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カテゴリー「達人への道 1~5部」の記事一覧
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あらすじ

第五部は初の世直し旅片道紀行で、江戸から五島列島までの旅路をつづる。光圀に藩の窮状を訴えるため、江戸へ出てきた五島列島、福江藩の安里姫。彼女の願いで、お馴染み水戸黄門一行が五島へ向かう。水戸黄門史上・最強の刺客・玄竜が迫る...。 


レギュラー

水戸光圀 (東野英治郎)
佐々木助三郎 (里見浩太朗)
渥美格之進 (横内正)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
風車の弥七 (中谷一郎)
霞のお新 (宮園純子)

安里姫 (小林由枝)
鉄羅漢玄竜 (天津敏)


全話紹介

タイトル無し・江戸 (第一話:S49年4.1放送) ★★★★☆
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音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:里見浩太朗/横内正
題字:朝比奈宗源
ナレーター:芥川隆行
脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

玉の浦朝英(横内正)/鉄羅漢玄竜(天津敏)/安里姫(小林由枝)/山室軍兵衛(小栗一也)/鰻屋の亭主(長浜藤夫)/小六(黒木進)/徳川綱吉(清川新吾)/六平衛(多々良純) 他

江戸へ登城する黄門さまの行列。それを将軍家の行列と間違えて直訴に飛び出した若い女。肥前五島福江藩の領主の娘で安里姫といい、格之進に瓜二つで五島きっての拳法の達人・玉の浦朝英を従えていた。悪どい城代家老・宍戸源左衛門のため危機にさらされている五島を救いたい一心で江戸に来たのだが、助さんらも手を焼く、化け物ような刺客・玄竜らに追われていた。身を捨て家を捨てても、藩の人々を救おうとする姫の気持ちに打たれ、みずから五島へ赴く黄門さま。姫に力添えする芝居小屋の六兵衛を黄門さまに、お新を姫に仕立てて、刺客の目をくらませるため東海道へ向かわせる。一方、本物の黄門さま一行は中仙道へ。

横内さん一人二役。第一話恒例の炎上シーンも健在です。しかし、清川・将軍さまも、初期の頃と比べるとだいぶ性格が丸くなりましたな...。安里姫も姫とは思えぬほどの身軽さ、忍びのようでしたね。
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仇討ち甲州路・青梅 (第二話:S49年4.8放送) ★★★★☆
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脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

岩城甚九郎(川合伸旺)/木島頼之助(菅貫太郎)/新吉(中田博久)/相模屋藤五郎(汐路章)/丑松(阿部希郎)/小六(黒木進)/丑松(阿部希郎)/伊那半左衛門(水島道太郎)/六平衛(多々良純) 他

偽黄門を仕立てて刺客から逃れ、中山道を北上する一行。青梅宿で崖崩れで足止めを喰い、そこで父妹の仇を追う新吉に出会う。一方、、東海道を行く偽黄門一行は、玄竜一味に襲われ...。

菅貫太郎さんの演技が相変わらず凄すぎです...。追い詰められたシーンなど、ものすごく哀れな感じさえしました。ゲスト陣も豪華です。悪役でお馴染みの中田さんも、今回は善玉役ですね。最終話で、黒幕の息子として登場するのですが...。川合さんも悪役ながらも、忠義者でしたね。それにしても、かなり悲劇仕立てでした。偽黄門一行全滅です...悲しい話でした。
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命をかけた友情・塩山 (第三話:S49年4.15放送) ★★★☆☆
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脚本:津田幸夫/監督:内出好吉

堀平八郎(亀石征一郎)/お滝(町田祥子)/甲州屋仁助(遠藤太津朗)/滝川太膳(沼田曜一)/近江屋佐吉(梶健司)/相沢伴助(武周暢) 他

賊に襲われていた一行を救う老公達。その護送役は助三郎の竹馬の友で現在は代官所元締をしている。だが友の変心は尋常一様ではない。江戸送りの印伝物を奪われた為だけではない。何かがある…。彼は代官の好計によつて印伝物の横流しを余儀なくされていたのだ。玄竜の存在に怖れながらも助三郎の友情がこの友を救う。

今回玄竜の出番は最後にチョコっとだけでした。そして、今回も、水戸黄門では悪役でお馴染みの亀石さんが、助さんの幼友達として登場。悪人にたぶらかされてはいますが、善玉です。新鮮です!!
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黄門さまのおまじない・諏訪 (第四話:S49年4.22放送) ★★★★☆
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脚本:大西信行/監督:鎌田房夫

岩吉(橋本功)/お静(稲垣光穂子)/米田屋太平(金井大)/上原六郎太(小林勝彦) 他

さびれた旅籠・武田屋に草鞋を脱いだ一行。使用人は岩吉一人、女将は体が弱く寝込んでいる。お新や安里姫までが掃除炊事を手伝うことに。前の番頭・米田屋の田平に使用人ごっそり連れていかれたという事情を聞いた黄門さま、梅里いうお馴染みの名で千客万来という看板を書いてやる。途端に、大名一行やらなんやら、客が押し寄せ嬉しい悲鳴。だが、この看板が元で、玄竜一味に居場所を知れられ、火責めにあい危機一髪!!

玄竜一味が火矢で一行を襲います!弥七の火薬もドンドン爆発して、今回はなかなか派手な回、かつ、久々にほのぼのしておりました。
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苦難を越えて・松本 (第五話:S49年4.29放送) ★★★☆☆
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脚本:石川孝人・葉村彰子/監督:鎌田房夫

脇田源左衛門(北沢彪)/時山勘平衛(横森久)/お園(菊容子)/小田切主馬(伊吹聡太朗)/脇田小太郎(伊吹吾郎)/梶井米三郎(南原宏治) 他

塩尻峠にて、塩の津留めを目撃した一行。この津留め、実は松本藩の家老・梶井が私腹を肥やさんとして企らんだものだった。これを咎めた勘定吟味役の脇田源左衛門が暗殺される。脇田は、一行が出会った凄腕の侍・小太郎の父だった。小太郎と、家老の娘・お園とは恋仲。二人の行く末は…。そして、安里姫の危機…。

無益な殺生はしたくない...玄竜の意外な一言。怪物玄竜にもそんな一面があったのですね。そして、玄竜対鉄砲隊が見れます!今回は、若き伊吹さんがゲスト出演。悪家老でも、娘を思う気持ちだけは強かった。悪家老・南原さんの最期、なかなか感動的!!
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お新に惚れた男・高山 (第六話:S49年5.6放送)
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脚本:葉村彰子・大西信行/監督:山内鉄也

おちか(江夏夕子)/市右衛門(北沢彪)/庄左衛門(高津住男)/杉田屋嘉平衛(内田朝雄)/外山正膳(戸浦六宏)/坂井又平衛(森章二)/市之助(石田信之)/酒屋の主人(北見唯一) 他

玄竜の追跡を回避するため野麦峠を超え高山に。なので刺客登場せず、久々の普通のお話です。
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盗まれた路用金・富山(第七話:S49年5.13放送)
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脚本:加藤泰/監督:山内鉄也

鉄羅漢玄竜(天津敏)/お仏壇の半次/(砂塚秀夫)/たけ(八木孝子)/平野屋与兵衛(蜷川幸雄) 他

八兵衛、夢の中で玄竜と一騎打ち!
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一寸の虫にも五分の魂・金沢(第八話:S49年5.20放送)
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脚本:稲垣俊/監督:荒井岱志

森誠一郎(溝口舜亮)/前田左京(北原義郎)/奥村三左衛門(美川陽一郎)/川村多三郎(西岡徳美)/横井源之丞(高森玄)/奥村志津(宇都宮雅代)/森かね(毛利菊枝)他

金沢の町で嫁入り行列を見送る一行。しかし、夫となる人物誠一郎は城代家老の公金横領を発見、斬りつけられる。

刺客登場せず。姑と嫁の絆を描く。
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黒い奉書紙・福井(第九話:S49年5.27放送)
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脚本:宮川一郎/監督:菊地奛

お咲(光川環世)/新三(小林勝彦)/卯吉(樋浦勉)/尾山(内田勝正)/渋川源十郎(外山高士)/藤兵衛(加藤嘉) 他

紙問屋から福井藩特産の奉書紙が大量に盗まれ、かつての大泥棒、斬らずの藤兵衛が手配された。犯人扱いされた彼は光圀一行を真犯人だと思い込み、文句を言いに来る。

霞のお新、遂に印籠を出す!! 今回も刺客登場せず。
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恋にかける天の橋立・宮津(第十話:S49年6.3放送)
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脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

鉄羅漢玄竜(天津敏)/三之助(中山克巳)/お千代(上村香子)/黒川刑部(遠藤太津朗)/岩狭屋庄右衛門(浜田寅彦)/丹後屋勘助(藤岡重慶)/卍屋重兵衛(小林重四郎)/番頭彦兵衛(北原将光)/寅吉(塚本信夫) 他

名物の饅頭屋を助ける為、売り子になったお新と安里姫。だが、そこを玄竜に発見される・・・
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弥七の幽霊・福知山(第十一話:S49年6.10放送)
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脚本:加藤泰/監督:石川義寛

お半(吉岡ゆり)/黒崎の権太(山本麟一)/赤鬼東兵衛(須藤健)/河瀬主水正(横森久)/禿頭の爺(天草四郎)/笹屋治助(小川真司)/てつ(新井麗子)/お政(中原早苗) 他

娘の自由をかけて一世一代の大博打を打とうとする賭博師のお政。同情する弥七。

正体明かした水戸老公をヤケクソになった悪人とヤクザが襲う!刺客登場せず。
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討たれに来た男・京都(第十二話:S49年6.17放送)
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脚本:津田幸夫/監督:荒井岱志

おゆき(松平純子)/有村宗左衛門(長浜藤夫)/播唐屋藤兵衛(富田仲次郎)/柿原勘解由(永田光男)/柿原栄之進(中田博久)/有村庄左衛門(大友柳太朗) 他

都代官の息子の元へ借金のカタに差し出されるおゆきの救済に協力する有村。不思議に思う光圀。

大友柳太朗さんゲスト出演。今回も刺客登場せず。
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浪花女のど根性・大坂(第十三話:S49年6.24放送)
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脚本:大西信行/監督:内山好吉

お加代(菊容子)/金原荒次郎(穂高稔)/茂七(石山律)/与平(岩田直二)/十兵衛(北村英三)/雲風の権次(汐路章)/徳兵衛(西山嘉孝)/丹波屋仁兵衛(金田龍之介) 他

金田龍之介さんの悪商人が凄かったです。刺客は登場せず。
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妖怪の仇討・姫路(第十四話:S49年7.1放送)
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脚本:葉村彰子/監督:菊地奛

志津(岡田可愛)/さと(香川桂子)/本多内膳(水島道太郎)/宇能宗典(戸浦六宏)/杉沢頼母(永井秀明)/金坂時衛門(武周暢)/寺田左之助(川辺久造) 他

この頃の八兵衛は結構女性に惚れますねえ。食い気より色気?今回も刺客登場せず。
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黄門さまの鬼退治・岡山(第十五話:S49年7.8放送)
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脚本:安藤日出男/監督:内出好吉

鉄羅漢玄竜(天津敏)/もも(川口敦子)/稲川大膳(加藤武)/溝呂木主水(伊吹聡太朗)/桃太郎(長田伸二) 他

玄竜久々の登場、相変わらず土地の悪者と協力して黄門一行を襲います。
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陰謀の罠・広島(第十六話:S49年7.15放送)
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脚本:稲垣俊/監督:山内鉄也

鉄羅漢玄竜(天津敏)/安井嘉兵衛(西山辰夫)/茶店の親父(丘寵児)/鞆兵庫(中丸忠雄)/浅野日向守(岡田英次)/三次の姫(太田美緒) 他

一行は三年ぶりに広島へ。城内では当主浅野綱長が病床にあり跡目争いが起こっていた。

玄竜は逃げ足も速いです。
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酔いどれ用心棒・松山(第十七話:S49年7.29放送)
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脚本:稲垣俊/監督:石川義寛

亀六(汐路章)/奥平久兵衛(永野達雄)/穂坂太左衛門(中山昭二)/百姓(市原清彦)/作右衛門(山村弘三)/武藤又兵衛(吉田輝男)/牛方(花沢徳衛) 他

今回は弥七・お新夫婦が一行と離れて二人だけで頑張ります!
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身がわり花嫁・宇和島(第十八話:S49年8.5放送)
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脚本:稲垣俊/監督:内出好吉

おのぶ(市毛良枝)/飛竜屋伝左衛門(遠藤太津朗)/治平(長谷川明男)/城代家老(加賀邦男)/おくに(幾野道子)/川辺(林彰太郎)/義助(西条貴之) 他

またまた牢に入れられた黄門様。
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親恋し娘巡礼・今治(第十九話:S49年8.12放送)
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脚本:加藤泰/監督:内出好吉

お弓(磯村みどり)/阿波の十郎兵衛(早川保)/お鶴(戸川京子)/武太六(鮎川浩)/小野田郡兵衛(川合伸旺) 他

遂に八平衛が印籠を出す!相手は御馴染み川合伸旺さん。
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親をだました親孝行・徳山(第二十話:S49年8.19放送)
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脚本:大西信行/監督:内出好吉

鉄羅漢玄竜(天津敏)/お栄(高森和子)/お甲(長谷川待子)/番頭唐造(渥美国泰)/善作(堺左千夫)/備前屋吉左衛門(浮田左武朗)/筧市兵衛(滝恵一)/林佐平(永野達雄) 他

