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カテゴリー「達人への道 11~15部」の記事一覧
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あらすじ

実子、讃岐高松十二万石、松平頼常を柳沢吉保の魔手から救った黄門さま。一旦はそのまま旅立とうとしたが、しばらく柳沢の動きを見てからと思い直して、高松城にとどまっていた。しかし、接待責め・堅苦しい城内の暮らしに退屈をもてあましていた黄門さまは、金毘羅参りということで、御馴染みのお供を連れて屋敷を抜け出すが…。

第十五部は、第十四部で到着した高松からスタート。今回の旅の目的は、筑前福岡藩のお家騒動の解決。偶然知り合った美剣士が実は、福岡藩黒田家五十二万石、黒田綱政の一人娘、綾姫。国元の奸臣大野外記が娘を側室に差し出し、殿様を酒漬け女漬け、藩政を牛耳ろうと画策。外記にたぶらかされた父を諌めようと江戸屋敷を抜け出したという。綾姫を連れて福岡を目指し、波乱に富んだ旅が始まった。行く手には海賊上がりの刺客卍屋一味。背後には柳沢吉保の影もチラリチラリ。前途多難な筑前への道を踏み出す一行。


レギュラー

水戸光圀 (西村晃)
佐々木助三郎 (里見浩太朗)
渥美格之進 (伊吹吾朗)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
風車の弥七 (中谷一郎)

綾姫 (片平なぎさ)


全話紹介

謎の美剣士隠密旅・高松 (第一話:S60.1.28放送) ★★★★☆

 


音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:里見浩太朗・伊吹吾朗
題字:朝比奈宗源
ナレーター:芥川隆行
脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

綾姫(片平なぎさ)/志乃(山口いづみ)/笠井孫兵衛(浜田寅彦)/笠井孫六(加藤大樹)/卍屋徳兵衛(田中明夫)/脇田兵部(玉川伊佐男)/谷村十兵衛(睦五郎)/朽木伝十郎(石橋雅史)/玄海の鱶七(北九州男)/お千(一柳みる)/高瀬五太夫(高野真二)/権八(岡部正純)/柳沢吉保(山形勲) 他

高松城内から抜け出した一行。金毘羅参り参拝の途中、志乃がかどわかされた。それがなんと人違い。福岡藩黒田家の綾姫と間違えられてかどわかされたのだった。国元の奸臣大野外記にたぶらかされた父を諌めようと江戸屋敷を抜け出した綾姫だったが、追手に捕まり、危ういところを一行が助ける。綾姫を伴い福岡を目指す一行。

一話目炎上シーンあり。宝禄火矢を使い荒っぽい方法で綾姫らをいぶりだす海賊あがりの刺客集団。




助格駕籠屋と客引き老公・松山 (第二話:S60.2.4放送) ★★★★☆


脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

お小夜(坂上味和)/お絹(大塚良重)/幡野万右衛門(遠藤太津朗)/大浜屋伝蔵(藤岡重慶)/松平定直(宗方勝巳)/政次(柴田侊彦)/武吉(松山照夫)/島蔵(南祐輔)/芳三(うえだ峻)/万吉(伊藤高) 他

道後温泉に向かう一行。道中、大浜屋に女中奉公に行くという娘・お小夜らと出会う。ところが大浜屋は、私腹を肥やす好色奉行と結託した悪親分伝蔵が、博打と女で旅人の身包み剥がす評判の悪い店。案の上、お小夜らも座敷に上がれということに。店の内情を知った黄門さま、博打で大負けした振りして、八と共に旅籠の呼び込みに。一方助さん格さんは、大浜屋に苦しめられている飛脚問屋の女主人お絹を助けて駕籠屋に。月に1回、城下をお忍び偵察する領主松平定直を加えて、綾姫を太夫に江戸浅草の芸人一座に成りすます一行。領主の目前で悪を暴く。

綾姫、これからドンドンいろんなことやっていきます。まずは芸人一座の綾太夫。




偽黄門になった黄門様・伊予 (第三話:S60.2.11放送) ★★★☆☆


脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

お小夜(松本伊代)/おとよ(長内美那代)/吾兵衛(小林昭二)/惣次(林家珍平)/森川弥太夫(南原宏治)/庄屋仁左衛門(飯沼慧)/新兵衛(南道郎)/喜八(早川研吉)/六蔵(岩尾正隆)/木暮(丘路千)他

旅籠で胡麻の蝿にあった一行。印籠までも盗まれてしまう。巡礼姿になって旅を続けるが、どうにもひもじくてたまらない。そこを少年の格好をした娘馬子・お小夜に助けられた。お嬢様と呼ばれ、何か曰くありげなお小夜。実は前の庄屋の娘だった。代官と今の庄屋が手を組み、農民たちに無理難題。一揆寸前。窮状を知った黄門さま、今城下で広まっている、伊予に黄門さまが来ているらしいという噂を利用し、江戸の役者一座と偽り黄門役に成りすます。だが、肝心の印籠がないため、偽黄門にされ牢に。

巡礼姿の格さん、「巡礼にご報謝を」がひじょーに面白かった(*^∇^*) 伊吹格さんのあぁいうところが好きです。




悪計暴いた身代わり花嫁・大洲 (第四話:S60.2.18放送) ★★★☆☆


脚本:芦沢俊郎/監督:居川靖彦

おみつ(中村明美)/清太(真夏竜)/ひで(桜むつ子)/六助(増田順司)/鳴海屋(川合伸旺)/おたき(白石奈緒美)/秋月太兵衛(永井秀明)/村長(市川男女之助)/政吉(片岡五郎)/鶴三(吉田豊明)他

和紙の産地として名高い大洲藩五万石の城下に入った一行。紙問屋の娘おみつと紙漉き職人・清太とは恋仲。だがおみつに横恋慕する廻船問屋鳴海屋とそれを後押しするおみつの継母ひで。鳴海屋と手を組み和紙の利権を独占し私服を肥やす家老。紙一枚作る尊さを、色と欲とで踏みにじる悪を一掃する黄門さま。

お馴染み花嫁騒動記。綾姫の花嫁姿がとてもキレイでした。




闇を斬る!怪傑白頭巾・宇和島 (第五話:S60.2.25放送) ★★★☆☆


脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

清吉(森次晃嗣)/加代(島村佳江)/岡村頼母(久米明)/前原総一郎(小野武彦)/小田島外記(江見俊太郎)/宇和屋(多々良純)/原田弥惣次(内田勝正)/権六(黒部進)/村田民部(永野辰弥)/お秀(鶴間エリ) 他

道中で一行が知り合った薬売りの清吉。牛鬼(うしょうにん)の札と共に現れる義賊。城下では更に白頭巾も現れた。宇和島では城代家老岡村頼母を退け、藩を操ろうと悪家老らが暗躍。白頭巾の正体はなんと城代家老の娘・加代。綾姫が白頭巾に扮するなど、一行が助太刀。

義賊清吉に、さぞかし名のある大親分だと見込まれた黄門さま。今回は名乗りはしませんでしたが、やはりのりにのってます。




御存知黄門一座の大芝居・別府 (第六話:S60.3.4放送) ★★★☆☆


脚本:櫻井康裕/監督:居川靖彦

千之助(大門正明)/梅奴(浜田朱里)/土門平太夫(戸浦六宏)/宇佐美屋(神田隆)/利兵衛(有馬昌彦)/横瀬(山本清) 他

旅芝居一座に紛れ込み別府入りした一行。調子のイイ男・千之助とも知り合うが実は胡麻の蝿。別府には温泉湯の利権に目をつけ、代官に取り入り湯治場を牛耳る悪がいた。一行が助けた美しい芸者梅奴は何か曰くありげ。正体は、殿様拝領の短刀を盗まれた罪で取り潰しになった廻船問屋の娘おとしだった。父母の恨みを晴らすため再び巡り合った兄妹。旅芝居一座の力を借り、短刀を巡る陰謀を明るみに出す。

一行、旅芝居一座に扮する。芝居をやるとき、弥七親分は毎回悪家老役ですね。でもなかなか合ってます。




無法を砕く大草原の血闘・阿蘇 (第七話:S60.3.11放送) ★★★☆☆


脚本:櫻井康裕・葉村彰子/監督:居川靖彦

芳乃(根本律子)/信兵衛(内藤武敏)/神山主計(外山高士)/肥後屋(武藤英司)/次郎太(遠藤征慈)/作造(天草四郎) 他

火の国阿蘇へ着いた一行。草千里の馬買いの束ねを狙い、無法者の肥後屋らが代官と結託、非道の限りを尽くす。名高い南部駒にも劣らぬほどの阿蘇の名馬を守るため、阿蘇大宮司の血筋を引く娘・芳乃と共に一行が大活躍。

噴煙たなびく火の山阿蘇を舞台に繰り広げられる一行の活躍が見ものです。綾姫、じゃじゃ馬ぶりを発揮。一行と共に旅をしたお姫様の中じゃ最強です。この頃から、格さんとの二人行動が多くなり始め、徐々にイイ感じになっていきます。




母恋し五木の子守唄・熊本 (第八話:S60.3.18放送) ★★★☆☆


脚本:櫻井康裕/監督:倉田準二

竜太郎(白龍光洋)/千春(桜千春)/おとせ(加茂さくら)/源六(玉川良一)/お園(松岡ふたみ)/山岡修理(中山昭二)/お近(石井富子)/仁兵衛(田口計)/由三(高峰圭二) 他

熊本の城下外れで幼い兄妹と知り合った一行。名前は竜太郎と千春。可憐な手踊りで旅廻り一座の人気者。生き別れになった母を探しているという事情を知った黄門さま、江戸の芸人と偽り、一座に潜り込む。母親・おとせは大店の後家になり、若君の守り刀献上と義理の娘の婚礼を控えていた。義理と人情の板ばさみで母親の名乗りをしないおとせ。淫らな企みに振り回されるおとせを助けるため、黄門さまが一計案じる。




異国の姫は瓜二つ・長崎 (第九話:S60.3.25放送) ★★★★☆


脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

玉華公主(片平なぎさ)/平戸屋(御木本伸介)/西海屋(高城淳一)/末次源十郎(早川雄三)/張青竜(山本昌平)/文吉(北條清嗣)/宇兵衛(楠年明)/斉藤(丘路千) 他

異国情緒漂う長崎。助さんと八は、異国の刺客に襲われる、綾姫そっくりの娘を助けた。娘の正体は明国の姫君・玉華公主。清国の魔手から逃れ、朱瞬水に会うため日本へ来たのだった。長崎奉行と西海屋が結託し、清国との抜け荷を行なっている事実を掴んだ黄門さま。祖国を失った玉華公主を助けるため、綾姫様も大活躍。黄門さま自ら、他国の者を入れてはならないというご禁制を破る。長崎奉行が追っていた明国の娘が実は黄門さまの連れの娘だったと偽り、玉華を水戸屋敷に居る朱瞬水の元へ送る。

片平なぎささん二役。助さん、身振り手振りを交えての初めての?国際交流です。清国の刺客、拳法の使い手を相手に弥七の水中戦。




嫁が支えた唐津焼・唐津 (第十話:S60.4.1放送) ★★★☆☆


脚本:芦沢俊郎/監督:山内鉄也

村田小太郎(河原崎次郎)/源造(稲葉義男)/村田梢(あべ静江)/村田政代(萬代峰子)/月岡頼母(飯沼慧)/井筒屋五平(金井大)/月岡菊馬(岡崎二朗)/田中十内(原口剛) 他  

唐津で一行が知り合った武家の嫁・梢とその姑・政代。夫である小太郎は出世など気にせず、唐津焼の工夫に打ち込む。それゆえ姑の嫁いびり。そして、梢に横恋慕する家老の馬鹿息子・月岡菊馬。菊馬の父である月岡頼母も井筒屋と結託、唐津焼を藩お買い上げとし、私腹を肥やそうと企む。悪を一掃し、嫁姑の仲も取り持つ黄門さま。

刺客が一話目以降一度も出ずに、遂に福岡目前までやってきました。




老公暗殺!火炎地獄・福岡 (第十一話:S60.4.8放送) ★★★★☆


脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

大野外記(須賀不二男)/宗方将監(小栗一也)/卍屋徳兵衛(田中明夫)/脇田兵部(玉川伊佐男)/谷村十兵衛(睦五郎)/朽木伝十郎(石橋雅史)/玄海の鱶七(北九州男)/お千(一柳みる)/黒田綱政(葉山良二)/お牧の方(湖条千秋)/用人(溝田繁)/仁兵衛(牧冬吉)/柳沢吉保(山形勲) 他

遂に福岡入りした一行に卍屋一味が罠を仕掛ける。遂に敵の手中におちた綾姫。旅籠に閉じ込められた一行に、火炎が迫る。辛くも脱出し、卍屋に裏切られた鱶七の協力により綾姫を奪取した一行は、悪が巣食う城中へ乗り込む。

一国の姫がみだりに江戸屋敷を離れてはならぬという幕府の掟。事件解決後も、江戸屋敷へ綾姫をこっそり返すために一行と共に旅を続けます。弥七はしばらく出演せず。福岡藩江戸屋敷の脇田兵部を処分するため、書状を持って江戸までひとっ走り。




偽黄門様は喧嘩医者・小倉 (第十二話:S60.4.15放送) ★★★★☆


脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

和久田監物(村井国夫)/由紀(平淑恵)/犬塚内膳(青木義朗)/田川兵部(船戸順)/筑紫屋(伊沢一郎)/大黒屋(神田隆)/吾平(奥村公延)/古田甚九郎(石山律雄)/仙太(石見栄英)/横田源八(水上保広)/市木弥左衛門(永田光男)/玄磧(森繁久彌(特別出演)) 他

一行が知り合った医者・玄磧は、口は悪いし、なりは汚いが腕は確か。曰くありげなその様子に素性を調べた黄門さま。なんと元は武士で、町奉行和久田監物の父親。通称喧嘩医者の孫さん。折から米商人の間では藩札の暴落に一家心中まで出る騒ぎ。事情を探るべく、孫さんを黄門さまに仕立てての偽黄門騒動。

弥七がいない分、情報収集はどうするの?と思いましたが、黄門さま頑張ってます。




娘が救った酔いどれ大工・山口 (第十三話:S60.4.22放送) ★★★☆☆


脚本:大西信行/監督:山内鉄也

お糸(香山まり子)/政五郎(和崎俊哉)/民三(内田喜郎)/横目大吉(北原義郎)/源兵衛(森幹太)/良雲(山村弘三)/寅造(芦屋雁之助) 他

かつては長州一の欄間の彫り物師と言われた寅造。だが今は妻を失った寂しさから酒に身を持ち崩し、娘を泣かせるダメ親父。折から持ち上がった瑠璃光寺(るじこうじ)の改修普請に、棟梁の政五郎は兄貴分の寅造に欄間の彫り物を頼み、立ち直らせようと試みる。父と娘のために一肌脱ぐ黄門さま。改修普請の裏に隠された黒い企みも一掃する。




めざす敵は仁術医者・浜田 (第十四話:S60.4.29放送) ★★★☆☆


脚本:津田幸於/監督:倉田準二

桂木忍(斉藤慶子)/笹木順庵(安井昌二)/滝川蘭山(名和宏)/唐沢玄朴(滝田裕介)/江津屋(嵯峨善兵)/矢吹恭之介(水谷大輔)/弥五郎(汐路章)/石崎軍蔵(北町嘉朗) 他

一行とは別行動の助さん。道中、目の不自由な身でありながら、父の仇を求めて旅する武家娘・忍を救う。一緒に泊まった旅籠で、元将軍御典医の滝川蘭山に目をつけられ狙われることに。一方、食べすぎで腹を痛めた八が担ぎ込まれた先は、人望の厚い町医者・笹木順庵の所。忍を伴って、一行と合流した助さん。だが順庵の様子がおかしいことに気づく黄門さま。順庵による忍の目の手術は成功したが、仇とは順庵のことだった。高い値で薬を売り私腹を肥やす薬種問屋と御典医らを退治、仇討ちの行方を見守る黄門さま。




願い叶えた鯉のぼり・大竹 (第十五話:S60.5.6放送) ★★★☆☆


脚本:芦沢俊郎/監督:居川靖彦

雄次(伊吹剛)/おいと(小田かおる)/源造(真弓田一夫)/正五郎(井上昭文)/松吉(市川好朗)/神原十内(高野真二)/徳平(河合絃司) 他

季節にかかわらずあがっている金色の鯉のぼり。それを目にした一行は、何か曰くありげとおいとの元を訪ねる。それにはおいとの雄次に対する、私はあなたのことをずっと変わらず待っていますという、熱い想いが込められていた。おいとの婚約者雄次は凶状持ち。正五郎親分の腕を切り落とし、大竹を逃げ出した。代官と二足のわらじの親分・正五郎らは、何にでも上納金をつけ、私服を肥やし人々を苦しめていた。おいとらのため、鯉のぼりの願いを実現させようと黄門さまらが悪を一掃。




