忍者ブログ

「達人への道」「掲示板」「旅日記」は、こちらのブログにデータをまとめましたのでご利用下さい。

   
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

第15部
あらすじ

実子、讃岐高松十二万石、松平頼常を柳沢吉保の魔手から救った黄門さま。一旦はそのまま旅立とうとしたが、しばらく柳沢の動きを見てからと思い直して、高松城にとどまっていた。しかし、接待責め・堅苦しい城内の暮らしに退屈をもてあましていた黄門さまは、金毘羅参りということで、御馴染みのお供を連れて屋敷を抜け出すが…。

第十五部は、第十四部で到着した高松からスタート。今回の旅の目的は、筑前福岡藩のお家騒動の解決。偶然知り合った美剣士が実は、福岡藩黒田家五十二万石、黒田綱政の一人娘、綾姫。国元の奸臣大野外記が娘を側室に差し出し、殿様を酒漬け女漬け、藩政を牛耳ろうと画策。外記にたぶらかされた父を諌めようと江戸屋敷を抜け出したという。綾姫を連れて福岡を目指し、波乱に富んだ旅が始まった。行く手には海賊上がりの刺客卍屋一味。背後には柳沢吉保の影もチラリチラリ。前途多難な筑前への道を踏み出す一行。


レギュラー

水戸光圀 (西村晃)
佐々木助三郎 (里見浩太朗)
渥美格之進 (伊吹吾朗)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
風車の弥七 (中谷一郎)

綾姫 (片平なぎさ)


全話紹介

謎の美剣士隠密旅・高松 (第一話:S60.1.28放送) ★★★★☆

 


音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:里見浩太朗・伊吹吾朗
題字:朝比奈宗源
ナレーター:芥川隆行
脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

綾姫(片平なぎさ)/志乃(山口いづみ)/笠井孫兵衛(浜田寅彦)/笠井孫六(加藤大樹)/卍屋徳兵衛(田中明夫)/脇田兵部(玉川伊佐男)/谷村十兵衛(睦五郎)/朽木伝十郎(石橋雅史)/玄海の鱶七(北九州男)/お千(一柳みる)/高瀬五太夫(高野真二)/権八(岡部正純)/柳沢吉保(山形勲) 他

高松城内から抜け出した一行。金毘羅参り参拝の途中、志乃がかどわかされた。それがなんと人違い。福岡藩黒田家の綾姫と間違えられてかどわかされたのだった。国元の奸臣大野外記にたぶらかされた父を諌めようと江戸屋敷を抜け出した綾姫だったが、追手に捕まり、危ういところを一行が助ける。綾姫を伴い福岡を目指す一行。

一話目炎上シーンあり。宝禄火矢を使い荒っぽい方法で綾姫らをいぶりだす海賊あがりの刺客集団。




助格駕籠屋と客引き老公・松山 (第二話:S60.2.4放送) ★★★★☆


脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

お小夜(坂上味和)/お絹(大塚良重)/幡野万右衛門(遠藤太津朗)/大浜屋伝蔵(藤岡重慶)/松平定直(宗方勝巳)/政次(柴田侊彦)/武吉(松山照夫)/島蔵(南祐輔)/芳三(うえだ峻)/万吉(伊藤高) 他

道後温泉に向かう一行。道中、大浜屋に女中奉公に行くという娘・お小夜らと出会う。ところが大浜屋は、私腹を肥やす好色奉行と結託した悪親分伝蔵が、博打と女で旅人の身包み剥がす評判の悪い店。案の上、お小夜らも座敷に上がれということに。店の内情を知った黄門さま、博打で大負けした振りして、八と共に旅籠の呼び込みに。一方助さん格さんは、大浜屋に苦しめられている飛脚問屋の女主人お絹を助けて駕籠屋に。月に1回、城下をお忍び偵察する領主松平定直を加えて、綾姫を太夫に江戸浅草の芸人一座に成りすます一行。領主の目前で悪を暴く。

綾姫、これからドンドンいろんなことやっていきます。まずは芸人一座の綾太夫。




偽黄門になった黄門様・伊予 (第三話:S60.2.11放送) ★★★☆☆


脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

お小夜(松本伊代)/おとよ(長内美那代)/吾兵衛(小林昭二)/惣次(林家珍平)/森川弥太夫(南原宏治)/庄屋仁左衛門(飯沼慧)/新兵衛(南道郎)/喜八(早川研吉)/六蔵(岩尾正隆)/木暮(丘路千)他

旅籠で胡麻の蝿にあった一行。印籠までも盗まれてしまう。巡礼姿になって旅を続けるが、どうにもひもじくてたまらない。そこを少年の格好をした娘馬子・お小夜に助けられた。お嬢様と呼ばれ、何か曰くありげなお小夜。実は前の庄屋の娘だった。代官と今の庄屋が手を組み、農民たちに無理難題。一揆寸前。窮状を知った黄門さま、今城下で広まっている、伊予に黄門さまが来ているらしいという噂を利用し、江戸の役者一座と偽り黄門役に成りすます。だが、肝心の印籠がないため、偽黄門にされ牢に。

巡礼姿の格さん、「巡礼にご報謝を」がひじょーに面白かった(*^∇^*) 伊吹格さんのあぁいうところが好きです。




悪計暴いた身代わり花嫁・大洲 (第四話:S60.2.18放送) ★★★☆☆


脚本:芦沢俊郎/監督:居川靖彦

おみつ(中村明美)/清太(真夏竜)/ひで(桜むつ子)/六助(増田順司)/鳴海屋(川合伸旺)/おたき(白石奈緒美)/秋月太兵衛(永井秀明)/村長(市川男女之助)/政吉(片岡五郎)/鶴三(吉田豊明)他

