忍者ブログ

「達人への道」「掲示板」「旅日記」は、こちらのブログにデータをまとめましたのでご利用下さい。

   
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

第25部
あらすじ

将軍綱吉に“牛乳酒”を献上した黄門さま。そのお礼にと下総・銚子の濃口醤油を綱吉から頂いた。何事にも好奇心旺盛な黄門さまは山之辺兵庫の反対を押し切り、格さん・弥七を伴って、醤油作りを見学するため銚子へ旅立つ。

諸国漫遊の虫が疼きだしていた黄門さまの心中を察し、兵庫が粋な配慮。黄門さまの実子頼常が治める高松にて、世継ぎに頼常の甥・軽千代が推挙されたというめでたい大事があったという。是非、軽千代を見定めてもらいたく高松入りしてほしいと、留守番の助さんを黄門さまの元へ送る。黄門さまを追う助さん、八兵衛、お銀。飛猿も駆けつけ、お馴染みのメンバーで銚子を目指すが…。だがその銚子にて、関東郡代の役人らにより不正が行なわれていた。まずは銚子湊の大掃除。事件解決後は、高松を目指す。

全四十三回の道中記。このシリーズ中で通算放送八百回を超える。


レギュラー

水戸光圀 (佐野浅夫)
佐々木助三郎 (あおい輝彦)
渥美格之進 (伊吹吾郎)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
かげろうのお銀 (由美かおる)
柘植の飛猿 (野村将希)
風車の弥七 (中谷一郎)


全話紹介

旅立ち・江戸・銚子(第一話:H8.12.9放送) ★★★★☆
音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:あおい輝彦・伊吹吾郎
題字:朝比奈宗源
ナレーター:柴田秀勝
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

お佐和(野川由美子)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/栗貫源之丞(近藤洋介)/小関哲之介(円谷浩)/お夏(伊藤葉子)/浜田屋(山本紀彦)/菰田(武正忠明)/千造(草薙良一)/浪人(笹木俊志)/山野辺兵庫(高松英郎)  他

黄門さまが道中知り合った醤油醸造元の女主人・お佐和は、関東郡代の役人らの不正に気づき殺された夫の恨みを晴らすため、また街の人達の苦しみを救うため、不正を内偵中の侍・小関に協力していた。事情を知った黄門さまも、銚子の悪の大掃除に乗り出す。

弥七親分の酔っ払い演技が見物!! お銀との夫婦演技も息ピッタリです。最後の殺陣で、親分が風車、お銀が銀針、飛猿が猿面を一斉に投げるシーンは、結構良かったです。忍び軍団影で支えるって感じで…。21部でもそうでしたが、兵庫は牛乳が大の苦手なんですね^^; 可愛いところもありますね♪


恵みの夫婦海苔・君津(第二話:H8.12.16放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

八右衛門(大出俊)/以祢(伊藤榮子)/近江屋甚兵衛(沼田爆)/相良玄蕃(田口計)/相模屋(北町嘉朗)/碇屋剛造(伊藤敏八)/大隅与左衛門(原田清人)/三次(稲吉靖司)/五兵衛(大木晤郎)/おたけ(川本美由紀)/商人(楠年明)他

君津に入った一行は、海苔の養殖に取り組む村人思いの親切な庄屋夫婦と知り合う。江戸の商人近江屋甚兵衛と協力して試行錯誤の末、遂に成功し、上総海苔と名づける。だが、悪徳商人相模屋が利権を狙い、やくざの碇屋親分らを使っての嫌がらせ。背後には藩の家老・相良玄蕃までついていた。悪を一掃する黄門さま。

1話目もそうでしたが、今回も飛猿は船頭の役。飛猿ファン必見!?飛猿の船頭姿、決まってました。今回も忍び軍団3人つるんでおりました。弥七を中心によくまとまってます!!


縁切寺の縁結び・鎌倉(第三話:H9.1.6放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:矢田清巳

小寺雄之助(江藤潤)/りく(藤吉久美子)/おかや(鳳八千代)/加古川重蔵(山下洵一郎)/坂口九郎兵衛(河原崎次郎)/秋光尼(松木路子)/喜代松(大森博)/権次(ブッチー武者)/お梅(斉藤清子)/雄一郎(石野理央) 他

鎌倉に入った一行。東慶寺、通称縁切寺の前で寺に駆け込んだ母を持つ少年・雄一郎と出会う。気になった黄門さま。気を利かして調査をしてくれていた弥七らの情報によると、雄一郎の父である寺役人の小寺雄之助の妻りくに、代官・加古川が横恋慕しているという。事情を知った黄門さま、親子3人が幸せに暮らせるように、悪人退治。

忍び軍団、殺陣のシーンで闘わないですね。1・2・3話と、助格に任せっぱなし。ホント控えめです。 お銀、弥七にツッコミ!? 頭をポカッっとやってましたが…。忍び軍団、仲いいです!!


漉いて好かれた三島暦・三島(第四話:H9.1.13放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:矢田清巳

新之助(永野典勝)/志乃(越智静香)/長壁節道(中野誠也)/お縫(金沢碧)/沖藤弦太夫(有川博)/妹尾左馬之介(久富惟晴)/美濃屋(早川純一)/松崎屋(浜田晃)/髑髏の鬼十(前川哲男)/鱶蔵(赤星昇一郎)/松平直明(伊庭剛)他

三島暦を見るのが楽しみで、ウキウキ気分で三島へ向かう黄門さま。だが三島では、紙問屋美濃屋の蔵が火事で焼けてしまい、暦作りに欠かせない紙が燃えてしまっていた。また暦師の長壁節道も命を狙われる。三島暦を独占して儲けようとしている妹尾や松崎屋ら一味が図ったことだった。三島明神になりかわり、黄門さまが悪を退治。明石藩の命により暦作りの修行にきた若い侍と、美濃屋の跡取り娘の実らぬ恋も実らせる!!

