仲間、黒谷の仙十郎が登場。だが仲間といっても、忍びを技を悪用し金品を強奪、伊賀を抜け出した悪党。三日月手裏剣を得意とする。


奪われた恋女房・鳥羽(第八話:H9.2.10放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:佐藤五月/監督:金鐘守

勝次(松田勝)/新八(冨家規政)/おせん(石倭裕子)/棚橋儀十郎(大林丈史)/赤岩の留蔵(石橋雅史)/大野(下元史朗)/お玉(塚本加成子)/おみつ(飯島順子)/仙吉(蔵多哲雄)他

網元殺しの罪をかぶせられ、更に幼馴染みに恋女房を奪われた!?一行が知り合った漁師の勝次は、出稼ぎをしており海女の女房が待つ鳥羽へ帰る途中だった。だが、帰ってみるとお手配者。さらに、勝次の女房おせんが、親友の新八とできているという噂まで…。事情を探る黄門さまらは、浜の入会権(いりあいけん)を独占するために、悪どい網元の留蔵と郡代官らが手を組んで、勝次に罪を着せたことを知る。そして、おせんは勝次の無実を晴らそうとしており、新八は親友の女房を助けていただけのことだった。鳥羽の悪を一掃し、風通しをよくする黄門さま。

今回の弥七親分、かなりイイです!! ますます惚れこんでしまいましたね~(*^∇^*)


瞼の父は銭の虫・吉野(第九話:H9.2.17放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:高倉祐二

嘉平(高津住男)/和吉(中村繁之)/宮原屋庄左衛門(勝部演之)/門倉屋(出光元)/大上藤四郎(市川三貴)/おきみ(坂野友香)/常吉(清郷流号)/兼七(野口貴史)/権次(木谷邦臣) 他

吉野の山中で、曲げ物師の嘉平と知り合った一行。怪我をした嘉平を家まで送り、出迎えたのが和吉という若い男。そこへ訪ねてきたのは灘の商人、宮原屋庄左衛門。昔、女中に産ませた子、和吉に店の跡取りになってほしいとやって来たのだった。突然のことに驚く和吉だが、何でも金ずくで片付けようとする父に嫌悪感を抱く。御用林の下げ渡しによる不正で私腹を肥やし、村の娘たちを慰み者にする代官と、門倉屋一味を退治。金より心の大切さを教え、父子の中を取り持つ黄門さま。

感動する話でした。次回作もタイトルからして、感動する話っぽいですね。


涙涙の父娘櫛・岸和田(第十話:H9.2.24放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:高倉祐二

東作(織本順吉)/お久(小林綾子)/竹市(赤川浩弥)/お節(宮崎彩子)/泉州屋(宗方勝巳)/清志郎(若菜孝史)/味岡幹十郎(廣田行生)/大貫屋(三角八朗)/松五郎(田中弘史)/岡部長泰(西園寺章雄)/伊予吉(青井敏之)/丑寅(笹井俊志) 他

櫛作りが盛んな岸和田に到着した一行。途中、荒くれ者に襲われる泉州屋の若旦那・清志郎と知り合い、名人・東作の家を訪ねるが、追い返されてしまう。3年前に、長女のお節が清志郎との祝言を嫌がり、一番弟子の竹市と駆け落ちして以来、東作は人が変わったようになってしまった。弥七が賭場で助けた赤ん坊連れの男、実は竹市で、お節が病気で死に、東作に一目赤ん坊を見せようと岸和田にやってきたという。竹市に託された父への詫状に書かれた真実……実は東作とは血のつながりのない自分を不憫だと、東作の実の娘お久以上に可愛がられたことへの感謝。だが、お久が想いを寄せる清志郎との祝言は、お久の気持ちを考えるとできない…それ故の駆け落ちだったこと云々…。父娘の絆が再び結ばれる。黄門さまらは、櫛の利権を巡って暗躍する悪を一掃。

珍しく、お銀と飛猿登場せず。今回も感動する話でした(・_・、)。。。25部は全体的に殺陣のシーンが短いのですが、今回は特に短かった。その分内容重視で作っているんですね。


陰謀渦巻く淡路島・洲本(第十一話:H9.3.3放送) ★★★★★
原案:葉村彰子/脚本:鶴島光重/監督:山内鉄也

中川一馬(山下規介)/稲田九右衛門(佐竹明夫)/お柳(島崎路子)/田村作左(松本朝夫)/結城大和(小沢象)/与平(相馬剛三)/結城剛造(高川裕也)/波路(津島令子)/井関久造(岩尾正隆)/石黒半平太(波田久夫)/徳兵衛(泉ひろし)/植松(勝見和也)/吉王丸(富平和馬)/浪人一(福本清三)/浪人二(西山清孝) 他

淡路島に渡った一行。世継ぎを巡る騒動があることを知る。淡路島は蜂須賀家の領地であるが、豊臣の流れをくむ蜂須賀家が力を持たないように、公儀が後押しする稲田家が代々、城代家老として淡路島を治めていた。それは小大名さながらであり、一つの島に殿様が二人と、庶民は噂していた。そこへ出てきた世継ぎ争い。城代家老・稲田九右衛門と正室の間に出来た吉王丸と、蜂須賀家次席家老・石黒の娘・波路との間に出来た植松。正嫡である吉王丸を暗殺しようという次席家老らの企みを暴き、淡路島の悪を一掃。

弥七親分登場せず。なかなかうまくまとまっていて、とても面白い話でした。


夢を咲かせた大谷焼・鳴門(第十二話:H9.3.10放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

文五郎(山本宣)/桑島伊十郎(藤堂新二)/文右衛門(今福将雄)/万田武太夫(江見俊太郎)/文之助(西尾塁)/田所清兵衛(潮哲也)/松浦宇右衛門(小笠原弘)/阿波屋(新井量大)/蜂須賀綱矩(水上保広) 他

蜂須賀二十五万石の領内に入った一行。蜂須賀公が、藩の名産品になるような焼き物を…と大金を投じて、豊後から来た陶工・文右衛門に作らせた大谷焼を楽しみにしていた黄門さま。だが、蜂須賀公の計画は失敗、文右衛門は殿様を騙したという罪で処罰され、大谷焼はどこにも売られていなかった。荒れ果てた大谷焼の窯…だがそこで再び釜に火を入れる文右衛門の息子とその孫。大谷焼の失敗を文右衛門一人になすりつけた悪家老らを一掃、文五郎親子が蜂須賀のために新しく考案した藍染めの大甕(おおがめ)を殿様に披露する。


若様の水門破り・高松(第十三話:H9.3.17放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:金鐘守

栗太郎(日下由美)/松平軽千代(佐野圭亮)/松平頼常(石田信之)/大中亀四郎(宮内洋)/手島屋(早川保)/五郎造(江藤漢)/西尾速水(吉田輝雄)/留吉(佐藤輝)/大久保勘左衛門(溝田繁)/遊び人(時代吉二郎) 他

讃岐高松藩の後継ぎ候補の軽千代がお忍びで市中見物。そうめん屋で、その軽千代を見かけた一行。黄門さまは、なぜ軽千代がお忍びをしているか知るために、助さんを近づかせる。「軽様」「助さん」と意気投合し、芸者遊びをしているうちに、高松藩の裏が見えてきた。藩の重役である西尾速水が、水田に水を配分する役職を笠に数々の不正を行っていた。軽様と助さんが、水門破りを決行。高松の悪を一掃する。

テンポ良く、面白い話でした。西尾速水は、印籠が出る前に黄門さまと知りつつも「毒食わば皿まで…」と、ブツブツ言ってるのが大悪党っぽかったです。軽千代ごとき青二才には…という感じでしたが、百戦錬磨!?の黄門さまにかかっては、さすがの大悪党も「恐れ入りました」と言うしかないですね。


飛猿が恋をした・岡山(第十四話:H9.3.31放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:井上泰治/監督:金鐘守

お民(八木小織)/千枝(井上真央)/出石屋嘉兵衛(武内亨)/松浦織部(青山良彦)/加瀬庄太夫(内田勝正)/池田綱政(大竹修造)/九尾屋(常泉忠通)/与兵衛(井上高志)/安藤小一郎(島英臣)/津田源蔵(出水憲)/少年時代の飛猿(野村正孝)/半次(小船秋夫)/雲助A(杉山幸晴)/雲助B(浜田隆広) 他

飛猿が、酔っ払いに絡まれる娘・お民と少女・千枝を助けた。千枝は幼い頃、目の前で両親を亡くし心に傷を負った。それ以来、おとなしく無口であったが、危ないところをを助けてくれた飛猿を桃太郎と慕う。黄門さまは飛猿を桃太郎に、自分は猿、助さんはキジ、格さんは犬に仕立て、造り酒屋を狙い米の流通を思いのままにする側用人ら悪党を退治。飛猿の幼い頃の話をし、千枝の心の傷を癒す黄門さま。

少年時代の飛猿の役を、野村さんの息子が演じます。 これ以降、25部はレギュラー陣がそれぞれ主役になっている話が多いです。でも助さんだけない…。


忘れられた格さん・尾道(第十五話:H9.4.7放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田上雄/監督:山内鉄也

松原新之丞(荻島真一)/松原美沙(舟倉由佑子)/大島屋六左衛門(山田吾一)/萩原左馬之介(中丸新将)/伊平(田邊年秋)/松原小太郎(平井亮裕)/桑田玄八郎(功刀明)/甚五郎(滝譲二)/与兵衛(蔵多哲雄)/伍助(寺下貞信) 他

尾道で旧友の松原新之丞を訪ねた格さん。だが、「知らぬ」と言われ門前払いをくらう。尾道では、浜を埋め立てて遊郭を作ろうという、町奉行らの企みがあった。そのために、漁師に嫌がらせをし、土地から追い出そうとしていたのだが、松原が先頭に立って漁師らの暮らしを守るべくたたかっていた。格さんを巻き込みたくなくて、そ知らぬふりをした松原だが、格さんも友の危機を知り手伝うことに。悪事の証拠である遊郭の絵図面を手に入れ、尾道の悪を退治する。

今回は八兵衛が登場せず。きびだんごを食べ過ぎて岡山でダウン中とのこと…。


子供たちの恩返し・中津(第十六話:H9.4.14放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:山内鉄也

お久美(もりめぐみ)/新助(池田成志)/お時(野口ふみえ)/五代恒雅(穂高稔)/滝沢左門(小林勝彦)/今津屋(二瓶鮫一)/牛頭の鱶蔵(山本昌平)/真野右京(五十嵐義弘)/竹市(中西勇太)/おみち(市村菜月)/由松(藤森周一郎)/元太(山崎大聖)/おふみ(内泉朱賀)/卯吉(高橋龍太)/ゆり(岡本伊代)/住職(徳田興人)/大黒屋(大木晤郎) 他

身寄りを亡くした子供たちと傘作りをしながら寺で暮らす健気な娘・お久美。元は廻船問屋・大黒屋の娘であったが、船が火事で沈没。そのため、藩御用だった大黒屋は取り潰しになったという。だがその裏には、藩御用の看板を狙う今津屋らの企みがあったのだった。中津の悪を一掃し、娘は自分の幸せを掴むため、奇跡的に生還した婚約者とともに中津を離れる。お久美の幸せを祈り、婚約者について行けと、子供たちが恩返し。


幸せ運ぶ青い犬・久留米(第十七話:H9.4.21放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:金鐘守

おたけ(斉藤とも子)/米川九太夫(宮路オサム)/甚助(不破万作)/梅次(市村貴俊)/呉服屋主人(疋田泰盛) 他

久留米絣の里を訪れた一行は、少年・梅次と青い犬・シロと出会う。梅次は、藍染の瓶に落ち、青く染まってしまったシロを捨てるまで家に帰ってくるなと母親に言われ、途方に暮れていた。梅次と母親・おたけの間を取り持とうとする一行だが、おたけは死んだ夫が残した藍を守るため必死だった。そのおたけに、郡奉行・米川が言い寄る。果ては「生類あわれみの令」を持ち出し、犬を青く染めたことが罪になるとおたけを脅す。悪を懲らしめる黄門さま。梅次も藍作りを手伝うことになり、シロもうれしそうにワンと吠える。

シロが瓶に落ちたために、息子とシロを追い出すおたけさんは、ホント必死に藍を育てていました。その藍の瓶に、飛猿が郡奉行の頭をつっこむシーンにはびっくり!! おたけさんは慌て、黄門さまは飛猿を一喝!? なんだか今回は、コメディタッチな水戸黄門でした。それにしても、青く染められてしまったあのワン公、ちょっと可愛そうでしたね…。弥七親分は登場せず。


命を賭けた唐津焼・唐津(第十八話:H9.4.28放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:鶴島光重/監督:高倉祐二