弥七の驚異的なジャンプで黄門様の危機を救う。
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幽霊船の怪・下関(第二十一話:S49年8.26放送)
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脚本:安藤日出男/監督:山内鉄也

鉄羅漢玄竜(天津敏)/月心(佐藤允)/長門あかね(上村香子)/梶木典膳(鈴木瑞穂)/長門一水斎(吉田善夫)/辰丸(牧冬吉)/芳造(高峰圭二) 他

海賊&玄竜対黄門一行!
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八兵衛女難・福岡(第二十二話:S49年9.2放送)
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脚本:加藤泰/監督:内出好吉

おせん(二本柳俊衣)/吾妻辰蔵(武藤英司)/松若屋字右衛門(稲葉義男)/太田屋伝兵衛(野口元夫)/軽業八兵衛(高津住男) 他

今回は八平衛主役のドタバタで面白かったです。
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野望の代償・唐津(第二十三話:S49年9.9放送)
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脚本:宮川一郎/監督:内出好吉

梓(川崎あかね)/坂井光太郎(森次晃嗣)/滝山(月丘千秋)/吉川主計(堀雄二)/杉山民部(南原宏治)/利久(田浦正巳)/戸部参次郎(深江章喜)/渡辺(立花一雄) 他

唐津藩のお家騒動に遭遇する一行。格さんの刀を弾き飛ばすほどの大社流の凄腕の侍登場、格さん、助さんを相手に練習を重ね大社流に挑む。
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二人の御老公・佐賀(第二十四話:S49年9.16放送)
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脚本:葉村彰子・大西信行/監督:山内鉄也

相良吉弥(藤間文彦)/勝山大蔵(玉川伊佐夫)/鍋島綱茂(村井国夫)/八戸宗助(内田勝正)/山本常朝(浜田東一郎)/田代陳基(佐藤和男)/農家の婆さん(毛利菊枝)/鍋島光茂(森繁久彌(特別出演)) 他

幻の初代黄門様こと森繁久彌が初登場!森繁さんは「僕だったらこんなに続いてなかっただろうね」とプロデューサーに漏らしたそうです。
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黄門爆殺計画・長崎(第二十五話:S49年9.23放送)
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脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

鉄羅漢玄竜(天津敏)/玉ノ浦朝勇(夏八木勲)/備前屋次郎右衛門(内田朝雄)/荒木屋平蔵(北沢彪)/竹下米女正(北原義郎)/玉蘭公主(村地弘美)/荒木屋番頭(武周暢)/谷村弥平次(五味竜太郎) 他

黄門一行玄竜の罠に陥り、小屋に閉じ込められ爆破!そして安里姫も玄竜の手に落ちた・・・

内田朝雄氏の役名は劇中では十海屋です。
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福江城の対決・五島(第二十六話:S49年9.30放送)
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脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

鉄羅漢玄竜(天津敏)/玉ノ浦朝勇(夏八木勲)/荒木屋平蔵(北沢彪)/玉ノ浦三左衛門(松本克平)/宍戸源之丞(中田博久)/五島大和守(高野真二)/谷村弥平次(五味竜太郎)/玉蘭公主(村地弘美)/宍戸源左衛門(安部徹) 他

遂に最終決戦!果たして誰が玄竜を倒すのか!?
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達人への道第5部作成にあたり、うち助さんより多大なるご協力をいただきました。ありがとうございました。

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あらすじ

光圀が水戸、西山荘へ戻って早二年。穏やかな日々を送るが、光圀の心は落ち着かない。この世の中に救いを求める人はたくさんいる。その人々を助けるためには、旅が一番いい。また、旅に出たい…。独身者の助さんと八兵衛は自由気ままな身。なんとかして光圀を旅に引っ張り出そうと、近頃評判の松尾芭蕉「奥の細道」を見せようとしたが、反対に光圀の方からその本を見せられた。どうやら主従ともに同じ心境のようだ。そこへ、怪しげな侍に追われ、これまた謎めいた旅の絵師が西山荘へ逃げ込んで来た。深夜語り合う、光圀と絵師。次の日、光圀は絵師とうっかり八兵衛のみを連れて旅に出たのだが…。 


レギュラー

水戸光圀 (東野英治郎)
佐々木助三郎 (里見浩太朗)
渥美格之進 (横内正)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
風車の弥七 (中谷一郎)

石塚清雅 (中丸忠雄)


全話紹介

旅立ちの歌・水戸・江戸 (第一話:S48.1.22放送) ★★★★☆
音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:里見浩太朗/横内正
題字:朝比奈宗源
ナレーター:芥川隆行
脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

霞のお新(宮園純子)/深雪(岩井友見)/天童玄蕃(郷鍈治)/久美(有村由紀)/武田図書(細川俊夫)/百姓(上田忠好)/供侍(山本清)/石塚清雅(中丸忠雄)/浪路(山本陽子)/中山備前守(永田靖)他

怪しい侍に追われ、のどかな西山荘に逃げ込んできた旅の絵師。光圀を事件へといざなう。

格さんの子供、格之介登場/田毎庵は、お新の父がやっていたのを弥七が受け継いだものだった…。/やはり一話は炎上シーン。


第二話
天狗馬鹿・忍 (第二話:S48.1.29放送) 
① ★★★☆☆
② 脚本:石川孝人・葉村彰子/監督:山内鉄也
川添丹波(高橋昌也)/天童玄蕃(郷鍈治)/早苗(鮎川いづみ)/久美(有村由紀)/道庵(若宮大祐)/阿部下総守(有馬昌彦)/阿部正喬(中尾彬)/石塚清雅(中丸忠雄)他
③ 武蔵国、忍藩の若殿は天狗の面をつけて歩き回る“天狗馬鹿”。その裏には隠された事情が。
④ 中尾彬さん、筋肉隆々でたくましい・・・病気の藩主、顔色悪すぎです。食事に毒が盛られているか試すとき、いっつも金魚鉢の金魚ですねぇ

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第三話
人情榛名おろし・高崎 (第三話:S48.2.5放送)
① ★★★☆☆
② 脚本:津田幸夫/監督:山内鉄也
天童玄蕃(郷鍈治)/吉沢典膳(河津清三郎)/矢崎源九郎(御木本伸介)/横倉聞多(近藤洋介)/寺本勝之助(原田清人)/忍(伊藤栄子)/滝川公一郎(蜷川幸雄)/石塚清雅(中丸忠雄)他
③ 仇討ちの相手は、妹の夫だった・・・。上州高崎の名物ダルマ市を舞台とする仇討ち物語。
④ 今回のロケは京都の達磨寺で。東野黄門様「視聴率が30%を超えたら片目を入れます」と、意欲を燃やしていたそう。

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第四話
鬼と呼ばれた娘・三国峠 (第四話:S48.2.12)
① ★★★☆☆
② 脚本:大西信行/監督:山内鉄也
小向蔵人(新克利)/小野十右衛門(野々村潔)/須貝玄五郎(川合伸旺)/梶原要造(神田隆)/本多伯耆守(高野真二)/直助(長浜藤夫)/首領(金井大)/七重(安田道代)他
③ 本多家剣術指南役の娘七重に勝ち結婚するために、黄門さまが助っ人に。
④ 「水戸黄門」ではなく、熱血剣の道、みたいな感じの内容でした。剃り込みが凄い川合さんと、潔くない神田さん(^_^)

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第五話
黒いひげの黄門さま・長岡 (第五話:S48.2.19放送)
① ★★★★☆
② 脚本:葉村彰子/監督:内出好吉
お志乃(磯野洋子)/機屋婆(笠置シヅ子)/山城屋佐吉(稲葉義男)/佐久間善三郎(横森久)/笹屋女将(川口敦子)/山野兵庫(北原義郎)/牧野候(西本裕行)/三之助(島田順司)/石塚清雅(中丸忠雄)他
③ 越後の国に、黄門様そっくりなちりめん問屋のご隠居がいた!この男、大変な因業者。
④ 笠置シヅ子さん、黄門さまを殴る役、前シリーズに続けて二度目/東野英治郎さん二役。髪と髭を黒くし若返った黄門さま。。。

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第六話
越後血風録・高田 (第六話:S48.2.26放送)
① ★★★★☆
② 脚本:葉村彰子/監督:内出好吉
天童玄蕃(郷鍈治)/坂田源太夫(深江章喜)/大隈帯刀(宇佐見淳也)/高坂但馬(外山高士)/久美(有村由紀)/甲州商人(獅子てんや)/茶屋の親爺(瀬戸わんや)/稲葉丹後守(佐伯徹)/水谷茂十郎(五味竜太郎)/田宮源人(河原崎次郎)/山根武太夫(中村孝雄)/石塚清雅(中丸忠雄)他
③ 遂に高田に到着した一行。事件は、十四年前の越後松平家取り潰しに端を発していた。
④ 漫才コンビの獅子てんや・瀬戸わんやがゲスト出演。甲州商人と茶店のおやじに扮し、川中島合戦(?)を繰り広げる。

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第七話
消えた雛人形・新発田 (第七話:S48.3.5放送)
① ★★★★☆
② 脚本:石川孝人/監督:山内鉄也
お駒(沢井桂子)/八重樫保右ヱ門(北沢彪)/赤根玄蕃(沼田曜一)/文太(江波多寛児)/巳之吉(小林勝彦)/山科兵之助(松野健一)/弥二郎(六本木真)/吉岡左門(天津敏)/菊池光五郎(小美野欣二)/おきぬ(小夜福子)他
③ 将軍家拝領の内裏雛が消えた・・・。その裏には家老職を狙う、次席家老の企みがあった。
④ 歴代刺客の中でも最強とされる、天津敏さん登場。やはり強い役だった・・・。二刀流の天津敏に弥七が吹っ飛ばされます!

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第八話
忍び狩り・米沢 (第八話:S48.3.12放送)
① ★★★★☆
② 脚本:宮川一郎/監督:松尾正武
沢本数之助(伊吹吾郎)/秋山次郎右ヱ門(村上冬樹)/浦野(根岸明美)/西山道明(菅貫太郎)/三郎兵ヱ(牧冬吉)/お袖(宇津宮雅代)/尚古堂(青木義朗)/川添刑部(安部徹)他
③ 公儀隠密の大物と間違えられた光圀は命を狙われる。上杉十五万石米沢藩には、公儀に知られたくない秘密が・・・。
④ 伊吹吾郎さんゲスト出演。若いし、細いし、声も渋い・・・。豪華なゲスト陣です。

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第九話
ごますり剣法免許皆伝・山形 (第九話:S48.3.19放送)
① ★★★☆☆
② 脚本:大西信行/監督:松尾正武
北野屋辰之助(目黒祐樹)/お梅(北城真記子)/お七(伊藤るり子)/立花玄五郎(藤岡重慶)/堀田内記(永井秀明)/彦兵ヱ(北村英三)/浪人(中井啓輔)他
③ 商人の跡取り息子が侍になることを夢見て道場をつくるが、剣法はまるでダメ。
④ 助さんと辰之助が試合面白い。

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第十話
あの紅が憎い・天童 (第十話:S48.3.26放送)
① ★★★☆☆
② 脚本:さわさかえ/監督:山内鉄也
お菊(菊容子)・万造(稲葉義男)/北島将監(大滝秀治)/利吉(西田健)/奥田昌能(早川純一)/日野屋嘉兵衛(沢村宗之助)/鹿渡の伝八(市村昌治)他
③ 商人日野屋に十六万両の借金・・・。藩の財政難を救おうと黄門さまと弥七、頑張る。
④ この回は珍しいシーンが連発。商人にやり込められる弥七・・・。なかなか珍しいです。

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第十一話
地獄に落ちた悪い奴・庄内 (第十一話:S48.4.2放送)
① ★★★☆☆
② 脚本:池田一朗/監督:内出好吉
牧野平左ヱ門(浜田寅彦)/榊原隼人(玉川伊佐男)/春三之進(中村孝雄)/〆春(瞳順子)/お牧(船木聖)/愚庵(松村達雄)他
③ 仇討ちの姉弟に狙われた光圀。裏で操るは本物の仇。
④ 黄門さま、若い時は相当強かったんでしょうねぇ・・・。

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第十二話
なまはげ様のお通りだ!・秋田 (第十二話:S48.4.9放送)
① ★★★☆☆
② 脚本:稲垣俊/監督:内出好吉
八重(鮎川いづみ)/石塚孫太夫(永井智雄)/目付銀(深江章喜)/川村棋一郎(村井国夫)/浪速屋六左ヱ門(野口元夫)/川村総治郎(志垣太郎)/さき(毛利菊枝)他
③ 勘定方の息子川村総治郎と共に、“なまはげ”の扮装で悪家老の屋敷へ乗り込む一行。
④ 八兵衛、弥七に初(?)ギレ!?‘おい弥七!’と呼び捨てに・・・。

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第十三話
曲わっぱの恋・大館 (第十三話:S48.4.16放送)
① ★★★☆☆
② 脚本:葉村彰子/監督:内出好吉
お杉(望月真理子)/三木文之進(高橋長英)/小野寺外記(河津清三郎)/重蔵(浅野進治郎)/田代甚太夫(外山高士)/加津(大塚道子)他
③ ここほれワンワン、犬の五郎について行き八兵衛が掘ったその先には死体が・・・。秋田杉を巡っての陰謀が背景に。曲げわっぱ作りの侍とマタギの娘の恋も解決。
④ 八兵衛の失恋・・・。やさしく見守る?弥七・・・。

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第十四話
落ちて来たおしら様・弘前 (第十四話:S48.4.23放送)
① ★★★★★
② 直吉(矢崎知紀)/お道(隅田和世)/上田仁左ヱ門(松本克平)/山口二左ヱ門(横森久)/与左ヱ門(成瀬昌彦)/五平(河野秋武) 他
③ 平村と落合村の争いは、銀発掘で私腹を肥やそうとする山奉行山口の企みであった。
④ しょっぱなから飛ばします。黄門さま崖から落ちて、助さん切腹!?/子どもにおしら様と思われた黄門さま。おしら様とは・・・東北から北半島にかけて信じられた農家の神様。ほうぼうを飛び歩き、気が荒いのが特色。

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第十五話
津軽哀歌・青森 (第十五話:S48.4.30放送)
① ★★★☆☆
②脚本:葉村彰子/監督:内出好吉
佐吉(地井武男)/おいち(磯野洋子)/卯之吉(樋浦勉)/五兵衛(見明凡太郎)/坂屋源八郎(穂高稔)/仙川の又蔵(高品格)/与吉(岡浩也)他
③ 生みの親より育ての親。男と女の三角関係。複雑に絡んだ糸を黄門さまが解く。
④ まるで、昼のメロドラマみたいな感じの内容でした・・・。

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第十六話
北海の反乱・松前(前編)
① 
② タツニ(上月晃)/ニスレックル(大友柳太朗)/姉崎嘉門(南原宏治)/渡島屋清兵衛(内田朝雄)/仙波要介(村井国夫) 他
③ 蝦夷地へ足を踏み入れた光圀主従。そこにはアイヌを騙して暴利をむさぼる家老がいた。
④ 再放送で放映されなかったのは何故??

