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カテゴリー「達人への道 21~25部」の記事一覧
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あらすじ

将軍綱吉に“牛乳酒”を献上した黄門さま。そのお礼にと下総・銚子の濃口醤油を綱吉から頂いた。何事にも好奇心旺盛な黄門さまは山之辺兵庫の反対を押し切り、格さん・弥七を伴って、醤油作りを見学するため銚子へ旅立つ。

諸国漫遊の虫が疼きだしていた黄門さまの心中を察し、兵庫が粋な配慮。黄門さまの実子頼常が治める高松にて、世継ぎに頼常の甥・軽千代が推挙されたというめでたい大事があったという。是非、軽千代を見定めてもらいたく高松入りしてほしいと、留守番の助さんを黄門さまの元へ送る。黄門さまを追う助さん、八兵衛、お銀。飛猿も駆けつけ、お馴染みのメンバーで銚子を目指すが…。だがその銚子にて、関東郡代の役人らにより不正が行なわれていた。まずは銚子湊の大掃除。事件解決後は、高松を目指す。

全四十三回の道中記。このシリーズ中で通算放送八百回を超える。


レギュラー

水戸光圀 (佐野浅夫)
佐々木助三郎 (あおい輝彦)
渥美格之進 (伊吹吾郎)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
かげろうのお銀 (由美かおる)
柘植の飛猿 (野村将希)
風車の弥七 (中谷一郎)


全話紹介

旅立ち・江戸・銚子(第一話:H8.12.9放送) ★★★★☆
音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:あおい輝彦・伊吹吾郎
題字:朝比奈宗源
ナレーター:柴田秀勝
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

お佐和(野川由美子)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/栗貫源之丞(近藤洋介)/小関哲之介(円谷浩)/お夏(伊藤葉子)/浜田屋(山本紀彦)/菰田(武正忠明)/千造(草薙良一)/浪人(笹木俊志)/山野辺兵庫(高松英郎)  他

黄門さまが道中知り合った醤油醸造元の女主人・お佐和は、関東郡代の役人らの不正に気づき殺された夫の恨みを晴らすため、また街の人達の苦しみを救うため、不正を内偵中の侍・小関に協力していた。事情を知った黄門さまも、銚子の悪の大掃除に乗り出す。

弥七親分の酔っ払い演技が見物!! お銀との夫婦演技も息ピッタリです。最後の殺陣で、親分が風車、お銀が銀針、飛猿が猿面を一斉に投げるシーンは、結構良かったです。忍び軍団影で支えるって感じで…。21部でもそうでしたが、兵庫は牛乳が大の苦手なんですね^^; 可愛いところもありますね♪


恵みの夫婦海苔・君津(第二話:H8.12.16放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

八右衛門(大出俊)/以祢(伊藤榮子)/近江屋甚兵衛(沼田爆)/相良玄蕃(田口計)/相模屋(北町嘉朗)/碇屋剛造(伊藤敏八)/大隅与左衛門(原田清人)/三次(稲吉靖司)/五兵衛(大木晤郎)/おたけ(川本美由紀)/商人(楠年明)他

君津に入った一行は、海苔の養殖に取り組む村人思いの親切な庄屋夫婦と知り合う。江戸の商人近江屋甚兵衛と協力して試行錯誤の末、遂に成功し、上総海苔と名づける。だが、悪徳商人相模屋が利権を狙い、やくざの碇屋親分らを使っての嫌がらせ。背後には藩の家老・相良玄蕃までついていた。悪を一掃する黄門さま。

1話目もそうでしたが、今回も飛猿は船頭の役。飛猿ファン必見!?飛猿の船頭姿、決まってました。今回も忍び軍団3人つるんでおりました。弥七を中心によくまとまってます!!


縁切寺の縁結び・鎌倉(第三話:H9.1.6放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:矢田清巳

小寺雄之助(江藤潤)/りく(藤吉久美子)/おかや(鳳八千代)/加古川重蔵(山下洵一郎)/坂口九郎兵衛(河原崎次郎)/秋光尼(松木路子)/喜代松(大森博)/権次(ブッチー武者)/お梅(斉藤清子)/雄一郎(石野理央) 他

鎌倉に入った一行。東慶寺、通称縁切寺の前で寺に駆け込んだ母を持つ少年・雄一郎と出会う。気になった黄門さま。気を利かして調査をしてくれていた弥七らの情報によると、雄一郎の父である寺役人の小寺雄之助の妻りくに、代官・加古川が横恋慕しているという。事情を知った黄門さま、親子3人が幸せに暮らせるように、悪人退治。

忍び軍団、殺陣のシーンで闘わないですね。1・2・3話と、助格に任せっぱなし。ホント控えめです。 お銀、弥七にツッコミ!? 頭をポカッっとやってましたが…。忍び軍団、仲いいです!!


漉いて好かれた三島暦・三島(第四話:H9.1.13放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:矢田清巳

新之助(永野典勝)/志乃(越智静香)/長壁節道(中野誠也)/お縫(金沢碧)/沖藤弦太夫(有川博)/妹尾左馬之介(久富惟晴)/美濃屋(早川純一)/松崎屋(浜田晃)/髑髏の鬼十(前川哲男)/鱶蔵(赤星昇一郎)/松平直明(伊庭剛)他

三島暦を見るのが楽しみで、ウキウキ気分で三島へ向かう黄門さま。だが三島では、紙問屋美濃屋の蔵が火事で焼けてしまい、暦作りに欠かせない紙が燃えてしまっていた。また暦師の長壁節道も命を狙われる。三島暦を独占して儲けようとしている妹尾や松崎屋ら一味が図ったことだった。三島明神になりかわり、黄門さまが悪を退治。明石藩の命により暦作りの修行にきた若い侍と、美濃屋の跡取り娘の実らぬ恋も実らせる!!

私の大のお気に入りな刺客夜鴉の藤吉を演じた中野さんが、今回は暦師として登場。イイ者の役だったのですが、さすがの迫力がありました!! 弥七との久々の共演か!?と思っておりましたが、弥七今回は登場せず…。


陰謀砕く葛の糸・掛川(第五話:H9.1.20放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:寺島誓/監督:井上泰治

平松市之進(大橋吾郎)/千春(小高恵美)/弓岡喜十郎(亀石征一郎)/鍋島屋(高城淳一)/滝沢大膳(川辺久造)/小野田豊前(高野真二)/秋葉屋(児玉謙次)/滝沢甚之丞(鷲生功)/義十(滝譲二)/鈴木(武井三二)/吉松(西尾塁)他

葛布(くずふ)作りの「秋葉屋」に住み込む浪人市乃進と知り合った一行。掛川藩では、剣術指南役の後継者を巡って争いが起こっており、現指南役の弓岡が鉄砲で撃たれるという事件も。自分の次男・甚之丞を剣術指南役に据えようと企む次席家老・滝沢。弓岡は、自分が推挙する市之進と、滝沢が推す甚之丞を勝負させ、勝ったほうを後継者にすると決める。だが同意しない市之進。市之進の訳有りな様子に黄門さまのおせっかいの虫がうずく。

水戸黄門で悪役でお馴染みの亀石さん、川辺さん、高野さん。始まる前はこんなに悪役が出てきて、今回の話はどうなるんだ!!とドキドキしてましたが、亀石さん、高野さんはイイ役でしたね。高野さんはたまにあるけど、亀石さんは珍しいですね。しかも剣術指南役と、なかなかに渋い役どころで、楽しんで見させてもらいました(*^.^*) 弥七、今回も登場せず。


黄門様の仮女房・吉田(第六話:H9.1.27放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:鶴島光重/監督:井上泰治

とよ(川上夏代)/梅吉(山口粧太)/お光(上野めぐみ)/留蔵(内田稔)/吉沢右京太夫(和崎俊哉)/辰巳屋(梅澤龍峰)/松平(寺下貞信)/三下(木下通博)/三下(浜田隆広)他

燈台守の梅吉と知り合い、吉田の燈明台の明かりを守る村にきた一行。だが、燈台守は免除されているはずの新田開墾のための賦役に無理やり駆り出され、苦しみ喘いでいた。梅吉の祖母・とよは連れ合いをなくして以来寝たきりでぼけていたが、訪ねてきた黄門さまをみて夫と勘違い、急に元気になり歩き出した。夫の代わりをする黄門さま。私腹を肥やすために新田開墾を無理やりすすめる悪奉行と廻船問屋を懲らしめ、灯台の明かりを守る。仮女房・とよの死を看取り、旅立つ。

嵐が来て、灯台の明かりを守るシーンが、なかなか迫力がありました!! 弥七、登場せず。


真実探す娘の狂言・四日市(第七話:H9.2.3放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田上雄/監督:金鐘守

新吉(坂上忍)/お照(古柴香織)/水野伝八郎(中村孝雄)/入船屋吾兵衛(中村方隆)/坂本辰之助(久保忠郎)/黒谷の仙十郎(関根大学)/甚兵衛(保木本竜也)/定八(高井清史) 他

父の死の真相を探るため、狂言誘拐を企てた廻船問屋入船屋の娘、お照と手代の新吉。今の入船屋の主人は先代の、血のつながらない弟・呉兵衛だが、奉行の水野と組み兄を殺害、入船屋を乗っ取ったのである。父親殺しの真相は明らかになったが、狂言誘拐がばれ、お照らの身に危険が迫る。

今回は、お銀と飛猿の昔の仲間、黒谷の仙十郎が登場。だが仲間といっても、忍びを技を悪用し金品を強奪、伊賀を抜け出した悪党。三日月手裏剣を得意とする。


奪われた恋女房・鳥羽(第八話:H9.2.10放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:佐藤五月/監督:金鐘守

勝次(松田勝)/新八(冨家規政)/おせん(石倭裕子)/棚橋儀十郎(大林丈史)/赤岩の留蔵(石橋雅史)/大野(下元史朗)/お玉(塚本加成子)/おみつ(飯島順子)/仙吉(蔵多哲雄)他

網元殺しの罪をかぶせられ、更に幼馴染みに恋女房を奪われた!?一行が知り合った漁師の勝次は、出稼ぎをしており海女の女房が待つ鳥羽へ帰る途中だった。だが、帰ってみるとお手配者。さらに、勝次の女房おせんが、親友の新八とできているという噂まで…。事情を探る黄門さまらは、浜の入会権(いりあいけん)を独占するために、悪どい網元の留蔵と郡代官らが手を組んで、勝次に罪を着せたことを知る。そして、おせんは勝次の無実を晴らそうとしており、新八は親友の女房を助けていただけのことだった。鳥羽の悪を一掃し、風通しをよくする黄門さま。

今回の弥七親分、かなりイイです!! ますます惚れこんでしまいましたね~(*^∇^*)


瞼の父は銭の虫・吉野(第九話:H9.2.17放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:高倉祐二

嘉平(高津住男)/和吉(中村繁之)/宮原屋庄左衛門(勝部演之)/門倉屋(出光元)/大上藤四郎(市川三貴)/おきみ(坂野友香)/常吉(清郷流号)/兼七(野口貴史)/権次(木谷邦臣) 他

吉野の山中で、曲げ物師の嘉平と知り合った一行。怪我をした嘉平を家まで送り、出迎えたのが和吉という若い男。そこへ訪ねてきたのは灘の商人、宮原屋庄左衛門。昔、女中に産ませた子、和吉に店の跡取りになってほしいとやって来たのだった。突然のことに驚く和吉だが、何でも金ずくで片付けようとする父に嫌悪感を抱く。御用林の下げ渡しによる不正で私腹を肥やし、村の娘たちを慰み者にする代官と、門倉屋一味を退治。金より心の大切さを教え、父子の中を取り持つ黄門さま。

感動する話でした。次回作もタイトルからして、感動する話っぽいですね。


涙涙の父娘櫛・岸和田(第十話:H9.2.24放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:高倉祐二

東作(織本順吉)/お久(小林綾子)/竹市(赤川浩弥)/お節(宮崎彩子)/泉州屋(宗方勝巳)/清志郎(若菜孝史)/味岡幹十郎(廣田行生)/大貫屋(三角八朗)/松五郎(田中弘史)/岡部長泰(西園寺章雄)/伊予吉(青井敏之)/丑寅(笹井俊志) 他

櫛作りが盛んな岸和田に到着した一行。途中、荒くれ者に襲われる泉州屋の若旦那・清志郎と知り合い、名人・東作の家を訪ねるが、追い返されてしまう。3年前に、長女のお節が清志郎との祝言を嫌がり、一番弟子の竹市と駆け落ちして以来、東作は人が変わったようになってしまった。弥七が賭場で助けた赤ん坊連れの男、実は竹市で、お節が病気で死に、東作に一目赤ん坊を見せようと岸和田にやってきたという。竹市に託された父への詫状に書かれた真実……実は東作とは血のつながりのない自分を不憫だと、東作の実の娘お久以上に可愛がられたことへの感謝。だが、お久が想いを寄せる清志郎との祝言は、お久の気持ちを考えるとできない…それ故の駆け落ちだったこと云々…。父娘の絆が再び結ばれる。黄門さまらは、櫛の利権を巡って暗躍する悪を一掃。

珍しく、お銀と飛猿登場せず。今回も感動する話でした(・_・、)。。。25部は全体的に殺陣のシーンが短いのですが、今回は特に短かった。その分内容重視で作っているんですね。


陰謀渦巻く淡路島・洲本(第十一話:H9.3.3放送) ★★★★★
原案:葉村彰子/脚本:鶴島光重/監督:山内鉄也

中川一馬(山下規介)/稲田九右衛門(佐竹明夫)/お柳(島崎路子)/田村作左(松本朝夫)/結城大和(小沢象)/与平(相馬剛三)/結城剛造(高川裕也)/波路(津島令子)/井関久造(岩尾正隆)/石黒半平太(波田久夫)/徳兵衛(泉ひろし)/植松(勝見和也)/吉王丸(富平和馬)/浪人一(福本清三)/浪人二(西山清孝) 他

淡路島に渡った一行。世継ぎを巡る騒動があることを知る。淡路島は蜂須賀家の領地であるが、豊臣の流れをくむ蜂須賀家が力を持たないように、公儀が後押しする稲田家が代々、城代家老として淡路島を治めていた。それは小大名さながらであり、一つの島に殿様が二人と、庶民は噂していた。そこへ出てきた世継ぎ争い。城代家老・稲田九右衛門と正室の間に出来た吉王丸と、蜂須賀家次席家老・石黒の娘・波路との間に出来た植松。正嫡である吉王丸を暗殺しようという次席家老らの企みを暴き、淡路島の悪を一掃。

弥七親分登場せず。なかなかうまくまとまっていて、とても面白い話でした。


夢を咲かせた大谷焼・鳴門(第十二話:H9.3.10放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

文五郎(山本宣)/桑島伊十郎(藤堂新二)/文右衛門(今福将雄)/万田武太夫(江見俊太郎)/文之助(西尾塁)/田所清兵衛(潮哲也)/松浦宇右衛門(小笠原弘)/阿波屋(新井量大)/蜂須賀綱矩(水上保広) 他

蜂須賀二十五万石の領内に入った一行。蜂須賀公が、藩の名産品になるような焼き物を…と大金を投じて、豊後から来た陶工・文右衛門に作らせた大谷焼を楽しみにしていた黄門さま。だが、蜂須賀公の計画は失敗、文右衛門は殿様を騙したという罪で処罰され、大谷焼はどこにも売られていなかった。荒れ果てた大谷焼の窯…だがそこで再び釜に火を入れる文右衛門の息子とその孫。大谷焼の失敗を文右衛門一人になすりつけた悪家老らを一掃、文五郎親子が蜂須賀のために新しく考案した藍染めの大甕(おおがめ)を殿様に披露する。


若様の水門破り・高松(第十三話:H9.3.17放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:金鐘守

栗太郎(日下由美)/松平軽千代(佐野圭亮)/松平頼常(石田信之)/大中亀四郎(宮内洋)/手島屋(早川保)/五郎造(江藤漢)/西尾速水(吉田輝雄)/留吉(佐藤輝)/大久保勘左衛門(溝田繁)/遊び人(時代吉二郎) 他

讃岐高松藩の後継ぎ候補の軽千代がお忍びで市中見物。そうめん屋で、その軽千代を見かけた一行。黄門さまは、なぜ軽千代がお忍びをしているか知るために、助さんを近づかせる。「軽様」「助さん」と意気投合し、芸者遊びをしているうちに、高松藩の裏が見えてきた。藩の重役である西尾速水が、水田に水を配分する役職を笠に数々の不正を行っていた。軽様と助さんが、水門破りを決行。高松の悪を一掃する。

テンポ良く、面白い話でした。西尾速水は、印籠が出る前に黄門さまと知りつつも「毒食わば皿まで…」と、ブツブツ言ってるのが大悪党っぽかったです。軽千代ごとき青二才には…という感じでしたが、百戦錬磨!?の黄門さまにかかっては、さすがの大悪党も「恐れ入りました」と言うしかないですね。


飛猿が恋をした・岡山(第十四話:H9.3.31放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:井上泰治/監督:金鐘守

お民(八木小織)/千枝(井上真央)/出石屋嘉兵衛(武内亨)/松浦織部(青山良彦)/加瀬庄太夫(内田勝正)/池田綱政(大竹修造)/九尾屋(常泉忠通)/与兵衛(井上高志)/安藤小一郎(島英臣)/津田源蔵(出水憲)/少年時代の飛猿(野村正孝)/半次(小船秋夫)/雲助A(杉山幸晴)/雲助B(浜田隆広) 他

飛猿が、酔っ払いに絡まれる娘・お民と少女・千枝を助けた。千枝は幼い頃、目の前で両親を亡くし心に傷を負った。それ以来、おとなしく無口であったが、危ないところをを助けてくれた飛猿を桃太郎と慕う。黄門さまは飛猿を桃太郎に、自分は猿、助さんはキジ、格さんは犬に仕立て、造り酒屋を狙い米の流通を思いのままにする側用人ら悪党を退治。飛猿の幼い頃の話をし、千枝の心の傷を癒す黄門さま。

少年時代の飛猿の役を、野村さんの息子が演じます。 これ以降、25部はレギュラー陣がそれぞれ主役になっている話が多いです。でも助さんだけない…。


忘れられた格さん・尾道(第十五話:H9.4.7放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田上雄/監督:山内鉄也

松原新之丞(荻島真一)/松原美沙(舟倉由佑子)/大島屋六左衛門(山田吾一)/萩原左馬之介(中丸新将)/伊平(田邊年秋)/松原小太郎(平井亮裕)/桑田玄八郎(功刀明)/甚五郎(滝譲二)/与兵衛(蔵多哲雄)/伍助(寺下貞信) 他

尾道で旧友の松原新之丞を訪ねた格さん。だが、「知らぬ」と言われ門前払いをくらう。尾道では、浜を埋め立てて遊郭を作ろうという、町奉行らの企みがあった。そのために、漁師に嫌がらせをし、土地から追い出そうとしていたのだが、松原が先頭に立って漁師らの暮らしを守るべくたたかっていた。格さんを巻き込みたくなくて、そ知らぬふりをした松原だが、格さんも友の危機を知り手伝うことに。悪事の証拠である遊郭の絵図面を手に入れ、尾道の悪を退治する。

今回は八兵衛が登場せず。きびだんごを食べ過ぎて岡山でダウン中とのこと…。


子供たちの恩返し・中津(第十六話:H9.4.14放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:山内鉄也

お久美(もりめぐみ)/新助(池田成志)/お時(野口ふみえ)/五代恒雅(穂高稔)/滝沢左門(小林勝彦)/今津屋(二瓶鮫一)/牛頭の鱶蔵(山本昌平)/真野右京(五十嵐義弘)/竹市(中西勇太)/おみち(市村菜月)/由松(藤森周一郎)/元太(山崎大聖)/おふみ(内泉朱賀)/卯吉(高橋龍太)/ゆり(岡本伊代)/住職(徳田興人)/大黒屋(大木晤郎) 他

