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「達人への道」「掲示板」「旅日記」は、こちらのブログにデータをまとめましたのでご利用下さい。

   
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第27部
あらすじ

西への旅を終えて半年、黄門さまは西山荘で晴耕雨読の日々を過ごしていた。そこへ訪ねてきた華やかなお客は、黄門さまの弟・頼元の孫娘の沙耶姫。陸奥守山二万石松平家のご息女だ。その沙耶姫に将軍綱吉が勧める縁談話が持ち上がったという。相手は、盛岡藩十万石南部信濃守行信の若君・鶴千代。なかなかの若君だとの評判は、黄門さまの耳にも入っていた。だが相手とは全く面識もなく、自分が納得した人物と一緒になりたいと嘆く沙耶。かわいい孫娘のため、盛岡まで婿を見定めに旅立つ黄門さま。お城勤めに退屈していた助さんと格さんも、八と共に黄門さまを追いかける。

十六話目からは、信州・松代から黄門さまを探して旅する娘お千代と出会う。お千代が奉公する殿村家の若殿さま・三郎が、お城に上がったまま行方が分からないのだという。松代十万石真田家に何やら大事が勃発した模様。お千代を伴い、松代へ向かう一行。

二十五話目からは、威勢のイイ娘飛脚お妙が登場。お妙が上田藩五万八千石の殿様のご落胤であり、家督を継ぐために江戸の殿様に目通りをして欲しいという使いがきた。父である殿様に会うため一行と共に江戸へ向かう。


レギュラー

水戸光圀 (佐野浅夫)
佐々木助三郎 (あおい輝彦)
渥美格之進 (伊吹吾郎)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
かげろうのお銀 (由美かおる)
柘植の飛猿 (野村将希)
風車の弥七 (中谷一郎)

沙耶 (笹峰愛)
お千代 (森永明日夏)
お妙 (そめやゆきこ)


全話紹介

旅のはじめの恋騒動・水戸・岩城 (第一話:H11.3.22放送) ★★★☆☆

 


音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:あおい輝彦・伊吹吾郎
題字:朝比奈宗源
ナレーター:柴田秀勝
脚本:大西信行/監督:矢田清巳

おしほ(島かおり)/専称堂(浜田光夫)/沙耶(笹峰愛)/おりん(堀江奈々)/多吉(西川弘志)/おせき(佐野アツ子)/権八(山本昌平)/佐之助(青井敏之)/平助(望月太郎)/恩田武平(時代吉二郎)/沖田五郎左衛門(栗塚旭) 他

西山荘に華やかなお客がやって来た。黄門さまの弟の孫娘・沙耶姫。上様お声がかりのご縁談に不満の様子。ならば婿を見定めにと、盛岡を目指して旅立つことになったお馴染みの一行。途中、岩城平の旅籠で耳にした縁談話が気になった黄門さま。仏具屋の娘おりんが意に染まぬ縁談を嫌い、手代の多吉とかけおち、心中騒ぎ。その縁談が土地のやくざ者権八と町奉行与力が組んで、役目をかさに金儲け―という事実を知った黄門さまは、悪を懲らしめ、好きあう二人の恋を実らせる。

一話目炎上の伝統は27部になった今も続いています。弥七親分、最終シリーズとなった27部ですが、しょっぱなから登場しません…寂しいです。そして、沙耶姫さまのお守役・沖田五郎左衛門は、見た目、山之辺兵庫ですねf(^_^;


格が慕った母の面影・相馬 (第二話:H11.3.29放送) ★★★☆☆
脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

お久(杉田かおる)/渡部朔之丞(南原宏治)/浜尾屋(石山律雄) 他

相馬へ向かう一行が出会った、ある女。その女を見てから格さんの様子がおかしい。偶然旅籠でも一緒になる。その女・お久は格さんの母の面影があった。お久は、相馬藩専売の塩を手に入れようとしており、格さんに店の番頭として立ち会って欲しいと頼む。抜け荷買いは打ち首。危険を冒してまで、塩問屋浜尾屋と郡代頭に接触しようとする訳は!? 十何年も前に、塩の抜け荷の罪をきせられて死んだ両親の恨みを晴らそうとしていたのだった。母に似た人をなんとか助けたいと奮闘する格さん。


夫婦で織った紙の布・白石 (第三話:H11.4.5放送) ★★★☆☆
脚本:藤井邦夫/監督:山内鉄也

菊江(麻乃佳世)/速水平蔵(緒形幹太)/島村精一郎(山本紀彦)/菱屋(外山高士)/蝮の重吉(中田博久)/望月源之丞(堀田真三)/奥州屋(真田五郎)/番頭(功刀明) 他