和紙の産地として名高い大洲藩五万石の城下に入った一行。紙問屋の娘おみつと紙漉き職人・清太とは恋仲。だがおみつに横恋慕する廻船問屋鳴海屋とそれを後押しするおみつの継母ひで。鳴海屋と手を組み和紙の利権を独占し私服を肥やす家老。紙一枚作る尊さを、色と欲とで踏みにじる悪を一掃する黄門さま。

お馴染み花嫁騒動記。綾姫の花嫁姿がとてもキレイでした。




闇を斬る!怪傑白頭巾・宇和島 (第五話:S60.2.25放送) ★★★☆☆


脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

清吉(森次晃嗣)/加代(島村佳江)/岡村頼母(久米明)/前原総一郎(小野武彦)/小田島外記(江見俊太郎)/宇和屋(多々良純)/原田弥惣次(内田勝正)/権六(黒部進)/村田民部(永野辰弥)/お秀(鶴間エリ) 他

道中で一行が知り合った薬売りの清吉。牛鬼(うしょうにん)の札と共に現れる義賊。城下では更に白頭巾も現れた。宇和島では城代家老岡村頼母を退け、藩を操ろうと悪家老らが暗躍。白頭巾の正体はなんと城代家老の娘・加代。綾姫が白頭巾に扮するなど、一行が助太刀。

義賊清吉に、さぞかし名のある大親分だと見込まれた黄門さま。今回は名乗りはしませんでしたが、やはりのりにのってます。




御存知黄門一座の大芝居・別府 (第六話:S60.3.4放送) ★★★☆☆


脚本:櫻井康裕/監督:居川靖彦

千之助(大門正明)/梅奴(浜田朱里)/土門平太夫(戸浦六宏)/宇佐美屋(神田隆)/利兵衛(有馬昌彦)/横瀬(山本清) 他

旅芝居一座に紛れ込み別府入りした一行。調子のイイ男・千之助とも知り合うが実は胡麻の蝿。別府には温泉湯の利権に目をつけ、代官に取り入り湯治場を牛耳る悪がいた。一行が助けた美しい芸者梅奴は何か曰くありげ。正体は、殿様拝領の短刀を盗まれた罪で取り潰しになった廻船問屋の娘おとしだった。父母の恨みを晴らすため再び巡り合った兄妹。旅芝居一座の力を借り、短刀を巡る陰謀を明るみに出す。

一行、旅芝居一座に扮する。芝居をやるとき、弥七親分は毎回悪家老役ですね。でもなかなか合ってます。




無法を砕く大草原の血闘・阿蘇 (第七話:S60.3.11放送) ★★★☆☆


脚本:櫻井康裕・葉村彰子/監督:居川靖彦

芳乃(根本律子)/信兵衛(内藤武敏)/神山主計(外山高士)/肥後屋(武藤英司)/次郎太(遠藤征慈)/作造(天草四郎) 他

火の国阿蘇へ着いた一行。草千里の馬買いの束ねを狙い、無法者の肥後屋らが代官と結託、非道の限りを尽くす。名高い南部駒にも劣らぬほどの阿蘇の名馬を守るため、阿蘇大宮司の血筋を引く娘・芳乃と共に一行が大活躍。

噴煙たなびく火の山阿蘇を舞台に繰り広げられる一行の活躍が見ものです。綾姫、じゃじゃ馬ぶりを発揮。一行と共に旅をしたお姫様の中じゃ最強です。この頃から、格さんとの二人行動が多くなり始め、徐々にイイ感じになっていきます。




母恋し五木の子守唄・熊本 (第八話:S60.3.18放送) ★★★☆☆


脚本:櫻井康裕/監督:倉田準二

竜太郎(白龍光洋)/千春(桜千春)/おとせ(加茂さくら)/源六(玉川良一)/お園(松岡ふたみ)/山岡修理(中山昭二)/お近(石井富子)/仁兵衛(田口計)/由三(高峰圭二) 他

熊本の城下外れで幼い兄妹と知り合った一行。名前は竜太郎と千春。可憐な手踊りで旅廻り一座の人気者。生き別れになった母を探しているという事情を知った黄門さま、江戸の芸人と偽り、一座に潜り込む。母親・おとせは大店の後家になり、若君の守り刀献上と義理の娘の婚礼を控えていた。義理と人情の板ばさみで母親の名乗りをしないおとせ。淫らな企みに振り回されるおとせを助けるため、黄門さまが一計案じる。




異国の姫は瓜二つ・長崎 (第九話:S60.3.25放送) ★★★★☆


脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

玉華公主(片平なぎさ)/平戸屋(御木本伸介)/西海屋(高城淳一)/末次源十郎(早川雄三)/張青竜(山本昌平)/文吉(北條清嗣)/宇兵衛(楠年明)/斉藤(丘路千) 他

異国情緒漂う長崎。助さんと八は、異国の刺客に襲われる、綾姫そっくりの娘を助けた。娘の正体は明国の姫君・玉華公主。清国の魔手から逃れ、朱瞬水に会うため日本へ来たのだった。長崎奉行と西海屋が結託し、清国との抜け荷を行なっている事実を掴んだ黄門さま。祖国を失った玉華公主を助けるため、綾姫様も大活躍。黄門さま自ら、他国の者を入れてはならないというご禁制を破る。長崎奉行が追っていた明国の娘が実は黄門さまの連れの娘だったと偽り、玉華を水戸屋敷に居る朱瞬水の元へ送る。