大島左衛門(内藤武敏)/大島左平(安藤一夫)/おまつ(藤田佳子)/李(大沢さやか)/大村忠左衛門(唐沢民賢)/川中信之介(有川正治)/内館右京(白井滋郎)/忍びの首領(関根大学) 他

唐津焼製法の秘密を守る為、焼き物師は他国の女とは結婚できない。名人・大島左衛門の息子・佐平は、他国のおまつと愛し合い、駆け落ちをする。だがおまつの正体は福岡藩の隠密で、唐津焼の秘伝を盗む密命を帯びていた。だが、おまつの愛は本物だった。掟を破った二人に、黄門さまが協力する。

今回は、私腹を肥やすとか、そういう悪党はいませんでした。この禁断の恋を結ぶのに、黄門さまも一苦労。大島左衛門の娘・李。「すもも」かと思いきや、「もも」という名前。みんなが「ももさん」「ももさん」と呼ぶので、変な感じでしたf(^_^;


大内塗り情けの仇討ち・山口 (第十九話:H9.5.5放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:藤井邦夫/監督:金鐘守

弥平(森次晃嗣)/神崎平馬(若山騎一郎)/お小夜(有沢妃呂子)/萩の屋伝兵衛(小笠原良知)/貝原主膳(原口剛)/宗方敬之進(南条弘二)/孫作(荻原郁三)/石垣源内(峰蘭太郎)/浪人(福本清三) 他

山口へ向かう一行は、大内塗りを甦らせようとしている塗器職人の弥平と知り合う。曰くありげな弥平の様子に興味を抱く黄門さま、しばらく弥平の家にやっかいになることに。そこへ現れたのは、弥平の命を狙う浪人たち。漆器の運上金を不当に値上げしようとする悪代官らが、浪人を使い、値上げに反対する弥平らを始末しようとしていた。お銀たちのおかげで事なきを得たが、そのうち一人の浪人が、病気のため倒れてしまう。看病する弥平親子。だが、その浪人・神崎平馬は、十年にもわたり父親の仇を探して旅をしていた者であり、なんとその仇は弥平自身であった。


愛を探した忍びの女・大田 (第二十話:H9.5.12放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:高倉祐二

おつね(杜けあき)/峯吉(伊吹剛)/大江屋(穂積隆信)/丹波甚蔵(中村竜三郎)/橋谷仙十郎(上野山功一) 他

突然格さんに抱きついた女・おつね。小間物行商に出かけ、六年もの間行方不明の亭主・峯吉と間違えたという。亭主探しを手伝うことになった一行。だが、おつねの正体は、石見銀山に絡む不正を探る公儀隠密だった。同じく公儀隠密である峯吉の最期に胸を打たれた格さん、非情の世界に生きるおつねに、普通の女に戻って幸せを探せと諭す。

弥七親分、最近ぜんぜん出てこないです(・_・、)。。。 飛猿と助さんの黒装束姿が決まってますv 峯吉役の伊吹剛さん、公儀隠密役で絶命とかそういう役が多い気がします。自分の最期をさとり、足を縛って自ら川の中へ飛び込むシーン。格さんが峯吉を必死に助けようとしますが、お銀に、忍びは自分の屍を人に見せない、情けをかけるならそっとしてやってくれと止められます。お銀の、「次に生まれてくるときは忍びになんか生まれてきちゃいけないよ」の台詞、21部でも同じく公儀隠密役で絶命した伊吹剛さんにかけた言葉ですが、今回もありました。何度聞いてもジーンときますね…。


かげろうお銀の涙・鹿野 (第二十一話:H9.5.19放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:鶴島光重/監督:矢田清巳

神崎弥兵衛(目黒祐樹)/香織(野平ゆき)/菊丸(塩賀淳平)/大山外記(黒部進)/田沢良庵(幸田宗丸)/原田主膳(伊藤高)/首領(笹木俊志)/島村左門(谷口高史) 他

鹿野でシジミ売りの少年・菊丸と出会った一行。父親の弥兵衛は、鉄山の利権を我が物にしようとする大山外記らの悪事を殿様に訴えに脱藩し江戸に赴くが、失敗し鹿野へ戻ってきた。妻の香織と菊丸と共に隠れるようにして暮らすが、働き手になりすまして鉄山に潜入していた。病床に伏していた香織が肺を患い死去、不憫に思ったお銀が菊丸親子を親身になって世話をする。黄門さまは、鉄山に群がる悪を一掃。


オラの息子が御落胤・出石 (第二十二話:H9.5.26放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:藤井邦夫/監督:矢田清巳

おゆり(戸川京子)/直吉(頭師佳孝)/青山図書(鹿内孝)/岡田新八郎(武見龍磨)/小出英高(柄沢次郎)/直太(杉田林太郎)/阿部監物(市川青虎)/茶店の老婆(三笠敬子)/家臣A(木谷邦臣)/家臣B(藤沢徹夫)/小出英満(五十嵐義弘) 他

幼い殿様が危篤、存続の危機にさらされた出石藩。先代の御落胤である直太が二人の悪人に狙われる。一人は家老の青山。直太を傀儡とし、藩を牛耳ろうと企む。もう一人は先代の従兄弟である小出。御落胤がいなければ最も藩主の座に近く、幼い直太の命を狙う。貧しくても親子三人幸せに暮らすことを望み、御落胤ではなく自分と直吉の子であると嘘を突き通すおゆりのために、黄門さまが一肌脱ぐ。幼い殿様も危篤の危機を脱し、出石藩も取り潰しを逃れて一件落着。

最後の旅立ちのシーン、飛猿のツッコミが冴えてた回でしたf(^_^; あと、格さんが拷問役をやるシーン、実際殴りはしなかったんだけど、暴れっぷりが格さんぽくっておもしろかった。


帰らぬ兄は逃亡者・小松 (第二十三話:H9.6.2放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:山内鉄也

又平(片桐光洋)/お粂(本阿弥周子)/大前屋(河原崎建三)/お梶(朝凪鈴)/味岡千之丞(江連健司)/鬼若(片岡五郎)/おせき(和泉ちぬ)/三太(山下慎司)/味岡米女(西園寺章雄)/丑松(井上茂)/お糸(小林久美)/用人(白井滋郎)/おもん(湖条千秋) 他

小松で出会った魚売りの少年・三太。三太が頭に巻いていた小松絹があまりに見事で、それを作ったという母・お粂を訪ねるが、お粂は殺しの罪で逃亡している息子の又平のことで心を痛めていた。お粂の紹介で、大前屋の世話になることになった一行。だが大前屋の内儀に横恋慕する、味岡千之丞の横暴ぶりは目に余るものがあった。更に、腹違いではあるが兄である小松城番役の毒殺をも企む。又平の濡れ衣を晴らし、小松絹を守る黄門さま。

弥七親分、久々の登場です!! 待ってました(*^∇^*)


藩を救った反魂丹・富山 (第二十四話:H9.6.9放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

松井屋(梅野泰晴)/八重崎屋(園田裕久)/おみよ(北原佐和子)/貫井屋(佐野アツ子)/有田正甫(南條豊)/正助(阿南健治)/山根屋(睦五朗)/大木田重蔵(津村鷹志)/なだれの岩造(森章二)/三次(石倉英彦)/大名A(川浪公次郎) 他

富山城下では薬の売り子達が行方不明になる事件が相次いでいた。一旦は飴屋になった飛猿だが、いつもの売り子姿に戻り、囮作戦。なだれの岩造らが、富山に帰ってきた売り子達を博打場に連れ込み、借金のかたに顧客名簿を取り上げているらしい。背後には、穀物問屋の山根屋と町奉行の大木田が絡んでいた。富山の妙薬「反魂丹」がもたらす、莫大な利益を横取りしようと悪企み。体を張って飛猿が仕入れてきた情報に、黄門さまが動き出す。

黄門さまが、越後で越後の縮緬問屋光右衛門と名乗れないのと同様、飛猿も富山ではいつもの売り子スタイルでは居られません。弥七とお銀に指摘され、今回は派手な飴屋のスタイルで。飛猿はいつもは富山一の薬種問屋松井屋の売り子に化けていたんですね。 弥七、夫婦喧嘩を止めるときに、ビンタを喰らってしまいます。今回の弥七親分は結構おちゃめかも(*^.^*)


罠を仕掛けた釣り天井・高山 (第二十五話:H9.6.16放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:寺島誓/監督:高倉祐二

勇作(岡野進一郎)/おふさ(森下涼子)/相五郎(土屋嘉男)/副島軍十郎(伊東達広)/八幡屋(歌澤寅右衛門)/般若の久蔵(井上博一)/小笠原大和(五十嵐義弘)/秋葉哲之進(谷口高史)/又八(勝野賢三)/千吉(矢部義章) 他

飛騨高山を訪れた一行。だが、街には活気がなく黄門さまは不審に思う。御用木切り出しのために、街の男たちはきつい賦役に駆り出されていた。だがその御用木を横流ししようとする代官手代や八幡屋、悪党一味。折から訪れる巡見使に横流しの企み知られぬよう、釣り天井を造り暗殺を図る。

よくある釣り天井のお話ですが、今回の釣り天井には無数の刃がついてましたね。恐ろしさも倍増。


瞼の父は風車・飯田 (第二十六話:H9.6.23放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:藤井邦夫/監督:井上泰治

おかよ(櫻井淳子)/文吉(田中隆三)/高岡源内(長谷川明男)/野上主膳(真田健一郎)/巴屋(久遠利三)/蔦屋(江幡高志)/島田佐十郎(朝日完記)/三枝敬之進(有川正治) 他

十年前に助けた幼子を、美しく成長した今再び悪の手から救った弥七。その時投げた風車から、父親ではないかと聞かれた。その娘・おかよの家に大事飾られている赤い風車。実の父親を探す唯一の手掛かりだと語る。十年前、八兵衛と共に飯田へ来た弥七は、大怪我をした女を助けた。博打打ちの男に手篭めにされそうになったのを必死に逃げる際に、刺されたという。女の夫・仁兵衛が、博打打ちの男を殺し、自分も刺され死んでしまった。その仁兵衛こそがおかよの父であり、弥七と八はおかよを連れて飯田まで逃げてきた。文吉の両親におかよを頼み、人殺しの罪を被ったまま飯田を去る弥七…。だがそんなことを、おかよには話せず、黙ったままの弥七だった。私腹を肥やす代官や巴屋、蔦屋らに逆らう文吉とおかよを助ける弥七をなんとか捕まえようとする、悪党一味。弥七を十年前の人殺しの罪で捕らえる。

今回は弥七親分が主役。お銀と飛猿は出てこず。


父を殺した男の真実・高田 (第二十七話:H9.6.30放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:井上泰治/監督:高倉祐二

秋月庄太郎(浜畑賢吉)/園部綾(麻乃佳世)/下戸大膳(青木義朗)/園部新吾(神野登喜雄)/了桂(梅沢昇)/稲葉正通(下塚誠)/和崎門十郎(岩尾正隆)/石堂播磨(田中弘史)/亭主(泉ひろし) 他

越後騒動後の高田藩の様子を心配してやってきた黄門さま。だがその高田で暗躍する悪に気付く。秋月庄太郎は、新田開墾に命をかける普請奉行。だがその秋月を父の仇と狙う園部姉弟。お家騒動の時に、下戸大膳に騙され、園部姉弟の父を斬った秋月。下戸こそが、藩御用金を着服し、自らの出世のために利用した本当の悪であることを知り、新田開墾の志半ばで姉弟に討たれようとする。


八が恋した美人妻・新潟 (第二十八話:H9.7.7放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:金鐘守

お小夜(五十嵐いづみ)/幸治郎(宮崎達也)/稲垣重勝(西沢利明)/(高野真二)/(伊吹聡太朗)/(峰祐介)/(吉井丈絵)/(溝田繁)他

海産物問屋・鶴屋の女将・小夜に惚れた八兵衛。互いにいがみ合う新発田藩と長岡藩。お互いの港が共存し合う道はないものかと,鶴屋の若旦那・幸治郎は町奉行に訴え,公儀への仲裁を申し出る。江戸へ旅立った幸治郎が共存反対派の町奉行らの企みにより撃たれた。失意のお小夜は自殺を図るが,八が恋しい女の命を救う。黄門さまも新潟の大掃除。

八の真剣な恋。想い叶わず旅立ちますが,親分,「3歩歩けば,ニワトリみたいに忘れちまう」って,それはちょっとヒドイっす…でもホントにその通りになりましたね。


狙われた庄内小町・酒田 (第二十九話:H9.7.14放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:鶴島光重/監督:金鐘守

お登勢(三浦リカ)/坂口(磯部勉)/羽黒屋(柴田侊彦)/松平(樋浦勉) 他

藩の御用米五千両分を乗せて藩御用達庄内屋の船が火災により沈没した。五千両の支払いを告げられ苦悩する庄内屋の女将・お登勢。裏にはお登勢を狙う奉行と,庄内屋の元締の看板を狙う羽黒屋の企みがあった。