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第十七話
北海の反乱・松前(後編)
① 
② タツニ(上月晃)/ニスレックル(大友柳太朗)/姉崎嘉門(南原宏治)/渡島屋清兵衛(内田朝雄)/仙波要介(村井国夫) 他
③ 和人に強い反感を抱く酋長の娘タツニと、元水戸藩士、仙波の恋はどうなるか?
④ 再放送で放映されなかったのは何故??

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第十八話
駈けろ若駒・八戸
① ★★★☆☆
② 千坂加代(津島恵子)/浅川平之丞(滝田裕介)/依田吉之介(小瀬格)/千坂隆太郎(青山隆一) 他
③ 亡き夫の意志を受け継ぎ、将軍家献上馬を育てる千坂親子と知り合った一行。育てたムツは南部一の名馬に。
④ 隆太郎になつかれる弥七おじちゃん/「のみしらみ馬が尿(しと)する 枕元/梅里」

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第十九話
七人の暗殺者・三戸
① ★★★★★
② 笹丹羽(水島道太郎)/黒沢孫兵ヱ(梶健司)/月岡修理(伊達三郎)/天草一郎太(内田勝正)/天草次郎太(遠藤征慈)/天草三郎太(北九州男)/娘(丘夏子)他
③ 美しい山村に突如現れた七人の殺し屋、天草兄弟。村人三十余人を人質に城代家老を出せと要求。
④ スリル溢れる展開。七人の強者共を相手に黄門さまの計画は功を奏すか!?

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第二十話
湖水の女・十和田
① ★★★☆☆
② おりん(吉沢京子)/庄兵ヱ(北沢彪)/お種(新井麗子/筒井左膳(川辺久造) 他
③ 殺された父親の仇をうつため、格さんに剣の教えを乞う娘、おりん。誰の手も借りず、本懐を遂げる・・・。
④ ‘先生’と呼ばれた格さん、成長した教え子の姿にウルウル・・・。熱血スポ根物語。

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第二十一話
南部鉄瓶由来・盛岡
① ★★★☆☆
② 嘉平次(島田正吾)/仙八(砂塚秀夫)/由美(本阿弥周子)/嘉平(溝口舜亮)/吉五郎(金井大)/久兵衛(小林重四郎)/南部大膳行信(細川俊夫) 他
③ 南部藩の鋳物師は釜以外の物を作ってはいけない・・・。釜作りに命をかける名人嘉平次と、ご禁制を破ってまで庶民に役立つ鉄瓶を作ろうとする弟子の嘉平。
④ 大食いの八兵衛が、わんこそば喰い競争に敗北・・・。

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第二十二話
激流に実る恋・北上川
① ★★★☆☆
② 川村加奈(亀井光代)/吉村兵庫(夏八木勲)/上泉玄藩(神田隆)/内藤政親(柳生博)/近江屋源助(嵯峨善兵)/名主善兵衛(増田順司)/だるまの重兵衛(永野達雄)他
③ 測量器を使いこなし、農民につくす加奈と、彼女を刀一本で守り続ける浪人兵庫の恋。
④ 助さん、思いっきりビンタされる。見てる方もビックリ/‘おとしまえをつける’とは?どういうことか学んだ黄門さま。

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第二十三話
泥棒にされた黄門さま・一関
① ★★★☆☆
② 亀太(加賀爪芳和)/伊東空斉(待田京介)/仁左衛門(浜田寅彦)/山岸治郎右衛門(宇佐美淳也)/山住五兵衛(井上昭文) 他
③ 公儀隠密が一関に。集団での働きに慣れた甲賀忍衆相手に、伊賀忍弥七の作戦は成功するのか!?
④ 弥七曰く、伊賀と甲賀、一人対一人では伊賀が勝つが、十人対十人だと甲賀が勝つ・・・。勉強になりますねぇ・・・。その割には、助さん格さん、一人で何人もの甲賀忍者を斬ってましたが・・・/黄門さま、怒る!!

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第二十四話
牢破り・石巻
① ★★★☆☆
② 奥村喜一郎(森次晃嗣)/彦坂源八(菅貫太郎)/木村啓之助(住吉正博)/早坂刑部(鈴木瑞穂)/早坂弥平次(大村文武)/綾乃(田代千鶴子)/お豊(清川虹子) 他
③ 仇討ちを遂げようとする奥村兄妹を助ける、鯨料理屋のおそのと役人である息子の啓之助。役職を利用し、牢破りを。
④ 

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第二十五話
狙われた弥七・仙台
① ★★★★☆
② おその(珠めぐみ)/奥州屋清次郎(早川保)/雨宮七十郎(原田清人)/血桜十兵衛・茶店のおやじ甚助(吉田義夫)/濡れ髪の源蔵(戸浦六宏)/濡れ髪の吉兵衛(波田久夫) 他
③ かつて名代の泥棒だった濡れ髪の吉兵衛の娘おそのの苦悩を解決する光圀主従。弥七も昔の仲間の仕業に苦悩。一人でけりをつけようとするが・・・放っておけないのが黄門さまのいいところ。
④ 弥七の過去が見え隠れ・・・。

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第二十六話
黄金の誘惑・白石 (第二十六話:S48.7.16放送)
① 
② 脚本:津田幸夫/監督:山内鉄也
奈津江(鮎川いづみ)/木地屋五兵衛(藤原釜足)/綱木頼母(須藤健)/岩崎弥九郎(天津敏)/杉山良以(北村英三)/銀六(汐路章)/黒田伊十郎(高木二郎)/早坂平馬(佐々木功)/女中おしん(山田まり)他
③ 怪しい黒覆面の武士団に襲われて殺された、骨箱胸にした奇妙な若侍になりすます助さん。
④ 

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第二十七話
士魂・福島
① ★★★☆☆
② 有村伊兵衛(木村功)/りつ(川口敦子)/武平(平井昌一)/石立刑部(渥美国秦)/矢崎賢八郎(高野真二) 他
③ 水不足で難儀する農民の為に三年前から続けていた用水路工事を完成させた有村だが、その業績を憎む者がいた。
④ 久しぶりの悲劇仕立て。そこで死ぬか?という感じでしたが、でもそれが士魂なのでしょうか・・・。

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第二十八話
庄助さんの娘・会津若松
① ★★★☆☆
② 小原庄助(織本順吉)/お菊(東三千)/梅沢与太夫(横森久)/笹屋重吉(遠藤辰雄)/多七(浅野進治郎) 他
③ 米どころ、会津若松に入った一行だが、まずい酒ばかり。悪酒を滅ぼし、再びうまい酒‘ひな菊’を世に出すお手伝い。
④ ‘ひな菊’は黄門さま命名。ひなには珍しくうまい酒という助さんのセリフと、庄助さんの娘の名から・・・いいセンスです。

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第二十九話
しのびの殿さま・郡山
① ★★★★☆
② お秀(木村俊恵)/松平大和守正保(勝呂誉)/谷口弥平次(藤岡重慶)/守山外記(北原義郎) 他
③ 領民の暮らしぶりを見るため藩内をしのびで歩くお殿様。だが、それを狙って殿様暗殺計画が練られていた。
④ 殿と、しのびのお供弥平次のやりとりが妙にマヌケでおもしろい。

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第三十話
御用金強奪事件・白河
① ★★★★☆
② 白石屋の娘お峰(葉山葉子)/溝呂木一作(深江章喜)/田口計(丑蔵)/秋葉勘十郎(穂高稔)/霞のお新(宮園純子) 他
③ 弥七が御用金強奪犯の仲間入り!?仲間入りの証に越後のちりめん問屋光右衛門を殺害!?
④ 霞のお新、登場!父野ぶすまの仁兵衛の兄弟分、白石屋儀右衛門の四十九日に参列。以後、一行に加わる/助さん、弥七にビンタされる。助さん、二十二話でもビンタされたし・・・可哀想・・・。

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第三十一話
仇討無用・日光
① ★★★★☆
② 浅利又四郎(大友柳太朗)/小浪(旭輝子)/お若(松平純子)/牛追い権九郎(沢村宗之助)/治助(長浜藤夫)/やくざ(内田勝正) 他
③ 仇を求めて26年、親切人助けを生業に日本国中旅を続けてきた浪人浅利に、仇と間違えられ狙われる黄門さま。
④ 浅利役の大友さんがとても良かった。

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第三十二話
からくり異聞・宇都宮
① ★★★☆☆
② 久助(志村喬)/佐吉(橋本功)/おみつ(北川美佳)/酒井采女(竜崎一郎)/田尻仁三郎(近藤宏) 他
③ 飛騨伊丹流のからくり天井による藩主殺害計画。孝行者の若殿が還暦を迎える大殿に作った茶室にはからくりが。
④ 宇都宮に来ると、必ずと言っていいほどからくり天井での暗殺計画。

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第三十三話
長槍始末記・古河
① ★★★☆☆
② 小田切勘兵衛(中村竹弥)/小宮市之介(山本圭)/美保(金井由美)/日向頼母(川合伸旺)/北原浅衛門(横森久)/本多忠良(武内亨)/庄作(増田順司) 他
③ 勘当した息子を探して、九州秋月藩から旅してきた槍名人の浪人小田切。古河藩の藩政改革に意欲的に取り組む市之助。親子対面には様々な障害が・・・。
④ 感動の父子愛。途中、涙してしまいました・・・。

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第三十四話
家康公のお墨付・真岡
① ★★★★☆
② 芳賀太左衛門(金田龍之介)/お美代(沢久美子)/太吉(石山律)/笠原彦六(高津住男)/茂一(高原駿雄)/檜垣五郎兵衛(中山昭二) 他
③ 権現様よりいただいた、永代大庄屋を許す旨のお墨付きをかさに非道をつくす大庄屋。見かねた黄門さま、お墨付きを破る!!
④ 権現様(家康公)のお墨付きv.s.黄門様/権現様のお墨付きは当代将軍でさえ頭を垂れねばならぬほどの力を持つ

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第三十五話
旅こそ人生・水戸
① ★★★★☆
② 深雪(岩井友見)/浪路(山本陽子)/谷口武兵衛(岡田英次)/中山源三郎(大塚国夫)/坂田河内守(幸田宗丸)/笠井次郎左衛門(藤木悠)/逃水の利兵衛(牧冬吉) 他
③ 水戸家の柱石であり光圀の心の友であった中山備前守が急死、水戸でお家騒動勃発。
④ もう、この中山備前守が見られないと思うと、悲しいです・・・。
 

達人への道第4部作成にあたり、安部徹さんより多大なるご協力をいただきました。ありがとうございました。

あらすじ

徳川家五代将軍綱吉がにわかに病の床についた。徳川御三家における、六代将軍職獲得戦にうまく立ち廻ろうとする老中柳沢吉保は、御三家筆頭・尾張綱政と手を結ぶ。綱政に六代職をつがせるため、吉保がたてた計画とは…。 徳川家康さえ一目おいた強敵薩摩七十七万石、島津家を滅ぼすこと。そのために、薩摩領周辺に隠密を多数送込み、水戸光圀が綱吉に対し、薩摩藩取り潰しを進言したとの噂を流す。この流言に惑わされた薩摩藩は二つに割れる。一方は、光圀暗殺の刺客を水戸に送り込む過激派。もう一方は、事の真相を確かめるため、そして光圀暗殺阻止のため、水戸へ使者を送る慎重派。

吉保の陰謀に躍らされた薩摩藩、そして天下を救うため、薩摩行きを決めた光圀。それをつけ狙う、吉保の刺客。行く手はるかな薩摩潟、待つは雨か、嵐か、はたまた風か、柳沢吉保最大の陰謀を阻止すべく、光圀三度目の旅が始まった…。


レギュラー

水戸光圀 (東野英治郎)
佐々木助三郎 (里見浩太朗)
渥美格之進 (横内正)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
風車の弥七 (中谷一郎)

柘植九郎太 (成田三樹夫)
夜鴉の藤吉 (中野誠也)
霞のお新 (宮園純子)


全話紹介

南から来た密使・水戸 (第一話:S46.11.29放送) ★★★★☆ 

音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:里見浩太朗・横内正
題字:朝比奈宗源
ナレーター:芥川隆行
脚本:加藤泰・葉村彰子/監督:山内鉄也