私の大のお気に入りな刺客夜鴉の藤吉を演じた中野さんが、今回は暦師として登場。イイ者の役だったのですが、さすがの迫力がありました!! 弥七との久々の共演か!?と思っておりましたが、弥七今回は登場せず…。


陰謀砕く葛の糸・掛川(第五話:H9.1.20放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:寺島誓/監督:井上泰治

平松市之進(大橋吾郎)/千春(小高恵美)/弓岡喜十郎(亀石征一郎)/鍋島屋(高城淳一)/滝沢大膳(川辺久造)/小野田豊前(高野真二)/秋葉屋(児玉謙次)/滝沢甚之丞(鷲生功)/義十(滝譲二)/鈴木(武井三二)/吉松(西尾塁)他

葛布(くずふ)作りの「秋葉屋」に住み込む浪人市乃進と知り合った一行。掛川藩では、剣術指南役の後継者を巡って争いが起こっており、現指南役の弓岡が鉄砲で撃たれるという事件も。自分の次男・甚之丞を剣術指南役に据えようと企む次席家老・滝沢。弓岡は、自分が推挙する市之進と、滝沢が推す甚之丞を勝負させ、勝ったほうを後継者にすると決める。だが同意しない市之進。市之進の訳有りな様子に黄門さまのおせっかいの虫がうずく。

水戸黄門で悪役でお馴染みの亀石さん、川辺さん、高野さん。始まる前はこんなに悪役が出てきて、今回の話はどうなるんだ!!とドキドキしてましたが、亀石さん、高野さんはイイ役でしたね。高野さんはたまにあるけど、亀石さんは珍しいですね。しかも剣術指南役と、なかなかに渋い役どころで、楽しんで見させてもらいました(*^.^*) 弥七、今回も登場せず。


黄門様の仮女房・吉田(第六話:H9.1.27放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:鶴島光重/監督:井上泰治

とよ(川上夏代)/梅吉(山口粧太)/お光(上野めぐみ)/留蔵(内田稔)/吉沢右京太夫(和崎俊哉)/辰巳屋(梅澤龍峰)/松平(寺下貞信)/三下(木下通博)/三下(浜田隆広)他

燈台守の梅吉と知り合い、吉田の燈明台の明かりを守る村にきた一行。だが、燈台守は免除されているはずの新田開墾のための賦役に無理やり駆り出され、苦しみ喘いでいた。梅吉の祖母・とよは連れ合いをなくして以来寝たきりでぼけていたが、訪ねてきた黄門さまをみて夫と勘違い、急に元気になり歩き出した。夫の代わりをする黄門さま。私腹を肥やすために新田開墾を無理やりすすめる悪奉行と廻船問屋を懲らしめ、灯台の明かりを守る。仮女房・とよの死を看取り、旅立つ。

嵐が来て、灯台の明かりを守るシーンが、なかなか迫力がありました!! 弥七、登場せず。


真実探す娘の狂言・四日市(第七話:H9.2.3放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田上雄/監督:金鐘守

新吉(坂上忍)/お照(古柴香織)/水野伝八郎(中村孝雄)/入船屋吾兵衛(中村方隆)/坂本辰之助(久保忠郎)/黒谷の仙十郎(関根大学)/甚兵衛(保木本竜也)/定八(高井清史) 他

父の死の真相を探るため、狂言誘拐を企てた廻船問屋入船屋の娘、お照と手代の新吉。今の入船屋の主人は先代の、血のつながらない弟・呉兵衛だが、奉行の水野と組み兄を殺害、入船屋を乗っ取ったのである。父親殺しの真相は明らかになったが、狂言誘拐がばれ、お照らの身に危険が迫る。

今回は、お銀と飛猿の昔の仲間、黒谷の仙十郎が登場。だが仲間といっても、忍びを技を悪用し金品を強奪、伊賀を抜け出した悪党。三日月手裏剣を得意とする。


奪われた恋女房・鳥羽(第八話:H9.2.10放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:佐藤五月/監督:金鐘守

勝次(松田勝)/新八(冨家規政)/おせん(石倭裕子)/棚橋儀十郎(大林丈史)/赤岩の留蔵(石橋雅史)/大野(下元史朗)/お玉(塚本加成子)/おみつ(飯島順子)/仙吉(蔵多哲雄)他

網元殺しの罪をかぶせられ、更に幼馴染みに恋女房を奪われた!?一行が知り合った漁師の勝次は、出稼ぎをしており海女の女房が待つ鳥羽へ帰る途中だった。だが、帰ってみるとお手配者。さらに、勝次の女房おせんが、親友の新八とできているという噂まで…。事情を探る黄門さまらは、浜の入会権(いりあいけん)を独占するために、悪どい網元の留蔵と郡代官らが手を組んで、勝次に罪を着せたことを知る。そして、おせんは勝次の無実を晴らそうとしており、新八は親友の女房を助けていただけのことだった。鳥羽の悪を一掃し、風通しをよくする黄門さま。

今回の弥七親分、かなりイイです!! ますます惚れこんでしまいましたね~(*^∇^*)


瞼の父は銭の虫・吉野(第九話:H9.2.17放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:高倉祐二

嘉平(高津住男)/和吉(中村繁之)/宮原屋庄左衛門(勝部演之)/門倉屋(出光元)/大上藤四郎(市川三貴)/おきみ(坂野友香)/常吉(清郷流号)/兼七(野口貴史)/権次(木谷邦臣) 他

吉野の山中で、曲げ物師の嘉平と知り合った一行。怪我をした嘉平を家まで送り、出迎えたのが和吉という若い男。そこへ訪ねてきたのは灘の商人、宮原屋庄左衛門。昔、女中に産ませた子、和吉に店の跡取りになってほしいとやって来たのだった。突然のことに驚く和吉だが、何でも金ずくで片付けようとする父に嫌悪感を抱く。御用林の下げ渡しによる不正で私腹を肥やし、村の娘たちを慰み者にする代官と、門倉屋一味を退治。金より心の大切さを教え、父子の中を取り持つ黄門さま。

感動する話でした。次回作もタイトルからして、感動する話っぽいですね。


涙涙の父娘櫛・岸和田(第十話:H9.2.24放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:高倉祐二

東作(織本順吉)/お久(小林綾子)/竹市(赤川浩弥)/お節(宮崎彩子)/泉州屋(宗方勝巳)/清志郎(若菜孝史)/味岡幹十郎(廣田行生)/大貫屋(三角八朗)/松五郎(田中弘史)/岡部長泰(西園寺章雄)/伊予吉(青井敏之)/丑寅(笹井俊志) 他