哀しい疵を抱く女・本荘 (第三十話:H9.7.21放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:高倉祐二

塩村市兵衛(加藤武)/お菊(白鳥夕香)/境田音次郎(本郷直樹)/谷屋玄太夫(亀石征一郎)/木田屋(荒木将久)/おきみ(三浦徳子)/小雪(泉知奈津)/花奴(つりたみづえ)/女中(加藤真由美) 他

吉原で起こった若侍と花魁玉菊との心中騒動の謎を解く。江戸勤めの本庄藩士・塩村市太郎が遊女と遊ぶ金欲しさに公金横領し,無理心中をはかったという。だが黄門さまらが探ると裏のありそうなことばかり。死んだ塩村市太郎の父親・市兵衛が侍の身分を捨て、畑仕事をしてひっそり暮らしており,その身の回りを世話する謎の女・お菊。藩米横流しにより私服を肥やす次席家老らの企みにより濡れ衣をきせられた息子の汚名を晴らすため,黄門さまらも一役買う。

今回はサスペンス仕立て。モノクロ画面を使うなど,なかなか。


湖水に秘めた忍ぶ恋・十和田 (第三十一話:H9.7.28放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:藤井邦夫/監督:高倉祐二

お妙(藤本喜久子)/蓑吉(米山善吉)/おゆき(田野聖子)/左平次(若松俊秀)/前島頼母(小沢象)/湊屋(久保晶)/田中兵蔵(石倉英彦)/青木新八(峰蘭太郎)/船頭(司裕介)/山師(笹木俊志) 他

十和田に着いた一行は行方不明の許婚・清一郎を探す女・お妙と出会う。銀の横流しを調べるため密偵として入り込んだ清一郎。頭に傷を負って記憶を失い、お妙ことは忘れ新たな家族と共に,蓑吉として暮らしていた。銀山の不正を暴く黄門さま。


嫁と認めぬ頑固者・八戸 (第三十二話:H9.8.4放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田上雄/監督:金鐘守

岩倉弥右衛門(長門裕之)/栄二郎(新田純一)/お紺(佐藤友紀)/(溝口舜亮)/(平田康之)/(青木卓司)/佐藤一蔵(谷口高史)/北村(野口貴史) 他

八戸に入った一行は,若い浪人・栄二郎と,漁師の娘らしき女・お紺と知り合うが,不思議な組み合わせに興味を抱く。一方,弥七が助けた頑固な老侍・岩倉は,盛岡から八戸に息子を探しにきた。その息子が,実は栄二郎。死んだ兄の代わりに家督を継がせたい岩倉だが,お紺との結婚を反対されて家を飛び出した栄二郎は,結婚を承知してくれないと盛岡へは戻れないという。その栄二郎が舫(もやい)役人を殺した罪で捕らわれた。藩が安い利息でお金を貸す制度を悪用し,返せないと借金のかたに家や土地などを差し押さえては商人に払い下げて私服を肥やす舫奉行。悪事を暴いて栄二郎の濡れ衣を晴らし,頑固親父の心をほぐす黄門さま。


姑ふたりの嫁いびり・角館 (第三十三話:H9.8.11放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:山内鉄也

稲村志乃(南田洋子)/八木原多岐(水野久美)/八木原精吾(篠塚勝)/琴路(寺田千穂)/稲村小四郎(宍戸マサル)/佐恵(中原果南)/内藤玄斉(上田忠好)/都築掃部(玉川伊佐男)/松波欣十郎(林昭夫)/持田源之丞(杜澤泰文)/中屋(渡部雄作)/吉田(柴田善行)/母親(中井佳代)他

角館に着いた一行。稲村家の姑は、樺細工が上達しないと八木原家からの嫁を追い返し、八木原家の姑は、武芸の腕があがらないと稲村家からの嫁をいびり出した。両家の姑は、追い返された可愛い娘、孫娘のために二度と関わりをもたぬと大喧嘩。一方、両家の夫は国家老毒殺の陰謀を暴こうとしたため、危機が迫る。角館藩の内紛を収め、嫁と姑の縁を結ぶ黄門さま。

弥七親分登場せず。


黄門さまは嫁奉行・花巻 (第三十四話:H9.8.18放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:佐藤五月/監督:山内鉄也

正太(角田英介)/お花(田中規子)/おみつ(城山美佳子)/お玉(光井みほ)/冨吉(黒田隆哉)/工藤為蔵(北町嘉朗)/源右衛門(早川雄三)/五郎蔵(高峰圭二)/六助(吉川桃太郎)/鬼吉(白井滋郎)/お種(小野朝美)/黒川(功刀明)/幸吉(河田洋志)/鍋松(青井敏之) 他

花巻の村は深刻な嫁不足。娘たちは街の暮らしに憧れ、村を出ていった。その村で黄門さまは、嫁の世話をする“嫁奉行”を引き受けることに。だが出ていった娘たちは、街での仕事を紹介すると騙され売り飛ばされていた。悪を一掃し、若者たちの縁を結ぶ黄門さま。

弥七親分登場せず。


武士道を捨てた男・石巻 (第三十五話:H9.8.25放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:金鐘守

滝沢十右衛門(市川左團次)/片瀬小一郎(松井誠)/片瀬志保(北林早苗)/原口剛太夫(草薙幸二郎)/島屋(工藤堅大良)/塩屋(遠藤剛)/おなみ(佳山まりほ)/小坂伴内(田中弘史)/滝沢十右衛門(久賀大雅)/八重(東竜子)/旅篭の女中(丸平峯子) 他

石巻の城下で仇討ちの場に遭遇した一行。窮地に立っていた若侍・片瀬を助けるが、実はその若侍が仇討ちの相手と聞き、一行は仇討ちの張本人・滝沢に平謝り。一方、藩重役と御用商人とが手を組み、片瀬が越後の製塩技術を活かした新しい塩をそっくり横取り、藩に納めるはずの塩の横流しを企む。酒の上での些細なそそう、しかも非が滝沢の兄という仇討ちの内容。人が人を殺すために過ごした十年の重みを思い知らされ、侍の道を捨てた滝沢。

弥七親分久々登場。


狙われた放蕩息子・新庄 (第三十六話:H9.9.1放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

清太郎(てらそま昌紀)/おりえ(岩本多代)/お佳代(村上聡美)/浮子(神楽坂浮子)/新田屋(頭師孝雄)/諸井勘解由(望月太郎)/坂上六右衛門(児玉謙次)/佐兵衛(梶本潔) 他

助さんが温泉場で知り合った若旦那の清太郎。一緒に羽目を外して,どんちゃん騒ぎ。そんな放蕩息子をなんとか立ち直らせたいと願う藩御用の米問屋の女将・おりえに黄門さまは協力する。清太郎の放蕩息子ぶりに目を付け,藩御用の看板を狙う新田屋と次席家老の企みを暴き,清太郎にお灸をすえる黄門さま。

助さんがヤキモチをやくシーン,珍しくてなかなか新鮮でした。お銀もうれしそうでしたね~。なんだが弥七親分の登場が少ないです…。なんだか痩せてやつれてる風にも見えます(・_・)...


豪雨の旅籠の殺人事件・上山 (第三十七話:H9.9.8放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:井上泰治

おもん(大塚道子)/おせん(速水典子)/忠次(片桐竜次)/雲念坊(大前均)/時二郎(菅原加織)/おさと(北岡夢子)/善作(松熊信義)/新吉(ひかる一平)/音造(入鹿尊)/おこう(千うらら)/羽黒の権蔵(野口貴史)/与平(千葉保)/奉行(五十嵐義弘)/おしん(田中美鈴)/飴屋(浅田祐二)/子分(木村康志)他

豪雨に遭遇した一行は,上山の温泉宿に逗留。その旅篭には,行商人夫婦、渡世人、娼婦、山伏など,色んな人間がいた。豪雨のため,橋は流れ,山は崩れ,皆足止めをくらう。旅篭で繰り広げられる様々な人間模様。その中で起こった娼婦殺人事件。娼婦の手に握られた一枚の小判,姿を消した若い男…。果たして殺したのは!?

駆け落ち者の若い男女の無理心中を止めた親分。あの世で夫婦になろうと誓う二人に「この世で夫婦になれない者が,あの世で夫婦になれるもんか!!」と喝。親分名言集(あるのか!?)に加えたいです。印籠登場のシーンで,7人全員がずらっと並んでいる様は圧巻。いつもは後ろに控えている黄門さま忍び軍団や八まで並んで,かなり迫力のある印籠シーンでした。旅篭に黄門さま一行が全員集合ってのもなかなか良かったです(^.^) いつもは怪力な刺客役を演じる大前均さんですが,今回はなかなかお茶目な山伏の役。いいもの見せてもらいました♪


民を救った男の信念・二本松 (第三十八話:H9.9.15放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:山内鉄也/監督:井上泰治

有賀進之介(竹脇無我)/織江(大塚良重)/美緒(有泉じゅん)/富倉圭計(近藤洋介)/横森軍兵衛(入川保則)/滝川勝正(佐竹明夫)/喜多屋(石山律雄)/陣場の大五郎(岡田正典)/鮫島伝内(中田博久)/丹羽長次(中吉卓郎)/伊勢屋(楠年明)/仁左衛門(柳川清)/秋田屋(高井清史)/増田屋(蔵多哲雄)/遠野屋(波多野博)/吾助(薗田正美)/熊三(森山陽介) 他

二本松に着いた一行は、用水路造りの測量に励む男を目にする。藩の財政を立て直すために、新田開発の必要性を訴える郡奉行の富倉圭計だが、町奉行の横森らが横槍を入れて邪魔をする。民を救おうとする男の信念にうたれた黄門さま、悪を一掃。


孫が救った献上酒・会津 (第三十九話:H9.9.22放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

華岡屋真左衛門(佐藤英夫)/お久(千野弘美)/隆太郎(早川翔吾)/金野頼母(大門正明)/岩代屋(宮野琢磨)/阿弥陀の権蔵(坂田金太郎)/荘吉(伊東知則)/松中彦左衛門(入江正徳)/雄吉(伊庭剛)/杜氏(山本弘) 他

銘酒処会津を訪れた一行。華岡屋の玄関先で、幼い男の子が追い返されるのを見る。事情を聞くと、昔、若い杜氏と駆け落ちした華岡屋の娘お久の息子隆太郎だった。だが、祖父である華岡屋真左衛門は、娘を許せず頑固になっていた。華岡屋を陥れ献上酒の看板を狙う岩代屋一味らの悪企みを孫が知らせ、亡き父が残した酒が華岡屋を救う。


天から降って来た娘・白河 (第四十話:H9.10.6放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:鶴島光重/監督:金鐘守

孝太郎(西川弘志)/おきよ(堀川早苗)/卍屋(田畑猛雄)/かね(梶三和子)/田所軍兵衛(外山高士)/大貫左門(原口剛)/おもん(野平ゆき)/おはつ(愛禾みさ)/松浦九太夫(松本朝生)/松浦新之助(藤井裕士)/伊助(大橋壮多)/潰れ武士(五王四郎)/松吉(勝見和也) 他

山歩きで疲れ、湧き水を飲む八。目の前に、山から娘が落ちてきた。翌日娘は、今度は川へ身投げしようとする。調べてみると、娘は白河随一の大店・卍屋の奉公人おきよ。そこの若旦那・孝太郎と恋仲だったが、紅花の商いを一手に握ろうとする卍屋の主は、孝太郎と藩重役の娘との縁談を推し進めていた。勘定奉行をも暗殺し、私服を肥やそうと企む次席家老らを懲らしめ、叶わぬ恋に力を貸す黄門さま。

親分出てこず。


白狐の舞いが悪を斬る・塩原 (第四十一話:H9.10.13放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:金鐘守

都築采女(石橋保)/小夜(松本友里)/猪塚弾正(中田浩二)/三國屋(二瓶鮫一)/風神の鬼政(南祐輔)/寅松(堀田真三)/石堂主水之丞(村上幹夫)/都築源太夫(疋田泰盛)/みよ(岩城茉里)/島吉(勝野賢三)/さき(岩上佳寿美)/うめ(中谷由香) 他

やくざ者に絡まれていた湯宿のおかみ・小夜らを助けたのは、なんと白狐。狐面の下の正体は、小夜の幼馴染みの都築采女。藩重役職の父を毒殺され、塩原を我が物にしようと企む勘定奉行一味らに仇討ちしようとしていた。黄門さまらも狐面を被り、捕らわれてしまった小夜と采女の代わりに、塩原の悪退治。

親分登場せず。


お銀が結んだ父子紬・結城 (第四十二話:H9.10.20放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:山内鉄也