野ぶすまの仁平(市川小太夫)/中山備前守(永田靖)/深雪(岩井友見)/桂三左衛門(宇佐美淳也)/司馬丹三郎(高森玄)/笠間陣十郎(有川正治)/尾張綱誠(山本耕一)/島津左京(岡田英次)/柳沢吉保(山形勲) 他

二度の諸国漫遊を終え、晴耕雨読の日々を送る黄門さま。だが、刺客に襲われた薩摩藩士を助けたことから、薩摩の不穏な動きを知る。日本全土を戦火に巻き込もうとする柳沢の陰謀を阻止するため薩摩藩へ向かう。

霞のお新、登場!! 最初は幼なじみの弥七を父の仇と狙う役で登場。鮮やかな手口と気風で夜の世界に君臨した野ぶすまの仁平。お新の父でもあるが、夜鴉の藤吉の手にかかり、享年56歳で死亡。




明神谷の決闘・小田原 (第二話:S46.12.6放送) ★★★☆☆


脚本:加藤泰・葉村彰子/監督:山内鉄也

おせい(野川由美子)/栄次郎(前田吟)/源助(穂積隆信)/大五郎(藤岡重慶)/松田玄蕃(玉川伊佐男)/相模屋(香川良介)/竹(武藤章生)/虎(田中幸四郎)/熊(山本一郎)/大久保加賀守(原聖四郎)/柳沢吉保(山形勲)  他

小田原藩の国家老と通じる石屋の相模屋は、老舗の石辰をつぶそうと画策。それに乗っかり、黄門さまを狙う刺客・柘植九郎太、夜鴉の藤吉は石切り場を爆破させ、一行を皆殺しにする計画を実行する。

吉保の私邸“六義園”を訪ねる黄門さま。きつねとたぬきの化かしあいが見ものです。




雲助珍道中・箱根 (第三話:S46.12.13放送) ★★★★☆


脚本:葉村彰子/監督:荒井岱志

青柳美枝子/柳沢真一/三角八郎/和崎俊哉/笠置シヅ子他

天下の難所箱根に出現する雲助らは、悪徳奉行と組み横暴極まる振舞い。雲助の重さん寅さんと意気投合し、八と二人、雲助のアジトに乗り込み大暴れする黄門さま。黄門さまより先にアジトに連れ込まれていた娘は、なんと重さん寅さんの前の親方の娘。江戸から父の仇を討ちに来たという。娘の仇討ちも手助け。

お供が八しかいないのに、雲助の籠に乗ったり、雲助のアジトに乗り込んだりと、かな~り無茶する黄門さま。「酔狂が過ぎますぜ」と弥七にチクリ言われちゃいます。それにしても東野黄門さまはとても可愛いですね(*^.^*)




人狩り・三島  (第四話:S46.12.20放送)


脚本:津田幸夫/監督:内出好吉

有川由紀/西村晃/河津清三郎/川合伸旺 他

三島の街道工事現場に居合わせた一行らは百姓達の生き地獄を見た…。路銀を盗まれ宿賃を払えない一行らも道路工事に加わる。助郷制度の不合理を嘆く人達を救う黄門さま。

再放送欠番。西村晃さんが出ているのに…。というか、この回は西村さんが出演なさっているということで欠番…。黄門さまのイメージであるために、黄門さま以外の役どころで出演なさってる作品は、西村さんサイドの意向で欠番扱いになるらしいです。ちなみに西村さん「水戸黄門」初出演役は医者の道庵。3部では初の印籠はこの4話から。黄門さまが助さんに印籠を渡すパターンで。




掟を破った黄門さま・駿河 (第五話:S46.12.27放送) ★★★★☆


脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

東野孝彦/望月真理子/浜田寅彦/北沢彪 他

駿河名産ワサビは家康公のお墨付きで村外不出。だがこのワサビ苗を、有度木村と環境が似ている自分の村で育て極貧から村を救おうと盗み出す若き侍・勘四郎。手助けをする名主とその娘かやの。運上金で私腹を肥やす悪徳奉公らを退治し、勘四郎にワサビ苗を与えた黄門さま。自ら掟を破った黄門さまは、自分の裁きが間違っていればこの先どんな苦行でもかけられいと、東照権現にお参りする。

東野親子共演。貧しい村の苦しさがひしひしと伝わってくるような、東野孝彦さんの演技にジーンときました。




仇討ち姉弟・藤枝 (第六話:S47.1.3放送) ★★★★☆


脚本:加藤泰/監督:山内鉄也

金太郎(砂塚秀夫)/おぎん(中原早苗)/都築うめ(奈美悦子)/都築竹次郎(岡本隆成)/(小池朝雄) 他

藤枝に到着、木賃宿に泊まる。隣の魚屋、金太郎の話を聞いた黄門さまは夫婦喧嘩の仲裁から一転、都築姉弟の助太刀をすることに。仇討ちの相手は黒川玄十郎。赤石呑龍と名を変え、藤枝で道場を開いていた。だがその黒川はかつて九郎太の手先として働いていた忍びくずれの男。一策を仕掛けた黄門さまだが、黒川側に九郎太と藤吉がつき、事態は急転、姉弟が人質にとられる。

九郎太と弥七の一騎打ちが見ものなこの回。一子相伝の飯綱(いづな)の術により、弥七敗れ、谷底へ。だが二度も同じ技は親分には通じません!!見事見破り、黄門さまのピンチを救う。




日本一の川人足・島田 (第七話:S47.1.10放送) ★★★☆☆


脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

伝三(中村竹弥)/お重(馬淵晴子)/作兵衛(多々良純)/中田(高野真二) 他

大井川に到着した一行。だが大井川は江戸防衛の第一線であるため、橋も船もなく、川人足によって川を渡るのみ。黄門さまの命を狙う藤吉は、大井川越えで黄門さまを川に放り出そうと画策。人足の伝三に、借金を楯に黄門さまを大井川に放り込む事を強要。だがその黄門さまが、伝三の妻お重の恩人であることを息子の三吉から聞き、断りに行くが反対に伝三の命が危ういことに。そこへ一行が駆けつけての大活躍。我先にと、川を渡ろうとする二組の大名家をも諌め、日本一の川人足伝三に渡してもらう黄門さま。

昔の子役はいいのが多いです。三吉っつあん、良かったです。
今回は九郎太登場せず。藤吉、川人足姿にもなって頑張ります。藤吉ファン必見!? 九郎太に、忍びが女にのめり込むなと注意されたにもかかわらず、お新さんを口説きまくってます。




雪姫変化・掛川 (第八話:S47.1.17放送) ★★★★☆


脚本:津田幸夫/監督:内出好吉

直次郎(里見浩太朗)/お仙(弓恵子)/雪姫(松本留美)/宮田玄十郎(菅貫太郎)/村上典膳(神田隆)/井伊直宣(武内亨)/吉兵衛(福田豊士) 他

掛川藩のお家騒動。国家老の村上典膳は雪姫の婿養子に源三郎を迎えると主張。、国政を思いのままに操るためだ。だが雪姫は堀家の直次郎を夫と心に決めていた。その直次郎が助さんに瓜二つ。旅の一座に紛れて逃避行する雪姫と直次郎に、悪家老の追手がかかる。城へ雪姫を連れ戻す黄門さまの真意は?あんまりだと文句をつける助さん格さんをよそに、一国の姫としての在り方を説く黄門さま。

里見浩太朗さん二役。格さんが、何度も間違えるところが面白いです。新旧刺客役が顔を合わせました。




愛のむち・浜松 (第九話:S47.1.24放送) ★★★☆☆


脚本:大西信行/監督:内出好吉

吉住沙織(水野久美)/喜一郎(斎藤信也)/浜松屋剛右衛門(武藤英司)/(夏目俊二) 他

浜松の城下で子どもの喧嘩を止めた一行。助けられた少年喜一郎の亡き父は、主君からあらぬ嫌疑をかけられ、申し開きもせずに自害した勘定方の吉住喜十郎。家名断絶となり、侍として生きる道はなくなったというのに、母の沙織は喜一郎を人一倍厳しく、侍として育てようとしている。事情を調べると意外な真実が。現勘定方・岩倉武太夫と穀物問屋の浜松屋が組んでの企みが浮かび上がる。

今回は格さんが懐から印籠を出すパターンでした。たまには八も親分の役に立ちます。お新が弥七に銃口を向けたところを八に救われ、大活躍!!




泣く子にゃ勝てぬ黄門さま・吉田 (第十話:S47.1.31放送) ★★★★★


脚本:稲垣俊/監督:山内鉄也

兵馬(山本豊三)/みや(新田勝江)/半左衛門(近藤宏)/於●(二本柳敏恵)/桂(高森和子)/へら平(田中邦衛) 他

世継ぎ騒動。山道で身分ありそうな赤子を拾った一行。吉田の旅籠に着いたものの、赤子があたりかまわず泣きわめき、一行はてんやわんや。隣部屋から街道筋のワル、毛ずねのへら平も怒鳴り込んできて、心休まる時がない。赤子を亡き者にと狙う悪家老と、黄門さまを狙う九郎太が組み、旅籠は覆面一味に囲まれる。九郎太らに旅籠の付け火を命じられたへら平を仲間に引き込み、九郎太らのうらをかこうとする黄門さま。

田中邦衛さん、昔はよく悪役で出てたけど今回の毛ずねのへら平役は最高でした。




恩讐の通し矢・岡崎 (第十一話:S47.2.7放送) ★★★★★


脚本:葉村彰子/監督:鎌田房夫

遊佐新八郎(高橋長英)/福知宗右衛門(吉田輝雄)/おゆき(松木路子)/(竜崎一郎)/加納屋重兵衛(香川良介)/水野監物(高野真二)/榊原内膳(永井秀明) 他

岡崎の城下では通し矢の大会が間近。東海第一、福知宗右衛門の9611本の記録を破ろうと使い手達が集う。だがこの9611本の額の裏には悲劇があった。主君らの見栄のために、競技に敗れ切腹した遊佐新兵衛、そして家名は断絶。一方、競技に勝った宗右衛門は切腹した新兵衛を想い、浪々の身に。
父新兵衛の無念を晴らすため、新八郎は通し矢出場へ。だが9000本射ったところで、腕が固まり力尽きる新八郎。そこへ突如現れた浪人が、新八郎の腕から血を抜き、見事新八郎は10000本射抜く。新八郎を利用し弓での老公暗殺を図った九郎太の目論みも破れ、廻船問屋加納屋重兵衛と共に私腹を肥やす悪家老らも退治、藩主水野監物の見栄を戒め、岡崎を旅立つ黄門さま。

九郎太、利用できるものはなんでも利用します。今回は弓の名人遊佐新八郎を使い、一行らを公儀隠密と偽り始末しようとします。




消えた密書・宮 (第十二話:S47.2.14放送) ★★★★★


脚本:葉村彰子/監督:鎌田房夫

高月軍太夫(戸浦六宏)/儀助(郷英治)/喜平(信欽三)/おけい(桜井浩子)/成瀬隼人正(永野達雄)/啓太(室田一人)/勝三(田中幸四郎) 他

尾張大納言綱誠のおタカ場を拡張するため、郡奉行の高月は農民の土地を奪い取ろうと企み、名主を捕らえる。強訴しかける農民を思い止まらせる黄門さま。名主の娘をも捕らえて更に強硬な手段に出る高月。名主の息子で鳥好きの啓太が、隼に襲われ傷ついた鳩を助けた。その鳩が実は柳沢と配下の隠密儀助との間で密書を運ぶ伝書鳩。その足には、尾張にて事を起こすは無用、領外にて光圀を始末するよう藤吉に命じよ、なる内容の柳沢から密書が。そうとは知らず密書で包んだ傷薬もろともお新に手渡す啓太。藤吉の裏切りを知ったお新に危機が迫る。悪奉行らを退治する黄門さま。真実を知りお新も改心、格さんと共に父の仇藤吉を討つ。

弥七登場せず。藤吉、死す!? 格さんに左腕を切り落とされ、崖下へ転落。女好きの助さん、いよいよお新さんにモーションかけ始めました!!
 