弥七に似ていた風来坊・広島 (第十六話:S60.5.13放送) ★★★★☆


脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

喜三郎(中谷一郎)/お登志(鈴鹿景子)/倉橋屋(小松方正)/大野屋(川合伸旺)/黒瀬刑部(幸田宗丸)/五郎蔵(宮口二郎)/源八(森章二)/清次(水上保広)/音吉(当銀長太郎)/矢野左太夫(出水憲司) 他

広島の城下で対立する倉橋屋と大野屋。共にやくざまがいの人足元締めで評判が悪い。腕を見込まれて倉橋屋の用心棒になった助格。一方、黄門さまらが立ち寄った料理屋の若い女将・お登志は、前の人足元締めの娘。数年前父親を殺され、その犯人として手配されているのが弥七と瓜ふたつの喜三郎。だが実は、奉行と結託した倉橋屋と大野屋の企みによるものだった。復讐のため、浜田に帰ってきた喜三郎。人殺しにはさせじと弥七が活躍する。

中谷さん二役。弥七祭りだ!! 弥七、江戸から戻ってきて早々事件に巻き込まれます。




美女を狙った天狗騒動・熊野 (第十七話:S60.5.20放送) ★★★★☆


脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

お咲(奈月ひろ子)/おりえ(山本ゆか里)/福田屋(土屋嘉男)/弓削十郎太(原口剛)/根来坊覚全(城所英夫)/定吉(手塚茂夫) 他

熊野の山中、筆作りを見たいと言う黄門さまに文句を言って怒りをかってしまった八。置いてきぼりをくらった八は烏天狗を見て気絶。町では、若くて綺麗な娘ばかりの神隠しが続発。山神様による娘の神隠しの裏にある陰謀を暴こうとする弥七に、烏天狗が投げたものは棒手裏剣。紀州根来の忍び崩れを使い、代官の手下弓削十郎太が、娘らをかどわかしていた。綾姫が人質御供にされる娘の身代りとなって潜入、黄門さまが真の山神様となり悪党退治。筆問屋福田屋の後家と、先妻の娘の仲も取り持つ。

弥七と根来忍びとの闘いが見ものです。久々に緊迫感溢れるシーン。




無念晴らした槍の仇討ち・福山 (第十八話:S60.5.27放送) ★★★☆☆


脚本:大西信行/督:山内鉄也

佐五平(左とん平)/松方新之助(志垣太郎)/田沢剛右衛門(田中浩)/若宮監物(中山昭二)/若宮要介(高峰圭二)/島屋(石浜裕次郎) 他

福山へ向かう道中で一行が知り合った主従。酒癖は悪いが主人想いの中間左五平と使用人思いの主人新之助の強い結びつきに感動する黄門さま。が、やがて悲劇へ。家老の息子・若宮要介と剣術指南役・田沢剛右衛門がつまらぬ事から因縁をつけ、槍を奪った上、返して欲しければ佐五平の首を差し出せと無理難題をつきつける。佐五平を守るため詫びる新之助を、田沢が槍で突き殺す。あまりの無法に怒った黄門さま、佐五平の仇討ちを助けるため田沢道場へ共に乗り込む。

久しぶりにいい人が死ぬパターンでしたが悲しいですね。お馴染み左とん平さん、やっぱりいい味出してました。




父娘救った主君の鎧・備中松山 (第十九話:S60.6.4放送) ★★★★☆


脚本:加瀬高之/監督:居川靖彦

大西伝兵衛(高松英郎)/大西茜(舟倉由佑子)/正田秀之助(吉田次昭)/京極直常(小野進也)/京極守常(早川雄三)/水谷出羽守勝美(細川俊夫)/源造(武藤英司)/秋山(可知靖之)/前岡(田畑猛雄)/旅籠の主人(山村弘三) 他

子の刻登城で常に先陣を遂げる伝兵衛。伝兵衛の娘・茜に懸想する家老の息子・直常は、子の刻登城で自分が先陣を切れば茜を嫁にくれと無理難題。伝兵衛を参加させまいとする悪人共は、あの手この手で邪魔をし、遂に伝兵衛の具足は燃えてしまった。そこで黄門さま、藩主の具足を借りてきて伝兵衛に授ける。高瀬舟を取り仕切ろうと企む家老や丸源らも退治。

子の刻登城ものは結構好きなパターンです。最近、色仕掛けを覚えた綾姫様f(^_^; 弥七登場せず。




謎が渦巻く陰謀の宿・米子 (第二十話:S60.6.10放送) ★★★★☆


脚本:櫻井康裕/監督:倉田準二

田坂和之進(森次晃嗣)/寿々(木村弓美)/横瀬源四郎(佐竹明夫)/荒尾成政(御木本伸介)/堀田左馬之助(川辺久造)/加地守之助(大竹修造)/由紀(片山由香)/伊藤要(原田樹世士)/野木(山本清)/藤次(江幡高志)/千石屋(永野辰弥) 他

米子へ向かう道が豪雨による崖崩れ。足止めをくらった一行は、宿の相部屋に。だがその相部屋は曰くありげな人達が集まっていた。米子では夜見ケ浜灌漑工事による新田作りが進められていた。城代家老・荒尾成政に呼ばれて米子を目指す測量士・田坂和之進。三百両もの藩金を持って逃げる男を測量士と偽り、次席家老を欺く寿々の狙いは、本当の測量士を米子入りさせること。灌漑普請を失敗させて城代家老を失脚させ、その後釜におさまろうという次席家老の企みを一掃する黄門さま。相部屋になった人々がそれぞれ身の立つように黄門さまの粋な計らいも。




意地で守った名人芸・鳥取 (第二十一話:S60.6.17放送) ★★★☆☆


脚本:大西信行/監督:倉田準二

長兵衛(長門勇)/おかね(磯村みどり)/おいね(丸山秀美)/大井佐太夫(滝田裕介)/因幡屋(飯沼慧)/阿波屋(稲葉義男)/忠七(三田村賢二)/荒波吉右衛門(福山象三)/梅吉(北見唯一)/浅吉(牧冬吉) 他

鳥取池田三十二万五千石の城下へ入った一行。あの日光東照宮の「眠り猫」を彫った左甚五郎も兜を脱いだという竹細工の名人・長兵衛に会いに行く。だが長兵衛は博打好きの飲んだくれ。頑固で気に入らぬ仕事は引き受けない。因幡屋が藩重役・大井佐太夫へ賄賂として送る竹細工の仕事も頑として断るがそれがとんでもない展開へ。イカサマ博打に引っかかり五十両もの借金を作ったうえ、娘のおいねが大井佐太夫の元へ売られるはめに。長兵衛親子を助け、鳥取の悪を一掃。土産に貰った水仙の花が道中花開き、黄門さまもビックリの名人芸。




悲願叶えた火焔剣・三日月 (第二十二話:S60.6.24放送) ★★★☆☆


脚本:櫻井康裕/監督:倉田準二

美津(新藤恵美)/牧野新之介(中村橋之助)/菱田監物(外山高士)/大熊源太夫(浜田晃)/松平綱隆(峰祐介)/亀造(入江慎也)/道中奉行(中村錦司) 他

播磨の国、三日月の城下に着いた一行。父の仇討ちをする姉弟に出会った。仇は出雲松江藩の者で、目印は火焔不動の透かし彫りが入った名刀備前長船。父の所持する備前長船を奪うため殺されたと、その現場を見ていた亀造が証言。事情を知った一行も、出雲松江藩の本陣に潜り込み、あの手この手を使って刀を探し出そうとする。遂に、仇・菱田監物と大熊源太夫を見つけ出した一行。自らの出世のために、刀を刀剣好きの殿様に差し出したのだった。姉弟の仇討ちを助ける黄門さま。




鬼庄屋にされた黄門様・篠山 (第二十三話:S60.7.1放送) ★★★★☆


脚本:大西信行/監督:山内鉄也

山野井金太夫(西村晃)/お雪(三浦リカ)/川上軍兵衛(和崎俊哉)/芋粥の六兵衛(藤岡重慶)/小市(三角八朗)/吾作(高原駿雄)/おてる(桃山みつる) 他

丹波篠山へ入った一行。だが農民たちに鬼と呼ばれた黄門さまはなんとも不機嫌モード。そこの村の大庄屋はなんと黄門さまと瓜二つ。農民達への情容赦ない仕打ちで、鬼と呼ばれ恐れられていた。かくなる上は、庄屋を誘拐して身代金を取り、村を捨てて逃げようと計画する農民達。庄屋と入れ替わった黄門さまは、代わりに誘拐され農民らの捨て身の覚悟を知る。一方、庄屋は自分の身を心底心配してくれるお雪の心根に打たれる。誘拐騒ぎを利用して、庄屋を亡き者にしようと企む悪代官らを一掃する黄門さま。庄屋も心を入れ替え、村には平穏が。

西村晃さん二役。金太夫役が面白かったです。




女掏摸弁天お京・宮津 (第二十四話:S60.7.8放送) ★★★★☆


脚本:櫻井康裕・葉村彰子/監督:山内鉄也

お京(美保純)/お里(小畠きぬ子)/半吉(赤塚真人)/小西屋(根上淳)/天野屋(高城淳一)/土倉伊兵衛(幸田宗丸)/般若の五郎蔵(田中浩)/勘次(中田博久)/小西屋の番頭(本郷淳) 他

股の下から天の橋立を見る一行。そこで出会った若い男女のスリは弁天のお京とその供の半吉。まだ完全には悪に染まってはいないお京らの行く末が気にかかる黄門さま。お京らは賭場でのイカサマがばれて、般若の五郎蔵らの計略に乗せられるはめに。その計略とは、竹姫様の婚礼衣装を巡る呉服問屋小西屋と天野屋の対立に端を発す。藩御用の小西屋をつぶすため、天野屋が五郎蔵らと手を組み、お京らを使って店に言いがかりをつけさせる。だがお京が小西屋の、数年前生き別れになった娘・お夏だということが分かる。悪者一味を一掃し、親と娘の絆も取り戻す黄門さま。

最近綾姫様がおもしろい。どうやら綾姫様は、男の振りをして娘さんを驚かすのがお好きなようですf(^_^; 印籠の出し方パターンが定着しているこの頃にしては、珍しい印籠の出し方。黒装束の黄門さま、お馴染みの衣装に着替えてきて格さんに印籠を手渡します。




友を救った男の真実・小浜 (第二十五話:S60.7.15放送) ★★★☆☆


脚本:外山徹・葉村彰子/監督:倉田準二

六助(松山英太郎)/おひさ(二宮さよ子)/清吉(大門正明)/灘屋(遠藤太津朗)/大垣重太夫(江見俊太郎)/唐次(上田忠好)/源助(村田正雄)/沢井(原口剛) 他

十一万三千石、酒井家の城下に入った一行。若狭塗り本家六代目の六助と、その幼馴染の娘おひさと知り合う。六助とおひさにはもう一人幼馴染がいた。五年前に灘屋の抜け荷の罪を被って島送りとなった清吉だ。その清吉が帰ってくる。抜け荷の証拠を握られている灘屋ら一味は清吉を消そうとする。企みを知った黄門さまは悪を一掃、三角の恋の行方を見守る。




黄門様の婿入り志願・敦賀 (第二十六話:S60.7.15放送) ★★★★☆


脚本:外山徹・葉村彰子/監督:倉田準二

清太(佐藤佑介)/お秋(植木まり子)/三国屋(川合伸旺)/佐平(柴田侊彦)/鳴海三五郎(金井大)/瀬戸口左近(船戸順)/伝次(大木正司)/留造(細川純一)/役人(矢部義章)/お民(藤間紫) 他

為替を受け取りに行った助さんを待つ一行は懐が寂しく、海辺の町に来たのに海の幸が食べられないと定食屋でぼやく八。そこで知り合った若い男・清太に賭場に誘われ一行だが、当たり目が出ずに無一文。清太の実家・廻船問屋若狭屋で働きながら、助さんを待つことに。清太の母・お民はとてもしっかり者で、亡くなった父に甘やかされて育った清太はわがままし放題、お民は手を焼いていた。その道楽息子につけ込んで、若狭屋が抑えている昆布商いの権利を狙う、小浜藩御用達の廻船問屋三国屋。更に三国屋はお民を後添えにと狙うが、そこは黄門さま、機転を利かせてお民と夫婦になるとでっちあげ。清太を博打で借金漬けにし、若狭屋の沽券を盗み出すよう企む三国屋と奉行ら。悪を一掃し、道楽息子の目を覚まさせる。

今回は娘姿で居ることが多かった綾姫様。最近は入浴シーンもめっきり増えてきたようです。




殿様騙した親不孝者・大垣 (第二十七話:S60.7.29放送) ★★★★☆


脚本:大西信行/監督:倉田準二

孝助(桜木健一)/お珠(大場久美子)/おかや(宝生あやこ)/小浜屋源兵衛(立原博)/空っ風の権造(汐路章)/田崎主計(久富惟晴)/戸田氏定(佐原健二)/三河屋(増田順司)/立石山城(西山辰夫) 他

養老の滝で名高い大垣城下で一行が知り合った親不孝息子。その名も穀物問屋柿見屋の孝助。親孝行をして殿様から褒美の金をせしめ、芸者遊びで小浜屋に作った借金三百両の返済を遅らせようとする、なんとも悪知恵の働くグレた息子。殿様をだましたことがばれれば打ち首、そうなる前に本当の親孝行者にしようと黄門さまらが孝助を孝行息子に仕込む。だが、柿見屋が持つ、お城への穀物納入の一手引受の利権を狙う小浜屋と町奉行の田崎が、孝助の化けの皮を剥がそうと躍起に。孝助の目を覚まさせ、養老の滝の名に恥じぬ本当の孝行息子にする黄門さま。




助さんは替え玉亭主・岐阜 (第二十八話:S60.8.5放送) ★★★☆☆


脚本:櫻井康裕/監督:居川靖彦

おもよ(本阿弥周子)/聞多(工藤堅太郎)/神野直政(須賀不二男)/幸次郎(大竹修造)/垂水屋(永井秀明)/六兵衛(伊達三郎)/金蔵(吉田豊明)/松吉(芦田友秀)/石山勘兵衛(江並隆)/松屋茂右衛門(佐野浅夫) 他

岐阜提灯が名高い岐阜へ到着した一行は、提灯作り職人の仕事場を訪ねるが、その職人松屋茂右衛門は黄門さまにも劣らぬほどの頑固者。一方、大垣の旅籠へ旅日記を取りに行った助さんが、その帰り道、難儀するおもよら母子を助け、仮の夫婦になってくれと頼まれた。その助さんが訪ねた先が黄門さまの逗留する茂右衛門の家。おもよは茂右衛門の娘で、提灯作りが嫌になり家を飛び出したという。そこへ献上提灯の話が。悪代官らを一掃し、親子の絆を取り戻す黄門さま。

佐野浅夫さんゲスト出演。黄門役では温かく涙もろいのが印象的ですが、ゲストの時はしぶくクールな役が多いです。違いが見もの。




宿場救った孤独の十手・中津川 (第二十九話:S60.8.12放送) ★★★☆☆


脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

おせつ(吉澤京子)/落合源八郎(小野進也)/杉沢半兵衛(高野真二)/落合源太左衛門(森幹太)/落合源四郎(中田博久)/勘太(中山和俊)/亀吉(小林芳宏)/勧蔵(芦田伸介

中津川の宿場で乱暴者を捕らえ、目明しの勧蔵に引き渡した一行。だが町の様子がおかしい。捕らえた男・落合源八郎は山賊のような郷士一族のせがれ。源八郎を放さなければ宿場のものを皆殺しにするという脅しに町のものは勧蔵を責める。代官も落合一族と同じ穴のむじな。源八郎を一人で護送する勧蔵を助け、中津川の悪を一掃。




男度胸の木曽節仁義・木曽福島 (第三十話:S60.8.19放送) ★★★☆☆


脚本:加瀬高之/監督:居川靖彦

御岳の政吉(里見浩太朗)/清次(磯部勉)/おのぶ(大塚良重)/辰五郎(御木本伸介)/お栄(月丘千秋)/郡司友之助(北原義郎)/大町屋(武藤英司)/熊造(井上昭文)/おたみ(正司歌江) 他

木曽福島の茶店で出逢った旅烏は助さんに瓜二つ。名は御岳の政吉というやくざ者だが、元は材木問屋丸富屋の跡取り息子。後妻の息子、つまり義理の弟に店を譲るため、熊造らと付き合い始め家を飛び出した。同じく材木問屋大町屋とのいざこざのため丸富屋が難儀しているらしいという噂を風の便りに聞きつけ木曽福島に帰ってきた。材木を一手に取り仕切ろうと企む大町屋と材木奉行。助さんが政吉の隠れ蓑となり活躍する。