伊予平(垂水悟郎)/源太(佐藤健太)/お絹(堀江奈々)/鶴吉(鼓太郎)/久能木大学(睦五朗)/茜屋(平野稔)/荒川屋(山本清)/筑波の鱶蔵(トミ譲二)/おりき(藤江利加)/瀬川(伊藤高)/佐伯紋太夫(溝田繁)/富三(山口幸生)/寅松(白井滋郎)/仙造(笹木俊志) 他

結城では、前の代官を毒殺し、桐下駄や結城紬を一手に握って私腹を肥やそうとする悪党らがいた。代官・久能木大学と荒川屋ら一味を退治する黄門さま。お銀は、昔子どもを捨てたという初老の男・伊予平と知り合い、今は立派な下駄職人に育った息子・源太と娘・お絹の仲を取り持つ。

弥七親分登場せず。


世直し旅は日本晴れ (第四十三話:H9.10.27放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

霞のお新(宮園純子)/お稲の方(香山美子)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/相良四郎衛門(滝田裕介)/寿千代(竜小太郎)/松樹丸(川名浩介)/梶原平九郎(宮内洋)/大口屋(中村靖之介)/宇田兵部(川合伸旺)/楠野省二郎(竜川剛)/しのぶ(小松裕奈)/幡谷荘之助(畠山久)/住吉屋(楠年明)/筧透馬(高橋弘志)/富造(椿竜二) 他

江戸に帰ってきた黄門さま一行は、弘前藩の国家老一行と間違えられ、刺客に襲われる。そのことから、弘前藩に世継ぎ争いが起こっていることを知る。いつものパターンとは一味違う、今回の世継ぎ争い。次席家老と組んだはずのお稲の方の真意を知った黄門さま、母が子を想う気持ちに打たれ、弘前藩の内紛解決に乗り出す。

最終話にもかかわらず、弥七親分登場せず。黄門さまの言いつけで日光東照宮に赴き、用を済ませて鬼怒川温泉で湯治、お新を待って夫婦水入らずで…という黄門さまの粋な計らいらしい。お新さんと飛猿のツーショットはなかなか新鮮でした。あんな長いこと会話してるのは始めて見たかも…。
あらすじ

ご老公は晴耕雨読、助さん格さんはお城勤め、お銀と飛猿は里帰り、弥七は嫁孝行、そして八兵衛はご老公のお世話……諸国漫遊から帰ってきて、久しぶりにのんびりとした、穏やかな時を過していた光圀達。そこへ飛び込んできた薩摩藩国家老の娘、伊織静香。なにやら、薩摩藩で異変が起こっている様子。

その異変とは…… 薩摩藩次席家老、堂園弾正が、海賊の頭領との噂がある御用商人大隅屋と結託、抜け荷買いをはたらき、私腹を肥やしているとのこと。更に、側室お欄の方をたぶらかし、藩政を牛耳ろうとしている。藩主は肝の臓をわずらい病の床にふせり、藩政に携わることができない、国家老伊織頼母は藩主に目通りしようと登城した際、倒れてしまった…。

かくして、光圀主従の薩摩へ向かう世直し旅が始まった。南蛮、天竺あたりの異国でも恐れられている海賊の頭領、阿修羅の玄鬼一味ら、刺客の魔手が迫る…。


レギュラー

水戸光圀 (佐野浅夫)
佐々木助三郎 (あおい輝彦)
渥美格之進 (伊吹吾朗)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
かげろうのお銀 (由美かおる)
柘植の飛猿 (野村将希)
風車の弥七 (中谷一郎)

静香 (伊織静香)
阿修羅の玄鬼 (沢竜二)
呉屋の羅刹 (亀石征一郎)
呑竜 (大前均)


全話紹介

水戸・江戸 (第一話:H7.9.11放送) ★★★★☆
音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:あおい輝彦/伊吹吾朗
題字:朝比奈宗源
ナレーター:杉山真太郎
脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

伊織頼母(久米明)/乾敬馬(円谷浩)/呉屋の羅刹(亀石征四郎)/呑竜(大前均)/阿久根重蔵(原口剛)/お蘭の方(奈良富士子)/阿修羅の玄鬼(沢竜二)/堂園弾正(名和宏)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/堀田備中守(永井英明) 他

薩摩藩に異変あり。薩摩藩次席家老、堂園弾正が、海賊の頭領との噂がある御用商人大隅屋と結託、抜け荷買いをはたらき、私腹を肥やし、更に、側室お欄の方をたぶらかし藩政を牛耳ろうとしているらしい。薩摩藩国家老の娘、伊織静香と共に薩摩へ旅立つ黄門さま。

やはり一話目は炎上シーン。伝説は続きます。



狙われた箱根の献上湯・箱根 (第二話:H7.9.18放送) ★★★☆☆

脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

おけい(山本みどり)/佐助(夏夕介)/黒崎源太夫(中野誠也)/荒神屋(内田勝正)/富造(高峰圭二)/嘉吉(赤木太郎)/小竹清右衛門/(小笠原弘)/佐久間庄次郎(荻原郁三) 他

箱根湯本の温泉街に到着した一行。江戸の将軍様に温泉の湯を献上する役目を担う、旅籠・伊豆屋のおけいと知り合う。一方、同業の旅籠・荒神屋は悪代官の黒崎源太夫と結託、伊豆屋を陥れて献上湯の大役を横取りしようと狙っていた。献上湯の大役を無事に果たさせる為、一行が大活躍。



恋しい人は凶状持ち・駿府 (第三話:H7.10.2放送) ★★★★☆

脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

名張の翔(京本正樹)/駒越の清太郎(沖田浩之)/お菊(高取茉南)/天貫屋太夫(津村鷹志)/古宿の綱五郎(金井大)/檜垣伝十郎(伊吹聡太郎)/権造(中田博久)/源太(井上茂)/本田継道(溝田茂) 他

久能山東照宮へ向かう一行。荒くれどもに絡まれている漁師らを助ける、旅烏の清太郎と知り合う。清太郎は人殺しのお尋ね者だった。だが、駿府代官と結託し、漁場の全てを我が物にしようと企む天貫屋らの無法に我慢ならず帰って来たのだった。やがて清太郎の罪は濡れ衣だと知る黄門さま、駿府の悪を一掃するために、名張の翔と共に大活躍。

名張の翔登場!! 水戸黄門外伝で活躍した彼が、24部でも何度か顔を出す。かわりに弥七の親分の出番が少ないです。



愛を引き裂く八丁味噌・岡崎 (第四話:H7.10.9放送) ★★★☆☆

脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

お勢(高田美和)/額田屋(新克利)/お夏(超智静香)/幸太郎(若菜孝司)/増田多聞(橋本功)/辰巳屋(草薙幸次郎)/荒熊の繁造(石橋雅司)/寅吉(伊藤達弘) 他

味噌問屋の娘・お夏と知り合った一行。お夏は別の味噌問屋の跡取り息子・孝太郎と好き合った仲だが、お夏の母と孝太郎の父が仲が悪く、結婚を許してくれないという。かつてお夏の母と孝太郎の父は恋人同士であったが、一緒になれず、誤解が生じて今は犬猿の仲だった。二人の過去の誤解を解き、若い二人の恋を実らせる黄門さま。



母と名乗れぬ女の涙・桑名 (第五話:H7.10.16放送) ★★★☆☆

脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

おこう(吉沢京子)/勘十(谷幹一)/臼倉軍太夫(江見俊太郎)/万場屋(多々良純)/牛頭の滝蔵(深江章喜)/亥之吉(伊藤頻八)/おかえ(前野有香)/お妙(千石順子)/押尾伝十郎(脇坂峯平)/お竹(呉恵美子) 他

娘の母親探しの旅の途中だという子連れの胡麻の灰・勘十と知り合った一行。一行の財布を盗ろうとする現場を押さえられるが、実は親子でもない幼い娘が、必死に自分を庇う姿を見て勘十は改心。やがて、問屋場の女主人・おこうが娘の母親だと分かるが、おこうは母と名乗らない。問屋場の身代を、義理の娘に譲り渡すまで、おこうは名乗りを上げるわけにはいかなかった。

桑名に行けばこの一言“その手は桑名の焼蛤(やきはまぐり)”はお馴染みですね。そして今回は刺客登場せず、焼蛤を食べてのんびりと。



お髭を染めた黄門さま・大坂 (第六話:H7.10.23放送) ★★★☆☆

脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

河内屋吉右衛門(佐野浅夫)/吉平衛(有川博)/おとき(松本路子)/おゆき(森下涼子)/晴二郎(草野拓馬)/迫田陣左衛門(浜田晃)/日置屋(梅澤竜峰)/多平衛(頭師孝雄)/六道の為五郎(南裕輔)/土岐伊予守(穂高稔)/金八(重久剛一)他

大坂にやって来た一行だが、町の人々はなぜか黄門さまに対しペコペコ。それもそのはず、塩昆布屋・河内屋の主人・吉右衛門が、髭の色が違うだけで後は黄門さまにそっくり瓜二つ。大坂では、日置屋が河内屋に代わってお城御用達の看板を手に入れようと西町奉行と結託していた。黄門さま髭を染めて吉右衛門に成りすまし、悪者退治に乗り出す。

佐野浅夫さん二役。



だんごを盗ったお姫様・姫路 (第七話:H7.10.30放送) ★★★☆☆

脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

名張の翔(京本正樹)/妙姫(三浦理恵子)/内田大炊介(誠直也)/赤渕外記(南原安治)/金栗屋(山田吾一)/お甲の方(舟倉由布子)/本多忠国(平井昌一)/叨庵(中村孝雄)/弥生(丸山ひでみ)/市村屋(早川純一)/おとせ(佐野アツ子)他

白鷺城の異名を持つ美しい城・姫路城。そこの姫君・妙姫が、団子を食い逃げしようとするところに出くわした助さん。姫路藩では世継ぎ争いが起こっており、反対派が放った刺客に命を狙われる妙姫は、助さんと共に逃避行。姫君暗殺に失敗した悪党一派は、今度は藩主の命を南蛮渡来の毒薬で奪おうと計画。白鷺城に渦巻く陰謀を一掃するため、黄門さまが立ち上がる。

名張の翔、再び登場!!



謎の美剣士!紅夜叉・岡山 (第八話:H7.11.6放送) ★★★☆☆
原案・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

美里(社けあき)/但兼(小林昭二)/門田屋(佐竹明夫)/隆然(垂水悟郎)/沼尻丹波(久富惟晴)/黒毛の九朗巌(石山律雄)/浅黄屋(歌澤寅右衛門)/郷原伝内(遠藤征慈)/秀太郎(青井敏之)他

静香様、顔はりりしくて綺麗なんだけど演技がちょっと・・・でもそれが又魅力なのかな。

 

母を慕う馬子唄哀し・徳島 (第九話:H7.11.13放送) ★★★☆☆ 
原案・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

八重乃(三浦リカ)/新吉(西尾塁)/阿波屋(小鹿番)/田宮内記(高城淳一)/吉岡民部(小沢象)/戸倉屋(森幹太)/釣鐘大五郎(山本昌平)/佐山(岩尾正隆)/お光の方(有沢妃呂子)/百合姫(黒目瑠美)/紋造(桐山浩一)/吉岡主馬(吉野隆三)/市場弾右衛門(田中弘史) 他

 

盗まれた三葉葵の印籠・高知  (第十話:H7.11.20放送) ★★★☆☆  

原案・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

お京(島崎和歌子)/伊太郎(西山浩司)/伊三蔵(生井健夫)/おけい(松本友里)/轡田内記(山下洵一郎)/治右衛門(穂積隆信)/竜神の甲子蔵(三角八朗)/深尾且秀(玉川伊佐男)/為次(伊藤高)/おゆう(川口千枝)/徳兵衛(常泉忠通) 他

出ました!天神林の光右衛門!! “問われて名乗るもおこがましいが、生まれは日立、水戸の西(ザイ)、梅が香(カ)かおる西山に人目を忍ぶ隠居暮らし、おっとりはやしたこの髭から天神様の申し子と、人の噂も高らかに、天下の大盗人天神林の光右衛門たぁわしのことよ”


悪を懲らした大予言・松山  (第十一話:H7.11.27放送) ★★★☆☆  
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

絹屋(根上淳)/お由紀(佳山まりほ)/友吉(佐藤佑介)/翆麗(山本ゆか里)/兔角(高岡健二)/大黒屋(工藤堅大良)/伴野多左衛門(和崎俊哉)/足立重信(溝田繁)/市太郎(黒田光彦)/六右衛門(西山辰夫) 他

 

お化けになって悪退治・別府   (第十二話:H7.12.4放送) ★★★☆☆  

原案・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

お栄(中野みゆき)/清川屋(福田豊土)/お常(野中マリ子)/お咲(島崎路子)/鮫州の権蔵(前川哲男)/鶴口幹十郎(立川三貴)/為吉(山本紀彦)/おたつ(水原ゆう紀)/乙松(岡部征純)/千太(根岸和正) 他