片平なぎささん二役。助さん、身振り手振りを交えての初めての?国際交流です。清国の刺客、拳法の使い手を相手に弥七の水中戦。




嫁が支えた唐津焼・唐津 (第十話:S60.4.1放送) ★★★☆☆


脚本:芦沢俊郎/監督:山内鉄也

村田小太郎(河原崎次郎)/源造(稲葉義男)/村田梢(あべ静江)/村田政代(萬代峰子)/月岡頼母(飯沼慧)/井筒屋五平(金井大)/月岡菊馬(岡崎二朗)/田中十内(原口剛) 他  

唐津で一行が知り合った武家の嫁・梢とその姑・政代。夫である小太郎は出世など気にせず、唐津焼の工夫に打ち込む。それゆえ姑の嫁いびり。そして、梢に横恋慕する家老の馬鹿息子・月岡菊馬。菊馬の父である月岡頼母も井筒屋と結託、唐津焼を藩お買い上げとし、私腹を肥やそうと企む。悪を一掃し、嫁姑の仲も取り持つ黄門さま。

刺客が一話目以降一度も出ずに、遂に福岡目前までやってきました。




老公暗殺!火炎地獄・福岡 (第十一話:S60.4.8放送) ★★★★☆


脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

大野外記(須賀不二男)/宗方将監(小栗一也)/卍屋徳兵衛(田中明夫)/脇田兵部(玉川伊佐男)/谷村十兵衛(睦五郎)/朽木伝十郎(石橋雅史)/玄海の鱶七(北九州男)/お千(一柳みる)/黒田綱政(葉山良二)/お牧の方(湖条千秋)/用人(溝田繁)/仁兵衛(牧冬吉)/柳沢吉保(山形勲) 他

遂に福岡入りした一行に卍屋一味が罠を仕掛ける。遂に敵の手中におちた綾姫。旅籠に閉じ込められた一行に、火炎が迫る。辛くも脱出し、卍屋に裏切られた鱶七の協力により綾姫を奪取した一行は、悪が巣食う城中へ乗り込む。

一国の姫がみだりに江戸屋敷を離れてはならぬという幕府の掟。事件解決後も、江戸屋敷へ綾姫をこっそり返すために一行と共に旅を続けます。弥七はしばらく出演せず。福岡藩江戸屋敷の脇田兵部を処分するため、書状を持って江戸までひとっ走り。




偽黄門様は喧嘩医者・小倉 (第十二話:S60.4.15放送) ★★★★☆


脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

和久田監物(村井国夫)/由紀(平淑恵)/犬塚内膳(青木義朗)/田川兵部(船戸順)/筑紫屋(伊沢一郎)/大黒屋(神田隆)/吾平(奥村公延)/古田甚九郎(石山律雄)/仙太(石見栄英)/横田源八(水上保広)/市木弥左衛門(永田光男)/玄磧(森繁久彌(特別出演)) 他

一行が知り合った医者・玄磧は、口は悪いし、なりは汚いが腕は確か。曰くありげなその様子に素性を調べた黄門さま。なんと元は武士で、町奉行和久田監物の父親。通称喧嘩医者の孫さん。折から米商人の間では藩札の暴落に一家心中まで出る騒ぎ。事情を探るべく、孫さんを黄門さまに仕立てての偽黄門騒動。

弥七がいない分、情報収集はどうするの?と思いましたが、黄門さま頑張ってます。




娘が救った酔いどれ大工・山口 (第十三話:S60.4.22放送) ★★★☆☆


脚本:大西信行/監督:山内鉄也

お糸(香山まり子)/政五郎(和崎俊哉)/民三(内田喜郎)/横目大吉(北原義郎)/源兵衛(森幹太)/良雲(山村弘三)/寅造(芦屋雁之助) 他

かつては長州一の欄間の彫り物師と言われた寅造。だが今は妻を失った寂しさから酒に身を持ち崩し、娘を泣かせるダメ親父。折から持ち上がった瑠璃光寺(るじこうじ)の改修普請に、棟梁の政五郎は兄貴分の寅造に欄間の彫り物を頼み、立ち直らせようと試みる。父と娘のために一肌脱ぐ黄門さま。改修普請の裏に隠された黒い企みも一掃する。




めざす敵は仁術医者・浜田 (第十四話:S60.4.29放送) ★★★☆☆


脚本:津田幸於/監督:倉田準二

桂木忍(斉藤慶子)/笹木順庵(安井昌二)/滝川蘭山(名和宏)/唐沢玄朴(滝田裕介)/江津屋(嵯峨善兵)/矢吹恭之介(水谷大輔)/弥五郎(汐路章)/石崎軍蔵(北町嘉朗) 他

一行とは別行動の助さん。道中、目の不自由な身でありながら、父の仇を求めて旅する武家娘・忍を救う。一緒に泊まった旅籠で、元将軍御典医の滝川蘭山に目をつけられ狙われることに。一方、食べすぎで腹を痛めた八が担ぎ込まれた先は、人望の厚い町医者・笹木順庵の所。忍を伴って、一行と合流した助さん。だが順庵の様子がおかしいことに気づく黄門さま。順庵による忍の目の手術は成功したが、仇とは順庵のことだった。高い値で薬を売り私腹を肥やす薬種問屋と御典医らを退治、仇討ちの行方を見守る黄門さま。




願い叶えた鯉のぼり・大竹 (第十五話:S60.5.6放送) ★★★☆☆


脚本:芦沢俊郎/監督:居川靖彦

雄次(伊吹剛)/おいと(小田かおる)/源造(真弓田一夫)/正五郎(井上昭文)/松吉(市川好朗)/神原十内(高野真二)/徳平(河合絃司) 他

季節にかかわらずあがっている金色の鯉のぼり。それを目にした一行は、何か曰くありげとおいとの元を訪ねる。それにはおいとの雄次に対する、私はあなたのことをずっと変わらず待っていますという、熱い想いが込められていた。おいとの婚約者雄次は凶状持ち。正五郎親分の腕を切り落とし、大竹を逃げ出した。代官と二足のわらじの親分・正五郎らは、何にでも上納金をつけ、私服を肥やし人々を苦しめていた。おいとらのため、鯉のぼりの願いを実現させようと黄門さまらが悪を一掃。