櫛作りが盛んな岸和田に到着した一行。途中、荒くれ者に襲われる泉州屋の若旦那・清志郎と知り合い、名人・東作の家を訪ねるが、追い返されてしまう。3年前に、長女のお節が清志郎との祝言を嫌がり、一番弟子の竹市と駆け落ちして以来、東作は人が変わったようになってしまった。弥七が賭場で助けた赤ん坊連れの男、実は竹市で、お節が病気で死に、東作に一目赤ん坊を見せようと岸和田にやってきたという。竹市に託された父への詫状に書かれた真実……実は東作とは血のつながりのない自分を不憫だと、東作の実の娘お久以上に可愛がられたことへの感謝。だが、お久が想いを寄せる清志郎との祝言は、お久の気持ちを考えるとできない…それ故の駆け落ちだったこと云々…。父娘の絆が再び結ばれる。黄門さまらは、櫛の利権を巡って暗躍する悪を一掃。

珍しく、お銀と飛猿登場せず。今回も感動する話でした(・_・、)。。。25部は全体的に殺陣のシーンが短いのですが、今回は特に短かった。その分内容重視で作っているんですね。


陰謀渦巻く淡路島・洲本(第十一話:H9.3.3放送) ★★★★★
原案:葉村彰子/脚本:鶴島光重/監督:山内鉄也

中川一馬(山下規介)/稲田九右衛門(佐竹明夫)/お柳(島崎路子)/田村作左(松本朝夫)/結城大和(小沢象)/与平(相馬剛三)/結城剛造(高川裕也)/波路(津島令子)/井関久造(岩尾正隆)/石黒半平太(波田久夫)/徳兵衛(泉ひろし)/植松(勝見和也)/吉王丸(富平和馬)/浪人一(福本清三)/浪人二(西山清孝) 他

淡路島に渡った一行。世継ぎを巡る騒動があることを知る。淡路島は蜂須賀家の領地であるが、豊臣の流れをくむ蜂須賀家が力を持たないように、公儀が後押しする稲田家が代々、城代家老として淡路島を治めていた。それは小大名さながらであり、一つの島に殿様が二人と、庶民は噂していた。そこへ出てきた世継ぎ争い。城代家老・稲田九右衛門と正室の間に出来た吉王丸と、蜂須賀家次席家老・石黒の娘・波路との間に出来た植松。正嫡である吉王丸を暗殺しようという次席家老らの企みを暴き、淡路島の悪を一掃。

弥七親分登場せず。なかなかうまくまとまっていて、とても面白い話でした。


夢を咲かせた大谷焼・鳴門(第十二話:H9.3.10放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

文五郎(山本宣)/桑島伊十郎(藤堂新二)/文右衛門(今福将雄)/万田武太夫(江見俊太郎)/文之助(西尾塁)/田所清兵衛(潮哲也)/松浦宇右衛門(小笠原弘)/阿波屋(新井量大)/蜂須賀綱矩(水上保広) 他

蜂須賀二十五万石の領内に入った一行。蜂須賀公が、藩の名産品になるような焼き物を…と大金を投じて、豊後から来た陶工・文右衛門に作らせた大谷焼を楽しみにしていた黄門さま。だが、蜂須賀公の計画は失敗、文右衛門は殿様を騙したという罪で処罰され、大谷焼はどこにも売られていなかった。荒れ果てた大谷焼の窯…だがそこで再び釜に火を入れる文右衛門の息子とその孫。大谷焼の失敗を文右衛門一人になすりつけた悪家老らを一掃、文五郎親子が蜂須賀のために新しく考案した藍染めの大甕(おおがめ)を殿様に披露する。


若様の水門破り・高松(第十三話:H9.3.17放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:金鐘守

栗太郎(日下由美)/松平軽千代(佐野圭亮)/松平頼常(石田信之)/大中亀四郎(宮内洋)/手島屋(早川保)/五郎造(江藤漢)/西尾速水(吉田輝雄)/留吉(佐藤輝)/大久保勘左衛門(溝田繁)/遊び人(時代吉二郎) 他

讃岐高松藩の後継ぎ候補の軽千代がお忍びで市中見物。そうめん屋で、その軽千代を見かけた一行。黄門さまは、なぜ軽千代がお忍びをしているか知るために、助さんを近づかせる。「軽様」「助さん」と意気投合し、芸者遊びをしているうちに、高松藩の裏が見えてきた。藩の重役である西尾速水が、水田に水を配分する役職を笠に数々の不正を行っていた。軽様と助さんが、水門破りを決行。高松の悪を一掃する。

テンポ良く、面白い話でした。西尾速水は、印籠が出る前に黄門さまと知りつつも「毒食わば皿まで…」と、ブツブツ言ってるのが大悪党っぽかったです。軽千代ごとき青二才には…という感じでしたが、百戦錬磨!?の黄門さまにかかっては、さすがの大悪党も「恐れ入りました」と言うしかないですね。


飛猿が恋をした・岡山(第十四話:H9.3.31放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:井上泰治/監督:金鐘守

お民(八木小織)/千枝(井上真央)/出石屋嘉兵衛(武内亨)/松浦織部(青山良彦)/加瀬庄太夫(内田勝正)/池田綱政(大竹修造)/九尾屋(常泉忠通)/与兵衛(井上高志)/安藤小一郎(島英臣)/津田源蔵(出水憲)/少年時代の飛猿(野村正孝)/半次(小船秋夫)/雲助A(杉山幸晴)/雲助B(浜田隆広) 他

飛猿が、酔っ払いに絡まれる娘・お民と少女・千枝を助けた。千枝は幼い頃、目の前で両親を亡くし心に傷を負った。それ以来、おとなしく無口であったが、危ないところをを助けてくれた飛猿を桃太郎と慕う。黄門さまは飛猿を桃太郎に、自分は猿、助さんはキジ、格さんは犬に仕立て、造り酒屋を狙い米の流通を思いのままにする側用人ら悪党を退治。飛猿の幼い頃の話をし、千枝の心の傷を癒す黄門さま。

少年時代の飛猿の役を、野村さんの息子が演じます。 これ以降、25部はレギュラー陣がそれぞれ主役になっている話が多いです。でも助さんだけない…。


忘れられた格さん・尾道(第十五話:H9.4.7放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田上雄/監督:山内鉄也

松原新之丞(荻島真一)/松原美沙(舟倉由佑子)/大島屋六左衛門(山田吾一)/萩原左馬之介(中丸新将)/伊平(田邊年秋)/松原小太郎(平井亮裕)/桑田玄八郎(功刀明)/甚五郎(滝譲二)/与兵衛(蔵多哲雄)/伍助(寺下貞信) 他