身寄りを亡くした子供たちと傘作りをしながら寺で暮らす健気な娘・お久美。元は廻船問屋・大黒屋の娘であったが、船が火事で沈没。そのため、藩御用だった大黒屋は取り潰しになったという。だがその裏には、藩御用の看板を狙う今津屋らの企みがあったのだった。中津の悪を一掃し、娘は自分の幸せを掴むため、奇跡的に生還した婚約者とともに中津を離れる。お久美の幸せを祈り、婚約者について行けと、子供たちが恩返し。


幸せ運ぶ青い犬・久留米(第十七話:H9.4.21放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:金鐘守

おたけ(斉藤とも子)/米川九太夫(宮路オサム)/甚助(不破万作)/梅次(市村貴俊)/呉服屋主人(疋田泰盛) 他

久留米絣の里を訪れた一行は、少年・梅次と青い犬・シロと出会う。梅次は、藍染の瓶に落ち、青く染まってしまったシロを捨てるまで家に帰ってくるなと母親に言われ、途方に暮れていた。梅次と母親・おたけの間を取り持とうとする一行だが、おたけは死んだ夫が残した藍を守るため必死だった。そのおたけに、郡奉行・米川が言い寄る。果ては「生類あわれみの令」を持ち出し、犬を青く染めたことが罪になるとおたけを脅す。悪を懲らしめる黄門さま。梅次も藍作りを手伝うことになり、シロもうれしそうにワンと吠える。

シロが瓶に落ちたために、息子とシロを追い出すおたけさんは、ホント必死に藍を育てていました。その藍の瓶に、飛猿が郡奉行の頭をつっこむシーンにはびっくり!! おたけさんは慌て、黄門さまは飛猿を一喝!? なんだか今回は、コメディタッチな水戸黄門でした。それにしても、青く染められてしまったあのワン公、ちょっと可愛そうでしたね…。弥七親分は登場せず。


命を賭けた唐津焼・唐津(第十八話:H9.4.28放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:鶴島光重/監督:高倉祐二

大島左衛門(内藤武敏)/大島左平(安藤一夫)/おまつ(藤田佳子)/李(大沢さやか)/大村忠左衛門(唐沢民賢)/川中信之介(有川正治)/内館右京(白井滋郎)/忍びの首領(関根大学) 他

唐津焼製法の秘密を守る為、焼き物師は他国の女とは結婚できない。名人・大島左衛門の息子・佐平は、他国のおまつと愛し合い、駆け落ちをする。だがおまつの正体は福岡藩の隠密で、唐津焼の秘伝を盗む密命を帯びていた。だが、おまつの愛は本物だった。掟を破った二人に、黄門さまが協力する。

今回は、私腹を肥やすとか、そういう悪党はいませんでした。この禁断の恋を結ぶのに、黄門さまも一苦労。大島左衛門の娘・李。「すもも」かと思いきや、「もも」という名前。みんなが「ももさん」「ももさん」と呼ぶので、変な感じでしたf(^_^;


大内塗り情けの仇討ち・山口 (第十九話:H9.5.5放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:藤井邦夫/監督:金鐘守

弥平(森次晃嗣)/神崎平馬(若山騎一郎)/お小夜(有沢妃呂子)/萩の屋伝兵衛(小笠原良知)/貝原主膳(原口剛)/宗方敬之進(南条弘二)/孫作(荻原郁三)/石垣源内(峰蘭太郎)/浪人(福本清三) 他

山口へ向かう一行は、大内塗りを甦らせようとしている塗器職人の弥平と知り合う。曰くありげな弥平の様子に興味を抱く黄門さま、しばらく弥平の家にやっかいになることに。そこへ現れたのは、弥平の命を狙う浪人たち。漆器の運上金を不当に値上げしようとする悪代官らが、浪人を使い、値上げに反対する弥平らを始末しようとしていた。お銀たちのおかげで事なきを得たが、そのうち一人の浪人が、病気のため倒れてしまう。看病する弥平親子。だが、その浪人・神崎平馬は、十年にもわたり父親の仇を探して旅をしていた者であり、なんとその仇は弥平自身であった。


愛を探した忍びの女・大田 (第二十話:H9.5.12放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:高倉祐二

おつね(杜けあき)/峯吉(伊吹剛)/大江屋(穂積隆信)/丹波甚蔵(中村竜三郎)/橋谷仙十郎(上野山功一) 他

突然格さんに抱きついた女・おつね。小間物行商に出かけ、六年もの間行方不明の亭主・峯吉と間違えたという。亭主探しを手伝うことになった一行。だが、おつねの正体は、石見銀山に絡む不正を探る公儀隠密だった。同じく公儀隠密である峯吉の最期に胸を打たれた格さん、非情の世界に生きるおつねに、普通の女に戻って幸せを探せと諭す。

弥七親分、最近ぜんぜん出てこないです(・_・、)。。。 飛猿と助さんの黒装束姿が決まってますv 峯吉役の伊吹剛さん、公儀隠密役で絶命とかそういう役が多い気がします。自分の最期をさとり、足を縛って自ら川の中へ飛び込むシーン。格さんが峯吉を必死に助けようとしますが、お銀に、忍びは自分の屍を人に見せない、情けをかけるならそっとしてやってくれと止められます。お銀の、「次に生まれてくるときは忍びになんか生まれてきちゃいけないよ」の台詞、21部でも同じく公儀隠密役で絶命した伊吹剛さんにかけた言葉ですが、今回もありました。何度聞いてもジーンときますね…。


かげろうお銀の涙・鹿野 (第二十一話:H9.5.19放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:鶴島光重/監督:矢田清巳

神崎弥兵衛(目黒祐樹)/香織(野平ゆき)/菊丸(塩賀淳平)/大山外記(黒部進)/田沢良庵(幸田宗丸)/原田主膳(伊藤高)/首領(笹木俊志)/島村左門(谷口高史) 他

鹿野でシジミ売りの少年・菊丸と出会った一行。父親の弥兵衛は、鉄山の利権を我が物にしようとする大山外記らの悪事を殿様に訴えに脱藩し江戸に赴くが、失敗し鹿野へ戻ってきた。妻の香織と菊丸と共に隠れるようにして暮らすが、働き手になりすまして鉄山に潜入していた。病床に伏していた香織が肺を患い死去、不憫に思ったお銀が菊丸親子を親身になって世話をする。黄門さまは、鉄山に群がる悪を一掃。


オラの息子が御落胤・出石 (第二十二話:H9.5.26放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:藤井邦夫/監督:矢田清巳

おゆり(戸川京子)/直吉(頭師佳孝)/青山図書(鹿内孝)/岡田新八郎(武見龍磨)/小出英高(柄沢次郎)/直太(杉田林太郎)/阿部監物(市川青虎)/茶店の老婆(三笠敬子)/家臣A(木谷邦臣)/家臣B(藤沢徹夫)/小出英満(五十嵐義弘) 他

幼い殿様が危篤、存続の危機にさらされた出石藩。先代の御落胤である直太が二人の悪人に狙われる。一人は家老の青山。直太を傀儡とし、藩を牛耳ろうと企む。もう一人は先代の従兄弟である小出。御落胤がいなければ最も藩主の座に近く、幼い直太の命を狙う。貧しくても親子三人幸せに暮らすことを望み、御落胤ではなく自分と直吉の子であると嘘を突き通すおゆりのために、黄門さまが一肌脱ぐ。幼い殿様も危篤の危機を脱し、出石藩も取り潰しを逃れて一件落着。

最後の旅立ちのシーン、飛猿のツッコミが冴えてた回でしたf(^_^; あと、格さんが拷問役をやるシーン、実際殴りはしなかったんだけど、暴れっぷりが格さんぽくっておもしろかった。


帰らぬ兄は逃亡者・小松 (第二十三話:H9.6.2放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:山内鉄也

又平(片桐光洋)/お粂(本阿弥周子)/大前屋(河原崎建三)/お梶(朝凪鈴)/味岡千之丞(江連健司)/鬼若(片岡五郎)/おせき(和泉ちぬ)/三太(山下慎司)/味岡米女(西園寺章雄)/丑松(井上茂)/お糸(小林久美)/用人(白井滋郎)/おもん(湖条千秋) 他

小松で出会った魚売りの少年・三太。三太が頭に巻いていた小松絹があまりに見事で、それを作ったという母・お粂を訪ねるが、お粂は殺しの罪で逃亡している息子の又平のことで心を痛めていた。お粂の紹介で、大前屋の世話になることになった一行。だが大前屋の内儀に横恋慕する、味岡千之丞の横暴ぶりは目に余るものがあった。更に、腹違いではあるが兄である小松城番役の毒殺をも企む。又平の濡れ衣を晴らし、小松絹を守る黄門さま。

弥七親分、久々の登場です!! 待ってました(*^∇^*)


藩を救った反魂丹・富山 (第二十四話:H9.6.9放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

松井屋(梅野泰晴)/八重崎屋(園田裕久)/おみよ(北原佐和子)/貫井屋(佐野アツ子)/有田正甫(南條豊)/正助(阿南健治)/山根屋(睦五朗)/大木田重蔵(津村鷹志)/なだれの岩造(森章二)/三次(石倉英彦)/大名A(川浪公次郎) 他

富山城下では薬の売り子達が行方不明になる事件が相次いでいた。一旦は飴屋になった飛猿だが、いつもの売り子姿に戻り、囮作戦。なだれの岩造らが、富山に帰ってきた売り子達を博打場に連れ込み、借金のかたに顧客名簿を取り上げているらしい。背後には、穀物問屋の山根屋と町奉行の大木田が絡んでいた。富山の妙薬「反魂丹」がもたらす、莫大な利益を横取りしようと悪企み。体を張って飛猿が仕入れてきた情報に、黄門さまが動き出す。

黄門さまが、越後で越後の縮緬問屋光右衛門と名乗れないのと同様、飛猿も富山ではいつもの売り子スタイルでは居られません。弥七とお銀に指摘され、今回は派手な飴屋のスタイルで。飛猿はいつもは富山一の薬種問屋松井屋の売り子に化けていたんですね。 弥七、夫婦喧嘩を止めるときに、ビンタを喰らってしまいます。今回の弥七親分は結構おちゃめかも(*^.^*)


罠を仕掛けた釣り天井・高山 (第二十五話:H9.6.16放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:寺島誓/監督:高倉祐二

勇作(岡野進一郎)/おふさ(森下涼子)/相五郎(土屋嘉男)/副島軍十郎(伊東達広)/八幡屋(歌澤寅右衛門)/般若の久蔵(井上博一)/小笠原大和(五十嵐義弘)/秋葉哲之進(谷口高史)/又八(勝野賢三)/千吉(矢部義章) 他

飛騨高山を訪れた一行。だが、街には活気がなく黄門さまは不審に思う。御用木切り出しのために、街の男たちはきつい賦役に駆り出されていた。だがその御用木を横流ししようとする代官手代や八幡屋、悪党一味。折から訪れる巡見使に横流しの企み知られぬよう、釣り天井を造り暗殺を図る。

よくある釣り天井のお話ですが、今回の釣り天井には無数の刃がついてましたね。恐ろしさも倍増。


瞼の父は風車・飯田 (第二十六話:H9.6.23放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:藤井邦夫/監督:井上泰治

おかよ(櫻井淳子)/文吉(田中隆三)/高岡源内(長谷川明男)/野上主膳(真田健一郎)/巴屋(久遠利三)/蔦屋(江幡高志)/島田佐十郎(朝日完記)/三枝敬之進(有川正治) 他

十年前に助けた幼子を、美しく成長した今再び悪の手から救った弥七。その時投げた風車から、父親ではないかと聞かれた。その娘・おかよの家に大事飾られている赤い風車。実の父親を探す唯一の手掛かりだと語る。十年前、八兵衛と共に飯田へ来た弥七は、大怪我をした女を助けた。博打打ちの男に手篭めにされそうになったのを必死に逃げる際に、刺されたという。女の夫・仁兵衛が、博打打ちの男を殺し、自分も刺され死んでしまった。その仁兵衛こそがおかよの父であり、弥七と八はおかよを連れて飯田まで逃げてきた。文吉の両親におかよを頼み、人殺しの罪を被ったまま飯田を去る弥七…。だがそんなことを、おかよには話せず、黙ったままの弥七だった。私腹を肥やす代官や巴屋、蔦屋らに逆らう文吉とおかよを助ける弥七をなんとか捕まえようとする、悪党一味。弥七を十年前の人殺しの罪で捕らえる。

今回は弥七親分が主役。お銀と飛猿は出てこず。


父を殺した男の真実・高田 (第二十七話:H9.6.30放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:井上泰治/監督:高倉祐二

秋月庄太郎(浜畑賢吉)/園部綾(麻乃佳世)/下戸大膳(青木義朗)/園部新吾(神野登喜雄)/了桂(梅沢昇)/稲葉正通(下塚誠)/和崎門十郎(岩尾正隆)/石堂播磨(田中弘史)/亭主(泉ひろし) 他

越後騒動後の高田藩の様子を心配してやってきた黄門さま。だがその高田で暗躍する悪に気付く。秋月庄太郎は、新田開墾に命をかける普請奉行。だがその秋月を父の仇と狙う園部姉弟。お家騒動の時に、下戸大膳に騙され、園部姉弟の父を斬った秋月。下戸こそが、藩御用金を着服し、自らの出世のために利用した本当の悪であることを知り、新田開墾の志半ばで姉弟に討たれようとする。


八が恋した美人妻・新潟 (第二十八話:H9.7.7放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:金鐘守

お小夜(五十嵐いづみ)/幸治郎(宮崎達也)/稲垣重勝(西沢利明)/(高野真二)/(伊吹聡太朗)/(峰祐介)/(吉井丈絵)/(溝田繁)他

海産物問屋・鶴屋の女将・小夜に惚れた八兵衛。互いにいがみ合う新発田藩と長岡藩。お互いの港が共存し合う道はないものかと,鶴屋の若旦那・幸治郎は町奉行に訴え,公儀への仲裁を申し出る。江戸へ旅立った幸治郎が共存反対派の町奉行らの企みにより撃たれた。失意のお小夜は自殺を図るが,八が恋しい女の命を救う。黄門さまも新潟の大掃除。

八の真剣な恋。想い叶わず旅立ちますが,親分,「3歩歩けば,ニワトリみたいに忘れちまう」って,それはちょっとヒドイっす…でもホントにその通りになりましたね。


狙われた庄内小町・酒田 (第二十九話:H9.7.14放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:鶴島光重/監督:金鐘守

お登勢(三浦リカ)/坂口(磯部勉)/羽黒屋(柴田侊彦)/松平(樋浦勉) 他

藩の御用米五千両分を乗せて藩御用達庄内屋の船が火災により沈没した。五千両の支払いを告げられ苦悩する庄内屋の女将・お登勢。裏にはお登勢を狙う奉行と,庄内屋の元締の看板を狙う羽黒屋の企みがあった。


哀しい疵を抱く女・本荘 (第三十話:H9.7.21放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:高倉祐二

塩村市兵衛(加藤武)/お菊(白鳥夕香)/境田音次郎(本郷直樹)/谷屋玄太夫(亀石征一郎)/木田屋(荒木将久)/おきみ(三浦徳子)/小雪(泉知奈津)/花奴(つりたみづえ)/女中(加藤真由美) 他

吉原で起こった若侍と花魁玉菊との心中騒動の謎を解く。江戸勤めの本庄藩士・塩村市太郎が遊女と遊ぶ金欲しさに公金横領し,無理心中をはかったという。だが黄門さまらが探ると裏のありそうなことばかり。死んだ塩村市太郎の父親・市兵衛が侍の身分を捨て、畑仕事をしてひっそり暮らしており,その身の回りを世話する謎の女・お菊。藩米横流しにより私服を肥やす次席家老らの企みにより濡れ衣をきせられた息子の汚名を晴らすため,黄門さまらも一役買う。

今回はサスペンス仕立て。モノクロ画面を使うなど,なかなか。


湖水に秘めた忍ぶ恋・十和田 (第三十一話:H9.7.28放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:藤井邦夫/監督:高倉祐二

お妙(藤本喜久子)/蓑吉(米山善吉)/おゆき(田野聖子)/左平次(若松俊秀)/前島頼母(小沢象)/湊屋(久保晶)/田中兵蔵(石倉英彦)/青木新八(峰蘭太郎)/船頭(司裕介)/山師(笹木俊志) 他

十和田に着いた一行は行方不明の許婚・清一郎を探す女・お妙と出会う。銀の横流しを調べるため密偵として入り込んだ清一郎。頭に傷を負って記憶を失い、お妙ことは忘れ新たな家族と共に,蓑吉として暮らしていた。銀山の不正を暴く黄門さま。


嫁と認めぬ頑固者・八戸 (第三十二話:H9.8.4放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田上雄/監督:金鐘守

岩倉弥右衛門(長門裕之)/栄二郎(新田純一)/お紺(佐藤友紀)/(溝口舜亮)/(平田康之)/(青木卓司)/佐藤一蔵(谷口高史)/北村(野口貴史) 他

八戸に入った一行は,若い浪人・栄二郎と,漁師の娘らしき女・お紺と知り合うが,不思議な組み合わせに興味を抱く。一方,弥七が助けた頑固な老侍・岩倉は,盛岡から八戸に息子を探しにきた。その息子が,実は栄二郎。死んだ兄の代わりに家督を継がせたい岩倉だが,お紺との結婚を反対されて家を飛び出した栄二郎は,結婚を承知してくれないと盛岡へは戻れないという。その栄二郎が舫(もやい)役人を殺した罪で捕らわれた。藩が安い利息でお金を貸す制度を悪用し,返せないと借金のかたに家や土地などを差し押さえては商人に払い下げて私服を肥やす舫奉行。悪事を暴いて栄二郎の濡れ衣を晴らし,頑固親父の心をほぐす黄門さま。


姑ふたりの嫁いびり・角館 (第三十三話:H9.8.11放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:山内鉄也

稲村志乃(南田洋子)/八木原多岐(水野久美)/八木原精吾(篠塚勝)/琴路(寺田千穂)/稲村小四郎(宍戸マサル)/佐恵(中原果南)/内藤玄斉(上田忠好)/都築掃部(玉川伊佐男)/松波欣十郎(林昭夫)/持田源之丞(杜澤泰文)/中屋(渡部雄作)/吉田(柴田善行)/母親(中井佳代)他

角館に着いた一行。稲村家の姑は、樺細工が上達しないと八木原家からの嫁を追い返し、八木原家の姑は、武芸の腕があがらないと稲村家からの嫁をいびり出した。両家の姑は、追い返された可愛い娘、孫娘のために二度と関わりをもたぬと大喧嘩。一方、両家の夫は国家老毒殺の陰謀を暴こうとしたため、危機が迫る。角館藩の内紛を収め、嫁と姑の縁を結ぶ黄門さま。

弥七親分登場せず。


黄門さまは嫁奉行・花巻 (第三十四話:H9.8.18放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:佐藤五月/監督:山内鉄也

正太(角田英介)/お花(田中規子)/おみつ(城山美佳子)/お玉(光井みほ)/冨吉(黒田隆哉)/工藤為蔵(北町嘉朗)/源右衛門(早川雄三)/五郎蔵(高峰圭二)/六助(吉川桃太郎)/鬼吉(白井滋郎)/お種(小野朝美)/黒川(功刀明)/幸吉(河田洋志)/鍋松(青井敏之) 他

花巻の村は深刻な嫁不足。娘たちは街の暮らしに憧れ、村を出ていった。その村で黄門さまは、嫁の世話をする“嫁奉行”を引き受けることに。だが出ていった娘たちは、街での仕事を紹介すると騙され売り飛ばされていた。悪を一掃し、若者たちの縁を結ぶ黄門さま。

弥七親分登場せず。


武士道を捨てた男・石巻 (第三十五話:H9.8.25放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:金鐘守

滝沢十右衛門(市川左團次)/片瀬小一郎(松井誠)/片瀬志保(北林早苗)/原口剛太夫(草薙幸二郎)/島屋(工藤堅大良)/塩屋(遠藤剛)/おなみ(佳山まりほ)/小坂伴内(田中弘史)/滝沢十右衛門(久賀大雅)/八重(東竜子)/旅篭の女中(丸平峯子) 他

石巻の城下で仇討ちの場に遭遇した一行。窮地に立っていた若侍・片瀬を助けるが、実はその若侍が仇討ちの相手と聞き、一行は仇討ちの張本人・滝沢に平謝り。一方、藩重役と御用商人とが手を組み、片瀬が越後の製塩技術を活かした新しい塩をそっくり横取り、藩に納めるはずの塩の横流しを企む。酒の上での些細なそそう、しかも非が滝沢の兄という仇討ちの内容。人が人を殺すために過ごした十年の重みを思い知らされ、侍の道を捨てた滝沢。

弥七親分久々登場。


狙われた放蕩息子・新庄 (第三十六話:H9.9.1放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

清太郎(てらそま昌紀)/おりえ(岩本多代)/お佳代(村上聡美)/浮子(神楽坂浮子)/新田屋(頭師孝雄)/諸井勘解由(望月太郎)/坂上六右衛門(児玉謙次)/佐兵衛(梶本潔) 他

助さんが温泉場で知り合った若旦那の清太郎。一緒に羽目を外して,どんちゃん騒ぎ。そんな放蕩息子をなんとか立ち直らせたいと願う藩御用の米問屋の女将・おりえに黄門さまは協力する。清太郎の放蕩息子ぶりに目を付け,藩御用の看板を狙う新田屋と次席家老の企みを暴き,清太郎にお灸をすえる黄門さま。

助さんがヤキモチをやくシーン,珍しくてなかなか新鮮でした。お銀もうれしそうでしたね~。なんだが弥七親分の登場が少ないです…。なんだか痩せてやつれてる風にも見えます(・_・)...