弥七に似ていた風来坊・広島 (第十六話:S60.5.13放送) ★★★★☆


脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

喜三郎(中谷一郎)/お登志(鈴鹿景子)/倉橋屋(小松方正)/大野屋(川合伸旺)/黒瀬刑部(幸田宗丸)/五郎蔵(宮口二郎)/源八(森章二)/清次(水上保広)/音吉(当銀長太郎)/矢野左太夫(出水憲司) 他

広島の城下で対立する倉橋屋と大野屋。共にやくざまがいの人足元締めで評判が悪い。腕を見込まれて倉橋屋の用心棒になった助格。一方、黄門さまらが立ち寄った料理屋の若い女将・お登志は、前の人足元締めの娘。数年前父親を殺され、その犯人として手配されているのが弥七と瓜ふたつの喜三郎。だが実は、奉行と結託した倉橋屋と大野屋の企みによるものだった。復讐のため、浜田に帰ってきた喜三郎。人殺しにはさせじと弥七が活躍する。

中谷さん二役。弥七祭りだ!! 弥七、江戸から戻ってきて早々事件に巻き込まれます。




美女を狙った天狗騒動・熊野 (第十七話:S60.5.20放送) ★★★★☆


脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

お咲(奈月ひろ子)/おりえ(山本ゆか里)/福田屋(土屋嘉男)/弓削十郎太(原口剛)/根来坊覚全(城所英夫)/定吉(手塚茂夫) 他

熊野の山中、筆作りを見たいと言う黄門さまに文句を言って怒りをかってしまった八。置いてきぼりをくらった八は烏天狗を見て気絶。町では、若くて綺麗な娘ばかりの神隠しが続発。山神様による娘の神隠しの裏にある陰謀を暴こうとする弥七に、烏天狗が投げたものは棒手裏剣。紀州根来の忍び崩れを使い、代官の手下弓削十郎太が、娘らをかどわかしていた。綾姫が人質御供にされる娘の身代りとなって潜入、黄門さまが真の山神様となり悪党退治。筆問屋福田屋の後家と、先妻の娘の仲も取り持つ。

弥七と根来忍びとの闘いが見ものです。久々に緊迫感溢れるシーン。




無念晴らした槍の仇討ち・福山 (第十八話:S60.5.27放送) ★★★☆☆


脚本:大西信行/督:山内鉄也

佐五平(左とん平)/松方新之助(志垣太郎)/田沢剛右衛門(田中浩)/若宮監物(中山昭二)/若宮要介(高峰圭二)/島屋(石浜裕次郎) 他

福山へ向かう道中で一行が知り合った主従。酒癖は悪いが主人想いの中間左五平と使用人思いの主人新之助の強い結びつきに感動する黄門さま。が、やがて悲劇へ。家老の息子・若宮要介と剣術指南役・田沢剛右衛門がつまらぬ事から因縁をつけ、槍を奪った上、返して欲しければ佐五平の首を差し出せと無理難題をつきつける。佐五平を守るため詫びる新之助を、田沢が槍で突き殺す。あまりの無法に怒った黄門さま、佐五平の仇討ちを助けるため田沢道場へ共に乗り込む。

久しぶりにいい人が死ぬパターンでしたが悲しいですね。お馴染み左とん平さん、やっぱりいい味出してました。




父娘救った主君の鎧・備中松山 (第十九話:S60.6.4放送) ★★★★☆


脚本:加瀬高之/監督:居川靖彦

大西伝兵衛(高松英郎)/大西茜(舟倉由佑子)/正田秀之助(吉田次昭)/京極直常(小野進也)/京極守常(早川雄三)/水谷出羽守勝美(細川俊夫)/源造(武藤英司)/秋山(可知靖之)/前岡(田畑猛雄)/旅籠の主人(山村弘三) 他

子の刻登城で常に先陣を遂げる伝兵衛。伝兵衛の娘・茜に懸想する家老の息子・直常は、子の刻登城で自分が先陣を切れば茜を嫁にくれと無理難題。伝兵衛を参加させまいとする悪人共は、あの手この手で邪魔をし、遂に伝兵衛の具足は燃えてしまった。そこで黄門さま、藩主の具足を借りてきて伝兵衛に授ける。高瀬舟を取り仕切ろうと企む家老や丸源らも退治。

子の刻登城ものは結構好きなパターンです。最近、色仕掛けを覚えた綾姫様f(^_^; 弥七登場せず。




謎が渦巻く陰謀の宿・米子 (第二十話:S60.6.10放送) ★★★★☆


脚本:櫻井康裕/監督:倉田準二

田坂和之進(森次晃嗣)/寿々(木村弓美)/横瀬源四郎(佐竹明夫)/荒尾成政(御木本伸介)/堀田左馬之助(川辺久造)/加地守之助(大竹修造)/由紀(片山由香)/伊藤要(原田樹世士)/野木(山本清)/藤次(江幡高志)/千石屋(永野辰弥) 他