尾道で旧友の松原新之丞を訪ねた格さん。だが、「知らぬ」と言われ門前払いをくらう。尾道では、浜を埋め立てて遊郭を作ろうという、町奉行らの企みがあった。そのために、漁師に嫌がらせをし、土地から追い出そうとしていたのだが、松原が先頭に立って漁師らの暮らしを守るべくたたかっていた。格さんを巻き込みたくなくて、そ知らぬふりをした松原だが、格さんも友の危機を知り手伝うことに。悪事の証拠である遊郭の絵図面を手に入れ、尾道の悪を退治する。

今回は八兵衛が登場せず。きびだんごを食べ過ぎて岡山でダウン中とのこと…。


子供たちの恩返し・中津(第十六話:H9.4.14放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:山内鉄也

お久美(もりめぐみ)/新助(池田成志)/お時(野口ふみえ)/五代恒雅(穂高稔)/滝沢左門(小林勝彦)/今津屋(二瓶鮫一)/牛頭の鱶蔵(山本昌平)/真野右京(五十嵐義弘)/竹市(中西勇太)/おみち(市村菜月)/由松(藤森周一郎)/元太(山崎大聖)/おふみ(内泉朱賀)/卯吉(高橋龍太)/ゆり(岡本伊代)/住職(徳田興人)/大黒屋(大木晤郎) 他

身寄りを亡くした子供たちと傘作りをしながら寺で暮らす健気な娘・お久美。元は廻船問屋・大黒屋の娘であったが、船が火事で沈没。そのため、藩御用だった大黒屋は取り潰しになったという。だがその裏には、藩御用の看板を狙う今津屋らの企みがあったのだった。中津の悪を一掃し、娘は自分の幸せを掴むため、奇跡的に生還した婚約者とともに中津を離れる。お久美の幸せを祈り、婚約者について行けと、子供たちが恩返し。


幸せ運ぶ青い犬・久留米(第十七話:H9.4.21放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:金鐘守

おたけ(斉藤とも子)/米川九太夫(宮路オサム)/甚助(不破万作)/梅次(市村貴俊)/呉服屋主人(疋田泰盛) 他

久留米絣の里を訪れた一行は、少年・梅次と青い犬・シロと出会う。梅次は、藍染の瓶に落ち、青く染まってしまったシロを捨てるまで家に帰ってくるなと母親に言われ、途方に暮れていた。梅次と母親・おたけの間を取り持とうとする一行だが、おたけは死んだ夫が残した藍を守るため必死だった。そのおたけに、郡奉行・米川が言い寄る。果ては「生類あわれみの令」を持ち出し、犬を青く染めたことが罪になるとおたけを脅す。悪を懲らしめる黄門さま。梅次も藍作りを手伝うことになり、シロもうれしそうにワンと吠える。

シロが瓶に落ちたために、息子とシロを追い出すおたけさんは、ホント必死に藍を育てていました。その藍の瓶に、飛猿が郡奉行の頭をつっこむシーンにはびっくり!! おたけさんは慌て、黄門さまは飛猿を一喝!? なんだか今回は、コメディタッチな水戸黄門でした。それにしても、青く染められてしまったあのワン公、ちょっと可愛そうでしたね…。弥七親分は登場せず。


命を賭けた唐津焼・唐津(第十八話:H9.4.28放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:鶴島光重/監督:高倉祐二

大島左衛門(内藤武敏)/大島左平(安藤一夫)/おまつ(藤田佳子)/李(大沢さやか)/大村忠左衛門(唐沢民賢)/川中信之介(有川正治)/内館右京(白井滋郎)/忍びの首領(関根大学) 他

唐津焼製法の秘密を守る為、焼き物師は他国の女とは結婚できない。名人・大島左衛門の息子・佐平は、他国のおまつと愛し合い、駆け落ちをする。だがおまつの正体は福岡藩の隠密で、唐津焼の秘伝を盗む密命を帯びていた。だが、おまつの愛は本物だった。掟を破った二人に、黄門さまが協力する。

今回は、私腹を肥やすとか、そういう悪党はいませんでした。この禁断の恋を結ぶのに、黄門さまも一苦労。大島左衛門の娘・李。「すもも」かと思いきや、「もも」という名前。みんなが「ももさん」「ももさん」と呼ぶので、変な感じでしたf(^_^;


大内塗り情けの仇討ち・山口 (第十九話:H9.5.5放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:藤井邦夫/監督:金鐘守

弥平(森次晃嗣)/神崎平馬(若山騎一郎)/お小夜(有沢妃呂子)/萩の屋伝兵衛(小笠原良知)/貝原主膳(原口剛)/宗方敬之進(南条弘二)/孫作(荻原郁三)/石垣源内(峰蘭太郎)/浪人(福本清三) 他

山口へ向かう一行は、大内塗りを甦らせようとしている塗器職人の弥平と知り合う。曰くありげな弥平の様子に興味を抱く黄門さま、しばらく弥平の家にやっかいになることに。そこへ現れたのは、弥平の命を狙う浪人たち。漆器の運上金を不当に値上げしようとする悪代官らが、浪人を使い、値上げに反対する弥平らを始末しようとしていた。お銀たちのおかげで事なきを得たが、そのうち一人の浪人が、病気のため倒れてしまう。看病する弥平親子。だが、その浪人・神崎平馬は、十年にもわたり父親の仇を探して旅をしていた者であり、なんとその仇は弥平自身であった。


愛を探した忍びの女・大田 (第二十話:H9.5.12放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:高倉祐二

おつね(杜けあき)/峯吉(伊吹剛)/大江屋(穂積隆信)/丹波甚蔵(中村竜三郎)/橋谷仙十郎(上野山功一) 他

突然格さんに抱きついた女・おつね。小間物行商に出かけ、六年もの間行方不明の亭主・峯吉と間違えたという。亭主探しを手伝うことになった一行。だが、おつねの正体は、石見銀山に絡む不正を探る公儀隠密だった。同じく公儀隠密である峯吉の最期に胸を打たれた格さん、非情の世界に生きるおつねに、普通の女に戻って幸せを探せと諭す。