死を賭けた願い・桑名 (第十三話:S47.2.21放送) ★★★☆☆


脚本:加藤泰/監督:内出好吉

中村五平太(佐藤慶)/金八(倉丘伸太郎)/おはな(鮎川いづみ)/幸右衛門(織本順吉)/お千代の方(町田祥子)/川井伊賀介(横森久)/春千代(斎藤信也) 他

神戸藩の世継ぎ争い。藩政を牛耳ろうと企む筆頭家老・川井伊賀介が推す鍋丸は14歳、4歳の時に熱病にかかり脳が病に侵されていた。7歳の春千代は、千代の方が九ヶ月で出産した子。千代がそれまでに愛し合っていた猟師あがりの家老・中村五平太の子であると五平太を脅す伊賀介。伊賀介は九郎太と組み、更に光圀暗殺を強要。黄門さまの目前で鉄砲で自害した五平太は、春千代は自分の子ではなく藩主の子であり、光圀のその目で世継ぎを見定めて欲しいと、命を賭けて願う。悲劇仕立て。

黄門さまの命により犬山へ向かう助格を、九郎太が根来の忍を率いて襲う。その頃黄門さまは八と二人でのんきに焼蛤を、お腹を壊すほど食べていました…。ホントお茶目な東野黄門さまです。
今回も弥七出ず。いよいよお新さんが一行に加わります。お新の裏切りを知った九郎太、必ず光圀の命はもらうと捨て台詞を残して立ち去ります。




激流の死闘・伊勢亀山 (第十四話:S47.2.28放送) ★★★★☆


脚本:山内鉄也/監督:山内鉄也

小笠原良智/珠めぐみ/永井智雄 他

路用の金を受け取りに行った格さんと八兵衛。街道で浪人らに襲われる武家娘よしえを救うが、事情も話さず曰くありげ。なんと亀山藩の飢饉を救うため、藩用人川井新八郎と妹のよしえは隣藩の菰野藩から米を運ぼうとしていた。他国米の買い付けは幕府ご禁制。命を賭ける新八郎兄妹に力を貸す格さん。飢饉を煽り、米の値段を吊り上げて私腹を肥やす、家老の吉沢頼母と米問屋の宝来屋伝兵衛ら一味に九郎太も加わり、米の運びいれを阻止しようとする。名だたる激流を下り、やっと得た米俵。御法度破りにさせじと、黄門さまが粋な計らい。

格さんに早く会いたがるお新に助さんやきもち。格さんばかりがなぜもてる、とのんきな黄門さま。格さんの心に小さな波紋を残した亀山での出来事。
弥七登場せず。今回はお新さんが大大大活躍です。




忍びの掟・伊賀上野 (第十五話:S47.3.6放送) ★★★★★


脚本:葉村彰子・石川孝人/監督:山内鉄也

久留島嘉門(滝田祐介)/あかね(有川由紀)/弥平次(武藤英司)/松丸(牧冬吉)/小弥太(江守徹)/玄斉(天本英世)/千葉敏郎/福本清三 他

伊賀上野忍者の里。そこに対立する名張者、拓殖者の忍者達。かつて名張者の弥七は掟破りの抜忍であったが、現頭領である叔父の弥平次が犯した罪を自らが背負って里を抜け出したのだった。弥七は弥平次に光圀の守護を依頼し、一足先に苦手な名張を後にする。一方、柘植の抜忍九郎太は、頭領の玄斉に光圀暗殺を依頼、一度は断られたものの、忍び同士が功を競い合うのを利用して承諾させる。城代家老は九郎太に名張・柘植の両忍びを使っての白い髭の老人暗殺を依頼されたが、忍びの者達を持て余していた城代は、柘植者には老人殺害を命じ、名張者には守護を命じて、両派を争わせ一挙に潰そうと企んでいた。そして伊賀越えの一行に忍びらが襲い掛かる。崖下に落ちた格さん。お新の前に現れた死んだはずの藤吉。そして城代に変装した九郎太により、伊賀のからくり屋敷に閉じ込められた一行の身に爆破の危機が迫る。

藤吉、義手もつけパワーアップして復活しました!! 紅煙とともに登場。義手から、手裏剣まで飛び出します。
弥七の過去がここで明らかに。弥七の叔父・弥平次は赤子だったあかねにひもじい思いはさせまいと里の食物を盗んだ。その罪を弥七が被り、里を抜け出した。盗みと抜忍の汚名を被って…。非常におもしろかった、★5つじゃ足りないです…。




あほんだら兄ちゃん・河内 (第十六話:S47.3.13放送) ★★★☆☆


脚本:加藤泰/監督:内出好吉

芦屋雁之助/稲葉義男/北川美佳 他

弥七とお新を二人きりにしてやろうと黄門さまが粋な計らい。お新を先に旅籠に向かわせ、黄門さまらは曽根崎心中の舞台となった近松へ。遊女お久と藤七の中を代官弓削が横恋慕。くるわを脱出した二人を、代官にお久を貢ごうとする油屋ら一味が追う。お久の実家まで押しかけた油屋らだが、なんと弓削と油屋、お久の父・宗兵衛はかつての仲間同士で、三人組んでの密貿易を行っていた。娘を守るため、自ら命を絶つ宗兵衛。一方、お久の兄、丁の目の半次は、お久を取り戻すため大博打。父の死を知った半次は、また妹を守るため油屋一味相手に命をかける。悲劇仕立て。

粋な計らいをする黄門さまに、八が調子に乗って「おじいちゃん、やるねぇ!!」と黄門さまをおじいちゃん呼ばわり。ホント八は怖いもの知らずです…。今回は助さんが懐から印籠を出すパターンで。3部の頃は、色んなパターンがあります。弥七の口説きシーンは見もの。いつもは口の悪い親分が、照れてます。お互い誤解もとけ、やっと6人揃っての旅立ちになりました。
 




二つに別れた黄門主従・堺 (第十七話:S47.3.20放送) ★★★★☆


脚本:大西信行/監督:山内鉄也

金田竜之介/曾我迺家明蝶/武原英子 他

本家小松屋と宗家小松屋。もとは一つの茶道具屋・小松屋であったのが、先代の死後、後継ぎが決まらず、先代に仕えた番頭二人が小松屋の看板を掲げる。本家小松屋に逗留することになった、助さんと八。宗家小松屋に逗留することになった、黄門さまと格さん。本家の娘・おようと宗家の息子・六之助は恋仲。おように惚れた大坂城代御傍役人・島原陣内を利用し、店を乗っ取ろうと企む宗家の番頭・市兵衛。市兵衛の浅知恵を見破り、両家のわだかまりを取り除く黄門さま。

最近、刺客達が登場しません。せっかく、一行の力が二分したのに。お新さんも登場せず。親分も最後の方少しだけの登場、ですが鮮やかな活躍っぷりに黄門さまもご満足。親分の名台詞ここでも登場!? この俺を知らねぇとは悪党ももぐりだな、水戸黄門さまについて離れぬ影法師、風車の弥七とは俺のことだ!! と、弥七のべらんめぇ調が素敵です(*^.^*)




人情刀鍛冶・岡山 (第十八話:S47.3.27放送) ★★★★☆


脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

お園(北林早苗)/安藤外記(神田隆)/七之助(村井国夫)/左門(夏八木勲)/祐定(志村喬) 他

夜も更けた街外れで、一行の最後尾を歩いていた八兵衛が辻斬りに襲われ、足を怪我した。八を介抱するため泊めてもらった家がなんと備前の名工祐定の家。そこでは、お城の若君様のお守り刀を納めるため、祐定の二人の息子が刀造りの真っ最中。お守り刀として選ばれた者が、七代目祐定の名前も継ぐという。祐定の先妻の子・七之助と、後妻の連れ子・左門。辻斬りの正体は家老の安藤外記。刀狂で、切れ味を試すために夜な夜な辻斬りを行なっていた。父親の教え通り、心で刀を打つ七之助と、刀は切れ味が命と、切れ味ばかりを追求する左門。祐定はお守り刀としてふさわしいのは七之助の物とした。後妻のおまきは、殿様の前で、左門の刀を選ぶように安藤外記に頼みに行く。名刀にも似た切れ味で、愛憎のもつれを一刀両断する黄門さま。

今回は八が主役、犯人探しに必死です。刺客登場せず。弥七とお新も登場せず。




姿なき復讐・徳島 (第十九話:S47.4.3放送) ★★★☆☆


脚本:津田幸夫/監督:内出好吉

五月みどり/井上孝雄/服部妙子/北原義郎 他

徳島藩二十五万七千石の城下に入った一行は、何か曰くありげな虚無僧と出会う。商人田原屋の死体の傍に黒枠の絵馬。黒絵馬は呪いをかけるためのもの。黒絵馬と次のターゲットは、家老の松崎典膳。不安定な藩政と何か関係があるのでは、と黄門さまは推理し、弥七を城中へ送り込む。虚無僧の正体は榊原源十郎。父の仇を討つため、妹と奉公人であった金物屋の親子と共に松崎らを狙う。

刺客出ず。お新さんも出ず。昔の「水戸黄門」は、どうでもいいような?掛け合いが多い。でもそれがとってもおもしろいのです。助さん格さんに黄門さまの守りを言いつけられた八。なんとか黄門さまを刺客の手から守ろうと思案する八に、親分が、八の用心棒なんてつっかえ棒にもなりゃしねー…




帰って来た男・土佐 (第二十話:S47.4.10放送) ★★★☆☆


脚本:加藤泰/監督:内出好吉

関根恵子/前田吟/毛利菊枝/見明凡太郎 他

路用の金を受け取るため一行とは別行動の格さん。懐に百両を抱える格さんの後を不審な男が追いかける。その百両を奪い取ろうと崖っぷちでもみ合いになり、男は崖下へ落ちそうになる。落ちる男の手を掴みなんとか助けようとする格さんに、男は珊瑚の恵比寿を渡し、室戸にいる母に渡してくれと頼む。そして崖下へ…。格さんは死んだトイチの安の頼みを聞いて室戸へ。盲目の母に、安太郎と間違えられ親孝行。室戸の魚場を一手に握ろうとする五郎蔵と悪代官らの手から、安太郎の妹と母を守る。

盲目の母が哀れで人違いだと口に出せない格さん。五郎蔵の妾、おちかも絡んできて、最後は弓矢から格さんを守るため庇い死んでいきます。第14話の激流の死闘のときといい、格さん主役の話が結構あります。今回は印籠シーンでは、印籠は出ませんが弥七が叫ぶ。「頭がたけーや!!」




母恋巡礼・岩国 (第二十一話:S47.4.17放送) ★★★☆☆


脚本:津田幸夫・葉村彰子/監督:鳥居元宏

岩本多代/沼田曜一/伊達三郎 他

一行は両親を探す娘巡礼おさよと知り合う。父親は丸亀の紙問屋讃周屋清兵衛、母親はお静。だが探し当てた讃周屋はお取り潰し、清兵衛は藩専売の紙を密売した罪で島流しに。さらに母お静を探し当てたがお静は人違いだと言い、お駒と名乗っていた。だがそのお駒こそが、おさよの母だった。そして清兵衛は奉行所にいた。家老大野丹波と紙問屋新田屋仙左衛門の悪事の証拠を掴んでいた清兵衛。清兵衛を助けるため、おさよに他人のふりをするお静。九郎太と藤吉も久々に登場、家老の弱みに付け込み光圀殺害を強要する。

清兵衛一家に正体を明かさずさわやかに立ち去る一行。刺客らも久々に登場し、これからまた大変な旅路になります。




消えた姫君・下関 (第二十二話:S47.4.24放送) ★★★★☆


脚本:葉村彰子/監督:鎌田房夫

八代順子/八木昌子/黒木進/沢村宗之助/丘寵児 他

つまらない事で助さんと格さんが大喧嘩。助さんは八を伴って別行動、夜の下関に繰り出す。料理屋ふぐ新でヤケ酒の助さんらの席に現れたのが、町娘に変装した長州藩毛利家三十七万石の鶴姫様。一方、町の様子がおかしいのに気づいた黄門さま。長州藩の城代家老桝田頼母が次席家老太田黒将監の讒言により失脚、下関奉行所に拘禁されていることを知る。恩人桝田頼母と息子源三郎の命を救うため、ふぐ新の父子は非常手段に出る。鶴姫を連れ去る新二と新太。忠臣を無実の罪に陥れた奸物を黄門さまの手助けで鶴姫が裁く。

ここでもまた一行の力が二分したの刺客登場せず。お新さんも登場せず。鶴姫かどわかしの疑いで助さん打ち首の危機に。格さんとの喧嘩はもうコリゴリですf(^_^;




仇討ち博多人形・博多 (第二十三話:S47.5.1放送) ★★★★☆


脚本:葉村彰子・石川孝人/監督:山内鉄也

鮎川いづみ/川辺久造/蜷川幸雄 他

一行が知り合った博多芸者の小袖は仇持ち。お目付け役瀧田嘉平の陰謀で潰された西海屋文左衛門の娘で、陰謀の証拠をつかもうとしていたところを一行に助けられた。小袖の兄・文平は博多人形師。小袖に恨みを忘れて明るく生きろというが、小袖にはそれができない。更には小袖ら兄妹の正体を知った瀧田や元舟屋らに、黄門さまの命を狙う九郎太と藤吉も加わり、危機が迫る。

芸者姿のお新さん登場。お新の着替えをうっかり覗いてしまった弥七…。かなり驚いてました。お新さんと弥七の掛け合いがおもしろいです。




女海賊とにせ黄門・平戸 (第二十四話:S47.5.8放送) ★★★★★


脚本:加藤泰/監督:小野登

源爺(東野英治郎)/御影京子/大竹修造/早川雄三 他

黄門さまとお新、そして小松屋宗吉が騙されて乗った船・まんじ丸は、御禁制の抜け荷を行なう海賊一味の船だった。首領の女・亀はキリシタン。住む場所を追われたキリシタンらが、自分達だけの村を作るために、海賊となり大名家に抜け荷の品を売りつけて金を蓄えていた。黄門さまと宗吉は、玄界灘のど真ん中、海に突き落とされ、お新はどこぞに売り飛ばされるはめに。海賊の一味に、黄門さまにそっくりの爺さんがいた!! 黄門さまの正体を知った亀が、源爺を黄門さまに仕立て上げ、平戸松浦家六万石のお殿様に抜け荷の品を売りつける。なんとか無事に生きて帰った黄門さまと宗吉だが、宗吉の婚約者おこのが亀の妹であることを知る。命掛けの宗吉とおこののためにも、黄門さまが亀らに情ある計らい。

東野英治郎さん二役。自分そっくりの源爺に海に突き落とされます。しかし黄門さまは運動神経抜群!! 宙返りをして小舟に飛び乗り、さらには縄抜けまで。そして宗吉さんを助け、玄海灘のど真ん中から帰ってきた!! ちょっと有り得ない話でしたが、突飛で面白かったです。道中最大の危機とも言える今回、さすがに刺客一味は登場せず。