里見さん二役。弥七親分登場せず。




瞼の父は用心棒・諏訪 (第三十一話:S60.8.26放送) ★★★☆☆


脚本:芦沢俊郎/監督:居川靖彦

加々美千四郎(長谷川明男)/加々美楓(東千晃)/加々美小太郎(永井秀男)/治平(伊沢一郎)/おみね(三浦真弓)/勝造(深江章喜)/有川左門(江見俊太郎)/源太(黒部進)/諏訪忠晴(五十嵐義弘) 他

諏訪の城下で一行が救った武家の妻・楓と息子の小太郎。浪々の身となった夫が諏訪藩に取り立てられたとの手紙を夫から受け、探しにやって来たのだという。だが城の役人に聞いてもそのような者はいないと門前払い。町のやくざと奉行が結託し、町民を追いたて色町を作ろうと画策。夫はその用心棒になっていた。夫の目を覚まさせ無事親子対面。諏訪の悪も一掃。




中馬を狙った野盗の罠・松本 (第三十二話:S60.9.2放送) ★★★☆☆


脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

勇次(和田浩治)/おりえ(三浦リカ)/奈津(松岡ふたみ)/望月源太夫(中村竜三朗)/穂高屋(神田隆)/信濃屋(細川俊夫)/雷の五郎太(田中浩)/貞次(北條清嗣)/武吉(柳川清)/安蔵(大脇利彦) 他

松本へ向かう道中、野盗に襲われる中馬を助ける一行。松本では、中馬問屋潰しをし、穂高屋ら問屋場が荷の取引を一手に扱おうと企んでいた。中馬問屋梓屋のおりえは、百姓衆の生活費稼ぎの手段としても、中馬を潰すわけにはいかぬと奮闘する。おりえを助ける曰くあり気な馬方の勇次。黄門さまが一計し、野盗退治。二人の仲も取り持つ。

弥七親分登場せず。




わしは天下の占い師・小諸 (第三十三話:S60.9.9放送) ★★★★☆


脚本:櫻井康裕/監督:倉田準二

安木郡兵衛(川辺久造)/石川乗政(清川新吾)/正善坊(内田勝正)/金兵衛(西山嘉孝)/木村新次郎(伊吹剛)/志津(森田理恵)/お清(友直子) 他 

鯉の産地として有名な信州の小諸に入った一行。だが、殿様が病になったのは鯉の祟りだと、怪しい修験者・正善坊のおつげ。そのせいで小諸の城下は、火の消えたような有り様。また、城内では家督相続を巡る陰謀が。忍び上がりの修験者を使い、嫡男の若君を狙う悪党一味。そこで黄門さま、綾姫を巫女に仕立て上げて、日本一の占い師・西山と名を変え城内に乗り込む。

綾姫様、今回は巫女に。先祖の霊が乗り移ったということで、おどろおどろしい声を出す綾姫様に、さすがの格さんもビックリ。大藩のお姫様とは思えないほどの芸達者ぶりで、後半に行くにつれ老公一行カラーに染まってきました。弥七のもろに忍びで黒装束姿、めったに見られませんが今回は拝見できてうれしいです(o^.^o)




女壺振り仇討ち悲願・松井田 (第三十四話:S60.9.16放送) ★★★★☆


脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

お蝶(三原じゅん子)/上州屋五郎蔵(多々良純)/松井田の源兵衛(金井大)/古屋八太夫(早川雄三)/長次(稲吉靖司) 他

碓氷峠にさしかかろうとする一行。山の湯に入りたいという黄門さまを、助さんらがたしなめたとこから、つまらぬ意地を張り喧嘩別れ。黄門さまと八だけで山の湯に入りに行ったが、兇状持ちの上州屋五郎蔵らに身ぐるみ盗まれて、旅烏姿に。その姿では関所も越えられぬと、なんと関所破り。しかも旅芸人姿の女渡世人・お蝶から親の仇呼ばわりされ大騒ぎ。再び黄門さまの前に現れたお蝶が助太刀に連れていたのが綾姫様。喧嘩別れした助さんらとも無事再会できた黄門さまは、娘の悲願の為に一肌脱ぎ、松井田の悪も一掃。

西村黄門さまの旅烏姿、とっても粋で素敵でした。今回は綾姫様は百姓娘に。親分登場せず、その分八兵衛が頑張ってました。情報収集や、黄門さまの着物を取り返したり、牢の鍵を開ける手助けしたり…。




命を賭けた裏切り武士道・高崎 (第三十五話:S60.9.23放送) ★★★☆☆


脚本:芦沢俊郎/監督:居川靖彦

月岡十内(有川博)/月岡園江(山本みどり)/小栗秀(幾野道子)/松平輝貞(武内亨)/坂崎兵馬(戸浦六宏)/黒木堅吾(北町嘉朗)/小栗新八郎(西郷輝彦) 他

高崎に入った一行。助さんは一足先に、江戸の道場で一緒に学んだ友人・新八郎を訪ねる。新八郎は次席家老に取り立てられ、異例の出世で今は勘定奉行にまでなっていた。だが助さんとは別行動の黄門さまらは、荒れ寺で、若侍らの次席家老暗殺話を耳にする。その話の中に出てきた、裏切り者・新八郎の名。格さんらにとやかく言われようとも、親友を信じる助さん。藩主の帰国を待って開かれる御膳会議にて、死を覚悟して臨む新八郎。親友を助けるため助さんが、そして黄門さまらも城中に乗り込む。




代官にされたドジな掏摸・岡部 (第三十六話:S60.9.30放送) ★★★☆☆


脚本:大西信行/監督:居川靖彦

百助・矢島小太夫(小松政夫)/お千加(新藤恵美)/お光(舟倉由佑子)/清吉(内田喜郎)/岡部の九造(藤岡重慶)/鳴海屋(堺左千夫)/おみね(荒木雅子)/お勝(久仁亮子)/三造(山本一郎) 他

岡部への道中、黄門さまの懐を狙ったスリの百助とその姉御・お千加。根は悪くなさそうな二人を見逃してやった黄門さまだが、岡部の町に入ると、さきほどの百助がやくざを従え女を物色!? だがその男は百助ではなく、瓜二つの岡部の代官・矢島小太夫。好色な代官に付け狙われた旅籠の娘・お光を助け、そして代官を懲らしめるため、黄門さまが一思案。岡部の悪を一掃し、百助とお千加もスリ稼業から足を洗って夫婦に!?

弥七親分登場せず。




悪乗り八兵衛若旦那・熊谷 (第三十七話:S60.10.7放送) ★★★☆☆


脚本:大西信行/監督:居川靖彦

元祖宝屋伊右衛門(久米明)/本家宝屋お米(小畠きぬ子)/伊之助(加藤純平)/お里(山本ゆか里)/三国屋(玉川良一)/入谷(加藤和夫) 他

道中、若旦那の身分をしきりに羨ましがる八兵衛に、黄門さまが勝手に若旦那になりなさいと一言。江戸の菓子家の若旦那になりすまし一人芸者遊びをしているところを、三国屋に頼まれ、熊谷名物「五家宝」の本家・宝屋の婿養子に。城下では、本家宝屋と元祖宝屋がいがみ合い。だが、両家の娘・息子は恋仲。若君を暗殺して腹違いの子を次期藩主に推挙し、藩政を私しようと企む家老と三国屋に利用される八兵衛。藩内の悪を一掃し、好きあう二人の恋を実らせ、ついでに八も懲らしめた黄門さま。

今回八は散々な目に。




父と呼ばれた格之進・大宮 (第三十八話:S60.10.14放送) ★★★☆☆


脚本:大西信行/監督:居川靖彦

お駒(本阿弥周子)/千太郎(石田信之)/中館右一郎(菅貫太郎)/荒川の勢造(井上昭文)/千右衛門(小栗一也)/千吉(鈴木武次郎)/堀井兵庫(久富惟晴)/庄兵衛(永野辰弥) 他

大宮へ入った一行。一足遅れてやってきた格さんは、人待ち顔の男の子・千吉に父親の千太郎ではないかと尋ねられる。千太郎は河岸問屋川勝の跡取り息子だったが、荒川の勢造のイカサマ博打にひっかかり、出奔してお訊ね者の身。それもこれも川勝を潰そうと企む者らの仕業だった。父を信じて待つ母子のために、格さんがそして黄門さまが一肌脱ぐ。

今回は綾姫様お色気満点です。女壷振りに身をやつし仁義をきる姿は素敵でしたが、「姫様の綾」って…そのまんまですf(^_^;




野望砕いた江戸城の対決・江戸 (第三十九話:S60.10.21放送) ★★★★★


脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

志乃(山口いづみ)/脇田兵部(玉川伊佐男)/高坂源太夫(高城淳一)/為蔵(谷村昌彦)/寅五郎(小松方正)/戸田山城守(永井秀明)/望月甚八(上野山功一)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/おきみ(榎木ちえ子)/三吉(尾口康生)/川瀬求女(江並隆)/目付(須永克彦)/坂田彦十郎(田畑猛雄)/柳沢吉保(山形勲) 他

江戸に着いた早々、騒動に巻き込まれる一行。やくざ者の寅五郎らに追われる娘を助けた一行だが、父親が借りた十両の借金のカタに寅五郎が出した条件はお止め川の鯉。鯉を取れば死罪。案の定、役人らに捕らえられてしまった一行。だがこの一連の騒動の裏には柳沢吉保の影が。綱吉の前で裁かれることになった黄門さま。罪状は、お留め川の鯉を取ったこと、大名の姫である綾姫を連れ回し、武家諸法度に反したこと…。しかし柳沢の陰謀をいち早く察知していた黄門さま、鯉の話で綱吉を諌めただけでなく、証拠として捕らえられていた綾姫の代わりに志乃が出てくるなどの大逆転。その上柳沢を隠居に追い込み、江戸での騒動も丸く収まった。綾姫と別れを告げ、西山荘へ向かう一行。

やはり綾姫と格さんは相思相愛でした。綾姫と格さんのラブシーン!?せつないです…。それにしても15部は、綾姫が一行に加わったことにより、かなり楽しく見させてもらいました。今まで一行に加わった姫様は多くいれど、綾姫ほど芸達者な姫様はいませんでした。さすが片平さんという感じです。今はサスペンスドラマ等でお見かけすることが多いですが、水戸黄門へまたの登場を期待しております。


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あらすじ

南部藩主が倒れ、江戸ではその跡目を巡って権力争いが起こっていた。江戸での争いを国もとへ知らせるため、江戸家老の子、柴田弥太郎、由起の兄妹は、南部へ向かうが、刺客に襲われる。間一髪で弥七に助けられた由起は、光圀に全ての事情を話す・・・。 この騒動の元は、南部藩、元能役者の藤江左京にあるという。左京は柳沢吉保に接近、実権を握るため画策しているらしい。

南部藩の世継ぎ騒動を解決するため旅立つ一行。東北路をゆく、全三十七回。


レギュラー

水戸光圀 (西村晃)
佐々木助三郎 (里見浩太朗)
渥美格之進 (伊吹吾朗)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
風車の弥七 (中谷一郎)
志乃 (山口いづみ) 
 
由起 (片山由香)
 

全話紹介 


無題  (第一話)

由紀(片山由香)/浄法寺隼人(伊吹聡太朗)/岩泉蔵人(土屋嘉男)/藤江左京(名和宏)/中山備前(中村竹弥)/柳沢吉保(山形勲)/渥美多加(高峰三枝子)(特別出演)  他 

南部藩の世継ぎ騒動を鎮めに、みちのくへ旅立つ一行。 

十五歳も若返った黄門さま。しかし、将軍綱吉の前で吉保を牽制するシーンなど、東野黄門さまと比べても遜色ない。衣装等、形や柄はそのままで、全て新調。おなじみの黄門さまの笑い方、 場面によって変わる、“ハ行変格”になるらしい。

 

悪を斬る!白狐の剣・郡山  (第二話)

脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也 

おきみ(丸川秀美)/益造(田中春男)/庄屋喜左衛門(稲葉義男)/田沢正之助(岡崎二郎)/軍次(南道郎)/下野屋(小林重四郎)/田沢庄太夫(高野真二)/常吉(内田直哉)/音三(下塚誠)/内藤四郎兵衛(溝田繁)/仔分(大矢敬典)/工藤(田中弘史)/おきみの母親(美松艶子)/村女(松村真弓)/おその(松坂慶子) 他



姫様そっくり千両役者・福島 (第三話)

①   
②  志穂美悦子 他 
③  旅役者一座と道中を共にすることになった一行。 
④  

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第四話 
わがまま姑の嫁いびり・白石 
①   
②  宝生あやこ、吉沢京子、菅貫太郎 他 
③  松島屋の若女房おかや。姑は意地悪、亭主は博打、さらに悪代官が横恋慕で八方ふさがり。 
④  

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第五話 
三年味噌に賭けた意地・仙台 
①   
②  桜木健一、加藤嘉 他 
③  藩御用ののれんをかけての味噌比べ。 
④  

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第六話 
恩讐越えたこけし人形・鳴子 
①   
②  森田健作、中村敦夫 他 
③  黄門さまの心をうったこけし人形。親の仇は、そのこけし人形づくり師。 
④  
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第七話 
無法裁いた孤独の十手・花巻 
①   
②  森次晃嗣 他 
③  やくざの罠にはまり、過って人を殺してしまった目明しを立ち直らせようとする一行。 
④  
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第八話 
陰謀砕いた薪能・盛岡 
①   
②  荻島真一、目黒祐樹 他 
③  志乃が刺客にさらわれ、一行は救出に向かうが、罠が待ち受けていた。 
④  
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第九話 
悪を蹴散らす南部駒・八戸 
①   
② かたせ梨乃、大場利明、大木実 他 
③ 献上馬を決める“競べ馬”を控える八戸城下では、黒い渦が・・・。 
④  
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第十話 
初春格さん仇討ち相撲・青森 
①   
② 根本律子 他 
③   
④  
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第十一話 
津軽馬鹿塗り駄目親父・弘前 
①   
② 清兵衛:ハナ肇/内藤主膳:永井秀明/井筒屋久造:田口計/聖天三五郎:小田部通麿/清太郎:河原崎次郎/津軽屋佐吉:曽我廼家明蝶 他 
③   
④  
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第十二話 
偽黄門の悪退治・大館 
①   
② 松五郎:芦屋雁之助/助八:桜木健一/角次:岡本信人/戸沢政憲:船戸順/大淵屋:須藤健 他 
③   
④  
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第十三話 
恐怖!凶賊卍衆・久保田 
①   
② 小野塚新九郎:和田浩治/絹:本阿彌周子/西尾秀次:和崎俊哉/黒羽の音十:石橋雅史 他 
③   
④  
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第十四話 
鬼と呼ばれた黄門様・本庄 
①   
② お静:葉山葉子/脇田重太夫:原口剛/岩木屋与兵衛:野口元夫 他 
③   
④  
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第十五話 
仇討ち悲願化物まつり・鶴岡 
①   
② 雁金の八郎太:志垣太郎/おとき:叶和貴子/瀧川将監:川合伸旺/桝形屋嘉兵衛:神田隆/鹿留の又八:西田良 他 
③ 祭を控えて大賑わいの庄内藩。助さんは人違いで役人に追われる。 
④  
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第十六話 
女傑に惚れた御老公・新庄 
①   
② お松:春川ますみ/金兵衛:藤岡重慶/影山修理:中村竜三郎/仙波弥十郎:千波丈太郎) 他 
③ 懐の寂しい黄門さま。元手を増やそうと博打に手を出し大負け。志乃も借金のかたにとられた。 
④  
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第十七話 
天下無敵の女棋士・天童 
①   
② 芳太郎:松山英太郎/豊造:織本順吉/お千代:三浦リカ/別部儀右衛門:須賀不二男/湯浅紋太夫:中山昭二/藤兵衛:近藤宏  他
③ 天童では、皆かけ将棋にうつつを抜かし、田畑は荒れていた・・・。 
④  
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第十八話 
人情紅花夫婦染・米沢 
①   
② お園:水沢アキ/お政:萬代峰子/梶浦菊馬:伊吹剛/黒坂兵部:幸田宗丸/成瀬主膳:睦五郎 他 
③   
④  
--------------------------------------------------------------------------------
第十九話 
悪を懲らした喧嘩友達・会津 
①   
② 百合:神崎愛/千加:丘祐子/大島与太夫:浜田寅彦/岩瀬将監:庄司永建/黒川孫兵衛:大坂志郎/嘉兵衛:稲葉義男/蒲生五郎太:田中浩/弥惣太:浜田晃/安達屋伝右衛門:増田順司/飯屋の亭主:赤城太郎/勘兵衛:笹木俊志/伝造:小船秋夫/桜井吉弥:北大路欣也/松平正容:森繁久彌 他 
③ 会津藩主、正容は黄門さまの昔なじみで、喧嘩友達。旧友を助ける。 
④ 番組四百回記念。西村黄門さまのご所望、三十年来の付き合いで、初代黄門の有力候補でもあった森繁さんが登場。
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第二十話 
仇を討たれに来た男・新発田 
①   
② 田島惣兵衛:高松英郎/おもよ:藤吉久美子/房吉:吉田次昭/由紀:片山由香/堀出雲:高野真二/黒姫屋:武藤英司/甚兵衛:村田正雄/熊七:片岡五郎/加納:出水憲司/才蔵:下元年世/宿の女中:安東洋子/おもよの父:有島淳平/早馬の武士:江原政一/真部:小坂和之/老爺:石丸勝也/少女時代のおもよ:元谷公美 他 
③   
④  
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第二十一話 
鬼が棲んでた地獄島・佐渡 
①   
② 望月真理子 他 
③ 佐渡の金山で不正が?助さん、格さん、姿を変えて乗り込む。 
④  
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第二十二話 
主人を救った献上銘菓・長岡 
①   
② 大山勝巳、河原崎建三、飯沼慧 他 
③ 家老の不正を知った藩物産方、庄左衛門だが、酒びたりの毎日・・・。 
④  
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第二十三話 
決意を秘めた孤独の剣・高田 
①   
② 竹脇無我 他 
③   
④  
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第二十四話 
偽黄門にされた黄門様・高岡 
①   
② 浜田光夫 他 
③   
④  
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第二十五話 
酒に溺れた黄金の腕・金沢 
①   
② 山田吾一、木村弓美 他 
③ 地金の横流しをする算用奉行 他 
④  
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第二十六話 
湯けむり格さん子守唄・山中 
①   
② 三浦リカ 他 
③   
④  
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第二十七話 
殿様を泣かせた娘・勝山 
①   
② 杉田かおる、志垣太郎、玉川伊佐男 他 
③ 勝山領の領主貞信におしのびさせる黄門さま。 
④  
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第二十八話 
悪乗り八兵衛若旦那・長浜 
①   
② 石橋正次 他 
③   
④  
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第二十九話 
悲願叶えた狸の仇討ち・信楽 
①   
② 坂上二郎、戸浦六宏 他 
③   
④  
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第三十話 
凄絶!忍者砦の決闘・名張 
①   
② 土屋嘉男 他 
③   
④  
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第三十一話 
天下の怪盗葵の光右衛門・大坂 
①   
② 谷川みゆき、工藤堅太郎、幸田宗丸 他 
③ 抜け荷の割り符を掏り取った女スリお蝶。黄門さまに弟子入り志願。 
④  
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第三十二話 
灘の庄助なぜ酔っぱらう・灘 
①   
② 山本みどり、三木のり平 他 
③   
④  
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第三十三話 
じゃじゃ馬娘の婿選び・姫路 
①   
② 由美かおる、本郷直樹、小野進也 他 
③ 剣術指南役の娘小百合の婿になるには、小百合との剣術試合で勝たなければいけない。 
④  
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第三十四話 
葵を盗んだドジな奴・赤穂 
①   
② 谷幹一 他 
③   
④  
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第三十五話 
陰謀暴いた鳴門の渦潮・淡路島 
①   
② 中村明美 他 
③ 一行が出会った、格さんに似た男は記憶喪失だった・・・。 
④ 伊吹吾朗さん二役。
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第三十六話 
夫婦喧嘩で悪退治・徳島 
①   
② 榊原るみ、桜木健一、嵯峨善兵 他 
③ 徳島の名産やたら織りの利権をめぐって。 
④  