豪雨の旅籠の殺人事件・上山 (第三十七話:H9.9.8放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:井上泰治

おもん(大塚道子)/おせん(速水典子)/忠次(片桐竜次)/雲念坊(大前均)/時二郎(菅原加織)/おさと(北岡夢子)/善作(松熊信義)/新吉(ひかる一平)/音造(入鹿尊)/おこう(千うらら)/羽黒の権蔵(野口貴史)/与平(千葉保)/奉行(五十嵐義弘)/おしん(田中美鈴)/飴屋(浅田祐二)/子分(木村康志)他

豪雨に遭遇した一行は,上山の温泉宿に逗留。その旅篭には,行商人夫婦、渡世人、娼婦、山伏など,色んな人間がいた。豪雨のため,橋は流れ,山は崩れ,皆足止めをくらう。旅篭で繰り広げられる様々な人間模様。その中で起こった娼婦殺人事件。娼婦の手に握られた一枚の小判,姿を消した若い男…。果たして殺したのは!?

駆け落ち者の若い男女の無理心中を止めた親分。あの世で夫婦になろうと誓う二人に「この世で夫婦になれない者が,あの世で夫婦になれるもんか!!」と喝。親分名言集(あるのか!?)に加えたいです。印籠登場のシーンで,7人全員がずらっと並んでいる様は圧巻。いつもは後ろに控えている黄門さま忍び軍団や八まで並んで,かなり迫力のある印籠シーンでした。旅篭に黄門さま一行が全員集合ってのもなかなか良かったです(^.^) いつもは怪力な刺客役を演じる大前均さんですが,今回はなかなかお茶目な山伏の役。いいもの見せてもらいました♪


民を救った男の信念・二本松 (第三十八話:H9.9.15放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:山内鉄也/監督:井上泰治

有賀進之介(竹脇無我)/織江(大塚良重)/美緒(有泉じゅん)/富倉圭計(近藤洋介)/横森軍兵衛(入川保則)/滝川勝正(佐竹明夫)/喜多屋(石山律雄)/陣場の大五郎(岡田正典)/鮫島伝内(中田博久)/丹羽長次(中吉卓郎)/伊勢屋(楠年明)/仁左衛門(柳川清)/秋田屋(高井清史)/増田屋(蔵多哲雄)/遠野屋(波多野博)/吾助(薗田正美)/熊三(森山陽介) 他

二本松に着いた一行は、用水路造りの測量に励む男を目にする。藩の財政を立て直すために、新田開発の必要性を訴える郡奉行の富倉圭計だが、町奉行の横森らが横槍を入れて邪魔をする。民を救おうとする男の信念にうたれた黄門さま、悪を一掃。


孫が救った献上酒・会津 (第三十九話:H9.9.22放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

華岡屋真左衛門(佐藤英夫)/お久(千野弘美)/隆太郎(早川翔吾)/金野頼母(大門正明)/岩代屋(宮野琢磨)/阿弥陀の権蔵(坂田金太郎)/荘吉(伊東知則)/松中彦左衛門(入江正徳)/雄吉(伊庭剛)/杜氏(山本弘) 他

銘酒処会津を訪れた一行。華岡屋の玄関先で、幼い男の子が追い返されるのを見る。事情を聞くと、昔、若い杜氏と駆け落ちした華岡屋の娘お久の息子隆太郎だった。だが、祖父である華岡屋真左衛門は、娘を許せず頑固になっていた。華岡屋を陥れ献上酒の看板を狙う岩代屋一味らの悪企みを孫が知らせ、亡き父が残した酒が華岡屋を救う。


天から降って来た娘・白河 (第四十話:H9.10.6放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:鶴島光重/監督:金鐘守

孝太郎(西川弘志)/おきよ(堀川早苗)/卍屋(田畑猛雄)/かね(梶三和子)/田所軍兵衛(外山高士)/大貫左門(原口剛)/おもん(野平ゆき)/おはつ(愛禾みさ)/松浦九太夫(松本朝生)/松浦新之助(藤井裕士)/伊助(大橋壮多)/潰れ武士(五王四郎)/松吉(勝見和也) 他

山歩きで疲れ、湧き水を飲む八。目の前に、山から娘が落ちてきた。翌日娘は、今度は川へ身投げしようとする。調べてみると、娘は白河随一の大店・卍屋の奉公人おきよ。そこの若旦那・孝太郎と恋仲だったが、紅花の商いを一手に握ろうとする卍屋の主は、孝太郎と藩重役の娘との縁談を推し進めていた。勘定奉行をも暗殺し、私服を肥やそうと企む次席家老らを懲らしめ、叶わぬ恋に力を貸す黄門さま。

親分出てこず。


白狐の舞いが悪を斬る・塩原 (第四十一話:H9.10.13放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:金鐘守

都築采女(石橋保)/小夜(松本友里)/猪塚弾正(中田浩二)/三國屋(二瓶鮫一)/風神の鬼政(南祐輔)/寅松(堀田真三)/石堂主水之丞(村上幹夫)/都築源太夫(疋田泰盛)/みよ(岩城茉里)/島吉(勝野賢三)/さき(岩上佳寿美)/うめ(中谷由香) 他

やくざ者に絡まれていた湯宿のおかみ・小夜らを助けたのは、なんと白狐。狐面の下の正体は、小夜の幼馴染みの都築采女。藩重役職の父を毒殺され、塩原を我が物にしようと企む勘定奉行一味らに仇討ちしようとしていた。黄門さまらも狐面を被り、捕らわれてしまった小夜と采女の代わりに、塩原の悪退治。

親分登場せず。


お銀が結んだ父子紬・結城 (第四十二話:H9.10.20放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田口耕三/監督:山内鉄也

伊予平(垂水悟郎)/源太(佐藤健太)/お絹(堀江奈々)/鶴吉(鼓太郎)/久能木大学(睦五朗)/茜屋(平野稔)/荒川屋(山本清)/筑波の鱶蔵(トミ譲二)/おりき(藤江利加)/瀬川(伊藤高)/佐伯紋太夫(溝田繁)/富三(山口幸生)/寅松(白井滋郎)/仙造(笹木俊志) 他

結城では、前の代官を毒殺し、桐下駄や結城紬を一手に握って私腹を肥やそうとする悪党らがいた。代官・久能木大学と荒川屋ら一味を退治する黄門さま。お銀は、昔子どもを捨てたという初老の男・伊予平と知り合い、今は立派な下駄職人に育った息子・源太と娘・お絹の仲を取り持つ。

弥七親分登場せず。


世直し旅は日本晴れ (第四十三話:H9.10.27放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

霞のお新(宮園純子)/お稲の方(香山美子)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/相良四郎衛門(滝田裕介)/寿千代(竜小太郎)/松樹丸(川名浩介)/梶原平九郎(宮内洋)/大口屋(中村靖之介)/宇田兵部(川合伸旺)/楠野省二郎(竜川剛)/しのぶ(小松裕奈)/幡谷荘之助(畠山久)/住吉屋(楠年明)/筧透馬(高橋弘志)/富造(椿竜二) 他

江戸に帰ってきた黄門さま一行は、弘前藩の国家老一行と間違えられ、刺客に襲われる。そのことから、弘前藩に世継ぎ争いが起こっていることを知る。いつものパターンとは一味違う、今回の世継ぎ争い。次席家老と組んだはずのお稲の方の真意を知った黄門さま、母が子を想う気持ちに打たれ、弘前藩の内紛解決に乗り出す。

最終話にもかかわらず、弥七親分登場せず。黄門さまの言いつけで日光東照宮に赴き、用を済ませて鬼怒川温泉で湯治、お新を待って夫婦水入らずで…という黄門さまの粋な計らいらしい。お新さんと飛猿のツーショットはなかなか新鮮でした。あんな長いこと会話してるのは始めて見たかも…。
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あらすじ

ご老公は晴耕雨読、助さん格さんはお城勤め、お銀と飛猿は里帰り、弥七は嫁孝行、そして八兵衛はご老公のお世話……諸国漫遊から帰ってきて、久しぶりにのんびりとした、穏やかな時を過していた光圀達。そこへ飛び込んできた薩摩藩国家老の娘、伊織静香。なにやら、薩摩藩で異変が起こっている様子。

その異変とは…… 薩摩藩次席家老、堂園弾正が、海賊の頭領との噂がある御用商人大隅屋と結託、抜け荷買いをはたらき、私腹を肥やしているとのこと。更に、側室お欄の方をたぶらかし、藩政を牛耳ろうとしている。藩主は肝の臓をわずらい病の床にふせり、藩政に携わることができない、国家老伊織頼母は藩主に目通りしようと登城した際、倒れてしまった…。

かくして、光圀主従の薩摩へ向かう世直し旅が始まった。南蛮、天竺あたりの異国でも恐れられている海賊の頭領、阿修羅の玄鬼一味ら、刺客の魔手が迫る…。


レギュラー

水戸光圀 (佐野浅夫)
佐々木助三郎 (あおい輝彦)
渥美格之進 (伊吹吾朗)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
かげろうのお銀 (由美かおる)
柘植の飛猿 (野村将希)
風車の弥七 (中谷一郎)

静香 (伊織静香)
阿修羅の玄鬼 (沢竜二)
呉屋の羅刹 (亀石征一郎)
呑竜 (大前均)


全話紹介

水戸・江戸 (第一話:H7.9.11放送) ★★★★☆
音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:あおい輝彦/伊吹吾朗
題字:朝比奈宗源
ナレーター:杉山真太郎
脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

伊織頼母(久米明)/乾敬馬(円谷浩)/呉屋の羅刹(亀石征四郎)/呑竜(大前均)/阿久根重蔵(原口剛)/お蘭の方(奈良富士子)/阿修羅の玄鬼(沢竜二)/堂園弾正(名和宏)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/堀田備中守(永井英明) 他

薩摩藩に異変あり。薩摩藩次席家老、堂園弾正が、海賊の頭領との噂がある御用商人大隅屋と結託、抜け荷買いをはたらき、私腹を肥やし、更に、側室お欄の方をたぶらかし藩政を牛耳ろうとしているらしい。薩摩藩国家老の娘、伊織静香と共に薩摩へ旅立つ黄門さま。

やはり一話目は炎上シーン。伝説は続きます。



狙われた箱根の献上湯・箱根 (第二話:H7.9.18放送) ★★★☆☆

脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

おけい(山本みどり)/佐助(夏夕介)/黒崎源太夫(中野誠也)/荒神屋(内田勝正)/富造(高峰圭二)/嘉吉(赤木太郎)/小竹清右衛門/(小笠原弘)/佐久間庄次郎(荻原郁三) 他

箱根湯本の温泉街に到着した一行。江戸の将軍様に温泉の湯を献上する役目を担う、旅籠・伊豆屋のおけいと知り合う。一方、同業の旅籠・荒神屋は悪代官の黒崎源太夫と結託、伊豆屋を陥れて献上湯の大役を横取りしようと狙っていた。献上湯の大役を無事に果たさせる為、一行が大活躍。



恋しい人は凶状持ち・駿府 (第三話:H7.10.2放送) ★★★★☆

脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

名張の翔(京本正樹)/駒越の清太郎(沖田浩之)/お菊(高取茉南)/天貫屋太夫(津村鷹志)/古宿の綱五郎(金井大)/檜垣伝十郎(伊吹聡太郎)/権造(中田博久)/源太(井上茂)/本田継道(溝田茂) 他

久能山東照宮へ向かう一行。荒くれどもに絡まれている漁師らを助ける、旅烏の清太郎と知り合う。清太郎は人殺しのお尋ね者だった。だが、駿府代官と結託し、漁場の全てを我が物にしようと企む天貫屋らの無法に我慢ならず帰って来たのだった。やがて清太郎の罪は濡れ衣だと知る黄門さま、駿府の悪を一掃するために、名張の翔と共に大活躍。

名張の翔登場!! 水戸黄門外伝で活躍した彼が、24部でも何度か顔を出す。かわりに弥七の親分の出番が少ないです。



愛を引き裂く八丁味噌・岡崎 (第四話:H7.10.9放送) ★★★☆☆

脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

お勢(高田美和)/額田屋(新克利)/お夏(超智静香)/幸太郎(若菜孝司)/増田多聞(橋本功)/辰巳屋(草薙幸次郎)/荒熊の繁造(石橋雅司)/寅吉(伊藤達弘) 他

味噌問屋の娘・お夏と知り合った一行。お夏は別の味噌問屋の跡取り息子・孝太郎と好き合った仲だが、お夏の母と孝太郎の父が仲が悪く、結婚を許してくれないという。かつてお夏の母と孝太郎の父は恋人同士であったが、一緒になれず、誤解が生じて今は犬猿の仲だった。二人の過去の誤解を解き、若い二人の恋を実らせる黄門さま。



母と名乗れぬ女の涙・桑名 (第五話:H7.10.16放送) ★★★☆☆

脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

おこう(吉沢京子)/勘十(谷幹一)/臼倉軍太夫(江見俊太郎)/万場屋(多々良純)/牛頭の滝蔵(深江章喜)/亥之吉(伊藤頻八)/おかえ(前野有香)/お妙(千石順子)/押尾伝十郎(脇坂峯平)/お竹(呉恵美子) 他

娘の母親探しの旅の途中だという子連れの胡麻の灰・勘十と知り合った一行。一行の財布を盗ろうとする現場を押さえられるが、実は親子でもない幼い娘が、必死に自分を庇う姿を見て勘十は改心。やがて、問屋場の女主人・おこうが娘の母親だと分かるが、おこうは母と名乗らない。問屋場の身代を、義理の娘に譲り渡すまで、おこうは名乗りを上げるわけにはいかなかった。

桑名に行けばこの一言“その手は桑名の焼蛤(やきはまぐり)”はお馴染みですね。そして今回は刺客登場せず、焼蛤を食べてのんびりと。



お髭を染めた黄門さま・大坂 (第六話:H7.10.23放送) ★★★☆☆

脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

河内屋吉右衛門(佐野浅夫)/吉平衛(有川博)/おとき(松本路子)/おゆき(森下涼子)/晴二郎(草野拓馬)/迫田陣左衛門(浜田晃)/日置屋(梅澤竜峰)/多平衛(頭師孝雄)/六道の為五郎(南裕輔)/土岐伊予守(穂高稔)/金八(重久剛一)他

大坂にやって来た一行だが、町の人々はなぜか黄門さまに対しペコペコ。それもそのはず、塩昆布屋・河内屋の主人・吉右衛門が、髭の色が違うだけで後は黄門さまにそっくり瓜二つ。大坂では、日置屋が河内屋に代わってお城御用達の看板を手に入れようと西町奉行と結託していた。黄門さま髭を染めて吉右衛門に成りすまし、悪者退治に乗り出す。

佐野浅夫さん二役。



だんごを盗ったお姫様・姫路 (第七話:H7.10.30放送) ★★★☆☆

脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

名張の翔(京本正樹)/妙姫(三浦理恵子)/内田大炊介(誠直也)/赤渕外記(南原安治)/金栗屋(山田吾一)/お甲の方(舟倉由布子)/本多忠国(平井昌一)/叨庵(中村孝雄)/弥生(丸山ひでみ)/市村屋(早川純一)/おとせ(佐野アツ子)他

白鷺城の異名を持つ美しい城・姫路城。そこの姫君・妙姫が、団子を食い逃げしようとするところに出くわした助さん。姫路藩では世継ぎ争いが起こっており、反対派が放った刺客に命を狙われる妙姫は、助さんと共に逃避行。姫君暗殺に失敗した悪党一派は、今度は藩主の命を南蛮渡来の毒薬で奪おうと計画。白鷺城に渦巻く陰謀を一掃するため、黄門さまが立ち上がる。

名張の翔、再び登場!!



謎の美剣士!紅夜叉・岡山 (第八話:H7.11.6放送) ★★★☆☆
原案・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

美里(社けあき)/但兼(小林昭二)/門田屋(佐竹明夫)/隆然(垂水悟郎)/沼尻丹波(久富惟晴)/黒毛の九朗巌(石山律雄)/浅黄屋(歌澤寅右衛門)/郷原伝内(遠藤征慈)/秀太郎(青井敏之)他

静香様、顔はりりしくて綺麗なんだけど演技がちょっと・・・でもそれが又魅力なのかな。

 

母を慕う馬子唄哀し・徳島 (第九話:H7.11.13放送) ★★★☆☆ 
原案・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

八重乃(三浦リカ)/新吉(西尾塁)/阿波屋(小鹿番)/田宮内記(高城淳一)/吉岡民部(小沢象)/戸倉屋(森幹太)/釣鐘大五郎(山本昌平)/佐山(岩尾正隆)/お光の方(有沢妃呂子)/百合姫(黒目瑠美)/紋造(桐山浩一)/吉岡主馬(吉野隆三)/市場弾右衛門(田中弘史) 他

 

盗まれた三葉葵の印籠・高知  (第十話:H7.11.20放送) ★★★☆☆  

原案・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

お京(島崎和歌子)/伊太郎(西山浩司)/伊三蔵(生井健夫)/おけい(松本友里)/轡田内記(山下洵一郎)/治右衛門(穂積隆信)/竜神の甲子蔵(三角八朗)/深尾且秀(玉川伊佐男)/為次(伊藤高)/おゆう(川口千枝)/徳兵衛(常泉忠通) 他

出ました!天神林の光右衛門!! “問われて名乗るもおこがましいが、生まれは日立、水戸の西(ザイ)、梅が香(カ)かおる西山に人目を忍ぶ隠居暮らし、おっとりはやしたこの髭から天神様の申し子と、人の噂も高らかに、天下の大盗人天神林の光右衛門たぁわしのことよ”


悪を懲らした大予言・松山  (第十一話:H7.11.27放送) ★★★☆☆  
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

絹屋(根上淳)/お由紀(佳山まりほ)/友吉(佐藤佑介)/翆麗(山本ゆか里)/兔角(高岡健二)/大黒屋(工藤堅大良)/伴野多左衛門(和崎俊哉)/足立重信(溝田繁)/市太郎(黒田光彦)/六右衛門(西山辰夫) 他

 

お化けになって悪退治・別府   (第十二話:H7.12.4放送) ★★★☆☆  

原案・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

お栄(中野みゆき)/清川屋(福田豊土)/お常(野中マリ子)/お咲(島崎路子)/鮫州の権蔵(前川哲男)/鶴口幹十郎(立川三貴)/為吉(山本紀彦)/おたつ(水原ゆう紀)/乙松(岡部征純)/千太(根岸和正) 他

入浴シーン多!/昔と比べると、題名が短絡的なのが多いのが少し不満・・・

 

無念晴らした仇討ち旅・高鍋  (第十三話:H7.12.11放送) ★★★☆☆  

原案・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

友平(坂上二郎)/志保(藤吉久美子)/細井勘十郎(本郷直樹)/矢富典膳(青井義朗)/住田広之進(南條豊)/(外山高士)/荒磯の寅五郎(黒部進)/松造(坂田金太郎)/高木将監(峯祐介)/小太郎(石野理奥)/住職(山村弘三)/谷山源四郎(有川正治)他

ひかえおろー!!のセリフで、指をポキポキ鳴らす格さん。戦う前に鳴らすのは分かるけど・・・


波瀾万丈!薩摩の対決・鹿児島 (第十四話:H7.12.18放送) ★★★☆☆  

原案・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

阿花那(細川ふみえ)/伊織頼母(久米明)/お蘭の方(奈良富士子)/桂木隼人(佐野圭亮)/庄吉(加藤純平)/阿久根重蔵(原口剛)/万年屋(久遠利三)/作右衛門(下川辰平)/島津綱貴(伊庭剛)/女中頭(松村康世)/久助(山本弘)/権造(勝野賢三) 他

刺客らの最期。結構しぶとく食らいついた阿修羅の玄鬼。最終決戦では、助さん格さんに一回ずつ斬られるが生きており爆弾を持って助さん達を道連れにしようとしたが、お銀の銀針が手に刺さり爆弾を落とし自爆。そのあと、裁きのシーンで堂園弾正が助さんに斬られた直後、天井を突き破りボロボロの姿で現れ鎌を振り回して静香を殺そうとしたが、弥七に阻止され怯んだところを、飛猿が畳ごと羽交い締めにしてそこを弥七が止めを刺して死亡(ノリPさんより)。なんとも壮絶な最期でした!