仙台伊達家の重臣として名高い片倉家の所領・白石一万七千石の領地に入った一行。そこで、素晴らしい「紙布」を作る菊江と、平蔵夫婦と知り合う。菊江のために家事一切をする平蔵。そんな平蔵を快く思わない沙耶姫。街では、商売敵の奥州屋を潰そうと企む菱屋が、ならず者の蝮の重吉らを使い、紙布をわずかな金で買い取ったり、盗んだりしていた。さらに重吉は、菊江の紙布を奪うため、菊江をさらい、平蔵に紙布を持って来いと言い残す。妻を救うため、平蔵が内に秘めた強さを解放する。


こけしの里の鬼退治・仙台 (第四話:H11.4.12放送) ★★★☆☆
脚本:鶴島光重/監督:井上泰治

与助(田中隆三)/おとよ(さこみちよ)/大黒判之丞(坂東弥十郎)/原田孫右衛門(伊藤敏八)/大友屋(久保晶)/芳兵衛(石山雄大)/大槻六郎太(白井滋郎)/百助(下川辰平)/松吉(山崎大聖)/梅(前田萌絵) 他

仙台に着いた一行は、こけしを売る幼い兄妹に出会う。兄妹の母は病の床にあり、父の与助は開墾地の労役に駆り出され、期限を過ぎても帰ってこないという。与助の父の百助がこけしを作り、兄妹がこけしに顔を描いて売っていた。開墾の裏に何かあるとにらんだ黄門さま、百助一家を助けながら、内情を探ることに。案の定、代官の大黒が穀物問屋の大友屋と結託、私腹を肥やしていた。こけし作りを手伝うことになった沙耶。沙耶が描いた似顔絵こけしが評判になる。労役から抜け出し、殿様へ直訴するため仙台のお城へ向かう与助。悪代官を退治し、百助一家にも平穏が訪れる。


美人に化けた大盗っ人・山形 (第五話:H11.4.19放送) ★★★★☆
脚本:佐藤五月/監督:高倉祐二

すばる様(松井誠)/舵星(河原崎次郎)/南斗(佐藤仁哉)/岩坂権十郎(黒部進)/お玉(原田佳奈)/神林(武正忠明)/木田(石倉英彦)/太郎吉(河田洋志)/水野(笹木俊志)/宿の主人(泉ひろし) 他

山形に到着した黄門さま。このあたりには出羽三山(月山、湯殿山、羽黒山)があり、信仰に厚い人々が集っていた。そこで、消えた許嫁・お玉を捜す太郎吉と出会った一行。お玉はすばる様という評判の美人占い師のところに行ったまま戻ってこないということを聞き、事情をさぐることに。村娘に扮して館に入ったお銀は、「極楽の里」へ行こうとすばる様に誘われる。だが極楽の里とは真っ赤な偽り、すばる様も実は男で本性は大盗賊の佐吉。悩める若い娘を集めては、売り飛ばしていた。そして裏で糸を引くのは奉行の岩坂。悪事の証拠を掴むため、自ら百姓に化けてすばる様の館へ乗り込む黄門さま。

佐野黄門さま、かなり無茶をします!! すばる様、さすがに女役が似合います。迫力もあって、こういう悪党もいいですよね。


瞼の母がついた嘘・天童 (第六話:H11.4.26放送) ★★★☆☆
脚本:大西信行/監督:井上泰治

おたつ(三林京子)/直次(山本陽一)/おしげ(大川栄子)/儀兵衛(沼田爆)/小国屋(遠藤剛)/正右衛門(石浜祐次郎)/お市(光宗美緒)/お駒(和楽敬子)/喜之助(柴田善行)/上島団五郎(渡辺哲) 他

天童に着いた一行はおたつという年配の女と知り合う。おたつに案内されて紹介された旅籠・成駒屋に逗留することになった一行。おたつには、京都の紅花問屋へ養子に出してしまった直次という息子がいて、今は手紙のやり取りをしているということを、成駒屋の女主人おしげから聞く。その直次が天童へやってくる。自分は成駒屋の女主人になり幸せに暮らしていると、直次に嘘をついていたおたつ。亭主と別れ、昼間から飲んだくれの今の自分の姿を知られたくないと、ついていた嘘だった。おたつを成駒屋の女主人に据え、一行も従業員に成りすまし、直次が安心して京都に帰れるよう協力する黄門さま。

今回悪人は出てこず、珍しいパターンでしたね。でもお馴染みの印籠シーンはちゃんとあり。成駒屋に押しかけてきた役人相手に、ひそひそ声で「控えおろう…」。なかなか面白かったです。