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第三十七話 
野望を断った天下の名刀・高松 
①   
② 坂東八十助、山形勲 他 
③ 江戸の仇を高松で晴らそうと、柳沢吉保が画策。 
④ 高松到着で終了。五部もそうでしたが、珍しいパターンです。 
 
あらすじ

寛永寺参拝途中の将軍綱吉が狙撃された。現場に残された家紋入りの短銃から、嫌疑は徳川御三家のひとつである尾張家に向けられた。怒りに燃える綱吉は,尾張へ公儀隠密を差し向ける。だが公儀隠密九人全てが尾張藩内にて殺された。これらは,紀州の元付家老の一族,平岩一族が尾張家に滅ぼされた恨みを晴らさんと,公儀から派遣された尾張の付家老成瀬の二代目隼人正,そして尾張家を陥れようとしての企みだった。敵は怨念に燃えた忍びの一族。天下を揺るがす陰謀を暴くために,尾張へ向けて旅立つ一行。

東野英治郎扮する黄門さま、最後の道中記。
水戸から尾張を抜け、九州は鹿児島まで旅をする。


レギュラー

水戸光圀 (東野英治郎)
佐々木助三郎 (里見浩太朗)
渥美格之進 (大和田伸也)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
霞のお新 (宮園純子)
風車の弥七 (中谷一郎)

梟の左源太 (三浦浩一)
由美 (白坂紀子)


全話紹介

天下を狙う忍びの罠・水戸・江戸(第一話:S57.10.18放送) ★★★★★

 


音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:里見浩太朗・大和田伸也
題字:朝比奈宗源
ナレーター:芥川隆行
原案・脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

志乃(山口いづみ)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/大久保加賀守(加賀邦男)/笠松大八(矢吹二朗)/麻(任田多岐)/水戸綱条(坂口徹郎)/水戸家武士(溝田繁)/徒士組組頭(田中弘史)/内藤義孝(峰祐介)/供頭(野上哲也)/番頭(浜田雄史)/旅人(西康一)/新兵衛(岸田森)/成瀬隼人正(中丸忠雄)/山野辺兵庫(大友柳太朗) 他

連日、荒地開墾に精を出す黄門さま。その度に駆り出される助さん格さん八兵衛はもうヘトヘト。その頃、江戸では将軍綱吉が狙撃された。狙撃に使われた短筒には尾張家の家紋が。尾張に恨みを持つ一族が企む陰謀を暴くため,旅立つ一行。

始まりました13部♪かなりおもしろいです。初っ端から飛ばしてる感じです!忍び同士の対決も見もの。さらし首越しの対決は,かなり怖いです…。その中でも弥七vs左源太,叔父対甥の肉親対決は今後どうなるかが気になります。13部は結構弥七がクローズアップされているシリーズかもしれません。




大爆破!恐怖の狼谷・小田原(第二話:S57.10.25放送) ★★★☆☆


原案・脚本:葉村彰子/監督:倉田準二

おけい(沢井桃子)/畑将監(滝田裕介)/安五郎(伊沢一郎)/山崎屋藤蔵(名和宏)/鮫島九十郎(伊吹徹)/勘次(松山照夫)/熊市(武井三二)/寅三(大木晤郎)/清吉(和田浩治)/浪人(秋山勝俊)/浪人(池田謙治)/役人(白川浩二郎)/船頭(疋田泰盛)/茶店の親父(市条亨一)他    

小田原で石屋同士の争い。石安に代わって小田原の石屋の肝いりになろうと企んでいる山崎屋。背後には作事奉行の畑将監。公儀御用の石材を掘り出すため,石安の職人頭清吉は弥七と供に煙硝を仕掛ける。だが,悪党らと手を組んだ左源太が,老公もろとも狼谷を大爆発させようと企む。大音響と供に崩れ落ちる岩石…果たして一行の運命は!?

黄門さまの暗殺は,左源太一人が頑張ってますね…。一方,左源太とは別のやり方で,黄門さまを狙う由美は,巧みに(!?)一行に加わる。これからが楽しみです。




鬼が棲んでる天下の嶮・箱根(第三話:S57.11.1放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:葉村彰子・大久保昌一良/監督:居川靖彦

妙(鈴鹿景子)/萩(東郷晴子)/秋山源左衛門(外山高士)/堀備後守(永井秀明)/大北源三郎(原口剛)/佐吉(片岡五郎)/平井助八(小沢象)/叶屋平十(福山象三)/茶店の親爺(北見唯一)/甚兵衛(北原将光)/寅(滝譲二)/熊(山本一郎)/お筆(坂本和子)/おくめ(武田てい子)/関所の門番(下元年世)他    

箱根の関所で雲助と手を結び,通行人に法外なそでの下を要求,私腹を肥やす役人供。途中知り合った若い馬子は実は娘で妙といい,病弱な母親を抱え,兄の仇を探していた。妙の無念を晴らし,箱根の山に巣食う悪党らを一掃。

今回は左源太も登場せず。由美が遂に光圀暗殺の行動に出る!! のんきな八兵衛以外は,もう既に由美が刺客だと感づいている様子。さすがですね~。黄門さまが,仇討ちを果たそうとする妙に「若い娘が血で手を汚すのはいかん」と諭したのは,同時に由美へも遠まわしに言ったのかもしれないですね。




欲望渦巻く金山地獄・三島(第四話:S57.11.8放送) ★★★★☆


原案:葉村彰子/脚本:葉村彰子・大久保昌一良/監督:倉田準二

弥左衛門(稲葉義男)/巨摩屋十兵衛(武藤英司)/大河原兵部(高野真二)/横山五平太(内田勝正)/伝蔵(黒部進)/彦助(守屋俊志)/波吉(遠山二郎)/茶店の親爺(堀内一市)他  

由美と左源太が共謀しての狂言誘拐。狂言と知りつつ,由美を助けに行く一行。だが途中で,村を捨て山中に篭る村人達に捕まってしまい,なんとそこに由美がいた。村人達の話を聞き,金山奉行一味らの悪行を知る。金山に乗り込む一行。しかし悪奉行らと組んだ左源太の企みにより,坑内に閉じ込められた一行に爆破の危機が迫る。

シリーズ第3部で名張の弥平次役を演じていた武藤さんが登場。弥七と左源太,弥平次が揃いましたね。8部では弥平次は弥七の兄という設定ですが,3部では弥七の叔父という設定でした。今回は左源太もピンチに陥ります。弥七が危機を助け,二人揃って悪党らをやっつける様はなかなか爽快でした。最強ですね!!




ドジな息子の泥棒修業・清水(第五話:S57.11.15放送) ★★★★☆


原案:葉村彰子/脚本:葉村彰子・大久保昌一良/監督:倉田準二

お千代(仁和令子)/朝太郎(工藤堅太郎)/豊蔵(内藤武敏)/臼井玄太夫(江見俊太郎)/伊豆屋九兵衛(金井大)/直蔵(灰地順)/直次(大木正司)/居酒屋の亭主(喜味こいし)/魚勢の源兵衛(永田光男)/法印(レッツゴー長作)/小間物屋(レッツゴーじゅん)他  

宿屋で相部屋になった愉快な男朝太郎は盗人だった。かの有名な風車の弥七を供に従えている黄門さまを大泥棒の親分と思いこむ。朝太郎の父親は板前で,朝太郎は板前の修業がイヤで店を飛び出したという。親孝行しに帰ってきた朝太郎だが,父親の豊蔵は清水港を牛耳る伊豆屋に単身楯突くほどの頑固者。帰ってきた朝太郎を突き放す。伊豆屋にたてつき,代官所に捕らわれた直蔵を助けるため,盗賊姿で代官所に忍び込む一行。父子を和解させ,悪党らを一掃。

左源太登場せず。東野黄門さまの,泥棒の真似はホントおもしろいです。喋り方が特に♪




おん宿割鍋にとじ蓋・島田(第六話:S57.11.22放送)


原案:葉村彰子/脚本:廣澤榮/監督:居川靖彦

才助(鳳啓助)/おとよ(京唄子)/天徳寺の銀治(藤岡重慶)他

大井川のほとり島田宿で張り合う二つの宿屋、鍋屋と大鍋屋。主人は強気な女と弱気な男。だが二人は元夫婦。ふたりを何とか元の鞘に納めようと幽霊騒ぎの茶番劇。無法な川止めで私腹を肥やす川越人足の悪親分と代官の悪業を探つた水戸老公。老公を狙う梟の左源太の襲撃!風雲急を告げる大井川のひと騒動/C.A.Lより

ビデオ録画に失敗してしまいました(・_・、)。。。




うなぎ屋義侠の恩返し・浜松(第七話:S57.11.29放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:芹沢俊郎/監督:居川靖彦

つね(中原早苗)/三崎屋治平(佐竹明夫)/とき(幾野道子)/お照(丸山秀美)/鷺山武太夫(幸田宗丸)/鳴海屋伝蔵(野口元夫)/聖天留五郎(牧冬吉)/丸屋(志摩靖彦)/繁造(丘路千)/和泉屋(山本弘)/壷ふり(高並功)/古着屋の亭主(大河内宏太郎)/旅篭の女中(末永厚子)/新助(松山英太郎)/為吉(芦屋雁之助) 他

為替換金のため別行動の助さん格さんより先に浜松の城下へ入った一行。街に漂ううなぎのおいしそうな匂いにひかれる黄門さまと八兵衛。お新と由美が風呂に入っている間に旅篭を抜け出した黄門さまと八は,呉服問屋三崎屋を勘当された道楽若旦那の新助に出会う。おいしいうなぎ屋を案内すると言う新助の言葉にのせられ,博打場で身ぐるみはがされた黄門さまらだが,新助が案内したうなぎ屋は本当に美味しかった。勘当された新助の面倒を見るうなぎ屋の心意気に打たれた黄門さまが一肌脱ぐ。町奉行と結び,浜松の呉服問屋の元締めを狙う鳴海屋らの企みを暴き,親子の縁も取り戻す。

左源太登場せず。お新さんの壷フリ,決まってましたね~。姉御って感じで。




悲願を秘めた蜆売り・吉田(第八話:S57.12.6放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:葉村彰子・津田幸於/監督:倉田準二

生方小太郎(池田直人)/山崎将監(遠藤太津朗)/山崎蔵人(亀石征一郎)/早川軍兵衛(早川雄三)/利助(稲吉靖司)//生方綾(稲垣美穂子)/角屋角左衛門(多々良純)/大野屋五郎蔵(芦田鉄雄)/与力(玉生司朗)/医者(藤沢薫)/飛脚問屋の主人(北村光生)/腰元(大崎紀子)/角屋の女中(上村明子)/柏木妙(桜田淳子)  他

吉田の城下で,八兵衛が一目惚れした蜆売りの娘妙。妙は,仇を追って,阿波徳島蜂須賀藩から病身の武家の妻子に仕え,吉田までやってきた。仇の名は山崎蔵人。吉田の家老,山崎将監の甥であり,山崎の家にかくまわれているらしい。一方,水戸からの送金が遅れ,旅篭角屋の主人にこき使われることになった一行は,偶然にも角屋に仇の蔵人が現れたことで妙らの大望を知る。家老の手をかり,吉田を抜け出そうとする蔵人に対し,一肌脱いだ黄門さま。見事仇討ち本懐。

今回は助太刀なしで仇を討ち取れました。妙さん,なかなかの使い手でした。




危機一髪!火薬小屋の対決・岡崎(第九話:S57.12.13放送) ★★★★☆


原案:葉村彰子/脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

麻(任田多岐)/おゆう(清水めぐみ)/沢田七左衛門(北原義郎)/遠州屋富蔵(田島義文)/駒木根五郎太(石橋雅史)/紋次(中田博久)/おせい(鮎川十糸子)/山崎大八(有川正治)/吾平(入江晋也)/遠州屋の番頭(笹吾朗)/新兵衛(岸田森)/喜平次(佐野浅夫) 他

徳川家発祥の地岡崎へ入った一行。鉄砲に撃たれて川を流されている男を助け、水車小屋へ運び込んだ。水車小屋に居たのは、煙硝作りの職人喜平次。一行をかくまい追手を追い払ったその度胸は只者ではなかった。喜平次は20年前、掟を破り、麻や新兵衛ら率いる島ヶ原を抜けた抜け忍だった。煙硝の密売を暴き、光圀を狙う平岩一族と手を組んだ勘定奉行らを退治。

今回は佐野浅夫さんゲスト出演。忍びの役っていうのが多いです。弥七親分、今回は火遁の術で大活躍!!