弥七親分、最近ぜんぜん出てこないです(・_・、)。。。 飛猿と助さんの黒装束姿が決まってますv 峯吉役の伊吹剛さん、公儀隠密役で絶命とかそういう役が多い気がします。自分の最期をさとり、足を縛って自ら川の中へ飛び込むシーン。格さんが峯吉を必死に助けようとしますが、お銀に、忍びは自分の屍を人に見せない、情けをかけるならそっとしてやってくれと止められます。お銀の、「次に生まれてくるときは忍びになんか生まれてきちゃいけないよ」の台詞、21部でも同じく公儀隠密役で絶命した伊吹剛さんにかけた言葉ですが、今回もありました。何度聞いてもジーンときますね…。


かげろうお銀の涙・鹿野 (第二十一話:H9.5.19放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:鶴島光重/監督:矢田清巳

神崎弥兵衛(目黒祐樹)/香織(野平ゆき)/菊丸(塩賀淳平)/大山外記(黒部進)/田沢良庵(幸田宗丸)/原田主膳(伊藤高)/首領(笹木俊志)/島村左門(谷口高史) 他

鹿野でシジミ売りの少年・菊丸と出会った一行。父親の弥兵衛は、鉄山の利権を我が物にしようとする大山外記らの悪事を殿様に訴えに脱藩し江戸に赴くが、失敗し鹿野へ戻ってきた。妻の香織と菊丸と共に隠れるようにして暮らすが、働き手になりすまして鉄山に潜入していた。病床に伏していた香織が肺を患い死去、不憫に思ったお銀が菊丸親子を親身になって世話をする。黄門さまは、鉄山に群がる悪を一掃。


オラの息子が御落胤・出石 (第二十二話:H9.5.26放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:藤井邦夫/監督:矢田清巳

おゆり(戸川京子)/直吉(頭師佳孝)/青山図書(鹿内孝)/岡田新八郎(武見龍磨)/小出英高(柄沢次郎)/直太(杉田林太郎)/阿部監物(市川青虎)/茶店の老婆(三笠敬子)/家臣A(木谷邦臣)/家臣B(藤沢徹夫)/小出英満(五十嵐義弘) 他

幼い殿様が危篤、存続の危機にさらされた出石藩。先代の御落胤である直太が二人の悪人に狙われる。一人は家老の青山。直太を傀儡とし、藩を牛耳ろうと企む。もう一人は先代の従兄弟である小出。御落胤がいなければ最も藩主の座に近く、幼い直太の命を狙う。貧しくても親子三人幸せに暮らすことを望み、御落胤ではなく自分と直吉の子であると嘘を突き通すおゆりのために、黄門さまが一肌脱ぐ。幼い殿様も危篤の危機を脱し、出石藩も取り潰しを逃れて一件落着。

最後の旅立ちのシーン、飛猿のツッコミが冴えてた回でしたf(^_^; あと、格さんが拷問役をやるシーン、実際殴りはしなかったんだけど、暴れっぷりが格さんぽくっておもしろかった。


帰らぬ兄は逃亡者・小松 (第二十三話:H9.6.2放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:山内鉄也

又平(片桐光洋)/お粂(本阿弥周子)/大前屋(河原崎建三)/お梶(朝凪鈴)/味岡千之丞(江連健司)/鬼若(片岡五郎)/おせき(和泉ちぬ)/三太(山下慎司)/味岡米女(西園寺章雄)/丑松(井上茂)/お糸(小林久美)/用人(白井滋郎)/おもん(湖条千秋) 他

小松で出会った魚売りの少年・三太。三太が頭に巻いていた小松絹があまりに見事で、それを作ったという母・お粂を訪ねるが、お粂は殺しの罪で逃亡している息子の又平のことで心を痛めていた。お粂の紹介で、大前屋の世話になることになった一行。だが大前屋の内儀に横恋慕する、味岡千之丞の横暴ぶりは目に余るものがあった。更に、腹違いではあるが兄である小松城番役の毒殺をも企む。又平の濡れ衣を晴らし、小松絹を守る黄門さま。

弥七親分、久々の登場です!! 待ってました(*^∇^*)


藩を救った反魂丹・富山 (第二十四話:H9.6.9放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

松井屋(梅野泰晴)/八重崎屋(園田裕久)/おみよ(北原佐和子)/貫井屋(佐野アツ子)/有田正甫(南條豊)/正助(阿南健治)/山根屋(睦五朗)/大木田重蔵(津村鷹志)/なだれの岩造(森章二)/三次(石倉英彦)/大名A(川浪公次郎) 他

富山城下では薬の売り子達が行方不明になる事件が相次いでいた。一旦は飴屋になった飛猿だが、いつもの売り子姿に戻り、囮作戦。なだれの岩造らが、富山に帰ってきた売り子達を博打場に連れ込み、借金のかたに顧客名簿を取り上げているらしい。背後には、穀物問屋の山根屋と町奉行の大木田が絡んでいた。富山の妙薬「反魂丹」がもたらす、莫大な利益を横取りしようと悪企み。体を張って飛猿が仕入れてきた情報に、黄門さまが動き出す。

黄門さまが、越後で越後の縮緬問屋光右衛門と名乗れないのと同様、飛猿も富山ではいつもの売り子スタイルでは居られません。弥七とお銀に指摘され、今回は派手な飴屋のスタイルで。飛猿はいつもは富山一の薬種問屋松井屋の売り子に化けていたんですね。 弥七、夫婦喧嘩を止めるときに、ビンタを喰らってしまいます。今回の弥七親分は結構おちゃめかも(*^.^*)


罠を仕掛けた釣り天井・高山 (第二十五話:H9.6.16放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:寺島誓/監督:高倉祐二

勇作(岡野進一郎)/おふさ(森下涼子)/相五郎(土屋嘉男)/副島軍十郎(伊東達広)/八幡屋(歌澤寅右衛門)/般若の久蔵(井上博一)/小笠原大和(五十嵐義弘)/秋葉哲之進(谷口高史)/又八(勝野賢三)/千吉(矢部義章) 他

飛騨高山を訪れた一行。だが、街には活気がなく黄門さまは不審に思う。御用木切り出しのために、街の男たちはきつい賦役に駆り出されていた。だがその御用木を横流ししようとする代官手代や八幡屋、悪党一味。折から訪れる巡見使に横流しの企み知られぬよう、釣り天井を造り暗殺を図る。

よくある釣り天井のお話ですが、今回の釣り天井には無数の刃がついてましたね。恐ろしさも倍増。


瞼の父は風車・飯田 (第二十六話:H9.6.23放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:藤井邦夫/監督:井上泰治