 

仇を探す飴売り娘・熊本 (第十五話:H7.12.25放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:矢田清巳

三枝市之丞(江藤潤)/菊江(岩本千春)/おてる(坂野友香)/多十(浜田寅彦)/原口庄太夫(小林勝彦)/岩尾の岩造(今井健二)/南海屋(早川雄三)/薮内玄蕃(上野山功一)/立花大炊助(入江正徳) 他



第十六話
瞼の父は悪の手先
①   
② 檜垣一角(夏八木勲)/お紀乃(大塚良重)/千佳(藤原まゆか)/柴崎治太夫(鹿内孝)/有明屋(高野真二)/海牛の五郎兵衛(江藤漢)/捨三(秋山武史)/午蔵(堀田真三) 他

④   

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第十七話
女目明し仇討ち悲願・小倉
①  ★★★☆☆
②  お佳代(芦川よしみ)/鞆浦屋(宗方勝巳)/高代勘解由(川辺久造)/響屋(田口計)/外崎嘉六(和崎俊哉)/粂造(井上高志)/凡天の源太(北村晃一)/堂本(武正忠明)/佐久四郎左衛門(波田久夫)/赤目の海蛇(福本清三)/丈助(功刀明) 他
④   

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第十八話
銘酒の里の悪退治・柳井
①  ★★★☆☆
②  高津住男、安藤一夫、江見俊太郎、牧冬吉 他
④   

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第十九話
悪を糺した瀬戸の花嫁・広島
①  ★★★☆☆
②  お澄(大西結花)/幸吉(荒木しげる)/波切屋(石山律雄)/沢井掃部(小沢象)/聖天の金八(福山象三)/浅野綱長(石田信之)/平岡屋(松野健一) 他
④   

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第二十話
駕籠屋と消えた黄門様・出雲
①  ★★★☆☆
②  山吉(山口弘和)/竹三(竹田高利)/卯之吉(久保田篤)/おさと(上野めぐみ)/清兵衛(坂本長利)/黒川軍太夫(北原義郎)/紅屋定五郎(出光元)/千日屋権蔵(上田忠好) 他
④  この二人水戸黄門ではいつも駕籠をかついでる気がします。/佐野黄門さまが怒ることはあまりないのだが、今回は久しぶりに助格と喧嘩。

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第二十一話
鬼と呼ばれた父の真実・鳥取
①  ★★★★☆
②  原田重兵衛(本郷功次郎)/池谷新三郎(竹本孝之)/加奈(新島弥生)/勘助(金井大)/川鍋専太夫(睦五朗)/赤井源蔵(辻萬長)/惣右衛門(児玉謙次)/船岡屋(森章二)/伊三次(市川勇)/池田綱清(水上保広)/吉田忠右衛門(有川正治)/世津(志之原良子) 他
④  お銀と格さんの絡みがおもしろい/お銀、お風呂で色気作戦失敗。のぼせる・・・。
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第二十二話
冤罪晴らす復讐の刃・敦賀
①  ★★★☆☆
②  美佐(根本りつ子)/島村内膳(久富惟晴)/新浜屋(草薙幸二郎)/加代(大塚ちか)/おきみ(小栗かおり)/慈照尼(北林早苗)/岩井軍太夫(内田勝正)/小田晋之介(大竹修造)/お園(中原果南)/天筒の権造(南祐輔)/国光与右衛門(松本朝生)/若狭屋(新井量大)/留次(江幡高志) 他
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第二十三話
親子で競う山中塗り・大聖寺
①  ★★★☆☆
②  半兵衛(長門勇)/半助(薬丸裕英)/石川屋(佐竹明夫)/おみよ(北岡夢子)/菅谷紋十郎(西沢利明)/津多屋(奥野匡)/岩見の伝兵衛(江藤漢)/代貸(白川浩二郎)/番頭(宮城幸生) 他
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第二十四話
慕う坊やに娘の真心・高岡
①  ★★★☆☆
②  おしの(芦田由夏)/おろく(一柳みる)/越中屋(宗方勝巳)/金森九太夫(鹿内孝)/貸鍋屋権八(石橋雅史)/井筒屋(常泉忠通)/佐吉(島英臣)/幸太(中西勇太)/卯之吉(市村貴俊) 他
④  今回お説教が多いです、黄門さま。
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第二十五話
天下の名医は敵持ち・松本
①  ★★★☆☆
②  萩尾千登世(北原佐和子)/あや(若林志穂)/宝部大膳(中村竜三朗)/沢島嵐堂(坂本長利)/蒲原了斎(津村鷹志)/豊科屋(久遠利三)/鬼塚の団蔵(三角八朗)/権次(堀田真三)/三田村清順(加山雄三) 他


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第二十六話
女地獄の大掃除・韮崎
①  ★★★☆☆
②  治兵衛(梅野泰靖)/唐沢大膳(川辺久造)/菱井屋(高野真二)/大岩の勝五郎(福山象三)/お光(愛禾みさ)/市太郎(沢井小次郎)/勘十(伊東達広)/久六(根岸一正)/おこう(江口尚希)/お豊(眞継玉青) 他
④  小指と小指の約束・・・今回は助さんの独壇場。

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一陽来復米沢の春・米沢 (第二十七話:H8.4.1放送)

原案・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

霞のお新(宮園純子)/上杉勝千代(石原良純)/深雪(杉本彩)/直江新左衛門(佐竹明夫)/長谷庄二郎(夏夕介)/薦田主計(睦五朗)/羽前屋(田口計)/鎌谷強右衛門(内田勝正)/千鶴(吉野真弓)/荒浜の亀造(石山律雄)/麒六(伊藤敏八)/儀平(相馬剛三)/寅吉(北村晃一)/藤太(時代吉二郎)/赤石伝八郎(笹木俊志)/迫田十内(森下鉄朗)/中里(伊庭剛)他
特別出演:匝庵(西郷輝彦)/朝倉長門(山口崇)/甲賀三郎次(松山政治)/蓮照尼(山口いづみ)/淵野且馬(横内正)/香西織部(里見浩太朗

若殿様の駕籠に直訴に駆け寄った若い娘が、供侍に囲まれた。危うく一行と浪人者に助けられるのだが、この浪人がなんと米沢藩の若殿様。微行で国の内情を調べ、次席家老たちの悪事を探る為の仮の姿だった。一方江戸では、気鋭の江戸家老がその証拠を掴み、妹を国許へ密使に立てる。だがその行く手には、悪の罠が待ち受けていた。(C.A.Lより)

40周年記念2時間スペシャル。ゲスト陣がかなり豪華です。



第二十八話
悪を砕いた世直し剣・長岡
①  ★★★☆☆
②  牧野勝三郎(円谷浩)/お梶(東千晃)/蒲原民部(河原崎次郎)/島屋(山本清)/権蔵(上田忠好)/馬渡典膳(上野山功一)/河井強右衛門(玉川伊佐男)/玄次(坂田金太郎)/三太(山下慎司)/お雪(濱野智紗都) 他
④   

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第二十九話
兄を憎んだ弟の涙・鶴岡
①  ★★★☆☆
②  磯村半之丞(江藤潤)/梢(大塚良重)/磯村新之助(大竹修造)/臼倉宗源(北原義郎)/三富左内(浜田晃)/猪塚軍兵衛(中田博久)/黒川屋(森章二)/沙恵(河西あきら)/高部数馬(竜川剛)/波平(赤城太郎) 他
④  格さんの旧友死す・・・久しぶりの悲劇仕立て。

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第三十話
欲望渦巻くお留山・秋田
①  ★★★☆☆
②  吉野幸一郎(荒木しげる)/八重(佳山まりほ) /高桑重次郎(伊吹剛)/金杉内膳(庄司永建)/沢井玄蕃(中野誠也)/大野屋(早川雄三)/赤羽の熊五郎(山本昌平)/田宮主計(唐沢民賢) 他
④  又しても悲劇仕立て。

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第三十一話
お銀の身替り花嫁・弘前
①  ★★★☆☆
②  仙蔵(土屋嘉男)/荘右衛門(小林昭二)/仙太郎(草川祐馬)/おさと(上野めぐみ)/瀬沼長門(山下洵一郎)/釣瓶屋(梅沢昇)/喜市(岩田淳)/多吉(武見龍磨) 他
④   

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第三十二話
追われた男の恩返し
①   
②   島吉(櫻木健一)/卯之助(篠塚勝)/八重(伊藤美由紀)/すが(阿部寿美子)/お絹(松本友里)/保坂玄蕃(小林勝彦)/岩手屋(梅沢龍峰)/黒塚の幹十(トミ譲二)/権次(西田良) 他
④   

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第三十三話
涙でついた父の嘘・仙台
①  ★★★☆☆
②  丑平(橋本功)/小太郎・市太(中西勇太)/萩乃(三浦リカ)/小暮喜内(穂高稔)/矢田部掃部(西沢利明)/奥州屋(穂積隆信)/藤波頼母(中島久之)/鬼定(前川哲男)/田村兵部(波田久夫)/又平(広瀬義宣) 他
④  生みの親より育ての親、感動の父子物語。

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第三十四話
御用金送りは悪の罠・福島
①  ★★★★☆
②  京本政樹、西田健、上村香子、田中実、江見俊太郎 他
④  とっても久しぶり・・・名張の翔再登場。

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第三十五話
悪を懲らした三春駒・三春
①  ★★★☆☆
②  杜けあき、高原駿雄、小沢象、西尾塁(子役) 他
④  桜と梅と桃が一度に咲くから“三春”というそうです。

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第三十六話
嫁を認めた天明茶釜・佐野
①  ★★★☆☆
②  浅吉(渋谷哲平)/おすみ(いとうまい子)/次郎兵衛(浜田寅彦)/弥左衛門(塚本信夫)/大原玄蔵(久富惟晴)/関戸屋(出光元)/なだれの岩松(黒部進)/お糸(茅野佐智恵)/寅造(滝譲二)/ツネ(和泉敬子)/松造(蔵多哲雄)/番頭(下元年世) 他
④   

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第三十七話
陰謀砕いた江戸の空・江戸
★★★★☆

霞のお新(宮園純子)/堀田備前守(永井秀明)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/菊江(藤吉久美子)/藤枝晋之介(石田信之)/金崎内記(近藤洋介)/三国屋(草薙幸二郎)/浅野屋(早川純一)/蛭間源十郎(上野山功一)/前田利昌(橋本和人)/栞(吉井丈絵)/絹江(彩木優花)/松乃(稲村友紀)/藤枝堅太郎(石野理央)/法泉院(松村康世)/山野辺兵庫(高松英郎) 他
あらすじ

晴耕雨読の黄門さま、水戸藩史編纂を命じられた助さん格さんはお城づとめ、魚つりに明け暮れるお銀に、野良仕事にこきつかわれる八兵衛。西山荘は今日も平和だったが……。

墓参りの途中、格さんが娘を助けた。娘は川に落ち、頭を強く打って記憶を失った。結った髪の中に隠されてあった紙縒り(こより)から、加賀藩老中翠香院(すいこういん)よりつかわされた‘香織’とだけ分かった。どうやら、光圀の甥にあたる前田綱紀が治める加賀百万石に危機が迫っているようだ。「上の乱れは下の乱れ」と、加賀藩の領民を救うため、密使香織を伴い加賀へ向かう光圀。だが、尼僧を頭とする力づくの凶暴な刺客一味が光圀一行を付け狙う…。


レギュラー

水戸光圀 (佐野浅夫)
佐々木助三郎 (あおい輝彦)
渥美格之進 (伊吹吾朗)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
かげろうのお銀 (由美かおる)
柘植の飛猿 (野村将希)
風車の弥七 (中谷一郎)

香織 (小柴香織)
くれないお蓮(芦川よしみ)


全話紹介

(タイトル無し・水戸) (第一話:H6.8.1放送) ★★★★★
音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:あおい輝彦/伊吹吾朗
題字:朝比奈宗源
ナレーター:杉山真太郎
原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

くれないお蓮(芦川よしみ)/香織(小柴香織)/奥村清右衛門(佐竹明夫)/堀田備前(永井秀明)/深尾の方(舟倉由佑子)/前田綱紀(大竹修造)/鬼頭坊(山本昌平)/笠井数馬(冨家規政)/室戸蔵人(穂高稔)/諸井朋斉(松本朝生)/郷田頼母(川合伸旺)/あやめ(吉井丈絵)/かつら(彩木優花)/しのぶ(稲村友紀)/霞(塚本加成子)/犬千代(勝見和也)/腰元(大畑博子)/腰元(堀江愛)/老婆(鮎川十糸子)/山野辺兵庫(高松英郎)/翠香院(藤間紫) 他

袋田の湯に湯治に出かけた黄門さま。一緒に湯に入った美女に命を狙われる。記憶を断たれた娘香織と共に加賀藩に向かう一行。

お約束の一話目炎上有り。八、パニック!! 格さんに殴られる!! 女忍び同士の水中戦。お銀の衣装は凄いの一言につきます。


育ての父は鷹匠・大宮 (第二話:H6.8.8放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

千加(根本りつ子)/弥市(生井健夫)/清兵衛(庄司永健)/佐吉(円谷浩)/大倉屋(穂積隆信)/東金の島蔵(長谷川弘)/赤十陣内(浜田晃)/権次(中田博久)/芳造(牧冬吉)/他

薬草をとっていた女医・千加と出会った一行。その父は、元は鷹匠であったが、生類哀れみの令が出て以来酒浸り。厳しい年貢の取り立て、千加への横恋慕など、代官と物産問屋が組んでの悪巧みを砕く。

お銀と飛猿の啖呵は必見です。


泣き笑い幽霊旅籠・熊谷 (第三話:H6.8.15放送) ★★★☆☆
脚本:櫻井康裕/監督:矢田清巳

お園(北岡夢子)/お弥栄(うつみ宮土理)/久助(宗方勝巳)/赤浜屋伝兵衛(遠藤太津朗)/樺山庄太夫(北町嘉朗)/お豊(工藤明子)/喜造(高峰圭二)/女中(三浦舞子)/河野辺茂持(高桐真)他

刺客の目をくらますため、二手に分かれ旅籠に泊まった一行。黄門さまと格さんらが泊まった「ふじ屋」で幽霊騒ぎが起こった。以前、ふじ屋に泊まった江戸の材木問屋の旦那が食あたりで死に、その幽霊が出るという…。だがその裏にはからくりが。赤浜屋と郡奉行が手を組んで、温泉街を牛耳ろうとする企みを、幽霊に化けた黄門さまがこらしめる。

今回は刺客でず。それにしても弥七親分はいつ登場するのでしょう…。


助さん格さん用心棒・安中 (第四話:H6.8.22放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

お久美(佐野量子)/赤松屋(深江章喜)/青竜屋(今井健二)/鯵沢主馬(小沢象)/猪家三左衛門(中村孝雄)/作平(河合絃司)/おとせ(小川はる子)/新吉(南川昊)/源造(岡部征純)/おもん(藤江利加)/寅五郎(伊藤高)他

絹市で賑わっているはずの安中の宿は、人っ子一人いず、さびれていた。というのも、赤鬼、青鬼の二組のやくざ者が絹市の権利を手に入れようと、争っていた。

お銀のピンチに飛猿の土遁の術!?というより、壁をぶち破って登場!!