尾張名古屋の妖怪退治・尾張(第十話:S57.12.20放送) ★★★★★


原案:葉村彰子/脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

平岩麻(任田多岐)/徳川綱誠(志垣太郎)/平岩新兵衛(岸田森)/森島政右衛門(御木本伸介)/成瀬隼人正(中丸忠雄)/家老(溝田繁)/家老(新橋伸介)/供侍(千葉敏郎)/巡察の武士(野上哲也)/馬方(芝本正)/警護の武士(有川正治)/人足(石倉英彦)/御側衆(白井滋郎)/目付(疋田泰盛)他

御三家筆頭の尾張家謀反の噂に、尾張の城下は騒然としていた。領主徳川綱誠は戦の準備を始め、付家老成瀬の言葉にも耳を貸そうとしないばかりか、謀反人扱い。平岩一族の元へ乗り込んだ成瀬は、公儀隠密頭の森島と供に捕らえられ石牢の中へ。尾張の山中では、城下へ入ろうとする光圀を、復讐の鬼と化した忍び一族の刃が狙う。光圀を刺し貫く梟の左源太の狂刃。光圀暗殺!!この事態は綱誠の耳まで届き、もはやこれまでと出陣を決意。だがそこへ綱誠を諌めるべく現れたのは…。シリーズ13部の山場です。

平岩一族の最期。由美は麻の孫、新兵衛の娘だったのですね。新兵衛父ちゃんがイイ味を出していました。




悪を縛った伊賀の組紐・伊賀上野(第十一話:S57.12.27放送) ★★★★☆


原案:葉村彰子/脚本:葉村彰子/監督:倉田準二

英次(加納竜)/嘉平次(小林昭二)/お美濃(遠藤真理子)/大庄屋庄左衛門(稲葉義男)/安濃屋徳兵衛(神田隆)/赤松与太夫(中村竜三郎)/喜十(市川好朗)/役人(田中弘史)/善作(重久剛)/役人(有川正治)他

左源太ら忍びの故郷、伊賀上野を訪れた水戸老公。伊賀の里では特産の組紐の行商が禁じられ、二束三文で買い叩かれて領民が苦しんでいた。郡奉行赤松と御用商人安濃屋の悪企みを暴くため、一行はしばらく用心棒として安濃屋に滞在することに。そこへ左源太も絡んできて、強力タッグで組紐作りの伝統を守るため、一行と共に大奮闘。

久しぶりに会ったのに、目と目で通じ合うなんていいですね~。ホント最強のタッグでした。弥七との絡みがなかったのが残念…。由美さんはもうこれで登場しなさそうですね…。




伊勢参り・娘初春七変化・伊勢(第十二話:S58.1.3放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

伊勢屋助左衛門(藤木敬士)/豆吉(うえずみのる)/本田孫三郎(高城淳一)/二見屋権蔵(山岡徹也)/伊平(北見治一)/八五郎(園田裕久)/奥村利平次(原口剛)/紋次(吉田豊明)/六兵衛(山村弘三)/大河内主膳(永田光男)/宗助(北見唯一)/茶店の亭主(佐々山洋一)/お道(立枝歩)/お京(松坂慶子) 他

水戸からの為替待ちで一行から一足遅れた助さんと八兵衛。途中知り合った、美しい娘お京と、ひょうきんなお供の豆吉。まんじゅうの食い比べをすることになった八と豆吉を置いて、伊勢へ向う助さんとお京は、悪漢に襲われた百姓伊平を助けた。20両と引き換えに娘を二見屋に売ったが、帰り道その金をとられそうになったというが、その悪漢はどうやら二見屋の手下らしい。二見屋のからくりを知った助さんらは、伊平の娘を助けるため、女壷振りに化け賭場へ乗り込む。伊勢の町に巣食う悪党らを、お京と共に退治する一行。正月早々の悪退治をさっさと済ませ、気持ち良く初日の出を拝む黄門さま。

年増と言われて怒るお新さん。1番気にしていることだそうです…。八っつあんとの掛け合いが見所なシリーズかも。




真実を尽した妻の愛・高野(第十三話:S58.1.10放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:内出好吉

おふで(楠田薫)/お絹(一柳みる)/茂造(石田信之)/池田外記(菅貫太郎)/田原屋(嵯峨善兵)/西川屋(西山辰夫)/田原屋番頭(国一太郎)/職人(泉祐介)/女中(曽根千香子)/やくざ(福本清三)/茶店の老爺(市条亨一) 他

高野山で水垢離をする若い女お絹を助けた弥七とお新。お絹は高野豆腐造りの職人茂造の女房なのだが、姑のおふでの嫁いびりがひどかった。茂造は腕のいい職人なのだが、お絹に横恋慕する国家老と手を組んだ田原屋の企みにより、仕事から外されていた。一行は、事情を探るため、田原屋に臨時雇いで潜り込む。高野豆腐造りの伝統を守り、嫁と姑の仲も取り持つ黄門さま。

助さんの真剣白刃止めが見られます!!




暖簾を救った身代り女房・堺(第十四話:S58.1.17放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:稲垣俊/監督:居川靖彦

お仙(北林早苗)/和泉屋(須藤健)/おちょう(三好美智子)/同心(田畑猛雄)/浪花屋吉蔵(浜田光夫)/浪花屋の番頭(荘司肇)/多吉(滝譲二)/兵六(立花一男)/浪花屋吉左衛門(曾我廼家明蝶)  他

助さん格さんとケンカ別れし、お新と八と一緒に飲み屋で酒を酌み交わす黄門さま。そこへ近づいてきた男吉蔵は、堺の薬種問屋浪花屋の勘当息子。勘当を許して貰う為、お新に許婚者の身代りとなってくれという。薬種問屋の身代を狙う和泉屋ら悪党一味を退治、親子の仲も取り持つ。堺の街でのドタバタ世直し!?

一応、お新さん二役話。あまりないパターンというか、話しの進み具合がいつもとはちょっと違うなぁという印象を持った回でした。悪党も小悪党ばかりでしたね~…最後はどうなったんだろう…??黄門さまは弥七の言うことなら聞くんですね~、さすが親分!!




三葉葵を盗んだ男・津山(第十五話:S58.1.17放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:芦沢俊郎/監督:居川靖彦

大谷兵部(永野辰弥)/正太(野崎秀吾)/川辺頼母(外山高士)/備前屋吾平(北村英三)/旅篭の亭主(天草四郎)/中山甚兵衛(小美野欽士)/常次(吉田豊明)/旅篭の番頭(冷泉公裕)/隼の五六吉(小松政夫)/伊作(柳川清)/古物屋の主人(中村錦司)/与力(児玉泰次)/傍役(国一太郎)/辰造(家野繁次)/お種(志乃原良子)/女中(門屋亮子)/下役人(藤沢徹夫)/下役人(秋山勝俊)/同心(遠山金次郎)/医者(和田昌也)他

旅篭で自称父子の二人組と同宿した一行。だが父親とは真っ赤な嘘で、実は枕探しのゴマのハエ。黄門さまの道中差しを盗み、息子を残してドロン。だが息子役の正太は、父親を探して津山へ向かう一人旅をしているところに声を掛け、息子役にさせていたのだという。津山へ出稼ぎへ行ったまま帰ってこない正太の父親。また途中の茶店でも、津山へ行ったまま帰ってこない亭主の話を聞いた一行は、この重なった妙な偶然に、何から裏があると調査を開始。津山藩土木工事の裏に潜んだからくりを暴き、正太と父親も涙の再会。




死を賭けた裏切り・鳥取(第十六話:S58.1.31放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:稲垣俊/監督:居川靖彦

蒲生右京(永井智雄)/日野隼人(土屋嘉男)/池田綱清(宗方勝巳)/弥助(本郷淳)/河野三平(北村総一朗)/黒木(笹木俊志)/日野の配下係(森下鉄朗)/岡村忠伍(伊吹吾郎)/岡村ゆき(島村佳江)/岡村ふさ(萬代峰子) 他

鳥取藩池田の家中が二つに分かれて、藩政改革を巡る争い。弥七と助さんが先に城下に入り、情報収集。決死の覚悟で改革を進める為、裏切り行為にでる岡村忠伍。果たして何れが善で何れが悪か、鳥取藩の危機に乗り出す黄門さま。

お新さん登場せず。どうしたのでしょう。今回もまたいつもと違ったパターン。水戸黄門ではあまり聞かない脚本家さんですね。。印籠の出し方一つとっても、13部はなんだか色んなパターンがあります。こっそり見せたり、見せなかったり、口頭で伝えたりとか。今回は助さんが印籠を出しました。




出雲の和紙の縁結び・大社(第十七話:S58.2.7放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:芹沢俊郎/監督:内出好吉

常吉(頭師孝雄)/佐助(中村孝雄)/鳴海屋吾平(神田隆)/因幡屋茂作(増田順司)/大月主膳(早川雄三)/清次(藤間文彦)/お菊(栗田陽子)/お時(かわいのどか)/お国(沢田雅美)/神主(武周暢)/町人(高谷舜二)/職人(有島淳平)/町人(高木吉延)/町人(椿竜二)他

神話と和紙の名産地、出雲の国に入った一行。食べ過ぎで苦しむ八兵衛を、驚くほど介抱する宿屋の女中お国。もしや八兵衛に一目惚れ!? 折りから出雲大社では、幕府御用達の総元締めを選ぶ為、紙すき職人同士の腕比べ。出雲和紙に絡む悪党らの悪企みを暴き、黄門さまが縁結びのために一肌脱ぐ。




網にかかった悪い雑魚・石州浜田(第十八話:S58.2.14放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:飛鳥ひろし/監督:倉田準二

お縫(山本みどり)/喜次郎(内田喜郎)/お時(久保菜穂子)/今津屋喜兵衛(伊沢一郎)/喜助(村野武範)/尾関数右衛門(菅貫太郎)/津之国屋為五郎(金井大)/大倉甚十郎(亀石征一郎)/馬島の大蔵(田中浩)/庄八(大橋庄多)/源庵(邦保)他

浜田に入った一行は、今津屋と津之国屋、網元同士の争いを目にする。津之国屋は浜奉行と組み、藩の御用網の鑑札と今津屋の魚場を狙ってあの手この手の嫌がらせ。今津屋の喜助は、頭の喜兵衛とは血の繋がらない親子。義理の弟にあたる、喜兵衛の息子の喜次郎に跡目を譲るため、女と酒に溺れたふりをして家を飛び出す。義理堅い者たちのために黄門さまが、怒りに燃えて悪党退治に立ちあがる。




萩焼き頑固くらべ・萩(第十九話:S58.2.21放送) ★★★★☆


原案:葉村彰子/脚本:芹沢俊郎/監督:倉田準二

お稲(三浦リカ)/お民(小林哲子)/高麗屋佐平(須賀不二男)/毛利綱親(細川俊夫)/三谷帯刀(中山昭二)/仙三(市川好朗)/鶴吉(森次晃嗣)/徳兵衛(藤岡琢也)  他

長門の国、萩の毛利36万9千石の城下にやってきた一行。萩焼きの名工徳兵衛に茶碗を作ってもらおうと、ウキウキの黄門さま。だが徳兵衛は名人気質の頑固者で、黄門さまと茶碗を焼け焼かぬで取っ組み合いの大喧嘩。隣の後家お民の家に居座わり、茶碗を焼くまで帰らぬと頑固者同士の意地比べ。一方、徳兵衛の偽茶碗を作り、旅の者に高く売りつけ私腹を肥やす高麗屋ら。萩焼きを汚す悪党を退治し、萩焼きが後世にまで残るようにと計らう黄門さま。

黄門さまの悪戯心爆発!!な回でした(^v^)13部は、殺陣のシーンで助さんが棒で、格さんが刀で戦うというスタイルが多い気がします。




女桃太郎の鬼退治・博多(第二十話:S58.2.28放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:居川靖彦

清太郎(石田信之)/嘉兵衛(浜田寅彦)/西脇掃部(川合伸旺)/若松屋(武藤英司)/惣吉(北町嘉朗)/軍次(広瀬義宣)/女中(徳永まゆみ)/神居(桂登志子)/役人(遠山金次郎)/桃太郎(由美かおる) 他

博多の町で一行が助けた女は柳町の芸者、桃太郎。その美しさと気風の良さに助さんら男共は目を奪われ、お新はぷんぷん。仮病を使い、こっそり宿を抜け出した助さん、八に巻き込まれた格さん、途中で合流した弥七も加わり、柳町で桃太郎と共に野球拳。抜け荷の濡れ衣をきせられ取り潰しになった廻船問屋伊藤屋の敵討ちのために奮闘する桃太郎の想いを知り、のけ者にされ怒っていた黄門さまとお新も協力。舟手奉行と廻船問屋若松屋らの、清国との抜け荷貿易のからくりを暴き、桃太郎と共に博多の町の鬼退治。

由美さんは、ゲスト出演でも入浴シーンがあるんですねf(^_^;




身代り八兵衛お殿様・唐津(第二十一話:S58.3.7放送) ★★★★☆


原案:葉村彰子/脚本:大久保昌一良・皿田明/監督:倉田準二

大山三太夫(小栗一也)/倉沢真勝(幸田宗丸)/米倉屋宗兵衛(田島義文)/倉沢善四郎(上野山功一)/土井周防寺利益(荻島真一)/富田左内(水島道太郎)/ 勘助(牧冬吉)/白石(西園寺章雄)/呉作(海老江寛) 他

お忍びの城下歩きが大好きな唐津の殿様利益侯。街の中を食べ物につられふらふらと一人歩きしていた八兵衛をつかまえて、衣服を取り替えることに。八は殿様に間違えられて城内に連れていかれ、利益侯は父親を探す幼い娘の手助けをすることに。廻船問屋米倉屋に働きに行ったまま戻ってこない父親を探す娘のために、助さんと利益侯は米倉屋にしばらく滞在することになるが、そこで抜け荷の現場を目撃する。次席家老と西松屋ら悪党一味の企みを暴き、利益侯にお忍びの恐ろしさ、真の政を教える黄門さま。

「世の顔見忘れたか!!」「この者は殿ではない!!斬り捨てい!!」のやりとりが暴れん坊将軍っぽくて、面白ろかったです。 




復讐化け猫騒動・佐賀(第二十二話:S58.3.14放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:津田幸於/監督:居川靖彦

肥前屋伝蔵(田中明夫)/内藤左近(飯沼慧)/早坂喜内(穂高稔)/根岸蔵人(山本清)/伊兵衛(村田正雄)/お絹(舟倉たまき)/丹兵衛(大木実)/お縫(岡崎友紀)/鍋島綱茂(黒川弥太郎)/稲葉帯刀(江波隆)/めし屋の亭主(海老江寛)他

日も落ちた頃、佐賀の城下へ入った一行。35万7千石の城下のわりに、既に城下には人もおらず、物々しい警備。旅篭の女中に事情を聞くと、化け猫が出るという。賄賂を受けた責めを負って切腹した家老稲葉帯刀が飼っていた黒猫が、主人の恨みを抱いて夜な夜な現れるという。現に、材木問屋の肥前屋や、家老の内藤左近の屋敷には化け猫が現れていた。化け猫の正体は、佐賀錦の小間物を売る娘とその父親。濡れ衣をきせられ、切腹に見せかけて殺された稲葉の無念を晴らす為、起こした騒動だった。家老らの非道な陰謀を暴く黄門さま。

今回の悪家老はしぶとかったですね~。しらをきるやら、黄門さまに斬りかかるやら。黄門さまの真剣白刃とりが炸裂!! 左源太、久々の登場。どういう風に一行と合流するかと思いきや、いつの間にやら合流してました。弥七の手足となり動いています。化け猫騒動だけあって、映像が怖かった…水戸黄門にしては珍しく(初期を除いて)、血がどばぁーっだったし…。




悪を裁いたかすり織・久留米(第二十三話:S58.3.21放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:倉田準二

お園(榊原るみ)/圭吉(河原崎次郎)/福童屋(小林重四郎)/万田帯刀(永井秀明)/治平(堺左千夫)/伊三次(阿部希郎)/平山三郎兵衛(志摩靖彦)/お君(戸川京子)/おたみ(田中綾)/旅の男(山本一郎)/久美(荒井真里)/糸くり娘(曽根千香子) 他

久留米の城下で黄門さま達に看取られて死んだ機織り娘。同じ頃、弥七とお新に助けられた娘お君は死んだ娘の妹だった。福童屋の生き地獄のようなな機織り場で働く娘達を助けるため、機織り機作り屋の娘お園と圭吉が工夫を重ねて献上の織物を織る。非道な家老と福童屋らを退治した黄門さま、久留米かすりと名付け、後世にも残る伝統を作り上げる。




とどけ馬子唄瞼の母に・熊本(第二十四話:S58.3.28放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:津田幸於/監督:倉田準二

庄太(蔵下輝美)/お静(佐藤万理)/馬宿の源五郎(汐路章)/浜路(原田英子)/勝次(黒部進)/伊兵衛(堀内一市)/菊野(新藤恵美)/安藤頼母(安部徹)/山崎左近(下元勉)/本田十次郎(入江慎也)/権太(石倉英彦)/侍(五十嵐義弘)/雲助(宮城幸生)/家臣(平河正雄)/雲助(小峰隆司)他

一行は威勢のいい少年馬子の正太に出会った。正太は、自分の家を宿代わりにして旅篭代をとるしっかり者で、愛馬のアオと二人暮し。親はいないというが、姉代わりのお静の話によると、どうやら正太は武家の息子らしい。里子に出され、里親にも死なれ、引きとってもらった爺さんにも死なれたという、不憫な身の上。偶然、馬に乗せた武家の女菊野が実の母親と分かり、事態は思わぬ展開へ。城代の公金横領の影に隠れた、母親と息子の悲運。