米子へ向かう道が豪雨による崖崩れ。足止めをくらった一行は、宿の相部屋に。だがその相部屋は曰くありげな人達が集まっていた。米子では夜見ケ浜灌漑工事による新田作りが進められていた。城代家老・荒尾成政に呼ばれて米子を目指す測量士・田坂和之進。三百両もの藩金を持って逃げる男を測量士と偽り、次席家老を欺く寿々の狙いは、本当の測量士を米子入りさせること。灌漑普請を失敗させて城代家老を失脚させ、その後釜におさまろうという次席家老の企みを一掃する黄門さま。相部屋になった人々がそれぞれ身の立つように黄門さまの粋な計らいも。




意地で守った名人芸・鳥取 (第二十一話:S60.6.17放送) ★★★☆☆


脚本:大西信行/監督:倉田準二

長兵衛(長門勇)/おかね(磯村みどり)/おいね(丸山秀美)/大井佐太夫(滝田裕介)/因幡屋(飯沼慧)/阿波屋(稲葉義男)/忠七(三田村賢二)/荒波吉右衛門(福山象三)/梅吉(北見唯一)/浅吉(牧冬吉) 他

鳥取池田三十二万五千石の城下へ入った一行。あの日光東照宮の「眠り猫」を彫った左甚五郎も兜を脱いだという竹細工の名人・長兵衛に会いに行く。だが長兵衛は博打好きの飲んだくれ。頑固で気に入らぬ仕事は引き受けない。因幡屋が藩重役・大井佐太夫へ賄賂として送る竹細工の仕事も頑として断るがそれがとんでもない展開へ。イカサマ博打に引っかかり五十両もの借金を作ったうえ、娘のおいねが大井佐太夫の元へ売られるはめに。長兵衛親子を助け、鳥取の悪を一掃。土産に貰った水仙の花が道中花開き、黄門さまもビックリの名人芸。




悲願叶えた火焔剣・三日月 (第二十二話:S60.6.24放送) ★★★☆☆


脚本:櫻井康裕/監督:倉田準二

美津(新藤恵美)/牧野新之介(中村橋之助)/菱田監物(外山高士)/大熊源太夫(浜田晃)/松平綱隆(峰祐介)/亀造(入江慎也)/道中奉行(中村錦司) 他

播磨の国、三日月の城下に着いた一行。父の仇討ちをする姉弟に出会った。仇は出雲松江藩の者で、目印は火焔不動の透かし彫りが入った名刀備前長船。父の所持する備前長船を奪うため殺されたと、その現場を見ていた亀造が証言。事情を知った一行も、出雲松江藩の本陣に潜り込み、あの手この手を使って刀を探し出そうとする。遂に、仇・菱田監物と大熊源太夫を見つけ出した一行。自らの出世のために、刀を刀剣好きの殿様に差し出したのだった。姉弟の仇討ちを助ける黄門さま。




鬼庄屋にされた黄門様・篠山 (第二十三話:S60.7.1放送) ★★★★☆


脚本:大西信行/監督:山内鉄也

山野井金太夫(西村晃)/お雪(三浦リカ)/川上軍兵衛(和崎俊哉)/芋粥の六兵衛(藤岡重慶)/小市(三角八朗)/吾作(高原駿雄)/おてる(桃山みつる) 他

丹波篠山へ入った一行。だが農民たちに鬼と呼ばれた黄門さまはなんとも不機嫌モード。そこの村の大庄屋はなんと黄門さまと瓜二つ。農民達への情容赦ない仕打ちで、鬼と呼ばれ恐れられていた。かくなる上は、庄屋を誘拐して身代金を取り、村を捨てて逃げようと計画する農民達。庄屋と入れ替わった黄門さまは、代わりに誘拐され農民らの捨て身の覚悟を知る。一方、庄屋は自分の身を心底心配してくれるお雪の心根に打たれる。誘拐騒ぎを利用して、庄屋を亡き者にしようと企む悪代官らを一掃する黄門さま。庄屋も心を入れ替え、村には平穏が。

西村晃さん二役。金太夫役が面白かったです。




女掏摸弁天お京・宮津 (第二十四話:S60.7.8放送) ★★★★☆


脚本:櫻井康裕・葉村彰子/監督:山内鉄也

お京(美保純)/お里(小畠きぬ子)/半吉(赤塚真人)/小西屋(根上淳)/天野屋(高城淳一)/土倉伊兵衛(幸田宗丸)/般若の五郎蔵(田中浩)/勘次(中田博久)/小西屋の番頭(本郷淳) 他

股の下から天の橋立を見る一行。そこで出会った若い男女のスリは弁天のお京とその供の半吉。まだ完全には悪に染まってはいないお京らの行く末が気にかかる黄門さま。お京らは賭場でのイカサマがばれて、般若の五郎蔵らの計略に乗せられるはめに。その計略とは、竹姫様の婚礼衣装を巡る呉服問屋小西屋と天野屋の対立に端を発す。藩御用の小西屋をつぶすため、天野屋が五郎蔵らと手を組み、お京らを使って店に言いがかりをつけさせる。だがお京が小西屋の、数年前生き別れになった娘・お夏だということが分かる。悪者一味を一掃し、親と娘の絆も取り戻す黄門さま。

最近綾姫様がおもしろい。どうやら綾姫様は、男の振りをして娘さんを驚かすのがお好きなようですf(^_^; 印籠の出し方パターンが定着しているこの頃にしては、珍しい印籠の出し方。黒装束の黄門さま、お馴染みの衣装に着替えてきて格さんに印籠を手渡します。