父を奪った銀の山・尾花沢 (第七話:H11.5.3放送) ★★★☆☆
脚本:田口耕三/監督:高倉祐二

間垣仁之介(辻輝猛)/猪塚内膳(亀石征一郎)/臼倉長十郎(潮哲也)/茜屋(二瓶鮫一)/田原屋(峰祐介)/疾風の滝蔵(桐山浩一)/おえん(長谷部香苗)/お絹(竹岡真理)/為三(藤森周一郎)/市助(山下慎司)/間垣庄左衛門(水上保広)/伊藤(中嶋俊一)/寅次(小坂和之)/仙吉(森山陽介) 他

天領・尾花沢の銀山を一目見たいと、銀山へ向かう一行。そこで一行は、数日前に落石で銀山見回り役の父を亡くした間垣仁之介という若侍と出会う。銀山にまつわる不審な点を色々目にした黄門さま。内情を調べるうちに、仁之介の父は、代官の銀横流しの証拠を掴んだ為殺されたということを知る。銀横流しの上、尾花沢の紅花の利権を一手に握ろうと企む茜屋と代官一味。銀山に巣喰う悪を懲らしめる黄門さま。


黄門様はニセ黄門!?・横手 (第八話:H11.5.10放送) ★★★☆☆
脚本:藤井邦夫/監督:金鐘守

お政(斉藤とも子)/蓑吉(安藤一夫)/黒崎頼母(中野誠也)/鉄五郎(松山照夫)/金次(岩尾正隆)/春吉(富平和馬)/戸村十太夫(溝田繁)/清吉(高橋弘志)/おくま(志乃原良子) 他

横手に入った一行は、突如、少年春吉に「水戸の黄門さま!!」と声を掛けられる。ギョッとする一行。やくざの鉄五郎を懲らしめて欲しくて、白い髭を頼りに黄門さまを待っていた春吉。春吉の父・蓑吉は鉄五郎のいかさま博打にはめられ、馬の問屋場を乗っ取られ今では飲んだくれていた。鉄五郎は町奉行の黒崎頼母と組み、馬方から法外な斡旋料を要求するなど悪行三昧。春吉のために、黄門さまは黄門さまを名乗り悪退治に乗り出すが、偽者扱いされる。


縁を結んだ南部駒・盛岡 (第九話:H11.5.17放送) ★★★☆☆
脚本:大西信行/監督:金鐘守

南部鶴千代(倉田てつを)/石毛主膳(入川保則)/境田権九郎(三夏紳)/市谷(伊藤高)/大崎(草薙良一)/太郎吉(平井亮裕)/おちか(田辺ひとみ)/おたね(松村康世) 他

旅の目的地・盛岡へ到着した一行。そこで一行は、南部の馬を買う為に派遣された侍・御馬買衆の無法振りに驚く。中でも将軍家の馬を買う御馬買衆の評判は悪く、眉をしかめる黄門さま。沙耶は領内でのこの出来事を見て、南部藩士に腹立たしさを感じる。沙耶とお銀が、将軍家御馬買衆の境田権九郎から、少年太郎吉と馬のテツを助けた。テツの買い主で、鶴田千代助と名乗る浪人。黄門さまは、南部藩の鶴千代君と見抜く。御馬買衆の無法を取り締まり、若い二人の縁も結ぶ黄門さま。

沙耶さんはここでお別れ。しばらくの間、一行に連れ添う旅の華は登場しません。


父子つないだ献上箔椀・浄法寺 (第十話:H11.5.24放送) ★★★☆☆
脚本:寺島誓/監督:矢田清巳

六兵衛(長門勇)/圭作(谷幹一)/麟六(岡野進一郎)/おきわ(有沢妃呂子)/綿貫源三郎(小野進也)/鬼石屋(北町嘉朗)/荒馬の甲子蔵(曽根晴美)/松尾屋(新井量大)/広瀬太郎亮(南條豊)/源次(保木本竜也) 他

浄法寺では献上箔椀を巡って松尾屋と鬼石屋の職人が腕比べ。椀の取引を独占し私腹を肥やそうと企む鬼石屋は、郡奉行の綿貫源三郎を後ろ盾に持ち、献上品に選ばれるためにあの手この手の嫌がらせ。黄門さまの取り成しで二組の親子の縁が蘇り、素晴らしい献上椀が出来上がる。


嘘を承知でお銀の花嫁・八戸 (第十一話:H11.5.31放送) ★★★☆☆
脚本:櫻井康裕/監督:矢田清巳・井上泰治

柳井伸之介(島英臣)/お由紀(古柴香織)/稲城憲四郎(藤堂新二)/お益(泉晶子)/峯吉(西田良)/松太郎(塩賀純平)/三沢屋荘兵衛(山田吾一)/尾関甚内(須永克彦)/佐久間治兵衛(芝本正) 他