入浴シーン多!/昔と比べると、題名が短絡的なのが多いのが少し不満・・・

 

無念晴らした仇討ち旅・高鍋  (第十三話:H7.12.11放送) ★★★☆☆  

原案・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

友平(坂上二郎)/志保(藤吉久美子)/細井勘十郎(本郷直樹)/矢富典膳(青井義朗)/住田広之進(南條豊)/(外山高士)/荒磯の寅五郎(黒部進)/松造(坂田金太郎)/高木将監(峯祐介)/小太郎(石野理奥)/住職(山村弘三)/谷山源四郎(有川正治)他

ひかえおろー!!のセリフで、指をポキポキ鳴らす格さん。戦う前に鳴らすのは分かるけど・・・


波瀾万丈!薩摩の対決・鹿児島 (第十四話:H7.12.18放送) ★★★☆☆  

原案・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

阿花那(細川ふみえ)/伊織頼母(久米明)/お蘭の方(奈良富士子)/桂木隼人(佐野圭亮)/庄吉(加藤純平)/阿久根重蔵(原口剛)/万年屋(久遠利三)/作右衛門(下川辰平)/島津綱貴(伊庭剛)/女中頭(松村康世)/久助(山本弘)/権造(勝野賢三) 他

刺客らの最期。結構しぶとく食らいついた阿修羅の玄鬼。最終決戦では、助さん格さんに一回ずつ斬られるが生きており爆弾を持って助さん達を道連れにしようとしたが、お銀の銀針が手に刺さり爆弾を落とし自爆。そのあと、裁きのシーンで堂園弾正が助さんに斬られた直後、天井を突き破りボロボロの姿で現れ鎌を振り回して静香を殺そうとしたが、弥七に阻止され怯んだところを、飛猿が畳ごと羽交い締めにしてそこを弥七が止めを刺して死亡(ノリPさんより)。なんとも壮絶な最期でした!

 

仇を探す飴売り娘・熊本 (第十五話:H7.12.25放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:矢田清巳

三枝市之丞(江藤潤)/菊江(岩本千春)/おてる(坂野友香)/多十(浜田寅彦)/原口庄太夫(小林勝彦)/岩尾の岩造(今井健二)/南海屋(早川雄三)/薮内玄蕃(上野山功一)/立花大炊助(入江正徳) 他



第十六話
瞼の父は悪の手先
①   
② 檜垣一角(夏八木勲)/お紀乃(大塚良重)/千佳(藤原まゆか)/柴崎治太夫(鹿内孝)/有明屋(高野真二)/海牛の五郎兵衛(江藤漢)/捨三(秋山武史)/午蔵(堀田真三) 他

④   

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第十七話
女目明し仇討ち悲願・小倉
①  ★★★☆☆
②  お佳代(芦川よしみ)/鞆浦屋(宗方勝巳)/高代勘解由(川辺久造)/響屋(田口計)/外崎嘉六(和崎俊哉)/粂造(井上高志)/凡天の源太(北村晃一)/堂本(武正忠明)/佐久四郎左衛門(波田久夫)/赤目の海蛇(福本清三)/丈助(功刀明) 他
④   

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第十八話
銘酒の里の悪退治・柳井
①  ★★★☆☆
②  高津住男、安藤一夫、江見俊太郎、牧冬吉 他
④   

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第十九話
悪を糺した瀬戸の花嫁・広島
①  ★★★☆☆
②  お澄(大西結花)/幸吉(荒木しげる)/波切屋(石山律雄)/沢井掃部(小沢象)/聖天の金八(福山象三)/浅野綱長(石田信之)/平岡屋(松野健一) 他
④   

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第二十話
駕籠屋と消えた黄門様・出雲
①  ★★★☆☆
②  山吉(山口弘和)/竹三(竹田高利)/卯之吉(久保田篤)/おさと(上野めぐみ)/清兵衛(坂本長利)/黒川軍太夫(北原義郎)/紅屋定五郎(出光元)/千日屋権蔵(上田忠好) 他
④  この二人水戸黄門ではいつも駕籠をかついでる気がします。/佐野黄門さまが怒ることはあまりないのだが、今回は久しぶりに助格と喧嘩。

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第二十一話
鬼と呼ばれた父の真実・鳥取
①  ★★★★☆
②  原田重兵衛(本郷功次郎)/池谷新三郎(竹本孝之)/加奈(新島弥生)/勘助(金井大)/川鍋専太夫(睦五朗)/赤井源蔵(辻萬長)/惣右衛門(児玉謙次)/船岡屋(森章二)/伊三次(市川勇)/池田綱清(水上保広)/吉田忠右衛門(有川正治)/世津(志之原良子) 他
④  お銀と格さんの絡みがおもしろい/お銀、お風呂で色気作戦失敗。のぼせる・・・。
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第二十二話
冤罪晴らす復讐の刃・敦賀
①  ★★★☆☆
②  美佐(根本りつ子)/島村内膳(久富惟晴)/新浜屋(草薙幸二郎)/加代(大塚ちか)/おきみ(小栗かおり)/慈照尼(北林早苗)/岩井軍太夫(内田勝正)/小田晋之介(大竹修造)/お園(中原果南)/天筒の権造(南祐輔)/国光与右衛門(松本朝生)/若狭屋(新井量大)/留次(江幡高志) 他
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第二十三話
親子で競う山中塗り・大聖寺
①  ★★★☆☆
②  半兵衛(長門勇)/半助(薬丸裕英)/石川屋(佐竹明夫)/おみよ(北岡夢子)/菅谷紋十郎(西沢利明)/津多屋(奥野匡)/岩見の伝兵衛(江藤漢)/代貸(白川浩二郎)/番頭(宮城幸生) 他
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第二十四話
慕う坊やに娘の真心・高岡
①  ★★★☆☆
②  おしの(芦田由夏)/おろく(一柳みる)/越中屋(宗方勝巳)/金森九太夫(鹿内孝)/貸鍋屋権八(石橋雅史)/井筒屋(常泉忠通)/佐吉(島英臣)/幸太(中西勇太)/卯之吉(市村貴俊) 他
④  今回お説教が多いです、黄門さま。
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第二十五話
天下の名医は敵持ち・松本
①  ★★★☆☆
②  萩尾千登世(北原佐和子)/あや(若林志穂)/宝部大膳(中村竜三朗)/沢島嵐堂(坂本長利)/蒲原了斎(津村鷹志)/豊科屋(久遠利三)/鬼塚の団蔵(三角八朗)/権次(堀田真三)/三田村清順(加山雄三) 他


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第二十六話
女地獄の大掃除・韮崎
①  ★★★☆☆
②  治兵衛(梅野泰靖)/唐沢大膳(川辺久造)/菱井屋(高野真二)/大岩の勝五郎(福山象三)/お光(愛禾みさ)/市太郎(沢井小次郎)/勘十(伊東達広)/久六(根岸一正)/おこう(江口尚希)/お豊(眞継玉青) 他
④  小指と小指の約束・・・今回は助さんの独壇場。

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一陽来復米沢の春・米沢 (第二十七話:H8.4.1放送)

原案・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

霞のお新(宮園純子)/上杉勝千代(石原良純)/深雪(杉本彩)/直江新左衛門(佐竹明夫)/長谷庄二郎(夏夕介)/薦田主計(睦五朗)/羽前屋(田口計)/鎌谷強右衛門(内田勝正)/千鶴(吉野真弓)/荒浜の亀造(石山律雄)/麒六(伊藤敏八)/儀平(相馬剛三)/寅吉(北村晃一)/藤太(時代吉二郎)/赤石伝八郎(笹木俊志)/迫田十内(森下鉄朗)/中里(伊庭剛)他
特別出演:匝庵(西郷輝彦)/朝倉長門(山口崇)/甲賀三郎次(松山政治)/蓮照尼(山口いづみ)/淵野且馬(横内正)/香西織部(里見浩太朗

若殿様の駕籠に直訴に駆け寄った若い娘が、供侍に囲まれた。危うく一行と浪人者に助けられるのだが、この浪人がなんと米沢藩の若殿様。微行で国の内情を調べ、次席家老たちの悪事を探る為の仮の姿だった。一方江戸では、気鋭の江戸家老がその証拠を掴み、妹を国許へ密使に立てる。だがその行く手には、悪の罠が待ち受けていた。(C.A.Lより)

40周年記念2時間スペシャル。ゲスト陣がかなり豪華です。



第二十八話
悪を砕いた世直し剣・長岡
①  ★★★☆☆
②  牧野勝三郎(円谷浩)/お梶(東千晃)/蒲原民部(河原崎次郎)/島屋(山本清)/権蔵(上田忠好)/馬渡典膳(上野山功一)/河井強右衛門(玉川伊佐男)/玄次(坂田金太郎)/三太(山下慎司)/お雪(濱野智紗都) 他
④   

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第二十九話
兄を憎んだ弟の涙・鶴岡
①  ★★★☆☆
②  磯村半之丞(江藤潤)/梢(大塚良重)/磯村新之助(大竹修造)/臼倉宗源(北原義郎)/三富左内(浜田晃)/猪塚軍兵衛(中田博久)/黒川屋(森章二)/沙恵(河西あきら)/高部数馬(竜川剛)/波平(赤城太郎) 他
④  格さんの旧友死す・・・久しぶりの悲劇仕立て。

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第三十話
欲望渦巻くお留山・秋田
①  ★★★☆☆
②  吉野幸一郎(荒木しげる)/八重(佳山まりほ) /高桑重次郎(伊吹剛)/金杉内膳(庄司永建)/沢井玄蕃(中野誠也)/大野屋(早川雄三)/赤羽の熊五郎(山本昌平)/田宮主計(唐沢民賢) 他
④  又しても悲劇仕立て。

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第三十一話
お銀の身替り花嫁・弘前
①  ★★★☆☆
②  仙蔵(土屋嘉男)/荘右衛門(小林昭二)/仙太郎(草川祐馬)/おさと(上野めぐみ)/瀬沼長門(山下洵一郎)/釣瓶屋(梅沢昇)/喜市(岩田淳)/多吉(武見龍磨) 他
④   

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第三十二話
追われた男の恩返し
①   
②   島吉(櫻木健一)/卯之助(篠塚勝)/八重(伊藤美由紀)/すが(阿部寿美子)/お絹(松本友里)/保坂玄蕃(小林勝彦)/岩手屋(梅沢龍峰)/黒塚の幹十(トミ譲二)/権次(西田良) 他
④   

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第三十三話
涙でついた父の嘘・仙台
①  ★★★☆☆
②  丑平(橋本功)/小太郎・市太(中西勇太)/萩乃(三浦リカ)/小暮喜内(穂高稔)/矢田部掃部(西沢利明)/奥州屋(穂積隆信)/藤波頼母(中島久之)/鬼定(前川哲男)/田村兵部(波田久夫)/又平(広瀬義宣) 他
④  生みの親より育ての親、感動の父子物語。

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第三十四話
御用金送りは悪の罠・福島
①  ★★★★☆
②  京本政樹、西田健、上村香子、田中実、江見俊太郎 他
④  とっても久しぶり・・・名張の翔再登場。

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第三十五話
悪を懲らした三春駒・三春
①  ★★★☆☆
②  杜けあき、高原駿雄、小沢象、西尾塁(子役) 他
④  桜と梅と桃が一度に咲くから“三春”というそうです。

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第三十六話
嫁を認めた天明茶釜・佐野
①  ★★★☆☆
②  浅吉(渋谷哲平)/おすみ(いとうまい子)/次郎兵衛(浜田寅彦)/弥左衛門(塚本信夫)/大原玄蔵(久富惟晴)/関戸屋(出光元)/なだれの岩松(黒部進)/お糸(茅野佐智恵)/寅造(滝譲二)/ツネ(和泉敬子)/松造(蔵多哲雄)/番頭(下元年世) 他
④   

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第三十七話
陰謀砕いた江戸の空・江戸
★★★★☆

霞のお新(宮園純子)/堀田備前守(永井秀明)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/菊江(藤吉久美子)/藤枝晋之介(石田信之)/金崎内記(近藤洋介)/三国屋(草薙幸二郎)/浅野屋(早川純一)/蛭間源十郎(上野山功一)/前田利昌(橋本和人)/栞(吉井丈絵)/絹江(彩木優花)/松乃(稲村友紀)/藤枝堅太郎(石野理央)/法泉院(松村康世)/山野辺兵庫(高松英郎) 他
あらすじ