友を救った男の真実・小浜 (第二十五話:S60.7.15放送) ★★★☆☆


脚本:外山徹・葉村彰子/監督:倉田準二

六助(松山英太郎)/おひさ(二宮さよ子)/清吉(大門正明)/灘屋(遠藤太津朗)/大垣重太夫(江見俊太郎)/唐次(上田忠好)/源助(村田正雄)/沢井(原口剛) 他

十一万三千石、酒井家の城下に入った一行。若狭塗り本家六代目の六助と、その幼馴染の娘おひさと知り合う。六助とおひさにはもう一人幼馴染がいた。五年前に灘屋の抜け荷の罪を被って島送りとなった清吉だ。その清吉が帰ってくる。抜け荷の証拠を握られている灘屋ら一味は清吉を消そうとする。企みを知った黄門さまは悪を一掃、三角の恋の行方を見守る。




黄門様の婿入り志願・敦賀 (第二十六話:S60.7.15放送) ★★★★☆


脚本:外山徹・葉村彰子/監督:倉田準二

清太(佐藤佑介)/お秋(植木まり子)/三国屋(川合伸旺)/佐平(柴田侊彦)/鳴海三五郎(金井大)/瀬戸口左近(船戸順)/伝次(大木正司)/留造(細川純一)/役人(矢部義章)/お民(藤間紫) 他

為替を受け取りに行った助さんを待つ一行は懐が寂しく、海辺の町に来たのに海の幸が食べられないと定食屋でぼやく八。そこで知り合った若い男・清太に賭場に誘われ一行だが、当たり目が出ずに無一文。清太の実家・廻船問屋若狭屋で働きながら、助さんを待つことに。清太の母・お民はとてもしっかり者で、亡くなった父に甘やかされて育った清太はわがままし放題、お民は手を焼いていた。その道楽息子につけ込んで、若狭屋が抑えている昆布商いの権利を狙う、小浜藩御用達の廻船問屋三国屋。更に三国屋はお民を後添えにと狙うが、そこは黄門さま、機転を利かせてお民と夫婦になるとでっちあげ。清太を博打で借金漬けにし、若狭屋の沽券を盗み出すよう企む三国屋と奉行ら。悪を一掃し、道楽息子の目を覚まさせる。

今回は娘姿で居ることが多かった綾姫様。最近は入浴シーンもめっきり増えてきたようです。




殿様騙した親不孝者・大垣 (第二十七話:S60.7.29放送) ★★★★☆


脚本:大西信行/監督:倉田準二

孝助(桜木健一)/お珠(大場久美子)/おかや(宝生あやこ)/小浜屋源兵衛(立原博)/空っ風の権造(汐路章)/田崎主計(久富惟晴)/戸田氏定(佐原健二)/三河屋(増田順司)/立石山城(西山辰夫) 他

養老の滝で名高い大垣城下で一行が知り合った親不孝息子。その名も穀物問屋柿見屋の孝助。親孝行をして殿様から褒美の金をせしめ、芸者遊びで小浜屋に作った借金三百両の返済を遅らせようとする、なんとも悪知恵の働くグレた息子。殿様をだましたことがばれれば打ち首、そうなる前に本当の親孝行者にしようと黄門さまらが孝助を孝行息子に仕込む。だが、柿見屋が持つ、お城への穀物納入の一手引受の利権を狙う小浜屋と町奉行の田崎が、孝助の化けの皮を剥がそうと躍起に。孝助の目を覚まさせ、養老の滝の名に恥じぬ本当の孝行息子にする黄門さま。




助さんは替え玉亭主・岐阜 (第二十八話:S60.8.5放送) ★★★☆☆


脚本:櫻井康裕/監督:居川靖彦

おもよ(本阿弥周子)/聞多(工藤堅太郎)/神野直政(須賀不二男)/幸次郎(大竹修造)/垂水屋(永井秀明)/六兵衛(伊達三郎)/金蔵(吉田豊明)/松吉(芦田友秀)/石山勘兵衛(江並隆)/松屋茂右衛門(佐野浅夫) 他

岐阜提灯が名高い岐阜へ到着した一行は、提灯作り職人の仕事場を訪ねるが、その職人松屋茂右衛門は黄門さまにも劣らぬほどの頑固者。一方、大垣の旅籠へ旅日記を取りに行った助さんが、その帰り道、難儀するおもよら母子を助け、仮の夫婦になってくれと頼まれた。その助さんが訪ねた先が黄門さまの逗留する茂右衛門の家。おもよは茂右衛門の娘で、提灯作りが嫌になり家を飛び出したという。そこへ献上提灯の話が。悪代官らを一掃し、親子の絆を取り戻す黄門さま。

佐野浅夫さんゲスト出演。黄門役では温かく涙もろいのが印象的ですが、ゲストの時はしぶくクールな役が多いです。違いが見もの。




宿場救った孤独の十手・中津川 (第二十九話:S60.8.12放送) ★★★☆☆


脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

おせつ(吉澤京子)/落合源八郎(小野進也)/杉沢半兵衛(高野真二)/落合源太左衛門(森幹太)/落合源四郎(中田博久)/勘太(中山和俊)/亀吉(小林芳宏)/勧蔵(芦田伸介

中津川の宿場で乱暴者を捕らえ、目明しの勧蔵に引き渡した一行。だが町の様子がおかしい。捕らえた男・落合源八郎は山賊のような郷士一族のせがれ。源八郎を放さなければ宿場のものを皆殺しにするという脅しに町のものは勧蔵を責める。代官も落合一族と同じ穴のむじな。源八郎を一人で護送する勧蔵を助け、中津川の悪を一掃。




男度胸の木曽節仁義・木曽福島 (第三十話:S60.8.19放送) ★★★☆☆


脚本:加瀬高之/監督:居川靖彦

御岳の政吉(里見浩太朗)/清次(磯部勉)/おのぶ(大塚良重)/辰五郎(御木本伸介)/お栄(月丘千秋)/郡司友之助(北原義郎)/大町屋(武藤英司)/熊造(井上昭文)/おたみ(正司歌江) 他