狙撃者・天草 (第二十五話:S47.5.15放送) ★★★★☆


脚本:葉村彰子/監督:小野登

おみの(金井由美)/下げ針の金作(武藤英司)/鬼塚甚八(菅貫太郎)/(植村謙二郎)/(高品格) 他

島原の乱から五十四年経った天草の地に入った一行。当時十歳だった黄門さまは今、平和のありがたさをかみしめていた。だが島原の乱以来、公儀の命令で半減した年貢を元に戻そうと、代官戸塚剛右衛門と名主の茂平次は鉄砲の名手鬼塚を用心棒に、悪行三昧。更には、蓑でくるんで火で焼く蓑踊りの再開も企む。村人の味方、鉄砲の名人下げ針の金作が代官らを狙う。島原の乱で領主の虐政と戦った金作にあやかり、その名を騙って悪人らを打つ金作の正体は、実はおみのの叔父。残虐非道な代官らのやり口に、黄門さまも怒りの鉄槌。

刺客登場せず。鉄砲打ちの名手役の菅貫太郎さん、髪を垂らして悪人ぶりが一段と増しています。最後の、金作と鬼塚の戦いのシーンはなかなか見ものです。




肥後の競い馬・熊本 (第二十六話:S47.5.22放送) ★★★★★


脚本:葉村彰子・石川孝人/監督:山内鉄也

安井昌二/清水紘治/藤原釜足/北川美佳 他

熊本細川藩五十四万石が天下に誇るじゃじゃ馬姫と、馬にかけては名人級の厩中間喜助と出会った一行。黄門さまは藩内の乱れを知る。城代家老・宍戸刑部と現馬術指南番・大島は五年前、刑部らの公金横領を知った前馬術指南番の十時伝右衛門を闇討ちした。喜助が森の奥で密かに馬術を教えている若者は、伝右衛門の忘れ形見・息子の新太郎。喜助は元柳河藩馬術指南で桜井道之進。恩師の息子を助け、刑部らを仇と狙う。

九郎太、薩摩に入る前の最後の大勝負に出た!! 新太郎の小屋にいた黄門さまらを火薬で爆破。一人でせっせと火薬の準備をしてます。柳沢のために、本当に頑張ります…一方の藤吉はというと、やはりお新一筋。相変わらず美人だな、怒った顔がまたなんともいえねーぜと早速口説きにかかります。邪魔をする弥七に、色男が人の恋路を邪魔するもんじゃねぇと必死に応戦。この三角関係!?がおもしろい(o^.^o) 今回もまたしても芸者姿のお新が見られます。




夕映えの対決・宮崎 (第二十七話:S47.5.29放送) ★★★★☆


脚本:加藤泰/監督:鎌田房夫

ひさ(北林早苗)/高林くみ(真屋順子)/伝九郎(江見俊太郎)/逸平(小堀明男)/保利十九二(高橋悦史) 他

娘おひさを顔役に与え甘い汁を、と計る養父の伝九郎は娘の夫である十九二殺害を計画。そこへ夫の昔の婚約者・高林くみが十九二と一緒になるためにやってきた。十九二は昔長崎でくみと共に蘭学を学んでいたが、抜け荷の疑いをかけられ長崎追放となった。貧しい病の人々を助けるため、朝鮮人参を自ら買い、治療にあてていたのだ。三角関係に巻き込まれた弥七。十九二とひさの堅い絆を知り、くみは身を引く。

刺客登場せず。今回はかなりドタバタ。色んな事件に巻き込まれ、黄門さまも大変です。印籠のシーンではお新さんが叫ぶ!!




暗雲晴れて・薩摩・江戸 (第二十八話:S47.6.5放送) ★★★★★


脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

桂三左衛門(宇佐美淳也)/深雪(岩井友見)/司馬丹兵衛(佐々木孝丸)/島津光久(細川俊夫)/尾張大納言(山本耕一)/笠間与一郎(天野新士)/司馬丹三郎(高森玄)/徳川綱吉(清川新吾)/島津左京(岡田英次)/柳沢吉保(山形勲) 他

薩摩に入った一行。城代家老の妨害や九郎太、藤吉の魔手が襲い掛かる。なんとか島津侯に面会した黄門さまは、柳沢の陰謀に踊らされた薩摩藩の誤解を解く。事敗れた家老島津左京は自害。お新も弥七の手を借り、父の仇である藤吉を討つ。任務不首尾に終わった九郎太は、一足早く柳沢の元へ行き、柳沢を諌め自害。夢破れ、徳川幕府と心中する気でいた柳沢の最後の企みも砕いた黄門さま。留守中には深雪に息子・格之助ができ、弥七とお新も結婚か!? 一連の騒動に終止符を打った黄門さまは、おだやかな気持ちで西山荘へ向かう…。

藤吉、九郎太死す。九郎太、あの柳沢を諌め、そして自害。柳沢を完膚なきまでに叩き潰す黄門さまはさすがです。
格さんの子ども誕生。名前は格之助。黄門さまが命名しました。
この話は★10コぐらいつけたい!! それほどおもしろかったです!! とにかく第3部はかなり楽しませたもらいました。またこういうシリーズを期待したいものです。


あらすじ

先の副将軍水戸光圀が、越後のちりめん問屋光右衛門と姿をかえ、お供の助さん、格さんと世直し旅に出る、シリーズ第二弾。伝承芸能、民謡、民芸品の豊かな奥州へ、日本人の心のふれあいを求めてつづる旅日記。 

 世直し旅から水戸へ帰ってきてから半年、光圀は藩内の人たちの悩みを聞いて毎日を過ごしていた。水戸藩内だけでも困っている人が大勢いる、まして全国にはどれほど困っている人がいることか・・・。そういう人達を助けるためにも、また旅に出たい・・・そう思っていた。

 前半は、津軽、南部両藩の抗争を利用し、両藩の取り潰しを図る老中柳沢吉保の陰謀に対抗、両藩の和解のため、津軽へ赴く道中の物語。後半は、紛争解決後、奥州各地を巡り、中山道から名古屋へ抜け、久留米藩の世継ぎ問題を解決するため北九州まで行ってしまう。


レギュラー

水戸光圀 (東野英治郎)
佐々木助三郎 (杉良太郎)
渥美格之進 (横内正)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
風車の弥七 (中谷一郎)

お菊 (伊藤栄子)
比留間伝八郎 (菅貫太郎)

堀越新之丞 (村井国夫)


弥生 (大原麗子)



全話紹介

第一話
旅立ち・水戸
① ★★★☆☆
② 三益愛子、山形勲、永田靖、岩井友見 他
③ 津軽、南部両藩の抗争を和解させるため、水戸を立つ光圀主従。
④ うっかり八兵衛登場!!記念すべき最初のセリフは“うっかり、うっかりして・・・”
後の水戸黄門で悪親分さんでお馴染みの汐路章さん、ちょい役いい役で出ています。


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第二話
暗殺・郡山
① ★★★☆☆
② 岡崎二朗、宇佐美淳也、北川美佳 他
③ 柳沢の悪の手に捕われた光圀主従を助け、棚倉藩の安泰を守る裕之進と恋人小夜の悲劇。
④ 悲劇仕立て。柳沢も伝八郎もかなり卑劣な手を使ってきます。

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第三話
暁の乱闘・福島
① ★★★☆☆
② 江夏夕子、井上孝雄 他
③ 唐丸籠に乗せられて運ばれる者を見かけた一行。実は罪もない庄屋だった。  
④ 

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第四話
漆三代・会津若松
① ★★★☆☆
② 志村喬、東野孝彦、二木てるみ 他
③ 会津松平藩の財源、会津塗の粗悪品が出回っているとの噂に、会津若松に立ち寄った光圀主従。名人勘右衛門に文箱を頼むが断られる。
④ 東野親子共演。

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第五話
身代わり花婿・米沢
① ★★★★☆
② 多々良純、夏川静枝、北林早苗 他
③ おゆきの身代わり亭主に仕立てられた格さん。すっかり気に入られる。
④ くじ引きをして身代わり亭主を決める一行。かなり真剣。音楽も真剣。

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第六話
仇討ち無情・松島
① 
② 吉田輝彦、谷口香 他
③ 伝八郎に襲われた光圀は、和七郎に救われた。彼も数馬、園江姉弟に仇と追われている。
④ 

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第七話
人情・鬼剣舞・花巻
① 
② 田中邦衛、土田早苗 他
③ 花巻の鬼剣舞を見に立ち寄った光圀は、宿の女中お美津の願いでその兄丑松を改心させる。
④ 

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第八話
竹とんぼ・八戸
① ★★★☆☆
② 水島道太郎、青柳美枝子、金井大 他
③ 仇と狙われる子連れ浪人。だが、その事情は?そして、別れ別れの父娘の再会。
④ 人間嫌いの男を立ち直らさせ、光圀と名乗らず去る・・・。

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第九話
流血の谷・弘前
① ★★★★☆
② 中村敦夫、御木本伸介、川口敦子 他
③ 津軽、南部両藩を和解させようと、光圀は助さんを津軽藩、格さんを南部藩へ内情偵察にやる。
④ 遂に、事件の舞台となる弘前に到着。

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第十話
対決・弘前
① ★★★★☆
② 高島敏郎、原健策、御木本伸介、川口敦子 他
③ 津軽、南部両藩和解のため、光圀は両藩主をじかに対決させようと考えた。
④ 比留間伝八郎の最期…吉保の野望敗れる。

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第十一話
四人の無法者・能代
① ★★★☆☆
② 田村奈巳、加藤嘉、藤岡重慶、増田順司 他
③ 伝二は昔の海賊仲間達に娘と孫を人質にとられ、再び悪事の加担を迫られた。
④ 弥七の過去が見え隠れ…。

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第十二話
黒い誓約書・久保田
① ★★★☆☆
② 長谷川明男、永原和子、村上冬樹 他
③ 佐竹藩久保田城下、瀕死の膳太夫から誓約書を託された光圀主従は、殺し屋に命を狙われるようになった。
④ 

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第十三話
仇討ち角兵衛獅子・新庄
① ★★★★☆
② 岡本隆成、雷門ケン坊、江見俊太郎 他
③ 角兵衛獅子の兄妹に親の仇を討たせてやる。
④ あのウマイ子役再登場!!

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第十四話
女将棋師・天童
① ★★★★☆
② 大原麗子、女屋実和子、里見浩太朗 他
③ 光圀の財布に手を出したおきく。江戸伝馬町の女牢を抜け出してきたスリだとばれる。
④ 大原麗子さん、いいです。また、後ほど登場します。

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第十五話
叱られた黄門さま・山形
① ★★★☆☆
② 松原智恵子、笠置シヅ子、長谷川哲夫 他
③ 山形藩中に配置された隠し目付け。お上の悪口を言った一行は咎められ、格さんは捕まる。
④ 米俵に腰かけた黄門さま・・・こっぴどく叱られる。

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第十六話
佐渡恋情・佐渡
① ★★★☆☆
② 望月真理子、田村亮、中村孝雄 他
③ 島中の美しい娘を選りすぐり年に一度、佐渡奉行に桶さ踊りを披露。裏では奉行の娘狩りと噂されている。
④ 芸者といちゃつく弥七。お楽しみのところ邪魔する八。掛け合いがいいです。

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第十七話
縄張荒らし・新潟
① 
② 武原英子、森次浩司、菅井一郎 他
③ 病気の網元、治兵衛につけこんで、万蔵は漁場を奪おうと嫌がらせ。両者の息子、娘は恋仲。
④ 

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第十八話
母子追分・追分
① ★★★☆☆
② 河村有紀、林真一郎 他
③ 子どもの危篤を知り、遊女おつまは助さんに頼みこみ、子どものもとへ急ぐ。迫る追手。
④ 今回は助さんが主役/黄門さまと格さんの掛け合いがおもしろい。

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第十九話
浪人街の決闘・諏訪
① 
② 天知茂、天津敏、浜田寅彦、高野真二 他
③ 下諏訪の歓楽街を舞台に、妻の仇を捜す沖山船十郎。実は隠し目付け加来与四郎だった。
④ 

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第二十話
喧嘩買います・木曽福島
① 
② 大坂志郎、北林早苗 他
③ 主君の刀を盗まれて切腹した息子のために、刀を買戻すべく助っ人になり命を落とす平四郎。
④ 

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第二十一話
泣くものか・大井
① 
② 中村光輝、高森和子、土屋嘉男 他
③ ある事情で別れ別れになった親子、夫婦が再会。心に残るしこりをとく光圀の配慮ぶり。
④ 

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第二十二話
怒れ!格さん・垂井
① ★★★☆☆
② 榊ひろみ、美川陽一郎 他
③ 光圀を襲った宇之助を斬捨てた格さん。彼が罠に落ちて、格さんを襲ったことを知り、苦悩。
④ 今回は格さんが主役。父の仇の格さんを慕う子ども心に思わず涙。格さんも、子どもの頃を思い出して思わず涙・・・。

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第二十三話
謀略の渦・福井
① ★★★☆☆
② 竜崎勝、土田早苗 他
③ 世継ぎ問題で揺れる福井藩。その争いに巻き込まれる光圀主従。
④ 最近、悲劇仕立ての話ばかり・・・。

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第二十四話
悪い奴ら・宮津
① ★★★★☆
② 毛利菊枝、三角八郎 他
③ 宮津で一、二を争う料亭浜田屋を女手一つで守るりつ。乗っ取りを企てる二足草鞋の貸元。
④ 久しぶりのどたばた。

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第二十五話
黄門さまの子守唄・鳥取
① 
② 宮園純子、信欽三 他
③ 
④ 