涙でついた母の嘘・追分 (第五話:H6.8.29放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

勘太(渋谷哲平)/清七(佐藤佑介)/お島(三浦リカ)/お紀乃(万里洋子)/おかよ(今野若葉)/黒石屋(草薙幸二郎)/小山田陣内(宮口二郎)/権蔵(福山象三)/千之助(四禮正明) 他

一行が助けた父娘、実はごまの灰。親子というのは嘘で、娘の実の母親を探す旅をしているという。


姥捨は鬼の仕業・小諸 (第六話:H6.9.5放送) ★★★★☆
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

おりん(萬代峰子)/伍平(河原崎建三)/おもよ(丸山ひでみ)/佐山帯刀(青木義朗)/四河屋(梅津龍峰)/作十(高原駿雄)/作次(三田村賢二)/おきみ(竹村愛美)/般若(時代吉二郎)/万田の藤五郎(有川正治) 他

小諸城下に入った一行。だが町中に老人の姿が見当たらないのを不審に思う。訳を聞くと、家老が千曲川温泉に「長寿の館」を造り、老人達をそこに住まわせているという。


偽りの武士道・上田 (第七話:H6.9.12放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

藤尾(鈴鹿景子)/相良荘太郎(沖田浩之)/菊野(五十嵐いづみ)/大須賀外記(西沢利明)/別所屋(幸田宗丸)/仙石政明(峰裕介)/田島(吾羽七朗)/柴田民部(小笠原弘)/宗方掃部(加山雄三) 他

一行が寺で座禅の最中、若侍が上田藩次席家老を襲う計画を偶然盗み聴き。上田藩仙石家の世継ぎ問題。


狙われた娘馬子・善光寺 (第八話:H6.9.19放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

おさよ(生稲晃子)/千曲屋(佐藤英夫)/柏木武兵衛(亀石征一郎)/黒姫の千蔵(上田忠好)/追分屋(出光元)/市太郎(沢井小次郎)/虎松(重久剛一)/県屋(芝本正)/安次(小林尚臣) 他

一行が出会った娘馬子おさよ。父親は善光寺を取り仕切る問屋場の主だったが、あらぬ罪をきせられ獄中にて死んだという。

くれないお蓮、攻めが消極的になってきたようです。


悪を裁いた偽黄門様・糸魚川 (第九話:H6.9.26放送) ★★★☆☆ 
原作・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

お光(田中雅子)/放浪亭玉蔵(ポール牧)/助若(竹田高利)/角之丞(島田洋八)/梶山軍太夫(原口剛)/徳右衛門(佐原健二)/藤野屋(高野真二)/鍾馗の大五郎(井上昭文)/紋次(堀田真三)/お芳(三浦徳子)/お竹(紅萬子)他

日本唯一のヒスイの原産地・糸魚川を訪れた一行は、三河漫才の玉蔵らと知り合う。黄門さまは、博打に手を出し身包み剥がされてしまう。一方、玉蔵らは質屋に売られた黄門さまらの衣類を盗み、一行に化けて、宿でどんちゃん騒ぎ。そこで、水戸黄門一行に間違えられてしまう玉蔵らだが、そのまま黄門さまに成りすます。黄門さまは、偽黄門を使ってヒスイの採掘現場に乗り込ませ、代官らの悪事を暴く。

ポール牧さんが偽黄門を演じるということで、指パッチンの偽黄門登場f(^_^;


親子喧嘩の腕比べ・田鶴浜 (第十話:H6.10.10放送) ★★★☆☆ 
原作:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

暈平(芦屋雁之助)/幸平(夏夕介)/お美代(佳山まりほ)/小野山甚兵衛(南原宏治)/犀河屋(歌澤寅右衛門)/地蔵鼻の藤五郎(石山律雄)/宗助(小笠原良知)/居酒屋の親爺(大木晤郎)他

献上欄間を巡って。博打の借金で家を飛び出した親父と、父を憎む息子とが腕比べ。漆器や塩など藩専売の品まで一気に仕切ろうとする郡奉行と物産問屋の企みを砕き、親子の仲もとりもつ。

刺客の手に香織さんがおちた。それにしても鬼顕坊のやり口はあまりに回りくどい…。そして金沢入りを前に炎上シーン。


陰謀渦巻く加賀百万石・金沢 (第十一話:H6.10.17放送) ★★★★☆ 
原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

奥村清右衛門(佐竹明夫)/多々羅屋(御木本伸介)/深尾の方(舟倉由佑子)/前田綱紀(大竹修造)/郷田頼母(川合伸旺)/鬼顕坊(山本昌平)/島内太兵衛(唐沢民賢)/伏見从賽(守田比呂也)/お久(ふじまゆか)/霞(塚本加成子)/翠香院(藤間紫) 他

いよいよ金沢入りした一行。香織の記憶も戻り、加賀百万石の正嫡争いもいよいよ決着の時が。

23部は炎上シーンが多いです。


兄の敵はお殿様・山中 (第十二話:H6.10.24放送) ★★★★☆ 
原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

園江(藤吉久美子)/前田利直(金田賢一)/おいと(吉井丈絵)/枡井帯刀(北原義郎)/牛尾陣内(川辺久造)/三島屋(森幹太)/兜屋の伝五郎(長谷川弘)/森田屋(早川純一)/玉枝(船場牡丹)/仙八(西田良)/お時(浪花こゆき)/伊与次(石倉英彦)/忠吉(浜田雄史)/久作(荻原侑三)他

加賀百万石の争いを解決し、旅の疲れを癒すべく、大聖寺の領内、山中温泉にきた一行。山中塗りの生地作り奉公と偽り、湯女にさせるという二足のわらじの兜屋伝五郎、山中塗りの一手買上げを企む三島屋、そのバックにつく郡代牛尾と次席家老をこらしめる。また大聖寺藩の殿様を兄の仇と狙う娘園江にも出会う。

今回は盛りだくさんな内容です、大聖寺藩の熱く激しい殿様にお忍びの極意を伝授する黄門さま。さすが舞台が温泉地だけあって、入浴シーンも盛りだくさんです。


姫様狙う悪の罠・福井 (第十三話:H6.10.31放送) ★★★☆☆ 
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:矢田清巳

稲葉源三郎(あおい輝彦)/福姫(畠田理恵)/日吉弥左衛門(高城淳一)/倉田与太夫(久富惟晴)/お梅の方(一柳みる)/琴路(永光基乃)/綾姫(河西あきら)/犬山刑部(志賀圭二郎)/兜丸(関根大学)/織部帯刀(高桐真)他

福井25万石松平家の跡目争い。助さんが祭の夜に助けた娘は松平家の福姫。縁談が嫌で城を飛び出したという。そしてお銀が知り合った、足をくじいた侍は助さんそっくりの源さん。縁談をぶちこわそうと根来忍者が城下を走りまわる中、甘海老やウニに舌鼓を打つ八。

あおいさん二役。殺陣のシーン、助さん不在で、黄門さまは「格さん、お銀、こらしめてやりなさい!!」


母を慕った逃亡者・敦賀 (第十四話:H6.11.7放送) ★★★☆☆ 
原作:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

国太郎(薬丸裕英)/なみ(石井トミコ)/友松(勝見和也)/黒畑四郎兵衛(名和宏)/大海屋(草薙幸二郎)/唐崎(佐藤仁哉)/国太郎の母(今井和子)/目明し(時代吉二郎)/お秋(仙石順子)/直吉(山口幸生)他

廻船問屋と町奉行が組んで抜け荷買い。西国巡礼の娘を手篭めにしようとする途中、ご禁制の天竺木綿の財布を泥棒に盗まれた町奉行は、悪事の証拠を全て隠そうと、娘や泥棒を亡き者にしようとあの手この手の策をねるが…。泥棒の国太郎と、叔父や叔母に厄介者扱いされている友松との友情物語もあり。


格さんは偽りの夫・小浜 (第十五話:H6.11.14放送) ★★★☆☆ 
原作:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

双右衛門(織本順吉)/お里(大塚良重)/善吉(篠塚勝)/井桁屋(加藤和夫)/久保川源太夫(北町嘉朗)/赤鼻の駒八(石橋雅史)/伝十(伊藤敏八)/双太(山崎大聖)/峰三(岩尾正隆)/老婆(新海なつ)他

めのう細工の名人双右衛門の仕事場を訪ねた一行だが、双右衛門は黄門さまに負けず劣らずの頑固っぷりで、しまいに二人は意地比べ。一方格さんは、薬をあげたのが縁で、いわくありげな母子と出会った。めのう細工を食いものにしようとする輩を一掃、父娘の縁も結ぶ。


八兵衛夢見た若旦那・宮津 (第十六話:H6.11.21放送) ★★★☆☆ 
原作・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

お小夜(塚田きよみ)/宗太郎(草川祐馬)/蓮室軍兵衛(江見俊太郎)/阿部正邦(武内亨)/寿楽屋(早川雄三)/石倉弥太夫(宮口二郎)/喜助(園田裕久)/徳兵衛(高峰圭二)/宇之吉(楠見章太郎)他

黄門さまや助格を守り、お銀に惚れられる?夢を見た八兵衛。たまには皆からちやほやされたいという意見に黄門さまも納得、京から丹後縮緬の買い付けにきた老舗の若旦那に化ける。しかし丹後縮緬の入れ札を巡っての勘定奉行らの悪企みもからんできて…。

黄門さまの決め台詞をお銀が。飛猿もあきれ顔。


娘涙の仇討悲願・津山 (第十七話:H6.11.28放送) ★★★☆☆
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:矢田清巳

八重(千野弘美)/おきく(尾羽智加子)/鳥沢清兵衛(庄司永建)/横森久次郎(遠藤征慈)/河内大膳(近藤洋介)/吉野屋(奥野匡)/茶店の主人(疋田泰盛)/白川弥一郎(谷口高史)/旅の侍(帯谷孝史)/旅の侍(辻本茂雄)/旅の侍(内場勝則) 他

津山城下を目指す一行は、途中で美作温泉に立ち寄るが、そこでかすりを売る娘おきくと出会う。おきくは仕えていた家の奥方と共に仇を狙っていた。津山18万6千石、主席家老と次席家老との争いの中での仇討ち。


闇夜に咲いた女義賊・米子 (第十八話:H6.12.5放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

春日あやめ(高島礼子)/おさわ(彩木優花)/升吉(谷幹一)/千蔵屋(内藤武敏)/串木田陣内(青木義朗)/般若の若蔵(今井健二)/松葉屋(田口計)/八十吉(小林尚臣)/与市(赤城太郎)/伝六(大島宇三郎)/荒尾但馬(波田久夫)/おかめ(紅萬子)/馬三(功刀明)/宿直侍(柴田善行)/警護侍(西山清孝)他

茶店でのまんじゅう食べ比べが縁で、手品師の春日あやめ、升吉と知り合った一行。だがその正体は、義賊「紅夜叉」だった。付け火の罪で潰された千歳屋の仇をとるため、14歳で家を飛び出した娘が紅夜叉となって戻ってきたのであった。

飛猿ファンは必見。かなりお茶目な飛猿が見られます。


悲願叶えた高麗人参・松江 (第十九話:H6.12.12放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

佐伯市之進(荒木しげる)/綾(伊藤美由紀)/秀(東恵美子)/坂上武太夫(小林勝彦)/成瀬十内(宮内洋)/井筒屋(梅澤龍峰)/坂上多三郎(松原一馬)/男(笹木俊志)/男(矢部義章)他

病んでいる人の力になりたいと、心血を注ぎ高麗人参を育て研究している市之進。それを金儲けの道具に使おうと物産問屋が勘定奉行と組んで悪企み。姑と若い夫婦の絆も深める黄門さま。


悪を糺した神楽面・浜田 (第二十話:H6.12.19放送) ★★★☆☆
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:井上泰治

おりん(北原佐和子)/新吉(安藤一夫)/和助(西川忠志)/おたね(八木昌子)/岩淵伝九郎(黒部進)/横川屋(久保晶)/砂川(中村孝雄)/松平康官(西園寺章雄)他

石州和紙で知られる浜田の城下へ入った一行。和紙づくりに励む兄と、その和紙を使い従来の面とは違った神楽面をつくろうとする弟。兄弟の努力の結晶を食いものにしようとする悪党一味を、黄門さまらが石見神楽の神々さながら退治する。

普段無口な飛猿とはうってかわって、今回はよく喋ります。


津和野銘菓は恋の味・津和野 (第二十一話:H6.12.26放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:井上泰治

重吉(土屋嘉男)/久兵衛(小林昭二)/佐助(佐藤佑介)/おしの(吉野真弓)/黒川将監(外山高士)/唐沢但馬(中田博久)/鳴神大五郎(福山象三)/三笹屋(九遠利三)/亀井茲親(伊庭剛)/同心(峰蘭太郎)/茶店の女(香住美弥子)他

四万三千石、山陰の小京都とよばれる津和野へ入った一行。津和野の銘菓源氏巻を食べようとするが、源氏巻の永楽堂が本家と元祖に分かれていがみ合い。しかも本家と元祖の娘と息子が互いに想い会う仲。水戸黄門版、ロミオとジュリエット。

格さんは娘の婿に、お銀は息子の嫁にとお互いに見初められ…。


白いお髭の意地比べ・萩 (第二十二話:H7.1.9放送) ★★★★☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

おしげ(舟倉由佑子)/周防屋(頭師孝雄)/植村多聞(船戸順)/都筑九十郎(高野真二)/石州屋(石山律雄)/婆さん(川上夏代)/藤吉(岡野進一郎)/黄不動の沖蔵(田畑猛雄)/押尾喜太夫(鈴木ヒロミツ)/毛利吉就(竹脇無我)/毛利綱広(森繁久彌) 他

黄門さまは、旧友の毛利綱広との再会を楽しみに萩の城下へ入った。だが囲碁を勝負をしているうちに喧嘩へ。そのうち、海産物問屋の利権を狙う家老らの陰謀を知り、若殿吉就公と共に悪退治に乗り込む。

なんともスゴイサービスシーンが。若いおなごの乳房がちらり。他にも、お銀の脚線美にも注目!!


命の恩人は大嘘つき・下関 (第二十三話:H7.1.16放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

文吉(渋谷哲平)/利三郎(江藤潤)/お時(長内美那子)/お佳代(吉井丈絵)/小月屋(穂高稔)/猪塚武太夫(原口剛)/鳴海屋(歌澤寅右衛門)/牛神の滝蔵(上野山功一)/権六(岡部征純)/仙太(井上茂)/望月多聞(市川青虎)/忠七(青井敏之)/お梅(繭乃芙代)/おむら(小野朝美)/茶店の婆さん(新海なつ)他

茶店で一行に勘定を押し付けようとした男文吉。下関にいる母を訪ねるという。だが母の命の恩人利三郎先生は、文吉の人助けの手柄を横取りした男だった。赤間が関の海産物を牛耳ろうと、藩御用達小月屋を狙う鳴海屋と牛神一家、その後ろ盾には勘定奉行が。利権目当ての不正をただし、放蕩息子の性根も直す。


お銀に惚れた人形師・福岡 (第二十四話:H7.1.23放送) ★★★☆☆
原作:葉村彰子/脚本:佐藤五月/監督:山内鉄也

お玉(上村香子)/与平(頭師佳孝)/小ぼん(石倭裕子)/おくみ(稲村友紀)/那珂屋(新井量大)/八田典膳(睦五朗)/稲葉屋(森幹太)/五郎蔵(森章二)/お常(日高澄子)/岩松(伊藤高)/吉田織部(西山辰夫)/黒田綱政(水上保広) 他

献上博多人形作りに精魂傾ける人形師の与平がやくざに絡まれているところを助けた一行。その与平はお銀に一目ぼれ。お銀をモデルに、献上人形の母子像を作らせて欲しいと頼み込む。勘定奉行と組んだ稲葉屋が、目の上のたんこぶである那珂屋を取り潰すため二度にわたる卑劣な付け火。博多人形の利権を巡る陰謀を暴く。


怨念!化け猫騒動・佐賀 (第二十五話:H7.1.30放送) ★★★☆☆
原作:葉村彰子/脚本:佐藤五月/監督:山内鉄也

志乃(大沢逸美)/小城屋芳兵衛(武内亨)/佐吉(加藤純平)/中野将監(南原宏治)/六角屋(金井大)/坂田伝蔵(伊吹聡太朗)/近藤左内(望月太郎)/甚六(牧冬吉)/青山頼母(高桐真)/藤堂(有川正治)/お菊(一条かおり)他

日も落ちた頃、佐賀の城下に着いた一行。だが三十五万石の城下町にしては、食い物屋も旅籠もすでに閉め切って、町は真っ暗だった。一行は城下で化け猫騒ぎが起きていることを知る。化け猫騒動は、一年前に主席家老が心臓発作で死に、飼い猫の黒猫も斬られて死んでおり、更には猫の世話役の腰元が物取りに斬られて死んだことから始まるという。だがその一連の事件には、主席家老に悪事の証拠を握られた次席家老らによる陰謀があった。化け猫姿に身をやつし、恩人の仇討ちを誓う元剣術指南役の娘を助け、城下の悪を一掃する黄門さま。


悪が群がる山鹿灯籠・山鹿 (第二十六話:H7.2.6放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

おぬい(山本みどり)/孝助(井上純一)/文吉(河原崎建三)/北島帯刀(久富惟晴)/蛇の留五郎(今井健二)/広喜屋(早川保)/弦八(南祐輔)/市之助(竜川剛)/鉄次(石倉英彦)他

山鹿灯篭が見たい黄門さま、山鹿に寄ることに。そこで山鹿灯篭の名人の娘・おぬいとその弟・孝助と知り合う。名人である父が二年前に死に、孝助は父の名に恥じない灯篭を作りたいと思うが、それもできず、灯篭作りに身が入らないでいた。また一番弟子の文吉も孝助のために、あれこれ思索するが、思いが届かない。その隙に付け込み、献上灯篭を我が物にし、紙を一手に扱おうとする紙問屋とその後ろ盾の郡代が悪企み。悪人らを一掃し、灯篭祭りで、文吉と孝助の見事な灯篭に目を細める黄門さま。


酔いどれ男の恩返し・人吉 (第二十七話:H7.2.13放送) ★★★☆☆
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:高倉祐二

又平(坂上二郎)/しのぶ(本阿弥周子)/谷村小一郎(石田信之)/人吉屋喜左衛門(佐竹明夫)/谷村小三郎(三品守)/大木田伝九郎(川辺久造)/杉屋松蔵(早川雄三)/梵天の熊五郎(石橋雅史)/権三(堀田真三)/五三平(野口貴史)/寅吉(池田謙治)/居酒屋の親爺(阿木五郎)他

人吉で元藩勘定方の中間だった又平と知り合った一行。又平は、亡くなった主人の妻と息子のために大いに尽くしており、その姿に黄門さまは心を打たれた。人吉では、酒造りの杉屋が藩勘定方の大木田と手を組み、杉屋で作ったまずい焼酎を飲み屋に押し付けるなど、悪事のし放題。黄門さまが、焼酎の里の悪党らを退治する。


美人かあちゃん子沢山・延岡 (第二十八話:H7.2.20放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

お豊(西川峰子)/日向屋喜兵衛(中島久之)/山辺主膳(山下洵一郎)/灘屋(田口計)/赤不動の岩五郎(山本昌平)/多吉(赤城太郎)/惣助(結城一朗)/豊後屋(芝本正)/一助(谷口公洋)/おはな(西村香織)/次郎(藤森周一郎)/三太(山下慎司)/お光(前野有香)他

五人の子供たちと共に懸命に働く母親と知り合った一行。大恩ある物産問屋・日向屋の若旦那の借金返済を助けるために、一生懸命働いていたのだった。日向屋の藩御用達の看板を取り上げようと、灘屋が岩五郎親分と郡奉行の山辺と組んで悪企み。更にお豊に横恋慕する郡奉行。悪党一味を退治する黄門さま。

23部は仁義をきるお銀の姿が多い気がします。今回の話で何度目だろう。


葵の印籠が盗まれた!?・宇和島 (第二十九話:H7.2.27放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

お咲(羽田恵理香)/伊三吉(長江健次)/九郎兵衛(沢竜二)/雷神の万蔵(上田忠好)/郷原惣十郎(中村竜三朗)/粂次(中田博久)/おきた(野口ふみえ)/仙次郎(大木聡)/おはる(寺田千恵)/五平(日高久)/伊達宗贇(伊庭剛)他

浜で難儀している男女二人組みを助けた一行だが、実は胡麻の灰。葵の印籠もろとも一切盗まれてしまった。宇和島では、東の浜の利権を独占しようと、西の浜の網元がやくざの親分と郡奉行と組んでの悪行三昧。胡麻の灰・伊三吉の父親が東の浜網元の後ろ盾をしているのを邪魔に思い、酒の席を使って溺れ死にさせる。宇和島の悪を一掃する黄門さま、牢の中から世直し指南。

またしてもお銀が仁義をきります。今回は飛猿も一緒に。それにしても弥七親分、なっかなか出てきません(・_・、)。。。


世直し剣が悪を斬る・今治 (第三十話:H7.3.6放送) ★★★★☆
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:高倉祐二

杉山作右衛門(高城淳一)/県一刀(亀石征一郎)/おかね(正司照枝)/由以(岩本千春)/島屋(幸田宗丸)/有沢丈之介(松本朝生)/かすみ(南條玲子)/崎山源左衛門(小沢象)/荒磯の音造(長谷川弘)/村越(伊集院八朗)/津田(高橋弘志)/加賀見主水之丞(溝田繁)/片貝権兵衛(北大路欣也) 他

助さん、八と喧嘩別れした黄門さま。野宿のための船小屋で人のいい浪人と知り合った。世直し様と皆に慕われているが、なにかいわくありげな様子。実は、今治藩の隣、大洲藩の殿様の弟であった。

北大路さんの見事な立ち回りに注目です!!