木曽福島の茶店で出逢った旅烏は助さんに瓜二つ。名は御岳の政吉というやくざ者だが、元は材木問屋丸富屋の跡取り息子。後妻の息子、つまり義理の弟に店を譲るため、熊造らと付き合い始め家を飛び出した。同じく材木問屋大町屋とのいざこざのため丸富屋が難儀しているらしいという噂を風の便りに聞きつけ木曽福島に帰ってきた。材木を一手に取り仕切ろうと企む大町屋と材木奉行。助さんが政吉の隠れ蓑となり活躍する。

里見さん二役。弥七親分登場せず。




瞼の父は用心棒・諏訪 (第三十一話:S60.8.26放送) ★★★☆☆


脚本:芦沢俊郎/監督:居川靖彦

加々美千四郎(長谷川明男)/加々美楓(東千晃)/加々美小太郎(永井秀男)/治平(伊沢一郎)/おみね(三浦真弓)/勝造(深江章喜)/有川左門(江見俊太郎)/源太(黒部進)/諏訪忠晴(五十嵐義弘) 他

諏訪の城下で一行が救った武家の妻・楓と息子の小太郎。浪々の身となった夫が諏訪藩に取り立てられたとの手紙を夫から受け、探しにやって来たのだという。だが城の役人に聞いてもそのような者はいないと門前払い。町のやくざと奉行が結託し、町民を追いたて色町を作ろうと画策。夫はその用心棒になっていた。夫の目を覚まさせ無事親子対面。諏訪の悪も一掃。




中馬を狙った野盗の罠・松本 (第三十二話:S60.9.2放送) ★★★☆☆


脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

勇次(和田浩治)/おりえ(三浦リカ)/奈津(松岡ふたみ)/望月源太夫(中村竜三朗)/穂高屋(神田隆)/信濃屋(細川俊夫)/雷の五郎太(田中浩)/貞次(北條清嗣)/武吉(柳川清)/安蔵(大脇利彦) 他

松本へ向かう道中、野盗に襲われる中馬を助ける一行。松本では、中馬問屋潰しをし、穂高屋ら問屋場が荷の取引を一手に扱おうと企んでいた。中馬問屋梓屋のおりえは、百姓衆の生活費稼ぎの手段としても、中馬を潰すわけにはいかぬと奮闘する。おりえを助ける曰くあり気な馬方の勇次。黄門さまが一計し、野盗退治。二人の仲も取り持つ。

弥七親分登場せず。




わしは天下の占い師・小諸 (第三十三話:S60.9.9放送) ★★★★☆


脚本:櫻井康裕/監督:倉田準二

安木郡兵衛(川辺久造)/石川乗政(清川新吾)/正善坊(内田勝正)/金兵衛(西山嘉孝)/木村新次郎(伊吹剛)/志津(森田理恵)/お清(友直子) 他 

鯉の産地として有名な信州の小諸に入った一行。だが、殿様が病になったのは鯉の祟りだと、怪しい修験者・正善坊のおつげ。そのせいで小諸の城下は、火の消えたような有り様。また、城内では家督相続を巡る陰謀が。忍び上がりの修験者を使い、嫡男の若君を狙う悪党一味。そこで黄門さま、綾姫を巫女に仕立て上げて、日本一の占い師・西山と名を変え城内に乗り込む。

綾姫様、今回は巫女に。先祖の霊が乗り移ったということで、おどろおどろしい声を出す綾姫様に、さすがの格さんもビックリ。大藩のお姫様とは思えないほどの芸達者ぶりで、後半に行くにつれ老公一行カラーに染まってきました。弥七のもろに忍びで黒装束姿、めったに見られませんが今回は拝見できてうれしいです(o^.^o)




女壺振り仇討ち悲願・松井田 (第三十四話:S60.9.16放送) ★★★★☆


脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

お蝶(三原じゅん子)/上州屋五郎蔵(多々良純)/松井田の源兵衛(金井大)/古屋八太夫(早川雄三)/長次(稲吉靖司) 他

碓氷峠にさしかかろうとする一行。山の湯に入りたいという黄門さまを、助さんらがたしなめたとこから、つまらぬ意地を張り喧嘩別れ。黄門さまと八だけで山の湯に入りに行ったが、兇状持ちの上州屋五郎蔵らに身ぐるみ盗まれて、旅烏姿に。その姿では関所も越えられぬと、なんと関所破り。しかも旅芸人姿の女渡世人・お蝶から親の仇呼ばわりされ大騒ぎ。再び黄門さまの前に現れたお蝶が助太刀に連れていたのが綾姫様。喧嘩別れした助さんらとも無事再会できた黄門さまは、娘の悲願の為に一肌脱ぎ、松井田の悪も一掃。

西村黄門さまの旅烏姿、とっても粋で素敵でした。今回は綾姫様は百姓娘に。親分登場せず、その分八兵衛が頑張ってました。情報収集や、黄門さまの着物を取り返したり、牢の鍵を開ける手助けしたり…。




命を賭けた裏切り武士道・高崎 (第三十五話:S60.9.23放送) ★★★☆☆


脚本:芦沢俊郎/監督:居川靖彦

月岡十内(有川博)/月岡園江(山本みどり)/小栗秀(幾野道子)/松平輝貞(武内亨)/坂崎兵馬(戸浦六宏)/黒木堅吾(北町嘉朗)/小栗新八郎(西郷輝彦) 他

高崎に入った一行。助さんは一足先に、江戸の道場で一緒に学んだ友人・新八郎を訪ねる。新八郎は次席家老に取り立てられ、異例の出世で今は勘定奉行にまでなっていた。だが助さんとは別行動の黄門さまらは、荒れ寺で、若侍らの次席家老暗殺話を耳にする。その話の中に出てきた、裏切り者・新八郎の名。格さんらにとやかく言われようとも、親友を信じる助さん。藩主の帰国を待って開かれる御膳会議にて、死を覚悟して臨む新八郎。親友を助けるため助さんが、そして黄門さまらも城中に乗り込む。