晴耕雨読の黄門さま、水戸藩史編纂を命じられた助さん格さんはお城づとめ、魚つりに明け暮れるお銀に、野良仕事にこきつかわれる八兵衛。西山荘は今日も平和だったが……。

墓参りの途中、格さんが娘を助けた。娘は川に落ち、頭を強く打って記憶を失った。結った髪の中に隠されてあった紙縒り(こより)から、加賀藩老中翠香院(すいこういん)よりつかわされた‘香織’とだけ分かった。どうやら、光圀の甥にあたる前田綱紀が治める加賀百万石に危機が迫っているようだ。「上の乱れは下の乱れ」と、加賀藩の領民を救うため、密使香織を伴い加賀へ向かう光圀。だが、尼僧を頭とする力づくの凶暴な刺客一味が光圀一行を付け狙う…。


レギュラー

水戸光圀 (佐野浅夫)
佐々木助三郎 (あおい輝彦)
渥美格之進 (伊吹吾朗)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
かげろうのお銀 (由美かおる)
柘植の飛猿 (野村将希)
風車の弥七 (中谷一郎)

香織 (小柴香織)
くれないお蓮(芦川よしみ)


全話紹介

(タイトル無し・水戸) (第一話:H6.8.1放送) ★★★★★
音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:あおい輝彦/伊吹吾朗
題字:朝比奈宗源
ナレーター:杉山真太郎
原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

くれないお蓮(芦川よしみ)/香織(小柴香織)/奥村清右衛門(佐竹明夫)/堀田備前(永井秀明)/深尾の方(舟倉由佑子)/前田綱紀(大竹修造)/鬼頭坊(山本昌平)/笠井数馬(冨家規政)/室戸蔵人(穂高稔)/諸井朋斉(松本朝生)/郷田頼母(川合伸旺)/あやめ(吉井丈絵)/かつら(彩木優花)/しのぶ(稲村友紀)/霞(塚本加成子)/犬千代(勝見和也)/腰元(大畑博子)/腰元(堀江愛)/老婆(鮎川十糸子)/山野辺兵庫(高松英郎)/翠香院(藤間紫) 他

袋田の湯に湯治に出かけた黄門さま。一緒に湯に入った美女に命を狙われる。記憶を断たれた娘香織と共に加賀藩に向かう一行。

お約束の一話目炎上有り。八、パニック!! 格さんに殴られる!! 女忍び同士の水中戦。お銀の衣装は凄いの一言につきます。


育ての父は鷹匠・大宮 (第二話:H6.8.8放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

千加(根本りつ子)/弥市(生井健夫)/清兵衛(庄司永健)/佐吉(円谷浩)/大倉屋(穂積隆信)/東金の島蔵(長谷川弘)/赤十陣内(浜田晃)/権次(中田博久)/芳造(牧冬吉)/他

薬草をとっていた女医・千加と出会った一行。その父は、元は鷹匠であったが、生類哀れみの令が出て以来酒浸り。厳しい年貢の取り立て、千加への横恋慕など、代官と物産問屋が組んでの悪巧みを砕く。

お銀と飛猿の啖呵は必見です。


泣き笑い幽霊旅籠・熊谷 (第三話:H6.8.15放送) ★★★☆☆
脚本:櫻井康裕/監督:矢田清巳

お園(北岡夢子)/お弥栄(うつみ宮土理)/久助(宗方勝巳)/赤浜屋伝兵衛(遠藤太津朗)/樺山庄太夫(北町嘉朗)/お豊(工藤明子)/喜造(高峰圭二)/女中(三浦舞子)/河野辺茂持(高桐真)他

刺客の目をくらますため、二手に分かれ旅籠に泊まった一行。黄門さまと格さんらが泊まった「ふじ屋」で幽霊騒ぎが起こった。以前、ふじ屋に泊まった江戸の材木問屋の旦那が食あたりで死に、その幽霊が出るという…。だがその裏にはからくりが。赤浜屋と郡奉行が手を組んで、温泉街を牛耳ろうとする企みを、幽霊に化けた黄門さまがこらしめる。

今回は刺客でず。それにしても弥七親分はいつ登場するのでしょう…。


助さん格さん用心棒・安中 (第四話:H6.8.22放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

お久美(佐野量子)/赤松屋(深江章喜)/青竜屋(今井健二)/鯵沢主馬(小沢象)/猪家三左衛門(中村孝雄)/作平(河合絃司)/おとせ(小川はる子)/新吉(南川昊)/源造(岡部征純)/おもん(藤江利加)/寅五郎(伊藤高)他

絹市で賑わっているはずの安中の宿は、人っ子一人いず、さびれていた。というのも、赤鬼、青鬼の二組のやくざ者が絹市の権利を手に入れようと、争っていた。

お銀のピンチに飛猿の土遁の術!?というより、壁をぶち破って登場!!


涙でついた母の嘘・追分 (第五話:H6.8.29放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

勘太(渋谷哲平)/清七(佐藤佑介)/お島(三浦リカ)/お紀乃(万里洋子)/おかよ(今野若葉)/黒石屋(草薙幸二郎)/小山田陣内(宮口二郎)/権蔵(福山象三)/千之助(四禮正明) 他

一行が助けた父娘、実はごまの灰。親子というのは嘘で、娘の実の母親を探す旅をしているという。


姥捨は鬼の仕業・小諸 (第六話:H6.9.5放送) ★★★★☆
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

おりん(萬代峰子)/伍平(河原崎建三)/おもよ(丸山ひでみ)/佐山帯刀(青木義朗)/四河屋(梅津龍峰)/作十(高原駿雄)/作次(三田村賢二)/おきみ(竹村愛美)/般若(時代吉二郎)/万田の藤五郎(有川正治) 他

小諸城下に入った一行。だが町中に老人の姿が見当たらないのを不審に思う。訳を聞くと、家老が千曲川温泉に「長寿の館」を造り、老人達をそこに住まわせているという。


偽りの武士道・上田 (第七話:H6.9.12放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

藤尾(鈴鹿景子)/相良荘太郎(沖田浩之)/菊野(五十嵐いづみ)/大須賀外記(西沢利明)/別所屋(幸田宗丸)/仙石政明(峰裕介)/田島(吾羽七朗)/柴田民部(小笠原弘)/宗方掃部(加山雄三) 他

一行が寺で座禅の最中、若侍が上田藩次席家老を襲う計画を偶然盗み聴き。上田藩仙石家の世継ぎ問題。


狙われた娘馬子・善光寺 (第八話:H6.9.19放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

おさよ(生稲晃子)/千曲屋(佐藤英夫)/柏木武兵衛(亀石征一郎)/黒姫の千蔵(上田忠好)/追分屋(出光元)/市太郎(沢井小次郎)/虎松(重久剛一)/県屋(芝本正)/安次(小林尚臣) 他

一行が出会った娘馬子おさよ。父親は善光寺を取り仕切る問屋場の主だったが、あらぬ罪をきせられ獄中にて死んだという。

くれないお蓮、攻めが消極的になってきたようです。


悪を裁いた偽黄門様・糸魚川 (第九話:H6.9.26放送) ★★★☆☆ 
原作・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

お光(田中雅子)/放浪亭玉蔵(ポール牧)/助若(竹田高利)/角之丞(島田洋八)/梶山軍太夫(原口剛)/徳右衛門(佐原健二)/藤野屋(高野真二)/鍾馗の大五郎(井上昭文)/紋次(堀田真三)/お芳(三浦徳子)/お竹(紅萬子)他

日本唯一のヒスイの原産地・糸魚川を訪れた一行は、三河漫才の玉蔵らと知り合う。黄門さまは、博打に手を出し身包み剥がされてしまう。一方、玉蔵らは質屋に売られた黄門さまらの衣類を盗み、一行に化けて、宿でどんちゃん騒ぎ。そこで、水戸黄門一行に間違えられてしまう玉蔵らだが、そのまま黄門さまに成りすます。黄門さまは、偽黄門を使ってヒスイの採掘現場に乗り込ませ、代官らの悪事を暴く。

ポール牧さんが偽黄門を演じるということで、指パッチンの偽黄門登場f(^_^;


親子喧嘩の腕比べ・田鶴浜 (第十話:H6.10.10放送) ★★★☆☆ 
原作:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

暈平(芦屋雁之助)/幸平(夏夕介)/お美代(佳山まりほ)/小野山甚兵衛(南原宏治)/犀河屋(歌澤寅右衛門)/地蔵鼻の藤五郎(石山律雄)/宗助(小笠原良知)/居酒屋の親爺(大木晤郎)他

献上欄間を巡って。博打の借金で家を飛び出した親父と、父を憎む息子とが腕比べ。漆器や塩など藩専売の品まで一気に仕切ろうとする郡奉行と物産問屋の企みを砕き、親子の仲もとりもつ。

刺客の手に香織さんがおちた。それにしても鬼顕坊のやり口はあまりに回りくどい…。そして金沢入りを前に炎上シーン。


陰謀渦巻く加賀百万石・金沢 (第十一話:H6.10.17放送) ★★★★☆ 
原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

奥村清右衛門(佐竹明夫)/多々羅屋(御木本伸介)/深尾の方(舟倉由佑子)/前田綱紀(大竹修造)/郷田頼母(川合伸旺)/鬼顕坊(山本昌平)/島内太兵衛(唐沢民賢)/伏見从賽(守田比呂也)/お久(ふじまゆか)/霞(塚本加成子)/翠香院(藤間紫) 他

いよいよ金沢入りした一行。香織の記憶も戻り、加賀百万石の正嫡争いもいよいよ決着の時が。

23部は炎上シーンが多いです。


兄の敵はお殿様・山中 (第十二話:H6.10.24放送) ★★★★☆ 
原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

園江(藤吉久美子)/前田利直(金田賢一)/おいと(吉井丈絵)/枡井帯刀(北原義郎)/牛尾陣内(川辺久造)/三島屋(森幹太)/兜屋の伝五郎(長谷川弘)/森田屋(早川純一)/玉枝(船場牡丹)/仙八(西田良)/お時(浪花こゆき)/伊与次(石倉英彦)/忠吉(浜田雄史)/久作(荻原侑三)他

加賀百万石の争いを解決し、旅の疲れを癒すべく、大聖寺の領内、山中温泉にきた一行。山中塗りの生地作り奉公と偽り、湯女にさせるという二足のわらじの兜屋伝五郎、山中塗りの一手買上げを企む三島屋、そのバックにつく郡代牛尾と次席家老をこらしめる。また大聖寺藩の殿様を兄の仇と狙う娘園江にも出会う。

今回は盛りだくさんな内容です、大聖寺藩の熱く激しい殿様にお忍びの極意を伝授する黄門さま。さすが舞台が温泉地だけあって、入浴シーンも盛りだくさんです。


姫様狙う悪の罠・福井 (第十三話:H6.10.31放送) ★★★☆☆ 
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:矢田清巳

稲葉源三郎(あおい輝彦)/福姫(畠田理恵)/日吉弥左衛門(高城淳一)/倉田与太夫(久富惟晴)/お梅の方(一柳みる)/琴路(永光基乃)/綾姫(河西あきら)/犬山刑部(志賀圭二郎)/兜丸(関根大学)/織部帯刀(高桐真)他

福井25万石松平家の跡目争い。助さんが祭の夜に助けた娘は松平家の福姫。縁談が嫌で城を飛び出したという。そしてお銀が知り合った、足をくじいた侍は助さんそっくりの源さん。縁談をぶちこわそうと根来忍者が城下を走りまわる中、甘海老やウニに舌鼓を打つ八。

あおいさん二役。殺陣のシーン、助さん不在で、黄門さまは「格さん、お銀、こらしめてやりなさい!!」


母を慕った逃亡者・敦賀 (第十四話:H6.11.7放送) ★★★☆☆ 
原作:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

国太郎(薬丸裕英)/なみ(石井トミコ)/友松(勝見和也)/黒畑四郎兵衛(名和宏)/大海屋(草薙幸二郎)/唐崎(佐藤仁哉)/国太郎の母(今井和子)/目明し(時代吉二郎)/お秋(仙石順子)/直吉(山口幸生)他

廻船問屋と町奉行が組んで抜け荷買い。西国巡礼の娘を手篭めにしようとする途中、ご禁制の天竺木綿の財布を泥棒に盗まれた町奉行は、悪事の証拠を全て隠そうと、娘や泥棒を亡き者にしようとあの手この手の策をねるが…。泥棒の国太郎と、叔父や叔母に厄介者扱いされている友松との友情物語もあり。


格さんは偽りの夫・小浜 (第十五話:H6.11.14放送) ★★★☆☆ 
原作:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

双右衛門(織本順吉)/お里(大塚良重)/善吉(篠塚勝)/井桁屋(加藤和夫)/久保川源太夫(北町嘉朗)/赤鼻の駒八(石橋雅史)/伝十(伊藤敏八)/双太(山崎大聖)/峰三(岩尾正隆)/老婆(新海なつ)他