格さんは夫の敵・丸亀 (第三十一話:H7.3.13放送) ★★★☆☆
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:高倉祐二

佐吉(伊吹吾朗)/お幸(川中美幸)/半助(赤塚真人)/おなみ(福家美峰)/黒沢喜太夫(北原義郎)/湊屋弥五郎(内田勝正)/寅吉(秋山武史)/七造(井上茂)/仁蔵(石倉英彦)他

丸亀に入った一行。一行から一足遅れて丸亀に入った格さん、突然女に刀を突きつけられ、夫の仇呼ばわり。事情を聞くと、仇は格さんそっくりの佐吉という男で、かつては結婚の約束までしていたという。一方佐吉も、殺しの下手人に仕立て上げられているという噂を聞きつけ、丸亀入りしていた。誤解の糸をほどき、真の悪党を退治する黄門さま。


酒にのまれて人殺し・兵庫 (第三十二話:H7.3.20放送) ★★★☆☆
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

宇佐次(山口弘和)/亀吉(竹田高利/喜久助(永井秀和)/おきみ(森恵)/川浪丹波(石濱朗)/赤摩屋(高野真二)/住吉屋(玉川伊佐男)/おかん(神津はづき)/梵天丸の久六(三角八朗)/馬五郎(草薙良一)/勝田忠左衛門(田畑猛雄)/山城屋(田中弘史)/六兵衛(牧冬吉)/屋台のおやじ(浜田雄史)/役人(出水憲)他

酒どころ灘に着いた一行。もっと酒を飲みたいと旅籠を飛び出した八兵衛は、灘の銘酒に酔いつぶれ、気がつけば血のついた短刀を握っていて住吉屋殺しの下手人に。真犯人を目撃したのが駕籠屋の宇佐次と亀吉だが、仕返しを恐れて名乗り出ない。殺しの背後には、灘の造酒屋を一まとめにして、利益を得ようとする赤摩屋の企みと、その後ろ盾をする次席家老・川浪丹波がいた。全ての証拠を掴んだ黄門さまは、八兵衛の無実を晴らすため、そして灘の銘酒を守るため、白洲へ乗り込む。


京の都の恋友禅・京 (第三十三話:H7.3.27放送) ★★★★☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

お美津(北原佐和子)/尾州屋信兵衛(小林昭二)/新太郎(佐野圭亮)/坊門從三位惟光(鹿内孝)/日吉屋(草薙幸二郎)/婆裟羅の馬五郎(石山律雄)/梅小路大納言(武内亨)/おせい(宮田圭子)/紋次(桐山浩一)/熊吉(野々村仁)/杉山(五十嵐義弘)他

京に入った一行。友禅絵師のお美津と知り合った一行は、裏御用達の友禅問屋・尾州屋に世話になることに。京では、御用達の看板を狙う日吉屋が、悪公家・坊門從三位惟光と手を組んでの悪巧み。婆裟羅の馬五郎を使って、尾州屋に火をつけ、出火の罪を着せて看板の取り上げを企む。京の都の鬼退治をし、お美津と尾州屋の息子新太郎の恋も助ける黄門さま。

出ました、悪徳三位。悪公家の出る話は結構好きです。殺陣のシーンも、公家版お侍のような人たちがワラワラと出てきて、なんだか華やかでした。そして、今日の銀奴は黒い着物。お銀さんは、黒い着物を着たときが一番映える気がします。


狸がくれた赤ん坊・信楽 (第三十四話:H7.4.3放送) ★★★★☆
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:矢田清巳

おせき(吉野真弓)/白石左近(大橋吾郎)/お幸の方(東千晃)/鳥居忠英(南條豊)/伊賀山大膳(宮口二郎)/鳥居大学(妹尾洸)/馬場玄太夫(近藤洋介)/安左衛門(国田栄弥)/おとね(山口朱美)/窯元の親父(玉生司朗)/鶴千代(高橋将也)他

水口藩鳥居家二万石の世継ぎ争い。狸の置物で有名な信楽にやって来た一行は、置物のそばで泣く赤ん坊を拾う。この赤ん坊が、実は水口藩の若君・鶴千代。藩主の弟を世継ぎにと推す城代家老・馬場玄太夫らの企みにより、刺客に狙われていた。世継ぎ騒動を解決するため、赤ん坊と共に総登城のかかった水口城へ乗り込む黄門さま。

テンポがよくなかなか面白いお話でした。しかも、23部初の弥七親分登場!! あまりの久々ぶりに助さん格さんもびっくり、「弥七、達者だったのか!!」。そして、3度も、ここぞという時に親分の赤い風車。アクションは少ないけど、かなりの大活躍でした。そして、お銀の生娘発言にビックリでしたf(^_^;


悪を狙う謎の虚無僧・彦根 (第三十五話:H7.4.10放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

日下部左近(本郷功次郎)/環(山本みどり)/伊吹屋(梅野泰靖)/桑原勘解由(睦五郎)/番場屋(加藤和夫)/黒川(若林哲行)/治平(河合絃司)/太郎作(相馬剛三)/おりん(真継玉青)/竜神の権八(有川正治)/虎松(岩尾正隆)/おうめ(中塚和代)/茶店の爺さん(千葉保) 他

彦根に着いた一行は、目の不自由な武家の女・環と知り合う。環の夫・日下部左近は、一年前上布に関わる不正を部下と共に調べており、その報告を勘定奉行・桑原勘解由に報告しに行ったときに消えたという。事の真相は、番場屋を藩の御用達として利益を貪る勘定奉行一味が、悪事の露見を恐れ、部下殺しの罪を着せて日下部左近を斬ったのだった。谷底へ落ちた左近だが死体はあがっておらず、折りしも彦根に謎の虚無僧が出現する。夫婦を助け、彦根の悪を一掃する黄門さま。

今回も弥七親分登場。妻と夫の尺八と琴で奏であう「想夫恋」に、泣き虫黄門さま本領発揮!? 久々に佐野黄門さまの涙を見ました。


迷子になった黄門様・岐阜 (第三十六話:H7.4.17放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

三枝彦四郎(荻島真一)/菊乃(大塚良重)/理絵(坂上香織)/稲葉屋(滝田裕介)/岩瀬刑部(江見俊太郎)/八幡屋(歌澤寅右衛門)/岩瀬秀之丞(佐藤仁哉)/鬼夜叉の繁蔵(福山象三)/源六(時代吉二郎)/中川(石倉英彦)他

助さんと喧嘩した黄門さま、一行からこっそり離れて別行動。獣穴に落ちあわやのところを、加納藩士・三枝彦四郎に救われる。彦四郎は、加納傘の絵付けの工夫に情熱を燃やしていた。岐阜では加納傘の利権を一手に握ろうと企む八幡屋とその後ろ盾の国家老・岩瀬刑部が町の人を困らせていた。その国家老の息子が、彦四郎に想いを寄せる武家の未亡人・菊乃に横恋慕。加納傘を守るため、黄門さまが彦四郎と共に立ち上がる。

悪家老とかでお馴染みだった滝田さん、お年を召してからすっかり善玉役が多くなってきましたね。


育ての母は木曽節お仙・妻籠 (第三十七話:H7.4.24放送) ★★★☆☆
原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

お仲(三沢あけみ)/お糸(彩木優花)/喜太郎(和泉史郎)/丸田屋(新井量大)/佐久間軍太夫(小林勝彦)/戸隠屋六兵衛(北町嘉朗)/亥の子の亥兵衛(石橋雅史)/ムササビの権次郎(森章二)/伍平(伊藤高)/茂助(朝日完記)/元太(福本清三)/木曽屋の番頭(水上保広)他

妻籠で一行が知り合った旅籠・木曽屋の後家・お仲。実は十年前までは木曽節お仙と名の売れた錠前破り。今は足を洗い木曽屋の後家におさまり、先妻の娘のお糸に店を継がせようと頑張っている。だが、昔の仲間が現れ、お糸を人質に盗みを手伝えと脅迫する。「西山の光右衛門」という大泥棒一味に姿を変えた黄門さま、盗賊らを一網打尽、妻籠の悪も一掃する。


悪が群がる御用金・甲府 (第三十八話:H7.5.1放送) ★★★☆☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

白坂祐之進(中条きよし)/小松原金吾(伊吹剛)/八重(上野めぐみ)/八木沢内蔵助(高城淳一)/駒形屋(長谷川明男)/蒲生の幻堂(浜田晃)/板垣源十郎(伊吹聡太朗)/村岡又二郎(武正忠明)/内田(笹木俊志)/間柄(木下道博)他

甲府の城下へ入った一行は、御用金強奪の計画を知る。御用金の道中差配役の筆頭・白坂祐之進は、甲府藩の御用金責任者・小松原金吾とは親友同士。だがその親友の妹が盗賊一味に誘拐され、人質解放の条件として御用金運搬の道筋を明かせという。盗賊の黒幕は甲府藩国家老・八木沢内蔵助。いずれ藩主が六代目将軍となった暁に、一藩の家老職のみに留まらず天下を動かす役職につきたいとの野望を持つが故の強奪計画。そして親友は図らずも国家老の手先となっていた。

水戸黄門では、いい人なのに死んでしまう、という役柄が多いような気がする伊吹剛さん。嫌な予感はしてましたが、やはりそうでした…。今回は飛猿がピンチに。飛猿の危機に弥七親分登場。


白いお髭のお婿殿・府中 (第三十九話:H7.5.8放送) ★★★☆☆
原作:葉村彰子/脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

おかつ(春川ますみ)/竹内数馬(藤田哲也)/おくみ(岩崎ひろみ)/尾形升三郎(外山高士)/河鹿屋(小沢象)/深見陣之助(中田博久)/土蜘蛛の寅五郎(江藤漢)/勘六(伊東達広)/元作(はせさん治)/三蔵(牧冬吉)/富次(当銀長太郎)/武蔵屋(芝本正)他

府中で月見屋という寂れた旅籠に泊まった一行。その未亡人の女将・おかつに言い寄るのが、河鹿屋という府中の旅籠を一手に握ろうと企む悪党男。黄門さまが河鹿屋を自分の許嫁だと言って追い返す。折りしも、父の仇を探す若者・竹内数馬が月見屋に飛び込んで来た。数馬はおかつが昔奉公した恩ある家の若様だった。二人の仇討ちを助け、府中にはびこる悪を一掃する黄門さま。

34話以来ずっと皆勤で出演の弥七親分。最後は久々に皆と一緒の旅立ちで、お新に会えるのをからかわれていました。


闇を切り裂く白頭巾・江戸 (第四十話:H7.5.15放送) ★★★★☆
原作・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

お新(宮園純子)/歌川扇之助(杜けあき)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/堀田備前守(永井秀明)/矢部悠斉(南原宏治)/お濃の方(辻沢杏子)/仁兵衛(福田豊土)/平戸屋(高野真二)/藤兵衛(浜田東一郎)/沖山采女(波田久夫)/作平(阿木五郎)/海渡屋(山本弘)/人足頭(有川正治)他

江戸を目前に、旅回り一座と知り合った一行。だが太夫の歌川扇之助は、何か曰くありげな様子。折りしも江戸では白頭巾が、悪徳商人・海渡屋を斬り殺す事件が。その白頭巾の正体は太夫。八年前、海渡屋は長崎奉行だった矢部悠斉、平戸屋と組んで抜け荷を行い私腹を肥やし、その罪を太夫の父になすりつけ付け火をした。復讐を秘めて舞台に立つ太夫。悪を懲らしめ、矢部悠斉の後ろにいた堀田備前にもお灸をすえる黄門さま、穏やかな気分で水戸へ戻る。

珍しくお銀も、飛猿と一緒に故郷に帰ります。理由は、近頃夢に祖父の無門がよく出てくるから...。お銀の帰りを待たずして、無門は、かげろう忍法帖にて瀕死の状態になるのですが、この頃から既に忍法帖の構想が出来ていたのですね。
弟思いのあほんだら兄貴・大坂 (第十一話:H5.7.26放送) 
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原作・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

長次(櫻木健一)/清次(佐藤佑介)/江州屋総右衛門(早川保)/お袖(寺田千穂)/安藤軍造(江見俊太郎)/北前屋清右衛門(歌澤寅右衛門)/久助(高峰圭二)/仙太郎(竜川真)/伝法の熊五郎(長谷川弘)/丑蔵(岩尾正隆)/石割豊後守(高桐真)/寅吉(木谷邦臣)/久宝寺の五郎蔵(阿波地大輔)他

奈良へ行こうとしたご老公一行は、熊五郎のやくざ者に追われる賭場荒らしの男・長次を助け、急遽大阪へ行くことになった。熊五郎のイカサマ博打で素寒貧になった長次が頼みとするのは大坂の米問屋・江州屋の番頭に出世した弟・清次と主人・総右衛門の娘・お袖の縁結びだった。それを奉行の安藤軍造と商売敵の北前屋が私腹を肥やそうと妨害しお袖を清右衛門の息子・仙太郎との縁結びを企てていた。その一手として御所への献上米に細工し総右衛門と長次を牢に叩き込んでしまう。悪と結託したやくざ者の手は伸びていた。商いの町大坂で、人の心の欲を叩き潰すご老公。

弥七は休養中。
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密命帯びた娘巡礼・徳島 (第十二話:H5.8.2放送) 
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原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:高倉祐二

淡野十郎兵衛(本郷功次郎)/淡野弓(東千晃)/淡野鶴(山田飛美)/文之助(小鹿番)/住吉屋孫兵衛(佐竹明夫)/鬼頭剛右衛門(亀石征一郎)/猪ノ口屋万蔵(穂積隆信)/蜂須賀綱矩(清川新吾)/木崎喜太夫(佐々木勝彦)他
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帰らぬ息子は船幽霊・高知 (第十三話:H5.8.9放送) ★★★★☆ 
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原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:矢田清巳

加助(伊吹吾朗)/おさき(日高澄子)/おみよ(岩本千春)/毛利権太夫(外山高士)/安芸屋剛右衛門(田口計)/荒磯の勢造(荒勢)/仙吉(大木正司)/漁師(中嶋俊一)/半助(森山陽介)/中国人(壬生新太郎)/浜作(遠山金次郎)/漁師(池田謙治)他

二年前、船が沖で難波して死んだという息子に瓜二つの格さん、親孝行をする。

伊吹吾朗さん二役/ホントにこの黄門さまは泣き虫・・・/御禁制の抜け荷取引の相手の怪しい中国人、葵の御紋の威力はスゴイ。
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悪を懲らした姫だるま・松山 (第十四話:H5.8.16放送)  
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原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

おけい(北原佐和子)/松平定直(冨家規政)/仙波屋仁左衛門(新井量大)/加納帯刀(小沢象)/浦部金十郎(黒部進)/喜多屋(久保晶)/轡屋権造(福山象三)/藤八(森章二)/二郎(藤田哲也)/三吉(谷口公洋)/四助(佐野聖也)/お春(久世茜)/紋次(広瀬義宣)/庄屋幸兵衛(大木晤郎)/竹三(岡田和範)/金杉将監(中西哲夫)他

殿の若さをいいことに暗躍する悪。黄門さまが藩侯に、真の政を教える。
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牢屋に入った黄門様・広島 (第十五話:H5.8.23放送) ★★★★☆
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原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:井上泰治

夜烏の千太郎(西城秀樹)/太田屋おさい(鳳八千代)/尾島屋五郎兵衛(戸浦六宏)/沼田九郎右衛門(北原義郎)/浅野綱長(大竹修造)/おいね(山下志麻)/久作(早崎文司)/岡部重蔵(田畑猛雄)/多聞天の権蔵(牧冬吉)/丑松(浜伸詞)他

広島銘酒「唐紅(からくれない)」の醸造元であった太田屋の息子、千太郎が義賊となり広島へ戻ってきた。

「水戸黄門」に出てくる悪人はかわいげがあるからいいですね。
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白いおひげのお風呂番・別府 (第十六話:H5.8.30放送) ★★★☆☆
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原作:葉村彰子/脚本:芦沢俊郎/監督:井上泰治

おしの(山本みどり)/蔦屋おひで(大塚道子)/清吉(柴田光彦)/佐伯将監(原口剛)/毘沙門五郎蔵(井上昭文)/茜屋治兵衛(高野真二)/正太(及川潤)/三吉(加藤聡志)/勘助(結城市朗)/平次(山田良隆)/留吉(奔田陵)/飯屋の亭主(日高久)/人足(滝譲二)他

湯元の権利を一人占めして私腹を肥やそうとする悪人共を退治。博打好きの亭主と意地悪な姑に挟まれ、苦悩の嫁も助ける。

やはり弥七はイイ!粋な嘘で子どもを助ける。子ども心にいつまでもあの赤い風車は回る・・・。
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正義で織った大島紬・鹿児島 (第十七話:H5.9.6放送) ★★★★☆
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原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:高倉祐二

有馬綾乃(鳳八千代)/有馬琴江(岩崎ひろみ)/有馬道之進(夏夕介)/大月軍兵衛(石山律雄)/竹森隼人介(近藤洋介)/奄美屋常助(歌澤寅右衛門)/老僧(幸田宗丸)/竹森以弥(志乃原良子)/目付役人(朝日宗記)/川村(波多野博)/茶店の店主(松田明)他

日本南端の大々名、島津家七十七万石の城下へ入ったご老公一行は、逼迫した藩の財布を立て直した名家老・竹森隼人介の噂を聞く。折りしも泥田の中で大島紬の泥染めに精を出す有馬綾乃と孫娘・琴江に出会い、薩摩藩を思う真情に心打たれる。だが息子・道之進が公金を横領して逐電したとの報せが。実はこれは目付・大月軍兵衛と奄美屋が仕組んだもので彼らは病状の妻・以弥を思う竹森の弱みをつかみ大島紬の横流しをしていたのだ。名家老とその名も高い竹森の不正の真実は?真の藩政改革の道を示した老公の温情溢れる裁きが下る。
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娘が綺麗になる方法・島原 (第十八話:H5.9.13放送) ★★★☆☆
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原作:葉村彰子/脚本:葉村彰子・佐藤五月/監督:山内鉄也

お玉(大西結花)/内藤玄蕃(睦五朗)/肥前屋(加藤和夫)/海坊主の又蔵(山本昌平)/丑松(江幡高志)/お咲(田中雅子)/伝八(中田博久)/お絹(太宰由美子)/野菜売人(伝法三千雄)/伍平(楠年明)/主婦(井上謹代)/村娘(小野恵未)/村娘(ソノ乃茉代)/村娘(西島邦江)他

島原に来たご老公一行は、卵泥棒をして農民達に折檻されている娘・お玉と会う。娘は捨て子として地蔵堂に孤児として住んでおり、自分が美人ではないから村人に嫌われていると思い込んで悪さばかりしていた。そこでご老公は「笑顔をわすれず人に尽くしていけば必ず綺麗になる」とお玉は言った。その頃、弥七はやくざ者に絡んでいた娘・お絹を助ける。だがその途中、鉄砲に撃たれ重傷を負う。実はこれは代官・内藤玄蕃と悪徳商人・肥前屋、海坊主の又蔵が仕組んだもので、彼らは女たちを南蛮へ送りその見返りに銃と交換する密輸をしていたのだ。早速、お玉はご老公に教えられ実行し、伍平の娘・お咲の手伝いをする。途中、崖から落ちるも飛猿に助けられる。だが帰ってきたら又蔵の子分の丑松と伝八が伍平の借金のカタにお咲を連れ出そうとしていた。お玉は自分を身代わりに連れて行けといったが、奴らはお咲共々お玉も一緒に連れ去ってしまった。内藤玄蕃と肥前屋が死んだと思っているお絹の身代わりとして2人を南蛮へ送ろうとしていたのだ。飛猿と弥七の話を聞いたご老公はお銀を奴らのアジトに送り込み密輸を企む悪人共を退治。
 
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悪が群がるカステイラ・長崎 (第十九話:H5.9.20放送) ★★★★☆
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原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

お糸(河合奈保子)/清次(渋谷哲平)/紀之助(沖田浩之)/寿福屋吉衛門(佐竹明夫)/西海屋重兵衛(小松方正)/臼倉主水(青山良彦)/治平(伊東知則)/轟の松蔵(前川哲男)/カピタン・シーベルト(ギアンナ・カラバイン)/ベルメル(ハル・ゴールド)/お篠(岡田千代)/久兵衛(日高久)/亥兵衛(中嶋俊一)/小萩(塚本加威子)/カステラ職人(壬生新太郎)他
 