城下のやくざの親分とかどうなったんでしょう?? 久々に汐路さん演じる親分さんを見たのに、あまり話の筋に関係無かったなぁ…




消えた黄門様・延岡(第二十五話:S58.4.4放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:津田幸於/監督:内出好吉

お袖(賀田裕子)/市助(大竹修造)/庄屋七左衛門(嵯峨善兵)/大崎軍十郎(高野真二)/高田唐八郎(川辺久造)/榊原外記(江並隆)/左兵衛(有馬昌彦)/米吉(小池栄)/猪之吉(森次晃嗣)/島本蘭山(大山勝巳)/野尻の紋蔵(鈴木康弘)/仙吉(大矢敬典)/源八(伊藤高)他

黄門さまと八兵衛が消えた!?実は一揆を企てる農民達の企みを盗み聞きしているところを見つかり、捕まって納屋に閉じ込められてしまったのだ。だが一揆の計画を知った郡奉行ら悪党一味により、首謀者の猪之吉は襲われ深い手傷を負うことに。そこへ黄門さまを探して通りかかった助さんらが、猪之吉を助け、どぶろく先生と呼ばれる島本蘭山という医者の元へ。飲んだくれて口は悪く、治療は荒っぽいが、腕は抜群。蘭山はかつては藩医であったという。苛酷な年貢に苦しむ農民達の窮状を家老に直訴するため、蘭山が立ちあがる。米の横流しをし、私腹を肥やす郡奉行ら一味を退治する黄門さま。




六十余州は日本晴れ・鹿児島・水戸(第二十六話:S58.4.11放送) ★★★★★


原案:葉村彰子/脚本:宮川一郎/監督:居川靖彦

志乃(山口いづみ)/島津綱貴(清川新吾)/由利(神保美紀)/二階堂次兵衛(名和宏)/浜村屋(遠藤太津朗)/島津綱政(森田健作)/有村大三郎(伊吹剛)/日高存竜院( 山本昌平)/仙波小太郎(小林芳宏)/赤山(立花一男)/吉井(岡本隆成)/海老原(高井清)/島津吉貴(山田克二)/日高ヤンボシ一味(福本清三)/大山(白井滋郎)/役人(木谷邦臣)/有村蔵之助(中村竹弥)/山野辺兵庫(大友柳太朗) 他

薩摩の国に入った一行。途中、山伏姿の忍びに襲われる若侍を救う。藩内の不穏な空気に気付く黄門さま。薩摩では藩主綱貴の病いが元でお家騒動の真っ只中。藩主の嫡男吉貴を推す城代派と、藩主の異腹の弟綱政を推す家老派の二つに分かれて争っていた。家老の二階堂の言いなりにはなれない城代派の若侍らは、幼い吉貴を人質に寺に立て篭もる。吉貴を取り戻すため、何度も寺に説得に向う城代だが、それも果たせず馬上にて切腹。琉球貿易の密貿易、島津綱貴を恨みに思う日高ヤンボシ一族らも絡み、深刻な事態へ。登城した光圀、果たして薩摩藩の暗雲を晴らすことができるか!?

左源太登場。伊賀以降、2話のみの登場でしたが、もっと登場して活躍して欲しかったものです。今回は左源太の山伏姿も見られます。東野黄門さま最終シリーズもこれで終わり…なんだか感慨深いです…13部は心なしか、悪人裁きにおける黄門さまの喋りが少なかったような気もするのが残念ですが、本当にお疲れ様でした(^v^)最後の西山荘のシーン、皆が楽しげにしているのが、名残惜しんでいるように見えて、とても印象的でした。


あらすじ

黄門さまは体力作りと慰安を兼ね、現代のフルマラソンとも言える十里遠足(とおあし)を企画。自らも張り切って参加したものの、夏風邪でダウン。そんな黄門さまの耳に入ってきた噂があった。実子、高松藩主松平頼常が次期将軍の座を狙っているという。

次期将軍を思いのままに操ろうと画策するのは、本庄宗然。将軍綱吉の生母、桂昌院は、元は京の八百屋の娘でお玉、大奥に入るのに八百屋の娘ではまずいということで、仮親に立てたのが公卿侍の本庄宗正、その一族に名を連ねるのが、本庄宗然ということらしい。戸隠流の忍び加賀谷徹心を使い、老公一行の高松入りを阻止しようとする。刺客から逃れ、高松を目指す一行。

今回は、水戸から大阪へ、さらに四国をまわり水戸へ帰るまでを描く。高松での事件解決後は、母親を探す娘千鶴と共に旅をする。全二十七回。


レギュラー

水戸光圀 (東野英治郎)
佐々木助三郎 (里見浩太朗)
渥美格之進 (大和田伸也)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
風車の弥七 (中谷一郎)
志乃 (山口いづみ)

千鶴 (伊藤和恵)


全話紹介

讃岐への旅立ち・水戸・江戸 (第一話:S56.8.31放送) ★★★★☆

 


音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:里見浩太朗・大和田伸也
ナレーター:芥川隆行
題字:朝比奈宗源
原案・脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

霞のお新(宮園純子)/本庄宗然(安部徹)/西尾勘兵衛(戸浦六宏)/三木弥兵衛(小栗一也)/太崎余太夫(川辺久造)/三宅弥右衛門(幸田宗丸)/加賀谷徹心(山本昌平)/小笠原伊織(北村総一朗)/水戸綱条(坂口徹郎)/山野辺兵庫(大友柳太朗) 他

光圀の実子、高松藩主松平頼常が将軍の座を狙っているという噂を聞き、讃岐へ旅立つ一行。

弥七の子どもお梅も成長/シリーズ一話目炎上伝説は続く・・・。




頑固くらべで悪退治・八王子 (第二話:S56.9.7放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:葉村彰子・大久保昌一良/監督:岡本静夫

おみね(三條美紀)/おたえ(三浦リカ)/金井屋権兵衛(嵯峨善兵)/戸田和泉守(名和宏)/服部平四郎(川合伸旺)/彦造(天草四郎)/福兵衛(堺左千夫)/客引き女(尾崎弥枝)/三次(福本清三)/役人(木谷邦臣)/伝八(秋山勝俊)/芸奴(中塚和代)/芸奴(藤洋子)/客引き女(上村明子) 他

道中、黄門さま・志乃と助さんが意地の張り合い、へその曲げあい。二組に分裂。

頑固な黄門さまも弥七の言うことなら素直に聞きます/志乃さん入浴シーンが色っぽい…。




黄門様の盗っ人仁義・府中 (第三話:S56.9.14放送) ★★★☆☆


原案・脚本:葉村彰子/監督:岡本静夫

お美代(芦川よしみ)/おとよ(露原千草)/甲州屋弥右衛門(神田隆)/殿村外記(北原義郎)/高山甚左衛門(加賀邦男)/六蔵(福山象三)/新助(志垣太郎)/飯屋の亭主(堀内一市)/源八(石倉英彦)/ふじやの女中(司みのり) 他

綱吉の甥にあたる徳川綱豊二十五万石の城下町に入った一行。水晶細工屋の跡取息子だった新助と知り合うが新助は盗人に身をくずしていた。

黄門さま、今回は盗っ人に。その名も「太田の光右衛門」。




兄と呼ばれた格之進・諏訪 (第四話:S56.9.21放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:津田幸於/監督:居川靖彦

柏木市之介(大和田伸也)/柏木綾(石川さゆり)/新兵衛(浜田寅彦)/朝倉大膳(永井秀明)/吉岡伊十郎(亀石征一郎)/妙心尼(谷口香)/山崎伝内(中山昭二)/木鼡の久蔵(牧冬吉)/伊那の左源太(宮口二朗)/大島屋辰蔵(永野辰弥)/石井帯刀(江並隆)/旅籠の亭主(北村光生)/大島屋番頭(重久剛) 他

諏訪湖畔の干拓工事に絡んで。御用金横領の不正事実を調べていた市之介が命を狙われ姿が消えた。兄は生きていると願う妹・綾の前に現れた格さんは、市之介に間違えられる。

大和田伸也さん二役。




名月木曽節仁義・木曽福島 (第五話:S56.9.28放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:廣澤榮/監督:居川靖彦

苫屋の又五郎(松山政路)/おりん(金沢明子)/大館雅重(飯沼慧)/駒ヶ根屋(野口元夫)/飯富の甚五郎(谷口完)/向山源八郎(有川正治)/三蔵(田中弘史)/久吉(山口幸生)/巳之吉(きくち英一)/庄吉(大木晤郎)/清助(佐野浅夫) 他

御止め山から不審な音が…。弥七が調べてみると代官と材木問屋がつるんでの木材伐採。人のよい職人清助が、仇と狙われる。彼はかつて渡世人だった。

佐野浅夫さん登場。若くて粋な役どころ。でもさすが涙もろさで有名な佐野黄門さま、泣かせます。木曾節は、ヒロインが歌い手サンだけあって、聞かせます。




助さんそっくり千両役者・郡上八幡 (第六話:S56.10.5放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:葉村彰子・大久保昌一良/監督:内出好吉

沢村菊次郎(里見浩太朗)/おとせ(荒木由美子)/佐藤将監(管貫太郎)/太郎兵衛(山岡徹也)/荘八(有馬昌彦)/常吉(中田博久)/勘進元(志摩靖彦)/善助(北見唯一)/お春(田中綾)/役人(壬生司朗)/露天の商人(笹吾朗)/瀬川桃之丞(武周暢) 他

郡上八幡の寿座と言えば由緒有る小屋。その小屋を乗っ取り、美濃界隈随一の勧進元になろうと企む春駒屋と町奉行ら一味を退治。助さんそっくり旅の人気役者菊次郎に代わって、助さんが芝居の舞台に立つ。

里見浩太朗さん二役。そして一行お得意の芝居「水戸黄門漫遊記」が出た!




お志乃に惚れた提灯作り・岐阜 (第七話:S56.10.12放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:津田幸於/監督:内出好吉

屋張屋幸兵衛(河津清三郎)/お絹(遠藤真理子)/大野屋甚助(武藤英司)/桂木伊十郎(早川雄三)/岩田の九蔵(伊達三郎)/お徳(鮎川十糸子)/伝六(大門正明) 他

献上提灯を作らねばならぬのに、伝六は飲んだくれて・・・。だが、志乃に叱られてからは態度が豹変。献上提灯の御用問屋元締め役をつとめる尾張屋を落とし入れようとする一味らも退治。

助さんはやはり独身の方がいいですね…。嫉妬にかられた助さん、うっぷん晴らしにガンガン敵を殴る!!




にせ黄門様の悪退治・米原 (第八話:S56.10.19放送)


原案:葉村彰子/脚本:大久保昌一良/監督:岡本静夫

大家因喬(西村晃)/市村格之丞(青空球児)/助三(青空好児)/おいね(相原友子)/(川合伸旺)/(小林重四郎) 他

倒産した田舎芝居の一座が黄門さまになりすまし、悪代官と船問屋を退治する。

西村晃さんが、偽黄門さま役で登場。本物の黄門さまになる日も近い!しかしこの作品は再放送ではお蔵入り…。残念。




闇に閃く白頭巾・膳所 (第九話:S56.10.26放送) ★★★★☆


原案・脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

高島平四郎(有川博)/お美濃(鈴鹿景子)/檜垣弥太夫(外山高士)/原帯刀(遠藤太津朗)/檜垣弥十郎(亀石征一郎)/守山修理(加賀邦男)/佐橋小三郎(加藤大樹)/近江屋善兵衛(山口幸生)/松枝(近江輝子)/安川文五郎(橋幸夫) 他

本田家七万石の城下膳所に出現する白頭巾。

伊賀の抜け忍弥七と甲賀の抜け忍白頭巾が協力しあう。




殴られた黄門様・伏見 (第十話:S56.11.2放送) ★★★★☆


原案:葉村彰子/脚本:葉村彰子・大久保昌一良/監督:居川靖彦

新吉(桜木健一)/お茂(小夜福子)/黒染の権六(井上昭文)/青山主膳(高野真二)/大家(山村弘三)/茶店の亭主(堀内一市)/文七(岩尾正隆)/世話役(溝田繁)/中盆(高並功)/商人(浜田雄史) 他

富くじに病み付きなる新吉。親孝行をしてお上から褒美をせしめようとも企む。

黄門さまの、満面に浮かべた笑みがステキでした。昔にも宝くじがあったのですね。一等、二百両。




献上塩昆布にかけた意地・大阪 (第十一話:S56.11.9放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:葉村彰子・大久保昌一良/監督:内出好吉

おたき(楠田薫)/おさよ(佐野アツ子)/嘉兵衛(藤村有弘)/工藤甚十郎(玉川伊佐男)/才田屋彦兵衛(須藤健)/商人(夢路いとし)/惣吉(小林芳宏)/質屋の番頭(佐々山洋一)/北野屋庄左衛門(西山辰夫)/吾兵衛(松田明)/剛蔵(石倉英彦)/お峰(山口朱美) 他

献上塩昆布をめぐる黒い動きが大阪に。嫁姑の仲も解決。

塩昆布がとってもおいしそうでした。




八兵衛身代り危機一髪・徳島 (第十二話:S56.11.16放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:大久保昌一良/監督:岡本静夫

芳太郎(高橋元太郎)/法敬(松本克平)/おとよ(幾野道子)/安川惣右衛門(北原義郎)/稲田屋庄兵衛(武藤英司)/利兵衛(長谷川弘)/京八(出光元)/権次(柳川清)/常吉(山本一郎)/奴楼の亭主(千葉保)/芸奴(池田幸路)/村娘(吉田哲子)/おきみ(大崎紀子) 他

藍玉問屋の息子と間違われた八。藍玉横流しの犯人にされる。

高橋元太郎さん二役。




ご老公を爆殺せよ!・高松 (第十三話:S56.11.23放送) ★★★★☆


原案・脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

本荘宗然(安部徹)/西尾勘兵衛(戸浦六宏)/藤兵衛(織本順吉)/大久保主計(細川俊夫)/加賀谷徹心(山本昌平)/お咲(舟倉たまき)/松平頼常(山口崇)/早苗(原田英子)/名主(市川男女之助)/彦坂織部正(中村竹弥)/山野辺兵庫(大友柳太朗) 他

高松に入った一行。耳にするのは頼常乱心の噂ばかり。刺客の目を逃れ、何とか頼常に会おうとする光圀だが、志乃が敵の手に落ち、一行は道中最大の危機に陥る。

新旧頼常役顔合わせ。高松まで船でやってきた山野辺兵庫に連れられて、志乃さん水戸へ帰る。レギュラーから外れます。




金毘羅様の鬼退治・丸亀 (第十四話:S56.11.30放送) ★★★☆☆


原案・脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

飯山玄蕃(横森久)/千鶴(伊藤和恵)/琴平の五郎蔵(汐路章)/寅八(中田博久)/源五郎(松山照夫)/お信(かわいのどか)/長次(品川隆二)/与三松(山本一郎)/役人(丘路千)/おぬい(堂園千秋) 他

一行は、やくざに追われる父と娘らしい二人組を救う。裏にある人身売買組織を暴く。

天竺の言葉でワニを表すクンビーラが訛って金毘羅に。金毘羅ふねふね追い手に帆かけてシュラシュシュシュ~♪の歌がいいですね(^o^) そして可愛い娘、千鶴が一行の仲間入り。




娘意気地の生一本・柳井 (第十五話:S56.12.7放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:津田幸於/監督:内出好吉

市右衛門(伊沢一郎)/佐兵衛(村田正雄)/お徳(桜むつ子)/峰山幸太夫(江見俊太郎)/小松屋増蔵(野口元夫)/源助(本郷淳)/利八(中村孝雄)/お袖(紀比呂子)/島吉(大門正明)/米吉(牧冬吉)/柏木又十郎(玉生司朗)/沖浦の万五郎(鈴木康弘) 他

柳井の銘酒、菊の露を巡り、酒造り菊乃屋と小松屋の争い。




瀬戸の夕映え花嫁・広島 (第十六話:S56.12.14放送) ★★★★☆


原案:葉村彰子/脚本:廣澤榮/監督:居川靖彦

平吉(柴田侊彦)/おいち(大場久美子)/仁右衛門(浜村純)/金輪島の源八(待田京介)/堂脇正憲(田中明夫)/うつぼの仙太(吉田豊明)/蟹平(市村昌治)/舟問屋の主人(北原将光)/牡蠣商人(表淳夫)/牡蠣商人(須永克彦)/牡蠣商人(家野繁次)/舟頭(疋田泰盛)/おかみさん(山口真代) 他

助さんをカキづくりの娘おいちの婿に仕立てる黄門さま。カキ養殖法の推移もみせる。

慌てる黄門さまがかわいいです。悪人を自白させるなら弥七におまかせ、さすが親分お手の物です!!