めのう細工の名人双右衛門の仕事場を訪ねた一行だが、双右衛門は黄門さまに負けず劣らずの頑固っぷりで、しまいに二人は意地比べ。一方格さんは、薬をあげたのが縁で、いわくありげな母子と出会った。めのう細工を食いものにしようとする輩を一掃、父娘の縁も結ぶ。


八兵衛夢見た若旦那・宮津 (第十六話:H6.11.21放送) ★★★☆☆ 
原作・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

お小夜(塚田きよみ)/宗太郎(草川祐馬)/蓮室軍兵衛(江見俊太郎)/阿部正邦(武内亨)/寿楽屋(早川雄三)/石倉弥太夫(宮口二郎)/喜助(園田裕久)/徳兵衛(高峰圭二)/宇之吉(楠見章太郎)他

黄門さまや助格を守り、お銀に惚れられる?夢を見た八兵衛。たまには皆からちやほやされたいという意見に黄門さまも納得、京から丹後縮緬の買い付けにきた老舗の若旦那に化ける。しかし丹後縮緬の入れ札を巡っての勘定奉行らの悪企みもからんできて…。

黄門さまの決め台詞をお銀が。飛猿もあきれ顔。


娘涙の仇討悲願・津山 (第十七話:H6.11.28放送) ★★★☆☆
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:矢田清巳

八重(千野弘美)/おきく(尾羽智加子)/鳥沢清兵衛(庄司永建)/横森久次郎(遠藤征慈)/河内大膳(近藤洋介)/吉野屋(奥野匡)/茶店の主人(疋田泰盛)/白川弥一郎(谷口高史)/旅の侍(帯谷孝史)/旅の侍(辻本茂雄)/旅の侍(内場勝則) 他

津山城下を目指す一行は、途中で美作温泉に立ち寄るが、そこでかすりを売る娘おきくと出会う。おきくは仕えていた家の奥方と共に仇を狙っていた。津山18万6千石、主席家老と次席家老との争いの中での仇討ち。


闇夜に咲いた女義賊・米子 (第十八話:H6.12.5放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

春日あやめ(高島礼子)/おさわ(彩木優花)/升吉(谷幹一)/千蔵屋(内藤武敏)/串木田陣内(青木義朗)/般若の若蔵(今井健二)/松葉屋(田口計)/八十吉(小林尚臣)/与市(赤城太郎)/伝六(大島宇三郎)/荒尾但馬(波田久夫)/おかめ(紅萬子)/馬三(功刀明)/宿直侍(柴田善行)/警護侍(西山清孝)他

茶店でのまんじゅう食べ比べが縁で、手品師の春日あやめ、升吉と知り合った一行。だがその正体は、義賊「紅夜叉」だった。付け火の罪で潰された千歳屋の仇をとるため、14歳で家を飛び出した娘が紅夜叉となって戻ってきたのであった。

飛猿ファンは必見。かなりお茶目な飛猿が見られます。


悲願叶えた高麗人参・松江 (第十九話:H6.12.12放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

佐伯市之進(荒木しげる)/綾(伊藤美由紀)/秀(東恵美子)/坂上武太夫(小林勝彦)/成瀬十内(宮内洋)/井筒屋(梅澤龍峰)/坂上多三郎(松原一馬)/男(笹木俊志)/男(矢部義章)他

病んでいる人の力になりたいと、心血を注ぎ高麗人参を育て研究している市之進。それを金儲けの道具に使おうと物産問屋が勘定奉行と組んで悪企み。姑と若い夫婦の絆も深める黄門さま。


悪を糺した神楽面・浜田 (第二十話:H6.12.19放送) ★★★☆☆
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:井上泰治

おりん(北原佐和子)/新吉(安藤一夫)/和助(西川忠志)/おたね(八木昌子)/岩淵伝九郎(黒部進)/横川屋(久保晶)/砂川(中村孝雄)/松平康官(西園寺章雄)他

石州和紙で知られる浜田の城下へ入った一行。和紙づくりに励む兄と、その和紙を使い従来の面とは違った神楽面をつくろうとする弟。兄弟の努力の結晶を食いものにしようとする悪党一味を、黄門さまらが石見神楽の神々さながら退治する。

普段無口な飛猿とはうってかわって、今回はよく喋ります。


津和野銘菓は恋の味・津和野 (第二十一話:H6.12.26放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:井上泰治

重吉(土屋嘉男)/久兵衛(小林昭二)/佐助(佐藤佑介)/おしの(吉野真弓)/黒川将監(外山高士)/唐沢但馬(中田博久)/鳴神大五郎(福山象三)/三笹屋(九遠利三)/亀井茲親(伊庭剛)/同心(峰蘭太郎)/茶店の女(香住美弥子)他

四万三千石、山陰の小京都とよばれる津和野へ入った一行。津和野の銘菓源氏巻を食べようとするが、源氏巻の永楽堂が本家と元祖に分かれていがみ合い。しかも本家と元祖の娘と息子が互いに想い会う仲。水戸黄門版、ロミオとジュリエット。

格さんは娘の婿に、お銀は息子の嫁にとお互いに見初められ…。


白いお髭の意地比べ・萩 (第二十二話:H7.1.9放送) ★★★★☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

おしげ(舟倉由佑子)/周防屋(頭師孝雄)/植村多聞(船戸順)/都筑九十郎(高野真二)/石州屋(石山律雄)/婆さん(川上夏代)/藤吉(岡野進一郎)/黄不動の沖蔵(田畑猛雄)/押尾喜太夫(鈴木ヒロミツ)/毛利吉就(竹脇無我)/毛利綱広(森繁久彌) 他

黄門さまは、旧友の毛利綱広との再会を楽しみに萩の城下へ入った。だが囲碁を勝負をしているうちに喧嘩へ。そのうち、海産物問屋の利権を狙う家老らの陰謀を知り、若殿吉就公と共に悪退治に乗り込む。

なんともスゴイサービスシーンが。若いおなごの乳房がちらり。他にも、お銀の脚線美にも注目!!


命の恩人は大嘘つき・下関 (第二十三話:H7.1.16放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

文吉(渋谷哲平)/利三郎(江藤潤)/お時(長内美那子)/お佳代(吉井丈絵)/小月屋(穂高稔)/猪塚武太夫(原口剛)/鳴海屋(歌澤寅右衛門)/牛神の滝蔵(上野山功一)/権六(岡部征純)/仙太(井上茂)/望月多聞(市川青虎)/忠七(青井敏之)/お梅(繭乃芙代)/おむら(小野朝美)/茶店の婆さん(新海なつ)他

茶店で一行に勘定を押し付けようとした男文吉。下関にいる母を訪ねるという。だが母の命の恩人利三郎先生は、文吉の人助けの手柄を横取りした男だった。赤間が関の海産物を牛耳ろうと、藩御用達小月屋を狙う鳴海屋と牛神一家、その後ろ盾には勘定奉行が。利権目当ての不正をただし、放蕩息子の性根も直す。


お銀に惚れた人形師・福岡 (第二十四話:H7.1.23放送) ★★★☆☆
原作:葉村彰子/脚本:佐藤五月/監督:山内鉄也

お玉(上村香子)/与平(頭師佳孝)/小ぼん(石倭裕子)/おくみ(稲村友紀)/那珂屋(新井量大)/八田典膳(睦五朗)/稲葉屋(森幹太)/五郎蔵(森章二)/お常(日高澄子)/岩松(伊藤高)/吉田織部(西山辰夫)/黒田綱政(水上保広) 他

献上博多人形作りに精魂傾ける人形師の与平がやくざに絡まれているところを助けた一行。その与平はお銀に一目ぼれ。お銀をモデルに、献上人形の母子像を作らせて欲しいと頼み込む。勘定奉行と組んだ稲葉屋が、目の上のたんこぶである那珂屋を取り潰すため二度にわたる卑劣な付け火。博多人形の利権を巡る陰謀を暴く。


怨念!化け猫騒動・佐賀 (第二十五話:H7.1.30放送) ★★★☆☆
原作:葉村彰子/脚本:佐藤五月/監督:山内鉄也

志乃(大沢逸美)/小城屋芳兵衛(武内亨)/佐吉(加藤純平)/中野将監(南原宏治)/六角屋(金井大)/坂田伝蔵(伊吹聡太朗)/近藤左内(望月太郎)/甚六(牧冬吉)/青山頼母(高桐真)/藤堂(有川正治)/お菊(一条かおり)他

日も落ちた頃、佐賀の城下に着いた一行。だが三十五万石の城下町にしては、食い物屋も旅籠もすでに閉め切って、町は真っ暗だった。一行は城下で化け猫騒ぎが起きていることを知る。化け猫騒動は、一年前に主席家老が心臓発作で死に、飼い猫の黒猫も斬られて死んでおり、更には猫の世話役の腰元が物取りに斬られて死んだことから始まるという。だがその一連の事件には、主席家老に悪事の証拠を握られた次席家老らによる陰謀があった。化け猫姿に身をやつし、恩人の仇討ちを誓う元剣術指南役の娘を助け、城下の悪を一掃する黄門さま。


悪が群がる山鹿灯籠・山鹿 (第二十六話:H7.2.6放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

おぬい(山本みどり)/孝助(井上純一)/文吉(河原崎建三)/北島帯刀(久富惟晴)/蛇の留五郎(今井健二)/広喜屋(早川保)/弦八(南祐輔)/市之助(竜川剛)/鉄次(石倉英彦)他

山鹿灯篭が見たい黄門さま、山鹿に寄ることに。そこで山鹿灯篭の名人の娘・おぬいとその弟・孝助と知り合う。名人である父が二年前に死に、孝助は父の名に恥じない灯篭を作りたいと思うが、それもできず、灯篭作りに身が入らないでいた。また一番弟子の文吉も孝助のために、あれこれ思索するが、思いが届かない。その隙に付け込み、献上灯篭を我が物にし、紙を一手に扱おうとする紙問屋とその後ろ盾の郡代が悪企み。悪人らを一掃し、灯篭祭りで、文吉と孝助の見事な灯篭に目を細める黄門さま。


酔いどれ男の恩返し・人吉 (第二十七話:H7.2.13放送) ★★★☆☆
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:高倉祐二

又平(坂上二郎)/しのぶ(本阿弥周子)/谷村小一郎(石田信之)/人吉屋喜左衛門(佐竹明夫)/谷村小三郎(三品守)/大木田伝九郎(川辺久造)/杉屋松蔵(早川雄三)/梵天の熊五郎(石橋雅史)/権三(堀田真三)/五三平(野口貴史)/寅吉(池田謙治)/居酒屋の親爺(阿木五郎)他

人吉で元藩勘定方の中間だった又平と知り合った一行。又平は、亡くなった主人の妻と息子のために大いに尽くしており、その姿に黄門さまは心を打たれた。人吉では、酒造りの杉屋が藩勘定方の大木田と手を組み、杉屋で作ったまずい焼酎を飲み屋に押し付けるなど、悪事のし放題。黄門さまが、焼酎の里の悪党らを退治する。


美人かあちゃん子沢山・延岡 (第二十八話:H7.2.20放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

お豊(西川峰子)/日向屋喜兵衛(中島久之)/山辺主膳(山下洵一郎)/灘屋(田口計)/赤不動の岩五郎(山本昌平)/多吉(赤城太郎)/惣助(結城一朗)/豊後屋(芝本正)/一助(谷口公洋)/おはな(西村香織)/次郎(藤森周一郎)/三太(山下慎司)/お光(前野有香)他

五人の子供たちと共に懸命に働く母親と知り合った一行。大恩ある物産問屋・日向屋の若旦那の借金返済を助けるために、一生懸命働いていたのだった。日向屋の藩御用達の看板を取り上げようと、灘屋が岩五郎親分と郡奉行の山辺と組んで悪企み。更にお豊に横恋慕する郡奉行。悪党一味を退治する黄門さま。

23部は仁義をきるお銀の姿が多い気がします。今回の話で何度目だろう。


葵の印籠が盗まれた!?・宇和島 (第二十九話:H7.2.27放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

お咲(羽田恵理香)/伊三吉(長江健次)/九郎兵衛(沢竜二)/雷神の万蔵(上田忠好)/郷原惣十郎(中村竜三朗)/粂次(中田博久)/おきた(野口ふみえ)/仙次郎(大木聡)/おはる(寺田千恵)/五平(日高久)/伊達宗贇(伊庭剛)他

浜で難儀している男女二人組みを助けた一行だが、実は胡麻の灰。葵の印籠もろとも一切盗まれてしまった。宇和島では、東の浜の利権を独占しようと、西の浜の網元がやくざの親分と郡奉行と組んでの悪行三昧。胡麻の灰・伊三吉の父親が東の浜網元の後ろ盾をしているのを邪魔に思い、酒の席を使って溺れ死にさせる。宇和島の悪を一掃する黄門さま、牢の中から世直し指南。

またしてもお銀が仁義をきります。今回は飛猿も一緒に。それにしても弥七親分、なっかなか出てきません(・_・、)。。。


世直し剣が悪を斬る・今治 (第三十話:H7.3.6放送) ★★★★☆
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:高倉祐二

杉山作右衛門(高城淳一)/県一刀(亀石征一郎)/おかね(正司照枝)/由以(岩本千春)/島屋(幸田宗丸)/有沢丈之介(松本朝生)/かすみ(南條玲子)/崎山源左衛門(小沢象)/荒磯の音造(長谷川弘)/村越(伊集院八朗)/津田(高橋弘志)/加賀見主水之丞(溝田繁)/片貝権兵衛(北大路欣也) 他

助さん、八と喧嘩別れした黄門さま。野宿のための船小屋で人のいい浪人と知り合った。世直し様と皆に慕われているが、なにかいわくありげな様子。実は、今治藩の隣、大洲藩の殿様の弟であった。

北大路さんの見事な立ち回りに注目です!!