おかよ(櫻井淳子)/文吉(田中隆三)/高岡源内(長谷川明男)/野上主膳(真田健一郎)/巴屋(久遠利三)/蔦屋(江幡高志)/島田佐十郎(朝日完記)/三枝敬之進(有川正治) 他

十年前に助けた幼子を、美しく成長した今再び悪の手から救った弥七。その時投げた風車から、父親ではないかと聞かれた。その娘・おかよの家に大事飾られている赤い風車。実の父親を探す唯一の手掛かりだと語る。十年前、八兵衛と共に飯田へ来た弥七は、大怪我をした女を助けた。博打打ちの男に手篭めにされそうになったのを必死に逃げる際に、刺されたという。女の夫・仁兵衛が、博打打ちの男を殺し、自分も刺され死んでしまった。その仁兵衛こそがおかよの父であり、弥七と八はおかよを連れて飯田まで逃げてきた。文吉の両親におかよを頼み、人殺しの罪を被ったまま飯田を去る弥七…。だがそんなことを、おかよには話せず、黙ったままの弥七だった。私腹を肥やす代官や巴屋、蔦屋らに逆らう文吉とおかよを助ける弥七をなんとか捕まえようとする、悪党一味。弥七を十年前の人殺しの罪で捕らえる。

今回は弥七親分が主役。お銀と飛猿は出てこず。


父を殺した男の真実・高田 (第二十七話:H9.6.30放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:井上泰治/監督:高倉祐二

秋月庄太郎(浜畑賢吉)/園部綾(麻乃佳世)/下戸大膳(青木義朗)/園部新吾(神野登喜雄)/了桂(梅沢昇)/稲葉正通(下塚誠)/和崎門十郎(岩尾正隆)/石堂播磨(田中弘史)/亭主(泉ひろし) 他

越後騒動後の高田藩の様子を心配してやってきた黄門さま。だがその高田で暗躍する悪に気付く。秋月庄太郎は、新田開墾に命をかける普請奉行。だがその秋月を父の仇と狙う園部姉弟。お家騒動の時に、下戸大膳に騙され、園部姉弟の父を斬った秋月。下戸こそが、藩御用金を着服し、自らの出世のために利用した本当の悪であることを知り、新田開墾の志半ばで姉弟に討たれようとする。


八が恋した美人妻・新潟 (第二十八話:H9.7.7放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:金鐘守

お小夜(五十嵐いづみ)/幸治郎(宮崎達也)/稲垣重勝(西沢利明)/(高野真二)/(伊吹聡太朗)/(峰祐介)/(吉井丈絵)/(溝田繁)他

海産物問屋・鶴屋の女将・小夜に惚れた八兵衛。互いにいがみ合う新発田藩と長岡藩。お互いの港が共存し合う道はないものかと,鶴屋の若旦那・幸治郎は町奉行に訴え,公儀への仲裁を申し出る。江戸へ旅立った幸治郎が共存反対派の町奉行らの企みにより撃たれた。失意のお小夜は自殺を図るが,八が恋しい女の命を救う。黄門さまも新潟の大掃除。

八の真剣な恋。想い叶わず旅立ちますが,親分,「3歩歩けば,ニワトリみたいに忘れちまう」って,それはちょっとヒドイっす…でもホントにその通りになりましたね。


狙われた庄内小町・酒田 (第二十九話:H9.7.14放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:鶴島光重/監督:金鐘守

お登勢(三浦リカ)/坂口(磯部勉)/羽黒屋(柴田侊彦)/松平(樋浦勉) 他

藩の御用米五千両分を乗せて藩御用達庄内屋の船が火災により沈没した。五千両の支払いを告げられ苦悩する庄内屋の女将・お登勢。裏にはお登勢を狙う奉行と,庄内屋の元締の看板を狙う羽黒屋の企みがあった。


哀しい疵を抱く女・本荘 (第三十話:H9.7.21放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:高倉祐二

塩村市兵衛(加藤武)/お菊(白鳥夕香)/境田音次郎(本郷直樹)/谷屋玄太夫(亀石征一郎)/木田屋(荒木将久)/おきみ(三浦徳子)/小雪(泉知奈津)/花奴(つりたみづえ)/女中(加藤真由美) 他

吉原で起こった若侍と花魁玉菊との心中騒動の謎を解く。江戸勤めの本庄藩士・塩村市太郎が遊女と遊ぶ金欲しさに公金横領し,無理心中をはかったという。だが黄門さまらが探ると裏のありそうなことばかり。死んだ塩村市太郎の父親・市兵衛が侍の身分を捨て、畑仕事をしてひっそり暮らしており,その身の回りを世話する謎の女・お菊。藩米横流しにより私服を肥やす次席家老らの企みにより濡れ衣をきせられた息子の汚名を晴らすため,黄門さまらも一役買う。

今回はサスペンス仕立て。モノクロ画面を使うなど,なかなか。


湖水に秘めた忍ぶ恋・十和田 (第三十一話:H9.7.28放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:藤井邦夫/監督:高倉祐二

お妙(藤本喜久子)/蓑吉(米山善吉)/おゆき(田野聖子)/左平次(若松俊秀)/前島頼母(小沢象)/湊屋(久保晶)/田中兵蔵(石倉英彦)/青木新八(峰蘭太郎)/船頭(司裕介)/山師(笹木俊志) 他

十和田に着いた一行は行方不明の許婚・清一郎を探す女・お妙と出会う。銀の横流しを調べるため密偵として入り込んだ清一郎。頭に傷を負って記憶を失い、お妙ことは忘れ新たな家族と共に,蓑吉として暮らしていた。銀山の不正を暴く黄門さま。


嫁と認めぬ頑固者・八戸 (第三十二話:H9.8.4放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田上雄/監督:金鐘守