備前緋襷兄弟茶碗・岡山(第十七話:S56.12.21放送)  ★★★★☆


原案:葉村彰子/脚本:津田幸於/監督:居川靖彦

お咲(三浦リカ)/庄左衛門(今福将雄)/お国(日高澄子)/福浜の鉄五郎(井上昭文)/森田屋伊兵衛(永井秀明)/石塚主膳(幸田宗丸)/五平(天草四郎)/勝次(高橋長英)/政吉(中野誠也) 他

備前焼の窯元庄左衛門を訪ねた一行。だが庄左衛門の息子はグレて酒と博打場通い。兄は数年前に勘当の身で家を飛び出していた。そこへ、備前焼の一手販売を企む森田屋が、家老を後ろ盾に悪企み。岡山へ戻ってきた兄の政吉と、勝次が力を合わせて殿様献上の茶碗を見事焼き上げる。

釜に入れた火が消えないよう悪戦苦闘するなど、茶碗作りの様がテンポよく描かれており、見ていてなかなか楽しかった。なにより、善玉役で登場の中野誠也さん、職人役もはまってますね!!




天下一品喧嘩そうめん・竜野 (第十八話:S56.12.28放送)  ★★★☆☆ 


原案:葉村彰子/脚本:廣澤榮/監督:居川靖彦

戒屋又蔵(嵯峨善兵)/亀屋彦太郎(浜田寅彦)/山脇景之進(江見俊太郎)/鵤の伝八(北村英三)/仙三(黒部進)/おとよ(京唄子)/才助(鳳啓助) 他

手延べそうめん作りを見物に来た一行。名人夫婦の喧嘩に巻き込まれる。竜野では、戒屋が悪奉行と結託、播州手延べそうめんを独占しようとしていた。夫婦を仲直りさせ、天下一品のそうめん造りを成功させる黄門さま。

今回は、おとよ・才助夫婦に名前を名乗らず旅立ちます。いや、梅里とは言ったけど、町人にはわからないですよね...




初春姫君替え玉騒動・姫路 (第十九話:S57.1.4放送)  ★★★★☆ 


原案・脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

清次郎(山内賢)/木門外記(永井智雄)/石田孫太夫(小栗一也)/松橋(鳳八千代)/倉橋主水(高城淳一)/堺屋弥右衛門(須賀不二男)/播磨屋清兵衛(増田順司)/雅姫・お蝶(由美かおる) 他

播州姫路十五万石の城下へきた一行。姫路城の雅姫は家来の目をかすめ、正月で賑わう城下へ飛び出した。一方、八の懐から財布を掏った娘・お蝶。なんとそのお蝶と雅姫が瓜二つ。二人が入れ替わって、雅姫の名を語り私服を肥やす悪党退治に黄門さまが協力する。

由美かおるさん、お姫様とスリの二役。12部の助さんは、あまり軟派じゃないです。お蝶のナンパも八がやります。




悲願叶えた糸車・峰山(第二十話:S57.1.11放送)  ★★★☆☆ 


原案:葉村彰子/脚本:津田幸於/監督:居川靖彦

お房(秋月佐江子)/柏屋吉兵衛(稲葉義男)/戸崎民部(川辺久造)/梅次郎(大竹修造)/大野の松五郎(福山象三)/佐吉(森次晃嗣)/寺町の勝蔵(谷口完)/磯山大三郎(玉生司朗)/吉津屋甚助(鈴木康弘)/猪之吉(滝譲二)/伊八(表淳夫)/利助(重久剛) 他

丹後縮緬発祥の地、峰山の城下までやってきた一行。千鶴の腹痛が縁で知り合ったのが、機織り職人夫婦と、幼馴染の織元の息子。織物の利権をめぐって、丹波特産“精好織”の街で暗躍する悪を退治する黄門さま。

佐吉を助けるために飛び出した弥七、悪党らに「出る幕じゃねぇ」と言われ、「それなら自分で出る幕を作るまでだ!!」弥七って名言が多いです。




湯気に隠れた悪企み・山中(第二十一話:S57.1.18放送)  ★★★☆☆ 


原案:葉村彰子/脚本:飛鳥ひろし/監督:内出好吉

雄次(石田信之)/五十嵐修理(高野真二)/矢島監物(外山高士)/相馬屋金兵衛(永野辰弥)/お弘(御道由起子)/お澄(長谷直美)/お滝(風見章子)/商人(芦田鉄雄)/敬助(佐々山洋一)/嘉七(田中弘史)/岩蔵(下元年世)/菊池(筑波健)/水夫(野上哲也) 他

船乗りや人足達の格好の保養地である山中温泉に着いた一行。そこで知り合った、寂れた旅籠・つる屋のお澄。大聖寺藩の御用を務める相馬屋の北前船に乗っていたのだが、行方知れずになってしまった恋人の雄次を待つ身。大聖寺藩の国家老を色と欲とで腑抜けにさせて、抜け荷を働き悪事を行う船手奉行と相馬屋ら悪党一味を退治する黄門さま。

弥七が、湯女達三人をみぞおちを殴って気絶させる...そのあまりの素早さに唖然です。いつもは悪家老でお馴染みの外山さん、悪党らに酒と女で丸め込まれてましたが、根はいい人の、善玉でした。
大和田格さんの印籠は、ズズイッと迫ってくる感がありますね。。。




秘伝の薬で悪退治・富山(第二十二話:S57.1.25放送)  ★★★☆☆


原案・脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

清吉(佐藤仁哉)/松倉屋徳蔵(神田隆)/島田玄蕃(北原義郎)/叶屋金兵衛(伊達三郎)/伊蔵(千葉敏郎)/見習医師(楠年明)/役人(出水憲司)/質屋の主人(中村錦司)/お志津(吉沢京子)/おせい(萬代峰子) 他

富山の城下で黄門さまが腹痛に。助けてくれたのは、薬種問屋・桝屋の嫁のお志津。富山では、妙薬「神仙丹」をめぐる陰謀が。町奉行を後ろ盾に、売薬仲間の肝いりになろうと画策する松倉屋が土地のやくざと組んで暗躍。桝屋の秘薬の製法を奪おうと、桝屋の清吉を人殺しの罠に嵌める。奉行所に乗り込み、悪党を退治する黄門さま。

助さん、今回は出番が少ないです...




弥七を騙った悪い奴・善光寺 (第二十三話:S57.2.1放送) ★★★★☆ 


原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:内出好吉

お絹(叶和貴子)/おさらば唐次(藤村有弘)/近田主膳(滝田裕介)/扇屋金四郎(伊沢一郎)/黒牛の権造(梅津栄)/彦兵衛(堺左千夫)/多七(大木正司)/おかね(新井麗子)/お仲(桜京美) 他

善光寺についた一行。善光寺では、善光寺支配役人と土地のやくざが組み、門前町の宿屋に進上金を出させていた。一方弥七は、旅籠扇屋に何か思い出があるらしくなにやら感慨深げ。実は弥七、扇屋の幼い一人娘・お絹を助けたことがあったのだった。すると扇屋にもう一人弥七と名乗る男が現れた。果たしてその狙いは? 善光寺門前に巣喰うダ二の大掃除をする黄門さま。

弥七が主人公...泣かせます。なのに今回の格さん、セリフもくさいし、印籠の出し方もスゴイのが笑えます。
弥七を騙ったおさらば唐次をはじめ、町のヤクザ共、打ち首の代りに坊主に。珍しいパターンです。唐次は、お新のところに姐さん姐さんと甘えて小遣いせびりに来ており、その時弥七の恩人話を聞いたそうです。




白いお髯の大親分・追分 (第二十四話:S57.2.8放送) ★★★★★ 


原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:居川靖彦

おさよ(鮎川いづみ)/栗木主水之丞(遠藤太津朗)/磯吉(三上真一郎)/馬子(原田直之)/いかづち屋五郎兵衛(森幹太)/藤市(南祐輔)/時造(阿部希朗)/役人(出水憲司)/仔分(妹尾和夫)/権次(柳原久仁夫)/百姓(乃木年雄)/娘(淡城みゆき)/娘(橋本京子) 他

信州追分に着いた一行。信濃追分でも聞きながらゆっくり休みたいと思っていた黄門さまは、飯盛女の凄ましい客引き合戦に唖然。寂れた旅籠・つる屋に世話になることになった一行だが、つる屋を狙う土地のやくざ・いかづち屋の嫌がらせが。いかづち屋は代官を後ろ盾に、追分でやりたい放題。黄門さまが、泥棒の大親分になりすまし、いかづち屋に殴り込み!? 追分の悪を一掃し、穏やかな宿に戻す。

「悪はすれども非道はせず、越後生まれの弥彦の光右衛門」に成りきった今回の黄門さま、最高に面白かったです!!




嘘を承知で親孝行・富岡 (第二十五話:S57.2.15放送) ★★★☆☆ 


原案:葉村彰子/脚本:飛鳥ひろし/監督:内出好吉

お時(長内美那子)/(下元勉)/お雪(戸川京子)/花岡屋嘉三郎(加藤嘉) 他

千鶴が生糸問屋花岡屋の娘になりすまし病気の祖父を元気づけるが、悪人共が偽者と気付く。

上州富岡で曰くあり気な母娘を助けた水戸老公。一方千鶴は、幼い頃から行方不明の娘の身代りに、人助けのつもりで生糸問屋へ。が、勘定奉行と結託した悪徳問屋が生糸の利権独占を狙って身代乗っ取りを企み、千鶴の正体を暴く。実の娘のように尽す千鶴の真心と、母娘の哀惜も絡んで巻き起こる、人の欲と情の一騒動

今回は東野黄門さまの故郷、富岡が舞台。




謀叛からくり釣り天井・宇都宮 (第二十六話:S57.2.22放送) ★★★★★ 


原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:居川靖彦

上月和馬(和田浩治)/徳兵衛(大木実)/おきく(浅野真弓)/(安部徹) 他

宇都宮藩の跡目相続に巻き込まれた一行。釣天井のえじきに!?

物々しい警戒の中を宇都宮に着いた御老公一行の目の前で大工が殺された。世継ぎ問題で真っ二つに割れた藩の騒動に巻き込まれた名大工が造るからくりの謎に挑む一行に、立ち塞がる城代家老の黒い影。若い藩士を助けて陰謀を暴くべく城内に乗り込む一行に迫る釣り天井の恐怖。弥七の活躍が宇都宮藩の危機を救う。

あんな慌てた黄門さまは初めて見ました・・・/黄門さま、危機一髪!!やっぱり弥七は頼りになります。
 




瞼の母娘にめぐる春・江戸・水戸 (第二十七話:S57.2.22放送) ★★★☆☆ 


原案・脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

お鶴(小畠きぬ子)/浜田寅彦/大島内記(永井秀明)/岡崎二朗/稲葉景通(武内亨)/志乃(山口いづみ)/霞のお新(宮園純子)/山野辺兵庫(大友柳太朗) 他

稲葉家五万石で世継ぎ騒動。江戸へ向かう志乃が助けた娘は千鶴にそっくりだった・・・。

漸く江戸に戻った水戸老公に残された千鶴の母親探し。助さんを待ち切れずに江戸へ急ぐ志乃が助けたお姫様は、意外にも千鶴に瓜二つ。母恋しさに臼杵藩上屋敷を訪れた千鶴は、消えた姫の身代りに仕立てられ軟禁状態に。善玉悪玉しのぎをけずるお家騒動に巻き込まれた一行が、千鶴の為にひと肌もふた肌も脱ぐ大活躍。

伊藤和恵さん二役/弥七一家も西山荘へ。珍しいです。
 


あらすじ

格さん、八兵衛と朝ジョギングをする黄門さま、仲が良過ぎて喧嘩ばかりの助さんと志乃、嫁が来ないと嘆く八兵衛・・・。水戸では、おだやかな日々が流れていたが・・・。弥七が西山荘に怪我を負った侍を連れてきた。彼は出羽庄内十四万石酒井家の勘定吟味役浜中弥右衛門の一子弥太郎と名乗る。お家騒動解決のため黄門さまに力をかりに来たとのこと。弥太郎の話によると、藩の勝手元をきりまわす次席家老高力将監が、藩出入りの廻船問屋最上屋と腹をあわせ、藩の年貢米の売上金を着服、さらに抜け荷をはたらき、手に入れた御禁制の品をしかるべき所に送って、おのれの勢力をのばしているという。

弥太郎を案内してきた猟師の孫娘お美代と共に、みちのくの出羽を目指して旅立つ一行。全二十六回。


レギュラー

水戸光圀 (東野英治郎)
佐々木助三郎 (里見浩太朗)
渥美格之進 (大和田伸也)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
風車の弥七 (中谷一郎)

お美代 (清水久美子)


全話紹介

密命おびた逃亡者・水戸 (第一話:S55.8.18放送) ★★★★☆


音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:里見浩太朗 大和田伸也
題字:朝比奈宗源
ナレーター:芥川隆行
原案・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

志乃(山口いづみ)/お美代(清水久美子:ミス水戸黄門)/さわ屋の女中(保坂裕子:ミス水戸黄門東京放送代表)/村娘(山下美幸:北海道放送代表/横山美香:山形放送代表/清野みち子:信越放送代表/永村京子:北陸放送代表/新井ちえみ:長崎放送代表/志垣久美子:熊本放送代表/袖森正子/井出元純子:南日本放送代表)/浜中弥太郎(あおい輝彦)/高力将監(安部徹)/石原外記(水島道太郎)/義助(柳谷寛)/浜中弥右衛門(有馬昌彦)/最上屋重兵衛(野口元夫)/櫛引源心(山本昌平)/山野辺兵庫(大友柳太朗) 他

八兵衛の嫁探しのため、盆踊り大会を開くことにした黄門さま。しかし西山荘に次々と予期せぬ来客が…。

恒例の一話目炎上シーンあり/ミス水戸黄門が多数出演、華やかな始まりでした。




夏祭り・姫君暗殺計画・二本松 (第二話:S55.8.25放送) ★★★★☆


原案・脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

大矢主馬(小栗一也)/浅井刑部(戸浦六宏)/矢吹大八(宮口二朗)/妙姫(遥くらら)/内藤源三郎(和田浩治)/佐橋伝八郎(山本清)/工藤兵助(野上哲也)/宿場の主人(堀内一市)/おいく(島多佳子)/目付(川浪公次郎)/梅乃(尾崎弥枝)/旅籠の女中(末長厚子)/おひろ(川本美和)他

二本松十万七百石丹羽家の跡目争い。側室の子千代丸を擁立して藩の実権を握るため妙姫を亡き者にしようとする浅井一派の悪事を暴く。

助さん、女好きぶりを発揮。




悲願を賭けた砲術くらべ・米沢 (第三話:S55.9.1放送) ★★★★★


原案:葉村彰子/脚本:加藤泰/監督:内出好吉

塩川チエ(五大路子)/塩川ハツ(月丘千秋)/上杉吉憲(長谷川哲夫)/佐々屋十兵衛(川合伸旺)/五十嵐権内(内田勝正)/家老(永野辰弥)/番士(田畑猛雄)/番士(出水憲司)/受付侍(入江慎也)/寺島惣兵衛(筑波健)他

郡代の佐々屋は国費の着服、横領をしていた。佐々屋を討取ろうと城内で刃傷沙汰を起こし切腹した夫の無念を妻がはらす。

大和田伸也さん、五大路子さん夫婦共演/黄門さまと弥七、なんだかはじけてました。




悪を斬る紅緒の三度笠・山形 (第四話:S55.9.8放送) ★★★☆☆


原案・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

旅篭の女中(永野佳寿江:ミス水戸黄門テレビ高知代表)/お葉(新藤恵美)/大庄屋多左衛門(河津清三郎)/高森源太夫(菅貫太郎)/甚兵衛(岩田直二)/出羽屋六蔵(堺左千夫)/松五郎(吉原正皓)/おたね(河東けい)/お咲(新谷由美子)/お茂(小野朝美)/窪田峰太郎(千葉敏郎)/岩吉(滝譲二)/旅籠の亭主(佐々山洋一)/紅緒の仙太郎(西郷輝彦) 他

最上紅花に法外な運上金を課し、容赦なく百姓を絞り上げる郡奉行一派相手に「紅緒の仙太郎」と名乗る男が大活躍。


西郷さんの独壇場。かっこよかったです。




黄門様を叱った娘・新庄 (第五話:S55.9.15放送) ★★★★☆


原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

芳太郎(永井秀和)/塚原軍太夫(遠藤太津朗)/茂左衛門(伊沢一郎)/山崎屋総兵衛(小林重四郎)/お糸(谷川みゆき)/役人(田中弘史)/竹造(大木吾郎)/番頭(北原将光)/おはな(森昌子) 他