日本で唯一の貿易港を有する長崎に着いたご老公一行は、爆竹とお囃子で賑わう竜踊りの雑踏で廻船問屋の西海屋重兵衛が何者かに狙撃されるのを目撃する。その中で怪我をした老舗・寿福屋の娘・お糸を助けたことから年に一度のカステイラ祭りを見物することになった。だが寿福屋に行ったら主人の吉衛門と味の工夫に苦しむ若い職人・清次が大喧嘩をしていた。吉衛門はあまりの頑固さから清次を追い出してしまった。その後、吉衛門とお糸がさっきの重兵衛狙撃未遂事件について撃ったのは抜け荷の罪で劣り潰しとなった大口屋の若旦那・紀之助ではないのかとう話であった。実は紀之助はお糸の婚約者で大口屋の抜け荷は西海屋が仕組んだものだtったのだ。そればかりか寿福屋の名カステラ職人の清次の父・亥兵衛の死も西海屋が仕組んだもの。彼には長崎奉行・臼倉主水と治外法権を主張する悪徳オランダ商人・ベルメルが付いていたのだ。今、彼らは今、寿福屋の取り潰しとお糸をわが者にする計画を立てていたのだ。一方、お銀は落ち込んでいた清次を慰めようと努力し、その結果、殺された父が使った工夫を手に入れた。準備が整った一行はオランダ将官長カピタン・シーベルトの元へ飛猿を使いに送り、異人服に身を包み日本とオランダの貿易を崩壊する悪企みを粉砕する。

お銀と清次のロマンスあり。助さんやきもき?/治外法権を主張する悪人ベルメル。でもそこはさすがに黄門さま、オランダ将官長シーベルトの元へ飛猿を使いにやる。長崎話は、必ず外国人出演者が多く、いつもとは雰囲気が変わって、また面白いですね。
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酔いどれ十手が悪を断つ・小倉 (第二十話:H5.9.27放送) ★★★★☆
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原作・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

次郎蔵(坂上二郎)/お久(神野美伽)/押尾玄蕃(名和宏)/猪之助(南条弘二)/お芳(工藤明子)/風神の軍兵衛(長谷川弘)/時造(三木敏彦)/お秋(吉井丈絵)/権造(西田良)/大槻武太夫(小笠原弘)/団六(赤城太郎)/寅吉(笹木俊志)/主婦(川本美由紀)他

妻を亡くして酒びたり、弱気の虫の目明しが、黄門さまの後押しでやくざ親子と悪代官に十手かざして立ち向かう。

助さん、ネズミ嫌い?八はヘビ嫌い?
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妻をも騙した武士の真実・萩 (第二十一話:H5.10.4放送) ★★★☆☆
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原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:矢田清巳

磯貝琴路(舟倉由佑子)/大野主膳(中野誠也)/長門屋(高野真二)/松江(松村康世)/毛利吉就(水上保広)/梶原(谷口高史)/村越秋乃(武田京子)/旅籠の女中(野村千景)/武永義太夫(根上淳)/磯貝清十郎(竹脇無我)

悪家老の悪事の証拠をつかむため、磯貝清十郎は仲間や上司、妻をも欺く。毛利三十六万九千石お家の大事。
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出雲の蕎麦は恋の味・出雲萩 (第二十二話:H5.10.11放送) ★★★☆☆
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原作:葉村彰子/脚本:芦沢俊郎/監督:矢田清巳

佐吉(角川博)/お千代(北岡夢子)/幸助(大木聡)/赤熊の五郎蔵(上田忠好)/藤代源太夫(田畑猛雄)/権太(岩尾正隆)/黒崎典吾(石倉英彦)/後作(山村弘三)/料亭の女将(星野美恵子)/芸者(泉千奈津)/芸者(丹波美奈子)/出雲碗与兵衛(生井健夫)/お駒(加茂さくら)

出雲の国で黄門さまが縁結び。出雲一の蕎麦屋「出雲庵」の放蕩息子佐吉も改心させる。

必見!弥七のどじょうすくいシーン。弥七と飛猿のつるみが多い回でした。
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悪計暴いた備前焼・岡山 (第二十三話:H5.10.18放送) ★★★☆☆
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原作:葉村彰子/脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

おゆう(根本りつ子)/英二郎(中島久之)/大室屋作兵衛(須賀不二男)/佐伯四郎兵衛(船戸順)/備前遊山(森繁久彌)

岡山に着いたご老公一行は名物・備前焼を見に当代随一の名匠・備前遊山の釜場に入ったが、遊山は愛弟子・英二郎の造った備前焼を「自分の偽物を造ってどうする。」と言われすべて叩き割ってしまった。おまけにご老公が注文した花入れもけんもほろろの扱い。頑固じゃ負けないご老公は泊り込みで陶器の手伝いをする事になった。ご老公は気の落ち込んだ英二郎を慰めながら遊山が花入れを造るのを待っていた。その時、家老の佐伯四郎兵衛と大室屋作兵衛がやって来て遊山に将軍・綱吉に献上する花入れを急いで造るように言ったが、けんもほろろの扱いの遊山は「遅くなるから辛抱してくれ。」と言って2人を追い返した。だが2人は英二郎に偽物を造るように依頼するも断られる始末。怒った2人はやくざを使って英二郎を拉致し遊山を脅迫する。実は花入れを献上する相手は綱吉ではなく老中・田備前守で佐伯はおのれの立身出世のために遊山を利用したのだ。遊山は英二郎のために花入れを焼き上げるが、焼き上げた物はすべて失敗作で遊山はすべて叩き割ろうとしたが、英二郎のためにもその一つを佐伯に献上してしまった。英二郎は釈放されたが遊山は自尽喪失となってしまった。3人の為にも卑劣な企んだ佐伯と大室屋を懲らしめようとご老公がひと働き。


3代目・佐野黄門と初代黄門予定だった森繁さんの夢の競演。森繁さん、歴代三人の黄門さまとの共演を果たす。あおい助さん、お銀、飛猿も森繁さんとの共演を果たす。須賀不二男さんは本作が遺作となりました。
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助けた娘はお姫様・姫路 (第二十四話:H5.10.25放送) ★★★☆☆
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原作:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:高倉祐二

本多雪(片岡京子)/明珍宗介(河原崎次郎)/高坂勘解由(南原宏治)/安間真左衛門(庄司永建)/お稲の方(水原ゆう紀)/しのぶ(丸山ひでみ)/周庵(中村竜三朗)/万田屋(歌澤寅右衛門)/お利恵(野平ゆき)/本多忠国(峰祐介)/侍女(山崎杏奈)/侍女(泉知奈津)/侍女(手嶋彌主枝)他

姫路藩十五万石の世継ぎ争い。次席家老・高坂勘解由が、お稲の方に生ませた不義の子・亀松を後継ぎにしようと万田屋の案と周庵の作った毒薬で雪姫と忠国の暗殺を企む。

助さんが助けた娘がお姫様。雪姫との一夜限りのロマンス。国家老の
侍女・しのぶを佐野黄門のテスト版で偽黄門の娘を演じた丸山ひでみさんが担当。
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夢の中で若旦那・鳥取 (第二十五話:H5.11.1放送) ★★★☆☆
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原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

浪花屋正太郎(太川陽介)/美濃屋おりん(北原佐和子)/大出左門(亀石征一郎)/播磨屋与衛門(立原博)/嘉助(奥村公延)/権次(長谷川弘)/池田伯耆守綱清(平井昌一)/千造(伊藤達広)/与之助(竜川誠)/宗兵衛(浜田東一郎)/黒部弥太夫(岩尾正隆)/太十(疋田泰盛)/役人(笹木俊志)/伍平(溝田繁)他

鳥取に着くやになや日頃バカにされっぱなしの八兵衛が老公の計らいで若旦那に。助・格は番頭さんでお銀は女中、ご老公は爺やとなって大阪の紙問屋・浪花屋一行だ。その途中町奉行の計らいでたいそうなもてなしを受けるが、実はそれは酒と女で買い付け各地から集った紙問屋を腑抜けにし、こちらの言値で紙を買おうとし因州和紙の入札で利権独占を狙う地元の問屋・播磨屋と勘定頭・大出左門、町奉行・黒部弥太夫の藩をあげての接待を受けた悪巧みであった。一方、弥七は町を調べている浪花屋の若旦那・正太郎と出会い、飛猿は紙問屋・美濃屋の女主人おりんと番頭の嘉助の保護と手伝いをしていた。大満足の八兵衛だったが浪花屋の番頭・宗兵衛が現れ、ご老公一行は牢の中へ、大出たちは宗兵衛を利用して利権独占を成功に意欲を燃やした。ご老公は藩主を身代わりに牢を出て弥七、飛猿らと合流し因州和紙の不正を暴く!
 
第10部第18話と第14部第28話のニューメイク版!前2作では助さん、格さんが大活躍だったが、今回は飛猿が大活躍!更にばれて牢に入られる新たな工夫が施されている。
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誘拐された黄門様・豊岡 (第二十六話:H5.11.8放送) ★★★☆☆
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原作:葉村彰子/脚本:佐藤五月/監督:矢田清巳

加納屋光兵衛(佐野浅夫)/五郎八(車だん吉)/お八重(吉野真弓)/ぶん太(加藤純平)/常吉(頭師佳孝)/神林典膳(小林勝彦)/大口屋(穂積隆信)/伝吉(頭師孝雄)/為吉(高峰圭二) 他

杞柳で作る柳行李が名産の豊岡で、一番の杞柳問屋・加納屋の主人・光兵衛の顔型は見分けもつかぬ程にご老公に瓜ふたつ。しかし評判の強欲因業ぶりから下請けの職人達や店の人からは怨まれていた。職人の五郎八、ぶん太、常吉はひょっとこ面をかぶり喧嘩で助さん達とはぐれたご老公を間違えて誘拐する。一方、助さん達は何者かに狙われた光兵衛を助けご老公だと思い宿へ連れて行くも、お銀の調べで背中にホクロがある事から別人と判り、五郎八達も背中のホクロがない事から別人だと言う事が判った。一方、加納屋では身代金の事で店中てんわこんやだったが、お八重は旦那様の無事を1人祈っていて自分から金の受け渡しに行こうとしていた。その裏で番頭の伝吉がこそこそと誰かと会っていたその相手とは商売敵の大口屋と次席家老・神林典膳であった。さっきの光兵衛殺害未遂も2人がやくざの為吉に頼んで仕組んだもので彼らは利権を狙い光兵衛の命と店の鑑札、更にはお八重までも狙っていた。ご老公は次席家老達の陰謀を暴くと共に、そっくりの因業問屋に人の真心を悟らせる。

佐野浅夫さん二役。
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女たちの復讐・大聖寺 (第二十七話:H5.11.15放送) ★★★☆☆
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原作・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

望月志津(南條玲子)/おとよ(松本路子)/お美代(若林志穂)/茂平(浜田寅彦)/おきみ(吉井丈絵)/辰巳屋宗兵衛(長谷川明男)/依田内膳(菅貫太郎)/佐久間右京(西沢利明)/桝屋卯之吉(伊東知則)/越前屋仁左衛門(楠年明)/望月多聞(水上保広)/番頭(白川浩二郎)他

出湯の里、大聖寺温泉にて。抜け荷買いの罪をかぶせられ死んでいった者達の妻や、娘らの仇討ちを手助けする。

飛猿、ラブシーン!?
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響け正義の御陣乗太鼓・輪島 (第二十八話:H5.11.22放送) ★★★☆☆
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原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

矢島嘉兵衛(御木本伸介)/野田薗(水野美紀)/庄屋仁兵衛(真弓田一夫)/清吉(篠塚勝)/般若の大五郎(遠藤征慈)/仙波屋伝兵衛(森幹太)/畑中陣十郎(小沢象)/留吉(大島宇三郎)/とき(船場牡丹)/新助(南川晃)/金杉屋(阿木五郎)/大沢(出水憲)/須田(波多野博)/太吉(岡田和範)/惣助(大矢敬典)/塗師(宮城幸生)/奥方(爾乃美代)/女中(一条かおり)他

輪島塗りの問屋を一手にしきろうと画策する悪人共を、輪島の町に現れる白頭巾と協力して懲らしめる。

あおい助さんキザ過ぎる!!
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世継ぎを狙う毒の罠・高田 (第二十九話:H5.11.29放送) ★★★★☆
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原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:高倉祐二

萩原喜兵衛(佐藤英夫)/栗山主膳(名和宏)/稲葉丹後守正通(武内亨)/田辺(円谷浩)/坂本玄朴(中村孝雄)/お万の方(小牧彩里)/入山(藤山司)/越後屋総兵衛(西山辰夫)/安田作左衛門(川浪公次郎)/川合(高橋弘志)/稲葉大三郎(武井三二)/旅の飴屋(日高久)他

稲葉十万三千石の世継ぎ騒動。越後騒動の悲劇を繰り返さないためにも、黄門さまが一肌脱ぐ。

今回は越後のちりめん問屋ではなく、丹後のちりめん問屋/悪人裁きがなかなか珍しいパターンでおもしろかった。
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黄金の島の鬼退治・佐渡 (第三十話:H5.12.6放送) ★★★☆☆
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原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳
 
白石礼次郎(誠直也)/白石勢津(浜田朱里)/石川刑部(石山律雄)/蓬莱屋金兵衛(草薙幸二郎)/荒神の虎五郎(今井健二)/虎一(佐藤仁哉)/与兵衛(松野健一)/お芳(山下志麻)/権十(時代吉二郎)/為吉(結城市朗)/安吉(笹木俊志)/迫田源十郎(阿波地大輔)/富三(有川正治)/大河原吉次郎(波田久夫)/蓬菜の女将(川崎あかね) 他

出雲崎に着いたご老公一行は海岸で雲助に襲いかかられた目の不自由な武家の妻女・勢津を助ける。彼女は公儀勘定方の役名を帯びて佐渡に渡り消息を断った夫・白石礼次郎を捜しに江戸から旅して来たという。その頃弥七は金山から逃げ出した男の殺害現場を目撃する。出雲崎では奉行の石川刑部と蓬莱屋金兵衛、荒神の虎五郎がイカサマ博打で領民を苦しめ、国の宝の金山を私利私欲の為に横盗りする大悪行をしていたのだ。一行は勢津を網元の与兵衛、お芳親子に預け、助さんを金山へ、格さんを浪人者・辰美格之介となって虎五郎の駑馬に潜り、ご老公、八兵衛、お銀は蓬莱屋の知り合いの料亭・蓬菜へ潜り込んだ。助さんは金山で人足達のひどい仕打ちを目撃し、お銀と飛猿は石川刑部の帳簿から不審な点に気づき、ご老公は次の一手として飛猿に山男・越後の熊丸となって金山に潜りこませた。助さんと飛猿は地獄の泥間歩の奥底で行方不明の白石礼次郎を発見!そしてここが隠し金山の本場だと判った。さらに弥七の調べでお寺で金の裏取引が行なわれると知り、一行は金山にいる白石と人足達を救出。そして今ここにご老公が奉行の企みを暴こうと怒りの鬼太鼓が鳴り響く。

本作は同部、並びに佐野黄門シリーズの最高視聴率24.6%を記録。手を変え品を変えを敵地に潜入する一行。格さんは「辰美格之介」と名乗る浪人者に。飛猿は「越後の熊丸」と名乗る山男?に。
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弥七は夫の敵!・新発田 (第三十一話:H5.12.13放送) ★★★★☆
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原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

時雨の音吉(中谷一郎)/お静(芦川よしみ)/稲森重太夫(青木義朗)/潮の仙蔵(深江章喜)/庄屋与左衛門(森塚敏)/野川屋吾兵衛(梅澤龍峰)/お夕(中原果南)/岩松(大木正司)/仙太(中西勇太) 他
 
借金を返すため野川屋へ向かった男が殺された。果たして借金を返した後に殺されたか否か?真実を握るのは弥七に瓜二つの風来坊。
 
中谷一郎さん二役。
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会津名物夫婦下駄・会津 (第三十二話:H5.12.20放送) ★★★☆☆
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原作・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

稲垣左門(大橋吾郎)/稲垣香織(生田智子)/稲垣万亀(大塚道子)/松平正容(石田信行)/沖藤玄蕃(松本朝生)/味岡典膳(早川雄三)/三国屋総兵衛(奥野匡)/梵天の滝蔵(福山象三)/味岡又八郎(鷲生功)/五平(鈴木淳)/おうみ(稲村友紀)/寅松(滝譲二)/仙太(井上茂)/桑田(白井滋郎)/お登世(島岡晶子)/女中A(春藤真澄)/女中B(沢田真理子)/女中C(森田知美) 他

家老の子息による嫌がらせを受け、有能な藩士稲垣の出世はままならない。

弥七出演せず。桐の下駄を作り、影で支える妻に八も感動。名物は食い物だけではないことに気づく!

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格さんの親友は脱藩者・白河 (第三十三話:H5.12.27放送) ★★★☆☆
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原作:葉村彰子/脚本:芦沢俊郎/監督:高倉祐二

田岡京之介(寺泉憲)/兵藤梢(福家美峰)/磐城屋(高城淳一)/峯岸大膳(睦五朗)/広瀬玄蕃(原口剛)/鳴海屋(出光元)/田岡りく(日高澄子)/兵藤右近(大出俊)/大槻十内(唐沢民賢)/番頭(浜田雄史)/職人頭(芝本正) 他

名物白河だるまの問屋磐城屋にお世話になることになった一行。藩が物産の一手買い上げを鳴海屋に任せるという話を耳にする。

弥七出演せず。
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大黒様を笑わせた男・日光 (第三十四話:H5.1.10放送) ★★★★☆
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原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

左甚五郎(左とん平)/政五郎(小林昭二)/子之助(柴田侊彦)/寅(山口弘和)/熊(竹田高利)/角右衛門(森章二)/殿村剛輔(久富惟晴)/前田綱紀(小笠原弘)/おかつ(松本友里)/講釈師(笑福亭鶴光)/稲葉河内守(西山辰夫) 他

日光東照宮の修復工事の棟梁を巡って。棟梁政五郎を助けるため、加賀百万石の殿様に、左甚五郎の彫った大黒様を三百両で売る黄門さま。

弥七、久しぶりの登場。お銀と飛猿の絡みがいいです。
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飛脚競べで悪を討つ・宇都宮 (第三十五話:H5.1.17放送)
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原作・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也


浅井屋おなみ(三浦リカ)/結城新三郎(夏夕介)/おこう(若林志穂)/房吉(山内としお)/栗太武太夫(川辺久造)/杉屋勘兵衛(穂積隆信)/熊笹の留蔵(長谷川弘)/兆次(中田博久)/天野屋(江並隆)/奥平昌章(水上保広)/おさわ(野中彩央里)/おぬい(東風平千春)/おその(相良瑠実子)/久之助(武井三二)/お駒(川崎あかね) 他


様々な街道が集り人や物の集散も盛んな宇都宮の町にやって来た御老公一行は、それにふさわしく元気な若い娘飛脚がやくざ者に狙われているのを目撃する。おこうを助けた一行は彼女が勤めている浅井屋に腰を下ろす。浅井屋は先代の後を健気に切り盛りする女主人・おなみと番頭の新三郎、飛躍頭の房吉、そして娘飛脚のおこう、おさわ、おぬい、おそのらによって支えられていた。だがそれを藩御用の鑑札を狙う商売仇の杉屋とやくざの留蔵、2人には町奉行・栗太武太夫がついており嫌がらせし放題だった。御老公は藩主・奥平昌章に手紙を書き二つの飛脚屋に駆け競べをさせようと計画し、目のくらんだ悪人どもを退治する。

弥七出演せず。今回は、宇都宮ではお馴染みの釣り天井ネタではなかったですね。釣り天井話、緊迫感があって好きなのですが…
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花のお江戸の大掃除・江戸 (第三十六話:H5.1.24放送) ★★★★☆
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原作・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

山野辺兵庫(高松英郎)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/堀田備前守(永井秀明)/藤野屋(佐竹明夫)/お久美(八木小織)/妙鏡院(東恵美子)/菅谷監物(石浜朗)/春日井(高田美和)他

下野烏山藩の江戸家老菅谷が廻船問屋と結託、あの堀田備前の紹介で大奥のお局に働きかけ、ご禁制の品を売りさばいているという。だが、その抜け荷買いの疑いが水戸家付け家老の兵庫にかかった。兵庫の疑いを晴らすためにも黄門さまが一肌脱ぎ、堀田備前と対決!