八戸で少年に、母親になって欲しいと頼まれたお銀。少年の父の伸之介は浪人で名物の八幡馬という玩具を作っており、三沢屋の主から娘お由紀の婿になって欲しいと言われて困っていた。伸之介は陸奥和泉藩の勘定吟味役だったが、重役の不正を知って脱藩、刺客に狙われていた。事情を知った黄門さま、伸之介親子を助け、お由紀を伸之介の本当の花嫁にして、二人の恋を結ぶ。


津軽の飴は友の味・青森 (第十二話:H11.6.7放送) ★★★☆☆
脚本:沢橋凛/監督:井上泰治

津軽屋(新克)/黒川武太夫(宮路オサム)/川田(宮内洋)/三崎屋(重久剛一)/さえ(真野静)/伝八(高井清史)/万助(出雲崎良)/松吉(薗田正美)/新太郎(伊庭剛)/不動の為五郎(笹木俊志)/亥蔵(勝野賢三)/田代屋(伊藤孝雄) 他

弘前藩の湊町・青森に到着した一行。八は名物の津軽飴を楽しみにしている。津軽飴を売る津軽屋と田代屋、両主人は親友同士で、お互いに刺激しあって新しい飴の工夫をしていた。更に、両家の娘息子は末を誓い合った仲。そこへ、津軽飴の権利を独り占めしようと企む三崎屋と、津軽屋の娘さえを我が物にしようと企む町奉行・黒川が結託、津軽屋と田代屋を仲違いさせるため、あの手この手で嫌がらせ。二人の友情を蘇らせた黄門さまは、津軽飴を狙う悪を一掃。


颯爽!紫頭巾・黒石 (第十三話:H11.6.14放送) ★★★☆☆
脚本:鶴島光重/監督:山内鉄也

咲(高嶺ふぶき)/津軽晴義(水野純一)/大垣兵衛門(坂本長利)/岩木権太夫(山下洵一郎)/お万(津島令子)/秋元七郎太(坂田雅彦)/影山惣衛門(波田久夫)/黒山又兵衛(福本清三)/禅小尼(水野久美) 他

黒石に入った一行。そこで馬に乗った紫頭巾に出くわす。紫頭巾の正体は、村の娘・咲。黒石の領内では家老の岩木権太夫が、殿様が病に伏せていることをいいことに、自分の子を世継ぎにしようと画策していた。そして黒石入りした若君・津軽晴義の暗殺を企む。それを助けたのが紫頭巾。晴義は、咲が慕っている禅小尼の子どもで、かつては藩主の側室であった禅小尼だが正室に子が出来なかったため、晴義を差し出したのだった。そして咲も禅小尼の子どもだった。咲と晴義は双子の兄妹で、禅小尼が二人の実の母だと出生の秘密をあかされ、驚く咲。黒石の悪を一掃するため、黄門さまも一肌脱ぐ。


母と逢わせた観音様・大館 (第十四話:H11.6.21放送) ★★★☆☆
脚本:櫻井康裕/監督:井上泰治

おりく(三浦リカ)/鳴海源之亮(遠藤太津朗)/陸奥屋(柴田侊彦)/お弓(新保あさ)/おきみ(鈴木真優香)/圭太郎(岡田聡)/仙吉(北村晃一)/女掏摸(北村絵里)/ならず者(新崎愛一郎)/宿の主人(波多野博) 他

大館に入った一行。たたり観音と恐れられている観音様を慕い、祈り続ける少女・おきみと知り合う。観音様の元で行き倒れになっていたところを、宿の女中お弓に助けられ、宿で働きながら母親を探しているという。一方、お銀と飛猿がならず者から救った問屋の女将おりく。曰くありげな様子から、おりくがおきみの母親ではないかと察する黄門さま。だが、おりくは世話になった問屋を立て直し、堕落した先代の息子・圭太郎が立ち直るまではおきみに母親の名乗りをしないつもりでいた。問屋を乗っ取ろうと企む陸奥屋と奉行らを懲らしめ、母娘を引き合わせる黄門さま。

八兵衛も、両親の顔を知らずに育ったそうです…。


なまはげの凶賊退治・男鹿 (第十五話:H11.6.28放送) ★★★☆☆
脚本:佐藤五月/監督:山内鉄也

お勝(丸山真歩)/弥次郎(大橋吾郎)/瀬川九十郎(大林丈史)/熊嵐の定五郎(江藤漢)/伝八(木村栄)/谷口(谷村好一)/岩吉(長沢一樹)/お梅(久保浩子)/六造(石倉英彦) 他