多くの兄弟姉妹を抱え一生懸命生きているおはなと知り合った一行。不正な年貢取立てをする悪人達をチャッチャと退治し、おはなと庄屋の息子の恋が成就するよう一肌脱ぐ。

今回、八泣きまくってます。父親の位牌を手にした母親からよく意見されたと思い出話を語っていました/コマのつくりがいちいちおもしろかった。




奇祭・化け物まつりの対決・鶴岡 (第六話:S55.9.22放送) ★★★★☆


原案・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

高力将監(安部徹)/石原外記(水島道太郎)/儀右衛門(佐竹明夫)/酒井左衛門尉忠真(細川俊夫)/与吉(大竹修造)/最上屋重兵衛(野口元夫)/宮坂伝内(伊吹徹)/伊兵衛(灰地順)/浪人(芦田鉄雄)/お香代(吉沢京子)/浜中弥太郎(あおい輝彦) 他

激流最上川を下り、遂に鶴岡入りした一行。水戸で鉄砲傷を癒し鶴岡まで飛んで来た浜中弥太郎も加わり、化け物まつりの日に仮装、鶴岡城へ乗り込む。

八の女装っぷりは凄い…。お美代ちゃん、これからも一行と共に旅することに。




うっかり八兵衛お殿様・本荘 (第七話:S55.9.29放送) ★★★★☆


原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

六郷政晴(高橋元太郎)/旅篭の女中(斉藤智美:ミス水戸黄門中部日本放送代表)/雪絵(早瀬久美)/おきみ(菅原敦子:秋田放送代表)/榎屋彦兵衛(嵯峨善兵)/三村六左衛門(幸田宗丸)/若月(辻萬長)/川上(手塚しげる)/老婆(松井加容子)/森下(石山雄大)/田宮喜次郎(森次晃嗣)/谷(新城邦彦)/六造(笹吾朗)/田端(真田実)他

八兵衛を殿様に仕立て、命をかけて悪家老の不正を暴こうとする田宮ら若侍達。

高橋元太郎さん二役。




泥棒助けた黄門様・男鹿 (第八話:S55.10.6放送) 


原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

磯村みどり、西村晃 他

娘婿の冤罪を晴らすと聞き、元盗賊の手助けをする黄門様。

再放送欠番。西村晃さんがゲスト出演なので見たかったのに…。




隠密津軽凧・弘前 (第九話:S55.10.13放送) ★★★☆☆ 


原案:葉村彰子/脚本:津田幸於/監督:内出好吉

お妙(三浦リカ)/榊原外記(田中明夫)/堀田源九郎(深江章喜)/板倉内膳(横森久)/寺崎兵馬(和崎俊哉)/大津屋軍蔵(武藤英司)/津軽越中守(武内亨)/徳兵衛(土屋嘉男)/伊助(山口幸生)/弥平次(竹下誠治)/組頭(玉生司朗)他

凧師の徳兵衛は銀の横流しのからくりを探る隠密だった。一行も公儀隠密と間違えられる。

緊張感あふれる回。




北の岬の仇討・八戸 (第十話:S55.10.20放送) ★★★☆☆ 


原案:葉村彰子/脚本:廣澤榮/監督:内出好吉

せつ(佳那晃子)/梶原源八郎(高野真二)/権三(梅津栄)/蔵原玄沢(西山嘉孝)/沢木亮之介(永田光男)/藤井昌伸(田畑猛雄)/直助(山本一郎)/阿部対馬守(峰祐介)/沢木数馬(和田浩治)/緒方放庵(岡田英次) 他

ウミネコを見物していた黄門様。突然の腹痛に・・・。親切な名医は仇持ちだった。

今回は格さんの力技が光る!




父子つないだ頑固そば・盛岡 (第十一話:S55.10.27放送) ★★★★☆ 


原案・脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

旅篭の女中(桜田薫:ミス水戸黄門岩手放送代表)/おぬい(秋本圭子)/大迫武太夫(外山高士)/仁王の重蔵(福山象三)/猪之松(大木正司)/茶店の親爺(北見唯一)/竹造(勝野賢三)/飴売りの婆(古川雅恵)/清次(大門正明)/清兵衛(花沢徳衛) 他

蕎麦屋の頑固親父とグレた息子の仲を取り持つ。盛岡の蕎麦のように、親子の間にもつなぎはいらないと語る黄門さま。

盗人世界の中では、やはり‘風車の弥七’は有名人のようです。




瞼の父は用心棒・宮古 (第十二話:S55.11.3放送) ★★★☆☆ 


原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:内出好吉

お葉(葉山葉子)/五大屋藤吉(小林重四郎)/加納七蔵(浜田晃)/小沢屋浜兵衛(岩田直二)/美山晴之介(上屋健一)/八重(衣通月子)/番頭(佐々山洋一)/舟子(森秀人)/政吉(新城邦彦)/やくざ(石倉英彦)/速水弦之助(佐藤允)/日下部駒太夫(金田龍之介) 他

代官所に勤めるという父を訪ねて宮古まできた晴之助。父はヤクザ者とつるむ五大屋の用心棒になっていた。

今回は助さんが印籠を出した!/弥七、親子の仲を取り持つために大活躍。




陰謀あばいた俵牛・陸前高田 (第十三話:S55.11.10放送) ★★★☆☆ 


原案:葉村彰子/脚本:津田幸於/監督:居川靖彦

西本源四郎(大和田伸也)/吉沢軍蔵(玉川伊佐男)/小林伝九郎(亀石征一郎)/西本小太郎(鈴木政晴)/直助(天草四郎)/竹駒の勝蔵(伊達三郎)/銀次(松山照夫)/利八(柳原久仁夫)/西本綾(和泉雅子) 他

金塊横領騒動。俵牛を売る綾と知り合った一行は、綾の夫の死に疑問を抱き、格さんを囮に使って調査を開始した。

大和田伸也さん二役/八を無理矢理腹痛にさせる黄門さまがお茶目です/今回は格さんも痛めつけられどうし・・・。




河豚にあたった若旦那・仙台 (第十四話:S55.11.17放送) ★★★★☆ 


原案・脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

お秋(高橋達子:ミス水戸黄門毎日放送代表)/お春(遠藤るみ子:東北放送代表)/お照(本多和子:山陽放送代表)/多賀屋与右衛門(神田隆)/広瀬宗兵衛(北原義郎)/兵頭弥右衛門(幸田宗丸)/喜平(柳谷寛)/叶屋権蔵(北村英三)/音松(岡部正純)/与一郎(津村隆)/めし屋の亭主(伊藤亮英)/伊達綱村(武周暢)/おひで(浅茅陽子) 他

仙台の海産物を一手に取り扱おうとする勘定奉行ら一味を若旦那八兵衛を筆頭に(?)退治。

いつも嫁が欲しいと嘆く八ですが、やっぱり独り身がいいそうです。




天狗の鼻にお灸・会津 (第十五話:S55.11.24放送) ★★★☆☆ 


原案:葉村彰子/脚本:芦沢俊郎/監督:居川靖彦

お芳(山田公子:ミス水戸黄門福島テレビ代表)/お君(榊原るみ)/伊助(河原崎次郎)/松平正容(入川保則)/畑中長一郎(飯沼慧)/伝蔵(陶隆司)/大友玄馬(穂高稔)/権次(吉田豊明)/お種(河東けい)/治平(堀内一市)/壺振り(秋山勝俊)/藩士(丘路千)/三右衛門(芦屋雁之助) 他

名人としての腕を鼻にかけ、酒と博打に明け暮れる会津塗り名人三右衛門に黄門さまがカツ!弟子である伊助と、献上の花壷の競い合いをさせる。

自分と同じ名前の三右衛門と意気投合した黄門さま、酒に博打にと、皆をヒヤヒヤさせます。




大当り黄門様の大芝居・新発田 (第十六話:S55.12.1放送) ★★★☆☆ 


原案:葉村彰子/脚本:大久保昌一良/監督:居川靖彦

お蝶(山口いづみ)/旅篭の女中(小林紀子:ミス水戸黄門新潟放送代表)/梅(西川多江子:静岡放送代表)/桜(永田吉子:テレビ山梨代表)/菊(大場美和子:北日本放送代表)/椿(宮本ひとみ:福井放送代表)/踊り子(渡辺理:南海放送代表)/飯坂定憲(南原宏治)/正三(山本紀彦)/吉兵衛(浜田寅彦)/徳兵衛(有馬昌彦)/太郎兵衛(汐路章)/雛丸(十勝花子)/次郎兵衛(原口剛)/仁蔵(下元年世)/市蔵(浜田雄史)/旅籠の番頭(北村光生)/常次(滝譲二)他

雲助に絡まれていたお蝶一座を助けた助格は太夫を見てびっくり。助さんの妻、志乃に瓜二つだった。

山口いづみさん登場。助さん、とても嬉しそうです。




親不孝トンテンカン・三条 (第十七話:S55.12.8放送) ★★★☆☆ 


原案:葉村彰子/脚本:廣澤榮/監督:内出好吉

おぬい(村田みゆき)/倉賀野利平(山岡徹也)/中神祐之介(北原義郎)/稲葉重矩(内田勝正)/角造(汐路章)/鶴吉(工藤堅太郎)/鶴蔵(辰巳柳太郎) 他

刀鍛冶になりたいがために、三年前家を飛び出した鶴吉が中途半端なまま帰ってきた。角鶴の知名度を利用して金儲けをしようと企む奉行らに目をつけられる。

十六話・十七話と続けてやくざの親分さん役にお馴染の汐路章さん。




天晴れ早駈け勝名乗り・与板 (第十八話:S55.12.15放送) ★★★☆☆ 


原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:内出好吉

美佐(上村香子)/香月広之助(永井秀明)/香月昭三郎(岡崎二朗)/牧野康道(剣持伴紀)/清太郎(佐藤宏之)/浅井喜兵衛(大山克巳)/組頭(林彰太郎)/質屋の番頭(北原将光)/旅籠の番頭(佐々山洋一)他

早駈け勝負ではいつも先陣をきる喜兵衛。娘の結婚を賭けた今回の早駈け勝負。なんとしても一位になりたい家老の息子が、卑劣な罠をしかけてくる。

助さん印籠を出す。弥七の風車が鉄砲隊めがけて一気に五本も飛んできた!




馬に蹴られた悪企み・三国峠 (第十九話:S55.12.22放送) ★★★☆☆ 


原案・脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

平右衛門(佐竹明夫)/お牧(白木万里)/おせき(露原千草)/伊兵衛(藤村有弘)/黒川勘太夫(川合伸旺)/玄庵(北村英三)/石田孫六(五味龍太郎)/おきみ(吉沢京子) 他

庄屋の後妻が先妻の娘を家から追い出し、更に夫の毒殺を企む。

いつも気合が入った印籠の出し方をする大和田格さん。今回は、かなりスローペースで。少しまぬけな代官ぶりを発揮する川合さんがおもしろい。




出世を願った嫁いびり・行田 (第二十話:S55.12.29放送) ★★★☆☆ 


原案:葉村彰子/脚本:津田幸於/監督:居川靖彦

堀江市之丞(森次晃嗣)/多喜(楠田薫)/酒井主膳(横森久)/三枝伊十郎(小林勝彦)/武蔵屋加兵衛(伊沢一郎)/相馬屋伝兵衛(武藤英司)/五助(柳谷寛)/堀江千勢(三林京子)/阿部豊後守(坂口徹郎)/源助(森下鉄朗)/足軽の女房(枝川有希)他

殿様より褒美として拝領した御前笛をもつ堀江家。その誇りからか、多喜は息子の出世ばかり気にし、足軽の妻らと付き合う嫁の千勢を責める。家老職につきたい奉行と相馬屋らの抜け荷も絡んで。

姑の仕打ちに八怒る!お美代ちゃんの祖父役としてシリーズ当初登場した柳谷さん、これで十一部三度目の出演。お美代ちゃんと並んでいると、遂混乱してしまいます。




初春・黄門さまの用心棒・秩父 (第二十一話:S56.1.5放送) ★★★★★ 


原案:葉村彰子/脚本:廣澤榮/監督:内出好吉

角屋吉兵衛(山本麟一)/大滝辰蔵(山岡徹也)/西脇伝八郎(外山高士)/仙太郎(堀田真三)/芳造(小林芳宏)/手付梶原(千葉敏郎)/番頭(広瀬義宣)/源八(山本一郎)/りよ(ジュディ・オング) 他

絹市の利益を一人占めしよう争う角吉と大滝。代官も利益を自分だけのものにしようと画策。一行は二つに分かれ、顔役の用心棒になる。一方りよは、角吉らの奸計で死に追いやられた父の仇を取るため、彼らを争わせようとする。

黄門さまに守り神とまで言わせる弥七、頼りにされてます。黄門さま、超能力者・天神林の光右衛門に扮する。正月なので黄門さまを筆頭に皆羽目を外して暴れまくってます。今回はそれがおもしろかった。




黄門様の子守唄・伊勢原 (第二十二話:S56.1.12放送) ★★★☆☆ 


原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:居川靖彦

お梅(堀越陽子)/織部新一郎(長谷川哲夫)/伍平(本郷淳)/厚木の為三(梅津栄)/大山主殿(早川雄三)/喜十郎(南道郎)/織部新八郎(中田博久)/六助(大木正司)/角助(梶本潔)/飴売り(日高久) 他

助さんが曰くありげな赤ん坊を拾った。旗本千五百石、織部家の家督騒動。

三十数年前に母親の子守唄を聞いたと語る助さん。現在三十歳代という設定か。




鎌倉彫にかけた意地・鎌倉 (第二十三話:S56.1.19放送) ★★★☆☆ 


原案:葉村彰子/脚本:津田幸於/監督:居川靖彦

おきぬ(柴田美保:ミス水戸黄門RKB毎日代表)/栄次(中野誠也)/伊助(河原崎建三)/榊原外記(滝田裕介)/おさと(山本みどり)/相模屋藤蔵(神田隆)/戸崎監物(玉川伊佐男)/五平(原健策)/杉山伝九郎(山本清)/宗左衛門(加藤嘉) 他

自らの出世の道具として利用しようと、将軍家献上と偽り、宗左衛門に鎌倉彫りを彫らせる代官。

助さんに負けじと(?)、今回は八もナンパ。




弥七に似てた三度笠・館山 (第二十四話:S56.1.26放送) ★★★☆☆ 


原案:葉村彰子/脚本:芦沢俊郎/監督:居川靖彦

追分の半次(中谷一郎)/お圭(中島ゆたか)/船形屋久造(菅貫太郎)/三崎屋吾平(浜田寅彦)/川合武太夫(川辺久造)/隆太(鈴木政晴)/政(阿部希郎)/留(山崎博之)/辰吉(有光豊) 他

網元の利権を一気に握るため、船形屋が悪事の限りをつくす。

中谷一郎さん二役。助さん印籠を出す。三度目!




胸に悲願の裏切り者・佐倉 (第二十五話:S56.2.2放送) ★★★☆☆ 


原案:葉村彰子/脚本:芦沢俊郎/監督:内出好吉

美里(杉田景子)/原島兵部(安部徹)/戸田正忠(細川俊夫)/聖天辰五郎(森幹太)/近藤左門(中山昭二)/お菊の方(原良子)/源太(黒部進)/役人(田中弘史)/伊助(遠山二郎)/岡野兵馬(玉生司朗)/藩士(宮川珠季)/藩士(丘路千)/藩士(川浪公次郎)/お国(三浦徳子)/腰元(大崎紀子)/腰元(尾崎弥枝)/高木(加藤大樹)/子分(福本清三)/子分(笹木俊志)/秋元多三郎(伊吹吾郎)/成瀬修理(中村竹弥) 他

お家騒動。悪事の証拠をつかむため、多三郎は家族や友までをも欺こうとする。

格さんの親友役に伊吹吾郎さん登場。シリーズ終了が近づくにつれ、悪人達、印籠登場後も悪あがきするようになってきました。




一陽来復水戸の春・岩槻・水戸 (第二十六話:S56.2.9放送) ★★★★☆ 


原案・脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

志乃(山口いづみ)/せつ(金沢碧)/お咲(小浜ひろみ:ミス水戸黄門沖縄放送代表)/高畑勘解由(松本克平)/林外記(田中明夫)/市兵衛(原健策)/渡辺伴作(西岡徳美)/木村鉄太郎(中村孝雄)/目付(国一太郎)/杉浦道之助(村井国夫)/角谷仙十郎(青木義朗)/山野辺兵庫(大友柳太朗) 他

山野辺兵庫の親友、岩槻藩城代家老を助け、藩を私して私腹を肥やそうとする奸物を退治。

兵庫に大目玉をくらう一行。助さんも志乃さんと仲直り。西山荘に活気が戻ってきました…。


  
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