格さんは夫の敵・丸亀 (第三十一話:H7.3.13放送) ★★★☆☆
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:高倉祐二

佐吉(伊吹吾朗)/お幸(川中美幸)/半助(赤塚真人)/おなみ(福家美峰)/黒沢喜太夫(北原義郎)/湊屋弥五郎(内田勝正)/寅吉(秋山武史)/七造(井上茂)/仁蔵(石倉英彦)他

丸亀に入った一行。一行から一足遅れて丸亀に入った格さん、突然女に刀を突きつけられ、夫の仇呼ばわり。事情を聞くと、仇は格さんそっくりの佐吉という男で、かつては結婚の約束までしていたという。一方佐吉も、殺しの下手人に仕立て上げられているという噂を聞きつけ、丸亀入りしていた。誤解の糸をほどき、真の悪党を退治する黄門さま。


酒にのまれて人殺し・兵庫 (第三十二話:H7.3.20放送) ★★★☆☆
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

宇佐次(山口弘和)/亀吉(竹田高利/喜久助(永井秀和)/おきみ(森恵)/川浪丹波(石濱朗)/赤摩屋(高野真二)/住吉屋(玉川伊佐男)/おかん(神津はづき)/梵天丸の久六(三角八朗)/馬五郎(草薙良一)/勝田忠左衛門(田畑猛雄)/山城屋(田中弘史)/六兵衛(牧冬吉)/屋台のおやじ(浜田雄史)/役人(出水憲)他

酒どころ灘に着いた一行。もっと酒を飲みたいと旅籠を飛び出した八兵衛は、灘の銘酒に酔いつぶれ、気がつけば血のついた短刀を握っていて住吉屋殺しの下手人に。真犯人を目撃したのが駕籠屋の宇佐次と亀吉だが、仕返しを恐れて名乗り出ない。殺しの背後には、灘の造酒屋を一まとめにして、利益を得ようとする赤摩屋の企みと、その後ろ盾をする次席家老・川浪丹波がいた。全ての証拠を掴んだ黄門さまは、八兵衛の無実を晴らすため、そして灘の銘酒を守るため、白洲へ乗り込む。


京の都の恋友禅・京 (第三十三話:H7.3.27放送) ★★★★☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

お美津(北原佐和子)/尾州屋信兵衛(小林昭二)/新太郎(佐野圭亮)/坊門從三位惟光(鹿内孝)/日吉屋(草薙幸二郎)/婆裟羅の馬五郎(石山律雄)/梅小路大納言(武内亨)/おせい(宮田圭子)/紋次(桐山浩一)/熊吉(野々村仁)/杉山(五十嵐義弘)他

京に入った一行。友禅絵師のお美津と知り合った一行は、裏御用達の友禅問屋・尾州屋に世話になることに。京では、御用達の看板を狙う日吉屋が、悪公家・坊門從三位惟光と手を組んでの悪巧み。婆裟羅の馬五郎を使って、尾州屋に火をつけ、出火の罪を着せて看板の取り上げを企む。京の都の鬼退治をし、お美津と尾州屋の息子新太郎の恋も助ける黄門さま。

出ました、悪徳三位。悪公家の出る話は結構好きです。殺陣のシーンも、公家版お侍のような人たちがワラワラと出てきて、なんだか華やかでした。そして、今日の銀奴は黒い着物。お銀さんは、黒い着物を着たときが一番映える気がします。


狸がくれた赤ん坊・信楽 (第三十四話:H7.4.3放送) ★★★★☆
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:矢田清巳

おせき(吉野真弓)/白石左近(大橋吾郎)/お幸の方(東千晃)/鳥居忠英(南條豊)/伊賀山大膳(宮口二郎)/鳥居大学(妹尾洸)/馬場玄太夫(近藤洋介)/安左衛門(国田栄弥)/おとね(山口朱美)/窯元の親父(玉生司朗)/鶴千代(高橋将也)他

水口藩鳥居家二万石の世継ぎ争い。狸の置物で有名な信楽にやって来た一行は、置物のそばで泣く赤ん坊を拾う。この赤ん坊が、実は水口藩の若君・鶴千代。藩主の弟を世継ぎにと推す城代家老・馬場玄太夫らの企みにより、刺客に狙われていた。世継ぎ騒動を解決するため、赤ん坊と共に総登城のかかった水口城へ乗り込む黄門さま。

テンポがよくなかなか面白いお話でした。しかも、23部初の弥七親分登場!! あまりの久々ぶりに助さん格さんもびっくり、「弥七、達者だったのか!!」。そして、3度も、ここぞという時に親分の赤い風車。アクションは少ないけど、かなりの大活躍でした。そして、お銀の生娘発言にビックリでしたf(^_^;


悪を狙う謎の虚無僧・彦根 (第三十五話:H7.4.10放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

日下部左近(本郷功次郎)/環(山本みどり)/伊吹屋(梅野泰靖)/桑原勘解由(睦五郎)/番場屋(加藤和夫)/黒川(若林哲行)/治平(河合絃司)/太郎作(相馬剛三)/おりん(真継玉青)/竜神の権八(有川正治)/虎松(岩尾正隆)/おうめ(中塚和代)/茶店の爺さん(千葉保) 他

彦根に着いた一行は、目の不自由な武家の女・環と知り合う。環の夫・日下部左近は、一年前上布に関わる不正を部下と共に調べており、その報告を勘定奉行・桑原勘解由に報告しに行ったときに消えたという。事の真相は、番場屋を藩の御用達として利益を貪る勘定奉行一味が、悪事の露見を恐れ、部下殺しの罪を着せて日下部左近を斬ったのだった。谷底へ落ちた左近だが死体はあがっておらず、折りしも彦根に謎の虚無僧が出現する。夫婦を助け、彦根の悪を一掃する黄門さま。

今回も弥七親分登場。妻と夫の尺八と琴で奏であう「想夫恋」に、泣き虫黄門さま本領発揮!? 久々に佐野黄門さまの涙を見ました。


迷子になった黄門様・岐阜 (第三十六話:H7.4.17放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

三枝彦四郎(荻島真一)/菊乃(大塚良重)/理絵(坂上香織)/稲葉屋(滝田裕介)/岩瀬刑部(江見俊太郎)/八幡屋(歌澤寅右衛門)/岩瀬秀之丞(佐藤仁哉)/鬼夜叉の繁蔵(福山象三)/源六(時代吉二郎)/中川(石倉英彦)他

助さんと喧嘩した黄門さま、一行からこっそり離れて別行動。獣穴に落ちあわやのところを、加納藩士・三枝彦四郎に救われる。彦四郎は、加納傘の絵付けの工夫に情熱を燃やしていた。岐阜では加納傘の利権を一手に握ろうと企む八幡屋とその後ろ盾の国家老・岩瀬刑部が町の人を困らせていた。その国家老の息子が、彦四郎に想いを寄せる武家の未亡人・菊乃に横恋慕。加納傘を守るため、黄門さまが彦四郎と共に立ち上がる。

悪家老とかでお馴染みだった滝田さん、お年を召してからすっかり善玉役が多くなってきましたね。


育ての母は木曽節お仙・妻籠 (第三十七話:H7.4.24放送) ★★★☆☆
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

お仲(三沢あけみ)/お糸(彩木優花)/喜太郎(和泉史郎)/丸田屋(新井量大)/佐久間軍太夫(小林勝彦)/戸隠屋六兵衛(北町嘉朗)/亥の子の亥兵衛(石橋雅史)/ムササビの権次郎(森章二)/伍平(伊藤高)/茂助(朝日完記)/元太(福本清三)/木曽屋の番頭(水上保広)他

妻籠で一行が知り合った旅籠・木曽屋の後家・お仲。実は十年前までは木曽節お仙と名の売れた錠前破り。今は足を洗い木曽屋の後家におさまり、先妻の娘のお糸に店を継がせようと頑張っている。だが、昔の仲間が現れ、お糸を人質に盗みを手伝えと脅迫する。「西山の光右衛門」という大泥棒一味に姿を変えた黄門さま、盗賊らを一網打尽、妻籠の悪も一掃する。


悪が群がる御用金・甲府 (第三十八話:H7.5.1放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

白坂祐之進(中条きよし)/小松原金吾(伊吹剛)/八重(上野めぐみ)/八木沢内蔵助(高城淳一)/駒形屋(長谷川明男)/蒲生の幻堂(浜田晃)/板垣源十郎(伊吹聡太朗)/村岡又二郎(武正忠明)/内田(笹木俊志)/間柄(木下道博)他

甲府の城下へ入った一行は、御用金強奪の計画を知る。御用金の道中差配役の筆頭・白坂祐之進は、甲府藩の御用金責任者・小松原金吾とは親友同士。だがその親友の妹が盗賊一味に誘拐され、人質解放の条件として御用金運搬の道筋を明かせという。盗賊の黒幕は甲府藩国家老・八木沢内蔵助。いずれ藩主が六代目将軍となった暁に、一藩の家老職のみに留まらず天下を動かす役職につきたいとの野望を持つが故の強奪計画。そして親友は図らずも国家老の手先となっていた。

水戸黄門では、いい人なのに死んでしまう、という役柄が多いような気がする伊吹剛さん。嫌な予感はしてましたが、やはりそうでした…。今回は飛猿がピンチに。飛猿の危機に弥七親分登場。


白いお髭のお婿殿・府中 (第三十九話:H7.5.8放送) ★★★☆☆
原作:葉村彰子/脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

おかつ(春川ますみ)/竹内数馬(藤田哲也)/おくみ(岩崎ひろみ)/尾形升三郎(外山高士)/河鹿屋(小沢象)/深見陣之助(中田博久)/土蜘蛛の寅五郎(江藤漢)/勘六(伊東達広)/元作(はせさん治)/三蔵(牧冬吉)/富次(当銀長太郎)/武蔵屋(芝本正)他

府中で月見屋という寂れた旅籠に泊まった一行。その未亡人の女将・おかつに言い寄るのが、河鹿屋という府中の旅籠を一手に握ろうと企む悪党男。黄門さまが河鹿屋を自分の許嫁だと言って追い返す。折りしも、父の仇を探す若者・竹内数馬が月見屋に飛び込んで来た。数馬はおかつが昔奉公した恩ある家の若様だった。二人の仇討ちを助け、府中にはびこる悪を一掃する黄門さま。

34話以来ずっと皆勤で出演の弥七親分。最後は久々に皆と一緒の旅立ちで、お新に会えるのをからかわれていました。


闇を切り裂く白頭巾・江戸 (第四十話:H7.5.15放送) ★★★★☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

お新(宮園純子)/歌川扇之助(杜けあき)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/堀田備前守(永井秀明)/矢部悠斉(南原宏治)/お濃の方(辻沢杏子)/仁兵衛(福田豊土)/平戸屋(高野真二)/藤兵衛(浜田東一郎)/沖山采女(波田久夫)/作平(阿木五郎)/海渡屋(山本弘)/人足頭(有川正治)他

江戸を目前に、旅回り一座と知り合った一行。だが太夫の歌川扇之助は、何か曰くありげな様子。折りしも江戸では白頭巾が、悪徳商人・海渡屋を斬り殺す事件が。その白頭巾の正体は太夫。八年前、海渡屋は長崎奉行だった矢部悠斉、平戸屋と組んで抜け荷を行い私腹を肥やし、その罪を太夫の父になすりつけ付け火をした。復讐を秘めて舞台に立つ太夫。悪を懲らしめ、矢部悠斉の後ろにいた堀田備前にもお灸をすえる黄門さま、穏やかな気分で水戸へ戻る。

珍しくお銀も、飛猿と一緒に故郷に帰ります。理由は、近頃夢に祖父の無門がよく出てくるから...。お銀の帰りを待たずして、無門は、かげろう忍法帖にて瀕死の状態になるのですが、この頃から既に忍法帖の構想が出来ていたのですね。
  
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