岩倉弥右衛門(長門裕之)/栄二郎(新田純一)/お紺(佐藤友紀)/(溝口舜亮)/(平田康之)/(青木卓司)/佐藤一蔵(谷口高史)/北村(野口貴史) 他

八戸に入った一行は,若い浪人・栄二郎と,漁師の娘らしき女・お紺と知り合うが,不思議な組み合わせに興味を抱く。一方,弥七が助けた頑固な老侍・岩倉は,盛岡から八戸に息子を探しにきた。その息子が,実は栄二郎。死んだ兄の代わりに家督を継がせたい岩倉だが,お紺との結婚を反対されて家を飛び出した栄二郎は,結婚を承知してくれないと盛岡へは戻れないという。その栄二郎が舫(もやい)役人を殺した罪で捕らわれた。藩が安い利息でお金を貸す制度を悪用し,返せないと借金のかたに家や土地などを差し押さえては商人に払い下げて私服を肥やす舫奉行。悪事を暴いて栄二郎の濡れ衣を晴らし,頑固親父の心をほぐす黄門さま。


姑ふたりの嫁いびり・角館 (第三十三話:H9.8.11放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:山内鉄也

稲村志乃(南田洋子)/八木原多岐(水野久美)/八木原精吾(篠塚勝)/琴路(寺田千穂)/稲村小四郎(宍戸マサル)/佐恵(中原果南)/内藤玄斉(上田忠好)/都築掃部(玉川伊佐男)/松波欣十郎(林昭夫)/持田源之丞(杜澤泰文)/中屋(渡部雄作)/吉田(柴田善行)/母親(中井佳代)他

角館に着いた一行。稲村家の姑は、樺細工が上達しないと八木原家からの嫁を追い返し、八木原家の姑は、武芸の腕があがらないと稲村家からの嫁をいびり出した。両家の姑は、追い返された可愛い娘、孫娘のために二度と関わりをもたぬと大喧嘩。一方、両家の夫は国家老毒殺の陰謀を暴こうとしたため、危機が迫る。角館藩の内紛を収め、嫁と姑の縁を結ぶ黄門さま。

弥七親分登場せず。


黄門さまは嫁奉行・花巻 (第三十四話:H9.8.18放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:佐藤五月/監督:山内鉄也

正太(角田英介)/お花(田中規子)/おみつ(城山美佳子)/お玉(光井みほ)/冨吉(黒田隆哉)/工藤為蔵(北町嘉朗)/源右衛門(早川雄三)/五郎蔵(高峰圭二)/六助(吉川桃太郎)/鬼吉(白井滋郎)/お種(小野朝美)/黒川(功刀明)/幸吉(河田洋志)/鍋松(青井敏之) 他

花巻の村は深刻な嫁不足。娘たちは街の暮らしに憧れ、村を出ていった。その村で黄門さまは、嫁の世話をする“嫁奉行”を引き受けることに。だが出ていった娘たちは、街での仕事を紹介すると騙され売り飛ばされていた。悪を一掃し、若者たちの縁を結ぶ黄門さま。

弥七親分登場せず。


武士道を捨てた男・石巻 (第三十五話:H9.8.25放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:金鐘守

滝沢十右衛門(市川左團次)/片瀬小一郎(松井誠)/片瀬志保(北林早苗)/原口剛太夫(草薙幸二郎)/島屋(工藤堅大良)/塩屋(遠藤剛)/おなみ(佳山まりほ)/小坂伴内(田中弘史)/滝沢十右衛門(久賀大雅)/八重(東竜子)/旅篭の女中(丸平峯子) 他

石巻の城下で仇討ちの場に遭遇した一行。窮地に立っていた若侍・片瀬を助けるが、実はその若侍が仇討ちの相手と聞き、一行は仇討ちの張本人・滝沢に平謝り。一方、藩重役と御用商人とが手を組み、片瀬が越後の製塩技術を活かした新しい塩をそっくり横取り、藩に納めるはずの塩の横流しを企む。酒の上での些細なそそう、しかも非が滝沢の兄という仇討ちの内容。人が人を殺すために過ごした十年の重みを思い知らされ、侍の道を捨てた滝沢。

弥七親分久々登場。


狙われた放蕩息子・新庄 (第三十六話:H9.9.1放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

清太郎(てらそま昌紀)/おりえ(岩本多代)/お佳代(村上聡美)/浮子(神楽坂浮子)/新田屋(頭師孝雄)/諸井勘解由(望月太郎)/坂上六右衛門(児玉謙次)/佐兵衛(梶本潔) 他

助さんが温泉場で知り合った若旦那の清太郎。一緒に羽目を外して,どんちゃん騒ぎ。そんな放蕩息子をなんとか立ち直らせたいと願う藩御用の米問屋の女将・おりえに黄門さまは協力する。清太郎の放蕩息子ぶりに目を付け,藩御用の看板を狙う新田屋と次席家老の企みを暴き,清太郎にお灸をすえる黄門さま。

助さんがヤキモチをやくシーン,珍しくてなかなか新鮮でした。お銀もうれしそうでしたね~。なんだが弥七親分の登場が少ないです…。なんだか痩せてやつれてる風にも見えます(・_・)...


豪雨の旅籠の殺人事件・上山 (第三十七話:H9.9.8放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:井上泰治

おもん(大塚道子)/おせん(速水典子)/忠次(片桐竜次)/雲念坊(大前均)/時二郎(菅原加織)/おさと(北岡夢子)/善作(松熊信義)/新吉(ひかる一平)/音造(入鹿尊)/おこう(千うらら)/羽黒の権蔵(野口貴史)/与平(千葉保)/奉行(五十嵐義弘)/おしん(田中美鈴)/飴屋(浅田祐二)/子分(木村康志)他

豪雨に遭遇した一行は,上山の温泉宿に逗留。その旅篭には,行商人夫婦、渡世人、娼婦、山伏など,色んな人間がいた。豪雨のため,橋は流れ,山は崩れ,皆足止めをくらう。旅篭で繰り広げられる様々な人間模様。その中で起こった娼婦殺人事件。娼婦の手に握られた一枚の小判,姿を消した若い男…。果たして殺したのは!?