光圀v.s.堀田!大奥の不祥事を無事解決できるか?
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達人への道第22部作成にあたり、マースクリアさんより多大なるご協力をいただきました。ありがとうございました。
あらすじ

光圀の元へ、紀州家国家老安藤の娘百合がやってきた。紀州和歌山五十五万五千石の藩主徳川綱教が六代将軍の候補に上がったが、光圀が異を唱えているとの噂が紀州で流れているという。百合はその噂の真意を確かめるため、刺客の魔手から逃れはるばる水戸まで光圀に会いに来たとのことだった。将軍家跡目騒動を引き起こした次席家老工藤の陰謀を粉砕するため、紀州和歌山へ向かう一行。

レギュラー

水戸光圀 (佐野浅夫)
佐々木助三郎 (あおい輝彦)
渥美格之進 (伊吹吾朗)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
かげろうのお銀 (由美かおる)
柘植の飛猿 (野村将希)
風車の弥七 (中谷一郎)

百合 (中野みゆき)
音羽の小弥太 (石野太呂字)
寛坊 (西尾塁)
首領 (石橋雅史)
千丈坊 (大前均)
竜神坊 (内田勝正)


全話紹介

(タイトル無し・水戸) (第一話:H5.5.17放送)
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音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:あおい輝彦/伊吹吾朗
題字:朝比奈宗源
ナレーター:杉山真太郎
原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

霞のお新(宮園純子)/山野辺兵庫(高松英郎)/安藤百合(中野みゆき)/音羽の小弥矢(石野太呂字)/寛坊(西尾塁)/安藤陳武(高城淳一)/堀田備前守正則(永井秀明)/結城修二郎(荒木しげる)/稲垣対馬守(石田信之)/工藤右京(玉川伊佐男)/紀ノ川屋(石橋雅史)/竜神坊(内田勝正)/千丈坊(大前均)/杉ノ坊叨斉(加賀邦男)/徳川長七(若菜孝史)/浦野宗広(川合伸旺)/旅籠の女中(紅萬子)/供侍(功刀明)/供侍(高橋弘志)/侍女(保坂亜紀)/侍女(想野まり)/侍女(桂木麻智)/侍女(斉藤忍)/侍女(吉成光世)

 

穏やかな西山荘での日々を過すご老公のもとに突然、山野辺兵庫から助さん、格さんのお見合い話が持ち上がった。それを聞いたお銀は大ショックを受けご老公の許しを得て田舎へ帰る事にした。それを見た助さんはお銀の見送りに着いていった。ご老公は兵庫を問い詰めてみるとご老公が将軍家跡目争いの候補に甲府藩主・徳川綱豊ではなく紀州和歌山藩主・徳川綱教を次期将軍にするという異を唱えているという奇怪な噂話であった。一方助さん達は途中の旅籠でなにやら怪しい3人連れと知り合う。その事を考えていたその時、何者かによって旅籠に火が放たれた!謎の忍び集団が3人を狙った物で助さん、お銀、飛猿の助けで何とか難を乗り越えた。真意を聞く助さん達を見て3人連れは全て白状した。実は若侍は娘で姉妹は男の忍びだったのだ。娘の名は紀州和歌山藩筆頭家老・安藤陳武の娘・百合、忍びの方は杉ノ坊叨斉の孫、音羽の小弥矢と寛坊だった。彼らは世継ぎ騒動の事で国元を出奔してご老公に真偽を確かめるべく会いに来たのだ。一方、弥七の方も謎の忍び集団が2人の侍を殺害する現場を目撃する。2人の遺体を調べる弥七は紀州とご老公に関する事だと知り急ぎ西山荘に向かった。無事、百合さんら3人を西山荘に連れてきた助さん達、百合の話によると次席家老・浦野宗広と御用人・工藤右京が藩主・徳川綱教を次期将軍にしてその弟・長七を次期藩主にするというもので、しかもご老公がそれに賛同しているという不吉な話だった。陳武はとても信じられんと浦野を怒ったが長七までも人が変わったように浦野の意見に賛成であった。愕然とした陳武は百合と小弥矢と寛坊を西山荘に送ろうと命を賭けた計画を実行する。百合はご老公に浦野の言った事は本当なのか問いただし、ご老公は”そんな気はありません”と答えた。それを聞いて百合は一安心した。一方、助さん、格さんは誰が異な噂を流したのか気になっていたが、ご老公は浦野と工藤を操っているのは老中・堀田備前守だと確信し周到に張り巡らされた陰謀を粉砕する為、暗雲渦巻く紀州への旅が始まる。
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旅のはじめの鬼退治・佐倉(第二話:H5.5.24放送)
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原作:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:矢田清巳

霞のお新(宮園純子)/庄屋利兵衛(佐藤英夫)/栄次(伊吹剛)/お園(日下由美)/佐治藤左衛門(名和宏)/工藤右京(玉川伊佐男)/八兆の島造(上田忠好)/大貫庄太夫(久富惟晴)/甚作(園田裕久)/岩月(井上高志)/芳松(武見龍磨)/熊次(勝野賢三)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/堀田備前守正則(永井秀明)/芳松の母(坂本和子)/配下(太田雅之)/配下(井上昭) 

将軍に旅立ちを告げようと一路江戸に向かった一行は、早速佐倉の宿で紀ノ川屋の襲撃を受け、百合が足を傷め庄屋利兵衛の家で介抱する事に、折りしも印旛沼の干拓工事に駆り出された夫役の百姓達が一揆寸前の状態にあることを知る。

世直し旅の第一歩であり佐野黄門最初のお裁き。堀田の圧力で上様に会えない黄門様は職人姿になって入城。話し合い後由里さんは旅娘姿となる。

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天下の嶮の幽霊騒動・箱根 (第三話:H5.5.31放送) 
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原作・脚本:葉村彰子/監督:井上泰治

お由紀(三浦リカ)/山倉屋お葉(伊藤美由紀)/黒川軍兵衛(菅貫太郎)/赤松屋寅五郎(深江章喜)/長作(うえだ峻)/万作(三田村賢二)/栄二郎(篠塚勝)/松乃屋(高桐真)/庄吉(赤城太郎)/徳造(蓑和田良太)/儀助(浜田雄史)

天下の嶮・箱根にさしかかったご老公は赤松屋の籠引き長作と万作に乗せられ関所まで来たが関所奉行・黒川軍兵衛は赤松屋寅五郎と結託して旅人を苦しめていた。不審を晴らそうと芦の湯の温泉場に入った一行は神君家康公のお墨付きを有する松乃屋に泊まった。かつては芦の湯一番の湯元であったが首吊り自殺が発生し先代が責めを取られ牢で死亡。更に幽霊騒動までもおかり奉公人たちはいなくなってさびれた宿に、現女将・お由紀の妹のお葉が切り盛りしている籠屋の長作と万作も赤松屋の博打で借金を作って赤松屋の籠引きになってしまった。気を落としてしまった一行はみんなで宿を助けようとひと働きをする。その頃、現主人の栄二郎は赤松屋の博打で借金を作り寅五郎からお墨付きを奪って来いと言われる。これを知ったご老公は一計案じ赤松屋と奉行に企みを暴く幽霊芝居を行なう。
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心の剣で悪を斬る・藤枝 (第四話:H5.6.7放送) 
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原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:井上泰治

相良隼人(中条きよし)/久保藤十郎(根上淳)/宇津木新二郎(新田純一)/久保梢(浜田朱里)/伊豆屋(庄司永建)/ふじ(片山由香)/駿州屋(森幹太)/河井玄斉(宮口二郎)/蒲原掃部(早川雄三)/牛原重蔵(中村孝雄)/蒲原仙之介(四禮正明)/沼田典膳(五十嵐義弘)/太田資直(水上保広)/飲み屋の女将(島村晶子) 

藤枝へ入ったご老公一行、途中、河井道場の試合を見学、中に入り格さんは家老の息子・蒲原仙之介と1勝負した。道場を出てしばらく歩いていなや名物の染飯の食べすぎで腹痛を起こした八兵衛。折り良く通りかかった大店の娘・ふじの家に身を寄せたこととなった。主人たちの話を聞くと河井道場は家老の蒲原掃部と伊豆屋が作り上げたごろつき道場で藩重役の道場は久保藤十郎の久保道場であった。今駿布田中藩では剣術指南役を巡る争いが起こっていた。そんな折大目付から仙之介と梢の縁談話が持ち上がったが藤十郎はきっぱり断った。だがその夜、資直に呼ばれた藤十郎が河井道場が企んだ卑劣な闇討ちにあう。闇討ちに失敗した河井道場を待っているかのように現れた紀ノ川屋一味はこれを利用しご老公を暗殺しようと計画。その一手として師範代の相良隼人ををおびき出す計画としてふじを誘拐する。隼人は失明寸前の身で道場とふじを守ろうとする。
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陰謀渦巻く大井川・島田 (第五話:H5.6.14放送) 
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原作・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

辰平(ハナ肇)/萩野(千野弘美)/小出菊(小高恵美)/甲野武太夫(和崎俊哉)/阿修羅の丑蔵(今井健二)/お千代(鈴鹿景子)/留吉(岡部征純)/郷右衛門(松田明)/久兵衛(北見唯一)/遠州屋(須永克彦)/お倉(三浦徳子)/お勝(米山しおり)他 

大井川を前に理不尽な川止めに合い身動き出来なくなったご老公一行は川止めで仕事にあぶれ土地のやくざと大喧嘩している川人足・辰平と寛坊にそっくりなその息子・三太と出会う。旅籠の遠州屋に止まろうとするも料金が高く路頭に迷うはめに、一方弥七たちは怪しげな藩士たちに狙われている2人連れの1人・お菊を助ける。その頃ご老公は辰平親子と再会し家に上がろうとするも萩野という怪我人の女性の看病のため再び急に料金が上がった遠州屋に戻るはめに、そこでお菊を連れて来た弥七と合流する。実は頻繁な川止めと遠州屋の料金の値上がりは阿修羅の丑蔵と郷右衛門、久兵衛、遠州屋、そして代官・甲野武太夫がしたたかに金儲けをする為に仕組んだもので、彼らはその野望に邪魔な辰平を暗殺しようと計画していた。その暗殺計画を利用して紀ノ川屋一味はご老公暗殺計画を実行。紀ノ川屋の仕組んだ宿あらためをお菊を追っている藩士たちを利用して辰平の知り合いのお千代の店に身を寄せた。このお菊は実は園部藩の姫君で、曰くつきの縁談が嫌で側近の萩野とともに江戸屋敷から脱出し横須賀に身を隠すところだったのだ。一方辰平の家に身を寄せている萩野は三太が昔、園部藩の江戸家老の陰謀で難を逃れるためにこの地に捨てた息子だと知る。姫君や辰平親子、大井川の人たちのためにご老公は禁を破って川を渡る計画を実行する。

西尾塁くんの1人2役。このため小弥矢と寛坊の出番が少なめに。その父親役には東野黄門、西村黄門のデビュー作でおなじみのハナ肇さん。本作が遺作となった。
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嘘で悟った女房の真心・浜松 (第六話:H5.6.21放送) 
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原作・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

惣助(芦屋雁之助)/お澄(土田早苗)/猪塚左馬之助(青木義朗)/引馬の大次郎(沢竜二)/友造(守田比呂也)/夜又丸(福山象三)/長次(佐藤晟也)/団七(重久剛一)/お咲(松本友里)/清次(中嶋俊一)/定平(牧冬吉)他

浜松に着いたご老公一行は途中鰻屋に立ち寄って竹細工職人・惣助と鰻屋の女中・お澄夫婦と出会う。主人の話では惣助は大工の友造のところの腕利きの職人だったが子を失った哀しみで酒と博打に溺れるようになってしまった。それを健気に支えるお澄をみて見捨てておけないと百合たちを先に旅籠に残し、夜又丸の賭場に乗り込んだご老公。この隙を利用し百合の暗殺を実行する紀ノ川屋一味だったが助さん、格さん、お銀、飛猿の働きで何とか危機を乗り越えた。一方ご老公はやっている内に夜又丸の賭場がイカサマである事が判った。すってんてんになったご老公は惣助の家に身を引く事に、しかしおもてなしするお金が惣助の家にはなく惣助はお澄の大反対を押し切って子供の仏壇を質に入れるも全然足りなく再び夜又丸の賭場へ、惣助はやっている内に夜又丸と引馬の大次郎の藩公御用達の茶室工事に絡む悪巧みに利用された事に気づくも手遅れ、しかも2人には勘定奉行・猪塚左馬之助がついていた。お銀、飛猿の救助とご老公の一計で惣助の目を覚ませたが、大次郎は次の一手として惣助の偽借金で友造そ脅し茶室工事から身を引かせた。ご老公が目には目をと打った大博打を打つ。
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悲願叶えた夢花火・岡崎 (第七話:H5.6.28放送) 
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原作・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

丈吉(松山政路)/お久美(大塚良重)/大崎庄八郎(外山高士)/黒谷屋吾平(梅沢龍峰)/音屋勘助(南祐輔)/横田将監(入江疋徳)/水野忠盈(西園寺章雄)/荒駒の源五郎(有川正治)/菊乃屋仁平(溝田繁)/彦六(武井三二)/伝次(滝譲二)他

岡崎城下へやって来たご老公一行は御前花火を目前に控え、青い花火作りに情熱を傾ける花火師の夫婦丈吉・お久美と出逢う。その競争相手音屋勘助は荒駒の源五郎と黒谷屋吾平と組んでとんでもない悪巧みを企んでおり、しかも彼らには鉄砲奉行・大崎庄八郎が付いていた。これを利用した竜神坊と千丈坊はご老公暗殺計画を実行。まず自分たちはご老公たちを襲って源五郎のやくざに花火小屋の爆破を実行させる。さらに鉄砲奉行の横槍で丈吉を捕らえてしまった。ご老公一行はそれにも屈せずひたすら夢に賭ける夫婦を総がかりで応援し青い花火を完成させるが、竜神坊と千丈坊は巨砲という切り札を隠していた。

首領はお休み。青い花火の為に寛坊大活躍!
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仇討ち悲願の旅芝居・桑名 (第八話:H5.7.5放送) 
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原作:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:矢田清巳 

市川寿々女、おしず(渡辺典子)/勘八(谷幹一)/大熊重太夫(森山周一郎)/南座四郎兵衛(武藤章生)/伊勢屋源兵衛(久保晶)/時雨の権造(山本昌平)/寅吉(井上茂)/松平定重(白井滋郎)他

名城下に着いたご老公一行は旅廻りの女歌舞伎・市川寿々女一座知り合う。毎度お馴染み黄門一座の仇討ち狂言がきって落とされた。
 
ご存知、弥七が演じる悪代官と八兵衛が演じるやくざ親分の黄門様の仇討ち狂言旅芝居!小弥矢の女型全開! 
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天狗に狙われた娘・新宮 (第九話:H5.7.12放送) 
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原作・脚本:葉村彰子/監督:高倉祐二

お小夜(西村知美)/紀州屋和左衛門(内藤武敏)/おちか(長谷川稀世)/波切の亀五郎(井上昭文)/沢村玄蕃(小林勝彦)/灘屋伝兵衛(草薙幸二郎)/宇平(園田裕久)/お光(上野めぐみ)/鮫六(森章二)/飯塚頼母(波田久夫)/勘八(木下通博)/多吉(平田桃介)/配下(井上昭)他

熊野本宮に詣したご老公は、疲れてヘトヘトの八兵衛をおいて助さん、隠さん、お銀と共に新宮に着きやくざ共に絡まれているお小夜、おちかを助けて材木問屋・紀州屋に厄介になった。一方、一行とはぐれた八兵衛は謎の天狗集団に襲われ獣穴に落ちてしまった。だが運良くそこ通っていた小弥矢と寛坊に助けられ通りかかった村人・宇平の家で厄介する事になった。ご老公一行が泊まった紀州屋の娘・お小夜は相当なわがまま者でどうやら後添えにきた元女中のおちかが相当気に入らなかったらしい。そんな時、お小夜は村人の多吉に狂言誘拐を計画したが、その前に主人の和左衛門に”頭を冷やせ”と倉の中へ閉じ込められてしまった。今、新宮では娘を次々と攫う天狗騒動が多発していたのだ。次に届いた天狗のお告げは宇平の娘・お光であった。八兵衛と村人はお光を籠に乗せ神社の前においたら天狗が現れ、やがて霧が出てしばらくたったら天狗ばかりかお光もいなくなってしまった。実はこの天狗騒動はやくざの親分・波切の亀五郎と材木問屋・灘屋伝兵衛、奉行の沢村玄蕃が仕組んだもので、灘屋伝兵衛は元海賊で攫われたお光や娘達を南蛮に売り渡そうとし、紀州屋取り潰しを計画していたのだ。みんなの話を聞いたご老公はすぐに対策をとううとしたその時、今度はお小夜に天狗のお告げが、和左衛門はお小夜に逃げろと言ったがおちかは自分をお小夜の身代わりに天狗の生贄してと聞き、お小夜は自分が間違っていたと改心し和左衛門とおちかに誤り、そして自分が計画した狂言誘拐を話したが、そこに多吉が現れこのような計画は恐ろしくて出来ないと白状した。この天狗のお告げは仕組んだ灘屋伝兵衛が取引の数が合わないが為に仕組んだものだったのだ。そしてこの計画を利用し目指す和歌山を目前にご老公暗殺計画を実行する紀ノ川屋一味。ご老公はお銀をお小夜の身代わりとなり天狗の巣窟を突き止め、天狗となって偽天狗・海賊共と悪奉行を退治。

今まで哀れな娘役を演じていた西村知美さん、本作ではわがまま娘を熱演。やくざの親分役には佐野黄門のテスト版の時のやくざの親分役・井上昭文さん。
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暗雲晴れた和歌山城・和歌山 (第十話:H5.7.19放送) 
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原作・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳 

安藤陳武(高城淳一)/結城修二郎(荒木しげる)/徳川綱教(堀内正美)/お蘭(山本ゆか里)/工藤右京(玉川伊佐男)/ふさ(阿部寿美子)/坊叨斉(加賀邦男)/徳川長七(若菜孝史)/浦野宗広(川合伸旺)/目付(関根大学)/用人(波多野博)/若侍(高橋弘志)/紀ノ川屋の配下(太田雅之)/紀ノ川屋の配下(井上昭)他

道なき道を辿り秘かに紀州領に入ったご老公一行は次席家老一派が引いた検問を坊叨斉らの活躍でなんとか乗り越え百合の乳母・ふさの家に腰を下ろす事になった。その頃、和歌山城では百合の父・陳武が浦野の仕掛けた罠で謀叛の罪を着せられ幽閉の身となり、しかもこれを公表したのは藩主の弟・長七だったのだ。実は長七は浦野の策略で紀ノ川屋の娘・お蘭に妙な薬を飲まされ精神的麻痺を起こしていたのだ。更に浦野はこれらの罪を堀田備前守に着せ自分が幕府の頂点立とうと練っていたのだ。飛猿の報告を受け百合はご老公の静止を無視しはやる心で城下に出てしまった。なんとか助さん、格さんは陳武の配下・結城修二郎は助けたものの百合は次席家老一派の手に落ちてしまった。浦野の安藤親子を寺に移しご老公もろとも爆殺する計画を実行。一方、ご老公一行も敵の罠にはまる覚悟の上で寺に向かう。安藤親子を救助出来たものの弥七はみんなをかばい重傷を負ってしまった。一方、お銀は城内に忍び込み長七を正気に戻す事に成功。安藤親子の為、弥七の為、今ここに次席家老一派との最後の決戦がきっておとされる。

坊叨斉の偽黄門は映画・月形龍之介版の水戸黄門で格さんを演じ、同番組で何度も出演した加賀邦男さんの最後の演技とってはふさわしいものだった。浦野宗広役の川合伸旺さんエロ家老全開の極めつけの演技。弥七はひとまず休養。百合と小弥矢、寛坊はここで御別れ。
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