代官にされたドジな掏摸・岡部 (第三十六話:S60.9.30放送) ★★★☆☆


脚本:大西信行/監督:居川靖彦

百助・矢島小太夫(小松政夫)/お千加(新藤恵美)/お光(舟倉由佑子)/清吉(内田喜郎)/岡部の九造(藤岡重慶)/鳴海屋(堺左千夫)/おみね(荒木雅子)/お勝(久仁亮子)/三造(山本一郎) 他

岡部への道中、黄門さまの懐を狙ったスリの百助とその姉御・お千加。根は悪くなさそうな二人を見逃してやった黄門さまだが、岡部の町に入ると、さきほどの百助がやくざを従え女を物色!? だがその男は百助ではなく、瓜二つの岡部の代官・矢島小太夫。好色な代官に付け狙われた旅籠の娘・お光を助け、そして代官を懲らしめるため、黄門さまが一思案。岡部の悪を一掃し、百助とお千加もスリ稼業から足を洗って夫婦に!?

弥七親分登場せず。




悪乗り八兵衛若旦那・熊谷 (第三十七話:S60.10.7放送) ★★★☆☆


脚本:大西信行/監督:居川靖彦

元祖宝屋伊右衛門(久米明)/本家宝屋お米(小畠きぬ子)/伊之助(加藤純平)/お里(山本ゆか里)/三国屋(玉川良一)/入谷(加藤和夫) 他

道中、若旦那の身分をしきりに羨ましがる八兵衛に、黄門さまが勝手に若旦那になりなさいと一言。江戸の菓子家の若旦那になりすまし一人芸者遊びをしているところを、三国屋に頼まれ、熊谷名物「五家宝」の本家・宝屋の婿養子に。城下では、本家宝屋と元祖宝屋がいがみ合い。だが、両家の娘・息子は恋仲。若君を暗殺して腹違いの子を次期藩主に推挙し、藩政を私しようと企む家老と三国屋に利用される八兵衛。藩内の悪を一掃し、好きあう二人の恋を実らせ、ついでに八も懲らしめた黄門さま。

今回八は散々な目に。




父と呼ばれた格之進・大宮 (第三十八話:S60.10.14放送) ★★★☆☆


脚本:大西信行/監督:居川靖彦

お駒(本阿弥周子)/千太郎(石田信之)/中館右一郎(菅貫太郎)/荒川の勢造(井上昭文)/千右衛門(小栗一也)/千吉(鈴木武次郎)/堀井兵庫(久富惟晴)/庄兵衛(永野辰弥) 他

大宮へ入った一行。一足遅れてやってきた格さんは、人待ち顔の男の子・千吉に父親の千太郎ではないかと尋ねられる。千太郎は河岸問屋川勝の跡取り息子だったが、荒川の勢造のイカサマ博打にひっかかり、出奔してお訊ね者の身。それもこれも川勝を潰そうと企む者らの仕業だった。父を信じて待つ母子のために、格さんがそして黄門さまが一肌脱ぐ。

今回は綾姫様お色気満点です。女壷振りに身をやつし仁義をきる姿は素敵でしたが、「姫様の綾」って…そのまんまですf(^_^;




野望砕いた江戸城の対決・江戸 (第三十九話:S60.10.21放送) ★★★★★


脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

志乃(山口いづみ)/脇田兵部(玉川伊佐男)/高坂源太夫(高城淳一)/為蔵(谷村昌彦)/寅五郎(小松方正)/戸田山城守(永井秀明)/望月甚八(上野山功一)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/おきみ(榎木ちえ子)/三吉(尾口康生)/川瀬求女(江並隆)/目付(須永克彦)/坂田彦十郎(田畑猛雄)/柳沢吉保(山形勲) 他

江戸に着いた早々、騒動に巻き込まれる一行。やくざ者の寅五郎らに追われる娘を助けた一行だが、父親が借りた十両の借金のカタに寅五郎が出した条件はお止め川の鯉。鯉を取れば死罪。案の定、役人らに捕らえられてしまった一行。だがこの一連の騒動の裏には柳沢吉保の影が。綱吉の前で裁かれることになった黄門さま。罪状は、お留め川の鯉を取ったこと、大名の姫である綾姫を連れ回し、武家諸法度に反したこと…。しかし柳沢の陰謀をいち早く察知していた黄門さま、鯉の話で綱吉を諌めただけでなく、証拠として捕らえられていた綾姫の代わりに志乃が出てくるなどの大逆転。その上柳沢を隠居に追い込み、江戸での騒動も丸く収まった。綾姫と別れを告げ、西山荘へ向かう一行。

やはり綾姫と格さんは相思相愛でした。綾姫と格さんのラブシーン!?せつないです…。それにしても15部は、綾姫が一行に加わったことにより、かなり楽しく見させてもらいました。今まで一行に加わった姫様は多くいれど、綾姫ほど芸達者な姫様はいませんでした。さすが片平さんという感じです。今はサスペンスドラマ等でお見かけすることが多いですが、水戸黄門へまたの登場を期待しております。


PR
  
COMMENT
NAME
TITLE
MAIL (非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS (コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます
 
ブログ内検索
カウンター
Copyright ©  -- あぁ水戸黄門  --  All Rights Reserved

Design by CriCri / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]