駆け落ち者の若い男女の無理心中を止めた親分。あの世で夫婦になろうと誓う二人に「この世で夫婦になれない者が,あの世で夫婦になれるもんか!!」と喝。親分名言集(あるのか!?)に加えたいです。印籠登場のシーンで,7人全員がずらっと並んでいる様は圧巻。いつもは後ろに控えている黄門さま忍び軍団や八まで並んで,かなり迫力のある印籠シーンでした。旅篭に黄門さま一行が全員集合ってのもなかなか良かったです(^.^) いつもは怪力な刺客役を演じる大前均さんですが,今回はなかなかお茶目な山伏の役。いいもの見せてもらいました♪


民を救った男の信念・二本松 (第三十八話:H9.9.15放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:山内鉄也/監督:井上泰治

有賀進之介(竹脇無我)/織江(大塚良重)/美緒(有泉じゅん)/富倉圭計(近藤洋介)/横森軍兵衛(入川保則)/滝川勝正(佐竹明夫)/喜多屋(石山律雄)/陣場の大五郎(岡田正典)/鮫島伝内(中田博久)/丹羽長次(中吉卓郎)/伊勢屋(楠年明)/仁左衛門(柳川清)/秋田屋(高井清史)/増田屋(蔵多哲雄)/遠野屋(波多野博)/吾助(薗田正美)/熊三(森山陽介) 他

二本松に着いた一行は、用水路造りの測量に励む男を目にする。藩の財政を立て直すために、新田開発の必要性を訴える郡奉行の富倉圭計だが、町奉行の横森らが横槍を入れて邪魔をする。民を救おうとする男の信念にうたれた黄門さま、悪を一掃。


孫が救った献上酒・会津 (第三十九話:H9.9.22放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

華岡屋真左衛門(佐藤英夫)/お久(千野弘美)/隆太郎(早川翔吾)/金野頼母(大門正明)/岩代屋(宮野琢磨)/阿弥陀の権蔵(坂田金太郎)/荘吉(伊東知則)/松中彦左衛門(入江正徳)/雄吉(伊庭剛)/杜氏(山本弘) 他

銘酒処会津を訪れた一行。華岡屋の玄関先で、幼い男の子が追い返されるのを見る。事情を聞くと、昔、若い杜氏と駆け落ちした華岡屋の娘お久の息子隆太郎だった。だが、祖父である華岡屋真左衛門は、娘を許せず頑固になっていた。華岡屋を陥れ献上酒の看板を狙う岩代屋一味らの悪企みを孫が知らせ、亡き父が残した酒が華岡屋を救う。


天から降って来た娘・白河 (第四十話:H9.10.6放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:鶴島光重/監督:金鐘守

孝太郎(西川弘志)/おきよ(堀川早苗)/卍屋(田畑猛雄)/かね(梶三和子)/田所軍兵衛(外山高士)/大貫左門(原口剛)/おもん(野平ゆき)/おはつ(愛禾みさ)/松浦九太夫(松本朝生)/松浦新之助(藤井裕士)/伊助(大橋壮多)/潰れ武士(五王四郎)/松吉(勝見和也) 他

山歩きで疲れ、湧き水を飲む八。目の前に、山から娘が落ちてきた。翌日娘は、今度は川へ身投げしようとする。調べてみると、娘は白河随一の大店・卍屋の奉公人おきよ。そこの若旦那・孝太郎と恋仲だったが、紅花の商いを一手に握ろうとする卍屋の主は、孝太郎と藩重役の娘との縁談を推し進めていた。勘定奉行をも暗殺し、私服を肥やそうと企む次席家老らを懲らしめ、叶わぬ恋に力を貸す黄門さま。

親分出てこず。


白狐の舞いが悪を斬る・塩原 (第四十一話:H9.10.13放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:金鐘守

都築采女(石橋保)/小夜(松本友里)/猪塚弾正(中田浩二)/三國屋(二瓶鮫一)/風神の鬼政(南祐輔)/寅松(堀田真三)/石堂主水之丞(村上幹夫)/都築源太夫(疋田泰盛)/みよ(岩城茉里)/島吉(勝野賢三)/さき(岩上佳寿美)/うめ(中谷由香) 他

やくざ者に絡まれていた湯宿のおかみ・小夜らを助けたのは、なんと白狐。狐面の下の正体は、小夜の幼馴染みの都築采女。藩重役職の父を毒殺され、塩原を我が物にしようと企む勘定奉行一味らに仇討ちしようとしていた。黄門さまらも狐面を被り、捕らわれてしまった小夜と采女の代わりに、塩原の悪退治。

親分登場せず。


お銀が結んだ父子紬・結城 (第四十二話:H9.10.20放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:山内鉄也

伊予平(垂水悟郎)/源太(佐藤健太)/お絹(堀江奈々)/鶴吉(鼓太郎)/久能木大学(睦五朗)/茜屋(平野稔)/荒川屋(山本清)/筑波の鱶蔵(トミ譲二)/おりき(藤江利加)/瀬川(伊藤高)/佐伯紋太夫(溝田繁)/富三(山口幸生)/寅松(白井滋郎)/仙造(笹木俊志) 他

結城では、前の代官を毒殺し、桐下駄や結城紬を一手に握って私腹を肥やそうとする悪党らがいた。代官・久能木大学と荒川屋ら一味を退治する黄門さま。お銀は、昔子どもを捨てたという初老の男・伊予平と知り合い、今は立派な下駄職人に育った息子・源太と娘・お絹の仲を取り持つ。

弥七親分登場せず。


世直し旅は日本晴れ (第四十三話:H9.10.27放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

霞のお新(宮園純子)/お稲の方(香山美子)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/相良四郎衛門(滝田裕介)/寿千代(竜小太郎)/松樹丸(川名浩介)/梶原平九郎(宮内洋)/大口屋(中村靖之介)/宇田兵部(川合伸旺)/楠野省二郎(竜川剛)/しのぶ(小松裕奈)/幡谷荘之助(畠山久)/住吉屋(楠年明)/筧透馬(高橋弘志)/富造(椿竜二) 他

江戸に帰ってきた黄門さま一行は、弘前藩の国家老一行と間違えられ、刺客に襲われる。そのことから、弘前藩に世継ぎ争いが起こっていることを知る。いつものパターンとは一味違う、今回の世継ぎ争い。次席家老と組んだはずのお稲の方の真意を知った黄門さま、母が子を想う気持ちに打たれ、弘前藩の内紛解決に乗り出す。

最終話にもかかわらず、弥七親分登場せず。黄門さまの言いつけで日光東照宮に赴き、用を済ませて鬼怒川温泉で湯治、お新を待って夫婦水入らずで…という黄門さまの粋な計らいらしい。お新さんと飛猿のツーショットはなかなか新鮮でした。あんな長いこと会話してるのは始めて見たかも…。
PR
  
COMMENT
NAME
TITLE
MAIL (非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS (コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます
 
ブログ内検索
カウンター
Copyright ©  -- あぁ水戸黄門  --  All Rights Reserved

Design by CriCri / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]