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第二十六話
帰って来た旅烏・浜田
① ★★★☆☆
② 里見浩太朗、和崎俊哉 他
③ 渡世人の源太は勘蔵一家の横暴ぶりを知り、殴りこむ。
④ 黄門さま、源太に惚れこみ、飛魚のお兄さんと慕う。

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第二十七話
密命おびて・萩
① ★★★★☆
② 大原麗子、新田昌玄、高森玄 他
③ 久留米藩で世継ぎ問題勃発。光圀の裁断を仰ごうと、老中の娘弥生が光圀の元へやって来た。
④ 助さんと八は、しばらく出番無し。助さんの鉄砲傷療養のため、萩でお留守番。

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第二十八話
裏切り・小倉
① ★★★☆☆
② 珠めぐみ、川地民夫、川辺久造、外山高士他
③ 家老平井は廻船問屋十兵衛に抜け荷をさせており、証拠隠滅にかかる。そこへ柳沢の隠密が現れ、小倉十五万石を取り潰す証拠書類を揃えて欲しいと・・・。
④ 柳沢吉保配下の隠密登場。吉保の陰謀渦巻く小倉。

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第二十九話
にせ黄門現わる・福岡
① ★★★☆☆
② 梅津栄、Wけんじ、服部妙子、名和宏 他
③ 福岡にニセ黄門主従出現!!同宿の七重はニセとも知らず、仇討ち助力を願い出る。
④ ニセ格さんは、眼鏡をかけて不細工風なのが多いです・・・。なんで?/弥七、知名度が低いとふくれる。

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第三十話
隠密兄妹・佐賀
① ★★★☆☆
② 細川俊之、清水良英、北川美佳、浜田寅彦他
③ 公儀隠密の菊次郎・お幾兄妹は主膳らの短銃密造の証拠を握る。
④ 公儀隠密が登場する話はいつも悲劇仕立て・・・。隠密に生まれた者の悲しさを感じます。

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第三十一話
家宝奪還作戦・柳河
① ★★★☆☆
② 藤田弓子、村上冬樹、高橋長英 他
③ 立花家家宝の茶碗紛失。主席家老由布和泉の失脚に関わる大事になった。
④ 昔の格さんは、剣の腕もたつ。弥七も震える最強の使い手と闘う。

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第三十二話
小太刀の女・久留米
① ★★★★☆
② 中尾彬、野々村潔、安部徹 他
③ 遂に久留米藩へ乗り込んだ一行。しかし、弥生の父は捕らえられ、証拠つかみも難航・・・。
④ 久留米藩の世継ぎ騒動もいよいよ終盤・・・。

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第三十三話
お犬さま罷り通る・江戸
① ★★★★★
② 高津住男、山形勲、清川新吾、桜むつ子他
③ 生類あわれみの令のために難儀する庶民を見かねた光圀が死を覚悟で将軍綱吉をいさめる。
④ 助さん&八兵衛。久々の登場/死を覚悟して将軍をいさめる黄門さまに思わず見入ってしまいます。
 

あらすじ

水戸藩家老藤井紋太夫が柳沢と手を組んだ。水戸藩乗っ取りを阻止するため、江戸へ向かう光圀主従。信じていた紋太夫に裏切られ、苦悩の光圀。 事件解決後、水戸へ帰る予定だったが、讃岐高松二代目藩主であり、光圀の子頼常の密使が光圀の元へ。どうやら、讃岐藩で三代目藩主擁立を巡って内紛が起こっているらしい。その内紛とは...頼常の世子にあたる六歳の軽丸をたてようとする城代家老と、頼常のいとこにあたる頼豊をたてようとする家老との葛藤であった。頼常は、光圀の兄、讃岐藩組・頼重の三男にあたる頼豊こそが三代目に相応しいと考えていた。讃岐藩は頼重が礎を築き上げた、その子どもが世継ぎになるのは当然という。内紛解決のため、讃岐へ向かう光圀主従。柳沢の刺客が付け狙う。
ご存知水戸黄門が、時の老中、柳沢吉保の批判勢力として、絶えず柳沢の刺客に命を狙われながらも、世直し旅を続けていく。
おなじみの道中記を三十二回にわたり展開する。


レギュラー

水戸光圀 (東野英治郎)
佐々木助三郎 (杉良太郎)
渥美格之進 (横内正)
風車の弥七 (中谷一郎)

古川兵庫 (露口茂)
お蝶 (弓恵子)



全話紹介

俺は助さん、お前は格さん (第一話:昭和44年8月4日放送) ★★★★☆
音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
ナレーター:芥川隆行
題字:朝比奈宗源
脚本:宮川一郎/監督:山内鉄也

藤井紋太夫(佐藤慶)/中山備前(永田靖)/深雪(岩井友見)/桂昌院(月丘夢路)/伍兵ヱ(唐沢民賢)/喜助(藤川弘)/お千代(岡美芸子)/柳沢吉保(山形勲)他

老中柳沢吉保と対立する光圀を柳沢がつけ狙う。
柳沢と手を結んだ水戸藩家老藤井紋太夫の陰謀から始まる。

シリーズ一話目炎上伝説はこの時から始まった。



人生に涙あり (第二話:昭和44年8月11日放送) ★★★☆☆

脚本:宮川一郎/監督:山内鉄也

藤井紋太夫(佐藤慶)/深雪(岩井友見)/桂昌院(月丘夢路)/玄庵(芦屋雁之助)/徳川綱吉(武内亨)/吉孚(加賀爪清和)/吉野屋(西山嘉孝)/寺の和尚(永田光男)/能面師(村居京之輔)/柳沢吉保(山形勲)他

吉保にかぶれて権力欲につかれた紋太夫一派の陰謀をつかんだ光圀は自ら紋太夫を成敗。黄門様に斬りかかるふりをして、わざと斬られる紋太夫。

「わしの負けじゃ・・・」黄門さま、最初で最後の(?)敗北宣言。



小田原喧嘩駕籠 (第三話:昭和44年8月18日放送) ★★★☆☆

脚本:宮川一郎/監督:山内鉄也

お小夜(香山美子)/深雪(岩井友見)/軍十郎(大木実)/甚兵ヱ(中村是好)/綿貫源十郎(村井国夫)/西沢郡兵ヱ(壬生司郎)/政吉(小林勝彦)/喜太八(西田良)/丑之助(佐々五郎)/清水屋伊兵ヱ(戸上減太郎)/芳三(国一太郎)/甚兵ヱの女房(丸平峰子)/宿の主人(飯田覚三)/宿場の役人(丘路干)/亀井吉三郎(波多野孝)/刺客(笹大俊夫)/寅(志賀勝)/源(賀川泰三)他

光圀の子、讃岐藩主の使い綿貫の行方を探す助、格。駕籠屋のボス大口屋に正義の剣。   

日の当たらぬ所へ日をあて、歪んだ所を直していくことに余生を捧げようと心に決めたのはこの時!すなわち、世直し旅はここから始まった。まだ三話なのに弥七登場せず。この頃はまだ助さんと格さんも容赦なく悪人を斬り捨てている。



消えた花嫁・三島宿 (第四話:昭和44年8月25日放送) ★★★☆☆

脚本:窪田篤人/監督:内出好吉

照姫(鮎川いづみ)/陣野嘉門(十朱久雄)/楓(円山栄子)/医者(野村鬼笑)/おとし(池田幸路)/女中(上岡紀美子)他

佐竹藩照姫が女中と衣装を取り替え、夜の町へ。祭りの夜を助さんと楽しむ。照姫を奪おうとする兵庫らが迫る。兵庫の策略で、照姫誘拐の濡れ衣を着せられ、捕らえられる助格。

助さん、初キスシーン!ホッペタですが…。



血槍の弥平・江尻宿 (第五話:昭和44年9月1日放送) ★★★☆☆

脚本:三好伍郎/監督:内出好吉

弥平(ハナ肇)/静(馬淵晴子)/黒田重蔵(名和宏)/棚橋作左ヱ門(高村俊郎)/伊織(伊村賢一郎)/柳小太夫(北原将光)/茶屋の亭主(矢奈木邦三郎)/駕籠かき(汐路章)他

今をときめく犬医者の法庵が仇と知った病身の静母子と忠僕を助ける。 

助格の駕籠持ち&弥七の侍姿が見所!? いいところもある、刺客・古川兵庫。



暁を駆ける・藤枝宿 (第六話:昭和44年9月8日放送) ★★★★☆

脚本:三好伍郎/監督:山内鉄也

榊原信助(竹脇無我)/加代(松岡きっこ)/横手右京介(神田隆)/榊原義助(明石潮)/亥作(楠義孝)/子助(山村弘三)/辰吉(山本一郎)/卯平(有馬宏治)/市兵ヱ(能谷武)/次作(小田真士)/参七(浪花五郎)/つる(荒木雅子)他

悪代官に悩む農民は暴動寸前、元庄屋の子信助は一揆の扇動者とされる。旧友格さんが決死の友情を見せる。

格さんと旧友役の竹脇さんが腕相撲をするシーンのバックミュージックが歌詞付なのにはびっくりしました。江戸時代版‘走れメロス’。格さんピンチなのに弥七出てこず。代官かなり嫌な奴です。信助との約束破って格さんを処刑しようとするわ、黄門様は偽者扱いするわの醜態ぶり。最期は「自害しろ」と言われ、逆上して斬りかかって来たところを助さんがバッサリ斬り捨てる。



雨あがる・大井川 (第七話:昭和44年9月15日放送) ★★★☆☆

脚本:窪田篤人/監督:内出好吉

妙(稲垣美穂子)/お雪(松本留美)/広太郎(三上真一郎)/井沢新二郎(成瀬昌彦)/お美代(西岡江里子)/源い(中村錦司)/冬樹主膳(小田部通麿)/松岡頼母(堀正夫)/大野木(鈴木金哉)/今井(小山田良樹)/番頭(小田真二)/女中(星野美恵子)/木村(古関達則)/田島(池田謙信)他

川止めで相宿の黄門一行。掛川藩後継ぎ紛争で、格さんが藩主の落とし子にされ狙われる。

横内正さん二役。二役目が悪者っていうのも、今となっては珍しいパターン。前回に続き、格さん今回も踏んだり蹴ったり。



まぼろしの剣・浜松宿 (第八話:昭和44年9月22日放送) ★★★☆☆

脚本:三好伍郎/監督:山内鉄也

笠寺総十郎(北大路欣也)/おかつ(岩本多代)/熱田兵馬(石山律)/世津(知影京子)/古渡源左ヱ門(関根永二郎)/茨剣鬼(川辺久造)/田川織部(江見俊太郎)/万場将監(原健策)/万場市之丞(水木達夫)/角屋の小女(毛利亜紀)/以庵(田畑実行)他

不治の眼病から師範代を捨てた総十郎。家老と結ぶ町道場主。試合の悪計を知る老公。

悲劇仕立て。惚れた女の膝枕で死ねりゃ、男冥利につきるもの?
弥七登場せず、最近刺客も出てきません。


黄金の谷・御油宿 (第九話:昭和44年9月29日放送) ★★★★☆

脚本:窪田篤人/監督:内出好吉

由紀(榊浩子)/多吉(河原崎建三)/堀内源太夫(植村謙二郎)/多佐ヱ門(香川良介)/(藤岡重慶) 他

一足先に御油宿に入った助さんが行方不明に・・・。幕府金山を廃坑と偽り、独占しようとする代官堀内源太夫の悪事を暴く。

始まりがなんとも劇的/弥七とおせんの絡みがおもしろい/風車はメモ帳代わりにもなる/格さん、初めて素直に弥七に礼を言う。皆、今日ほど弥七のことをありがたいと思ったことはない・・・というような感じでした。



母恋い馬子唄・松坂宿 (第十話:昭和44年10月6日放送) ★★★★★

脚本:鈴木則文/監督:船床定男

幸太(雷門ケン坊:子役)/おちか(尾崎奈々)/浪乃(千之赫子)/(松本朝夫)他

馬子の幸太が今は武士の妻の母と巡り会い、母の情けの金で姉と慕う娘を救うが、母は苦境に立たされる。

子役がいい、最高です!! 感動して泣ける話でした。弥七登場せず。
EDナレーションがカットされず、ちゃんと流れたのがよかったです。



二人の黄門さま・伊賀 (第十一話:昭和44年10月13日放送) ★★★★☆

脚本:窪田篤人/監督:船床定男

源吉(桜井センリ)/助八(石橋エータロー)/綾姫(服部妙子)/(林真一郎)/(戸浦六宏)他

もめる伊賀家の後継ぎ騒動にニセ黄門主従を利用しながら事件の真相を暴く本物の黄門様。

メガネをかけたニセ助さん。エンディングは旅立ちではなく、お祭りのシーンでした。
弥七ってまだ、泥棒稼業やってるの!? 結局、千両を手に入れたのでしょうか...



娘の命一千両・堺 (第十二話:昭和44年10月20日放送) ★★★★☆

脚本:宮川一郎/監督:山内鉄也

おみち(梓英子)/丑之助(田中邦衛)/お新(木村俊恵)/(富田浩太郎)他

黄門一行が雨宿りした堺の豪商の家に破獄三人組が侵入。娘を人質にゆするが格さん大活躍。

最初の頃は水戸黄門と名乗らないこともしばしば。ナレーションが良かった...“それでいいのさ忍びの旅は、そっと陰から人助け” 。弥七出てこず。田中さんの狂犬じみた演技がすごいです。



追いつめられて・堺港 (第十三話:昭和44年10月27日放送) ★★★★☆

脚本:宮川一郎/監督:内出好吉

軍太夫(稲吉靖)/堺町奉行(河村弘二)/橘一馬(滝恵一)他

光圀失脚を狙う柳沢の刺客、兵庫は、光圀の高松渡航を阻止すべく堺で船止めを強行。

兵庫、お蝶久々の登場、でもこれが最後。
弥七とお蝶のラブロマンス。兵庫、足を斬られる。その後どうなったかは不明。


叛逆者の群れ・讃岐 (第十四話:昭和44年11月3日放送) ★★★☆☆

脚本:宮川一郎/監督:山内鉄也

松平頼豊(勝呂誉)/千加(磯村みどり)/松平頼常(細川俊夫)他

遂に讃岐入りした光圀。三代目讃岐藩主を巡って、城代家老庄司派と家老稲葉派とのの争いが激化。

初!? 印籠お目見え。弥七登場せず。



わしは天下の風呂番だ・今治 (第十五話:昭和44年11月10日放送) ★★★★☆

脚本:飛鳥ひろし/監督:山内鉄也

お糸(岩井友見)/彦造(長谷川哲夫)/虎之助(上田吉二郎)/松平駿河守(近藤洋介)/(桜京美)/(松本克平)他

胴巻を失い、宿屋で働くことになった光圀主従は、今治藩の不穏な動きに気づく。

勘違いばかりで、結局悪者はいなかったという・・・、平和な今治藩でした。弥七登場せず。



命かけるとき・松江 (第十六話:昭和44年11月17日放送) ★★★★☆

脚本:三好伍郎/監督:山内鉄也

氷川隼人(加藤剛)/柳田修理(清水元)/雪(赤座美代子)/林田新一郎(中野誠也)他

後味が悪い話でしたが、旅立ちのシーンでは初めて4人揃いました。



人情喧嘩そば・岡山 (第十七話:昭和44年11月24日放送) ★★★☆☆

脚本:加藤泰/監督:内出好吉

長次(砂塚秀夫)/源兵ヱ(松村達雄)/お辻(武原英子)/死神の五郎蔵(阿波地大輔)/ゴロツキ(賀川泰三)/黒川善十郎(高村俊郎)/呉服屋(夢路いとし)/法印(喜味こいし)/備前少将綱政(那須仲太朗)他

光圀は胴巻を狙った長次から泥棒の大親分にされ、長次に親への土産の百両を作ってやる。

一部は、いい人が死ぬパターンが多いです。



じゃじゃ馬ならし・津山 (第十八話:昭和44年12月1日放送) ★★★☆☆

脚本:鈴木則文/監督:内出好吉

琴姫(高田美和)/弦太郎(浜畑賢吉)/おかね(笠置シズ子)/千代(岩村百合子)/高政(徳大寺伸)/山中修理(野々村潔)/上田大膳(武藤英司)/黒部刑部(楠木健二)/八重(沢淑子)/土井(林浩久)/梅之助(南州太郎)他

男装で武芸に励む琴姫の本心は、領民の為の婿探し。家老の陰謀暴き、光圀が良縁を世話。

格さん、琴姫の心をときほぐしていく・・・。今は「格さん=女に弱い」という感じになってますが、昔は違った!弥七出てこず。



どっこい生きてた湊川・兵庫 (第十九話:昭和44年12月8日放送) ★★★☆☆

脚本:吉田哲郎 梅谷卓司/監督:山内鉄也

吉五郎(大辻伺郎)/おせい(桜町弘子)/辰蔵(月形竜之介)/三助(二宮博児)/金駒の丈八(吉田義夫)/鬼若の勘次(月形哲之介)/玄庵(海老江寛)/小幡弥十郎(上杉高也)/甚八(佐藤蛾次郎)他

いい腕を持ちながら、古傷のためやけになる石工吉五郎を再起させ、楠木正成の石碑を立てる。

光圀が楠木正成、正行父子の墓を湊川に建立した史実をもとに。弥七登場せず。



父を訪ねて・鯖江 (第二十話:昭和44年12月15日放送) ★★★☆☆

脚本:浅井昭三郎/監督:田坂勝彦

篠塚仙之助(大友柳太郎)/お京(河村有紀)/丹波(永井智雄)/次郎吉(杉山直太)/田黒一平(山下麟一)/茂十(王生司郎)/太市(野々村圭)/旅籠の亭主(有馬宏治)/女中(矢野和代)/木撫猪之松(疋田泰盛)/宿場役人(森源太郎)他

悪郡代の用心棒に成り下がった父を、立派な武士と信じて探しに来た少年、郡代に捕われ・・・。

弥七登場せず。



子の刻登城・高遠 (第二十一話:昭和44年12月22日放送) ★★★☆☆

脚本:浅井昭三郎/監督:内出好吉

鎌田新左ヱ門(中村竹弥)/早苗(亀井光代)/小太郎(大川淳)/笠井市之助(坂口徹)/保坂哲次郎(中村孝雄)/谷口甚内(山村弘三)/相沢幸十郎(波田久夫)/小山(蓑和田良太)/古川(有島淳平)/番頭(泉好太郎)/内藤駿河守(中原弘三)他

毎年十二月最後の子の日に、藩士達が鎧に身を固めて深夜子の刻に登城する。

やっぱりいい人死んじゃうんですね・・・さみしい・・・。殿様に何度も「御老公」と呼ばれているのに、それを否定する黄門様が妙でした。弥七、今回も登場せず。



決闘・砂塵の宿・金津 (第二十二話:昭和44年12月29日放送) ★★★☆☆

脚本:津田幸夫/監督:山内鉄也

生方源十郎(田村高広)/おせい(北林早苗)/赤沢大助(草野大悟)/生方庄太(藤田和久)/おみよ(志乃原良子)/吉田屋清兵ヱ(永野達雄)/越前屋左兵ヱ(北原将光)/七左ヱ門(矢奈木邦二郎)/弥吉(河上一夫)/仁助(瀬良明)/作造(北見唯一)/辰造(田畑猛雄)/安松(田村保)/松田伝内(五味龍太郎)/磯見新兵ヱ(山岡徹也)他

手配中の土蔵荒しの浪人が人質を取り、町中を脅迫。

一部は、いい子役が多い。感動の父子愛。前話に続き、黄門様の妙なな言動あり。今回は、弥七出てきてもよかったんじゃないかな?



初春役者騒動記・高山 (第二十三話:昭和45年1月5日放送) ★★★☆☆

脚本:宮川一郎/監督:内出好吉

お静(島かおり)/歌三郎(平凡太郎)/銀之助(中村竜三郎)/お光(井上清子)/すずめ(西岡慶子)/牧右ヱ門(桑山正一)/甚兵ヱ(人見きよし)/久七(柴田侊彦)/五味竜造(丘路千)/鬼瓦(遠藤辰雄)/松(関敬六)/竹(海野かつお)/梅(畑中伶一)/喜助(千代田進一)/善太(丸凡太)/戸部伯龍(谷幹一)/金森丹波守(南廣)他

ヤクザを抱え込んだ南座が朝日座の役者を襲う。光圀主従が代役、舞台に立つ。

「ロミオとジュリエット」に、芝居で漫遊記、2つのパターンが楽しめる話でした。高山の殿様は血気盛んですね。それにしても弥七はいつになったら出てくるんでしょう?



謎の死紋・亀田 (第二十四話:昭和45年1月12日放送) ★★★☆☆

脚本:津田幸夫/監督:田坂勝彦

寺崎弥太郎(本郷功次郎)/縫(珠めぐみ)/太兵ヱ(森健二)/お京(左時枝)/松島右近(須藤健)/峰十太夫(山下清)/片貝大八(守田学)/浪人(宮城幸生)他

家老右近のため死罪になった重兵衛の藩政改革を継ぐ弥太郎兄妹の活躍。

題が渋すぎ・・・。サスペンス劇場でも始まりそうな勢い。イカサマで助格をはめる黄門様。弥七登場せず。



旅烏の子守唄・庄内 (第二十五話:昭和45年1月19日放送) ★★★★☆

脚本:津田幸夫/監督:山内鉄也

弥之吉(渡哲也)/庄左ヱ門(菅井一郎)/おかよ(加賀ちか子)/勘太(下沢寛之)/おきぬ(岡田千代)/与作(壬生司郎)/おたえ(時美妙)/天狗の伝吉(松原光二)/ひょっとこの松(金光満樹)/河童の竹(島田景一郎)/鬼塚の熊吉(藤尾純)/神山新吾(町田澄彦)/喜兵ヱ(有馬宏治)/番頭(有島淳平)/船頭(大城泰)/医者(藤川弘)他
渡哲也、菅井一郎、松原光二 他

祖父のもとへ少年を送る威勢のいい渡世人弥之吉。惚れこむ光圀。

やっぱり子役がいいです/演出がおもしろい。黄門さまの独り言?というか回想シーン?にウルウル・・・。弥七登場せず。



越後騒動・高田 (第二十六話:昭和45年1月26日放送)

脚本:中島貞夫/監督:内出好吉

市川紺太夫(藤田佳子)/おみつ(磯野洋子)/新之助(伊吹吾郎)/服部十左ヱ門(中村錦司)/お蓮(円阿弥谷津子)/お千代(河井美千子)/光長(村居京之輔)/とよ(三島ゆり子)/永見大蔵(高野真二)/主水(高田次郎)/役人(村田五郎)/お万(利根はる恵)/お市(上岡紀美子)/阿部豊後守(永田光男)他

高田藩政治を私する二人の悪臣。死をかけ光圀に訴える奥方侍女。

黄門さまの初恋の人登場!!その名は・・・“お連”。新旧格さん共演。かなりハードな話でしたが、弥七が出てこなかったのが残念。



暗闇の長者・白河 (第二十七話:昭和45年2月2日放送) ★★★☆☆

脚本:伊上勝/監督:内出好吉

妙(山本陽子)/別所縫之助(新田昌玄)/稲葉主膳(南原宏治)/方庵(山口幸生)/虚無僧(鈴木晴雄)/名主(田中圭介)他

新代官以来、暴動が消えた白河天領を視察。虚無僧に襲われ、そしてナゾの‘暗闇の長者’なる人物とは・・・。

弥七久々です、冒頭から大活躍。名台詞も飛び出します。 “だいたい名前が気にくわねぇ。暗闇の長者。闇に悪事はつきもんだ。そのてん、あっしのかざぐるまなんてのはいい名だ。かざぐるまはお天道様の真下でカラカラ回るもんでぃ” 。悲劇仕立て。



隠密無情・磐城 (第二十八話:昭和45年2月9日放送) ★★★☆☆

脚本:津田幸夫/監督:山内鉄也

志乃(岩崎加根子)/菊原平太(東千代之介)/堀江外記(杉山昌三九)/五味庄内(三島耕)/山形屋重兵衛(堀正夫)/木塚甚八(浜崎満)/薬売り(諸口旭)/飴屋(加川泰三)/乞食(宍戸大全)他

平藩家老堀江と山形屋の禁制品密輸。それを探る隠密。

隠密が出てくる話はたいてい悲劇ですね。弥七登場せず。



ならず者・桐生 (第二十九話:昭和45年2月16日放送) ★★★☆☆

脚本:鈴木生朗/監督:内出好吉

相良重蔵(内田良平)/おいね(青柳美枝子)/久作(中村是好)/辰吉(宮下堤)/鉄五郎(滝恵一)/お松(永野裕紀子)/善兵衛(石浜祐次郎)/忠助(入江慎也)/平右衛門(岩田直二)/脇田半太夫(夏目俊二)/千鶴(弥永和子)/子分(藤本秀夫)/役人(小峰一男)/村人(和田昌也)他

村人に裏切られ、ならず者の頭となった重蔵は水戸藩の脱藩者で格さんの友人でもあった。

弥七のもみ上げが前々回より長くなったような・・・。



上州からっ風・前橋 (第三十話:昭和45年2月23日放送) ★★★☆☆

脚本:田坂勝彦 鎌田房夫/監督:田坂勝彦

政吉(山田吾一)/お絹(高森和子)/林外記(永井秀明)/秀五郎(沼田曜一)/徳松(小林重四郎)/常七(田中直行)/万作(徳田実)/卯平(北野拓也)/平助(木谷邦臣)/作兵衛(飯田覚之)/与助(南勝)/陣太(大月正太郎)/辰三(野口貴史)他

八木節の歌い比べの前、村の歌い手政吉が、郡代によって仏像盗難を理由に歌を禁じられる。

今回は弥七が「こちらのお方は~」をやります。



乱斗鷹ノ巣峠・忍 (第三十一話:昭和45年3月2日放送) ★★★☆☆

脚本:津田幸夫/監督:内出好吉

お竜(佐藤友美)/脇坂民部(市川男女之助)/堀田大膳(竜崎一郎)/榊原十太夫(天津敏)/お蘭の方(万里昌代)他

忍藩を預かる家老が病気、代った次席家老の不正の証拠を握るが妻娘を人質にとられる。

弥七、ラス立ちは珍しく刀で戦っていました。



水戸の白梅・水戸 (第三十二話:昭和45年3月9日放送) ★★★☆☆

脚本:宮川一郎/監督:内出好吉

深雪(岩井友見)/冴(姿美千子)/森田図書(水島道太郎)/沼沢(原田清人)/中山備前(永田靖)他

旅を終え、水戸へ帰ってきた光圀主従。引け時を失い焦る城代家老に引退の花道を作ってやる光圀。

格さんもいよいよ深雪さんと結婚。最終回なのに弥七登場せず。

達人への道第1部作成にあたり、ノリPさんより多大なるご協力をいただきました。ありがとうございました。


  
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