サザエを楽しみに浜辺を歩く八兵衛、突如海女のお勝らに襲われる。事情を聞くと、このあたりでは熊嵐という盗賊の一味が出没し、大暴れしているのだという。お勝の父親も一年前に一味に襲われ殺されたという。代官所の対応は後手後手。それもそのはず、代官の瀬川九十郎と熊嵐の頭目、定五郎は繋がっていた。なまはげに扮して、悪党一味を懲らしめる黄門さま。


黄門様を探した娘・久保田 (第十六話:H11.7.5放送) ★★★☆☆
脚本:大西信行/監督:山内鉄也

保坂一平(沖田浩之)/久江(河原崎有稀)/お千代(森永明日夏)/湊屋(早川保)/保坂菊江(牛尾田恭代)/飯山角兵衛(内田勝正)/渋江宗右衛門(佐竹明夫)/戸沢(岡田正典)/小谷(藤沢徹夫) 他

秋田杉の名産地・久保田に着いた一行。久保田では、次席家老・飯山角兵衛が材木問屋・湊屋と結託、材木を横流ししていた。国家老・渋江宗右衛門の命を受け、横流しの証拠を掴むため、木こりに成りすまし山へ潜入した保坂一平。一平の妹・菊江と間違えられ、次席家老一味に襲われた娘・お千代。お千代はなんと信州・松代から黄門さまを探して旅をしているのだという。久保田二十万五千石の騒動を治めた一行は、お千代を伴い松代を目指す。

今回からは沙耶姫に代わり、旅の華としてお千代さんが一行に加わります。


殿に教えた米の味・象潟 (第十七話:H11.7.12放送) ★★★☆☆
脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

太郎兵衛(市川左團次)/鯵坂常之助(工藤堅大良)/志津(田中由美子)/六郷政晴(石井浩司)/堀川修理(田畑猛雄)/友吉(野土晴久)/お咲(飯島順子)/女将(塚本加茂子)/百姓(泉祐介) 他

象潟で一行が、入水自殺と間違えて止めたのが、名主の太郎兵衛。太郎兵衛は娘の嫁入りをやけに急がせていた。曰くありげな様子に事情を探ってみる黄門さま。実は太郎兵衛は、味はいいが収穫率の悪い米の栽培に悩んでいた。収穫率が悪いのに、例年通りの量の年貢。命を懸けて、殿様へ年貢減免の直訴までも考えている太郎兵衛。娘にまで累が及ばないよう、娘の嫁入りを急いでいたのだった。殿様に米の味を教え、百姓の苦労を分からせる黄門さま。

弥七親分、登場!! 本当に久々です!! 


勘当された兄の真実・鶴岡 (第十八話:H11.7.19放送) ★★★★☆
脚本:田口耕三/監督:高倉祐二

鷲神伸之介(てらそま昌紀)/鷲神外記(土屋嘉男)/鷲神元之丞(鼓太郎)/藤堂左京(南条弘二)/大門屋(常泉忠通)/寿福堂(守屋俊志)/お左喜(島崎路子)/鬼塚の富三(井上博一)/立花多聞(小野真也) 他

鶴岡へ入った一行。鶴岡の国家老・鷲神外記は、黄門さまのかつての囲碁相手。再会を楽しみにしていたが、病に臥せっているという。鶴岡ではどうやらひと騒動持ち上がっている様子。次席家老の藤堂左京が、鷲神外記に取って代わろうと画策していた。国家老職が代々受け継ぐ、殿様拝領の備前長船を盗み出し、外記を失脚させる企み。父の苦境を知り舞い戻ってきた勘当息子・伸之介は、実は蝋燭職人の息子。父の実の息子である弟・元之丞に家督を譲るために、酒に喧嘩三昧、勘当されるように振舞ったのだった。兄の心を知った弟は、共に備前長船を取り戻すべく次席家老の元へ向かう。加勢する一行。 


二人の御隠居・村上 (第十九話:H11.7.26放送) ★★★★★
脚本:佐藤五月/監督:高倉祐二

三面屋(佐野浅夫)/富松(高松しげお)/棚橋権十郎(原口剛)/笹川屋(梅澤龍峰)/平吉(坂西良太)/お兼(阪上和子)/三太(野仲功)/為造(森章二)/治助(青郷流号)/五郎助(佐藤コージ)/安造(林哲夫) 他

村上へ入った一行。三面屋の主・光兵衛が黄門さまに瓜二つであることに驚く。光兵衛はケチで強欲、光兵衛の店の職人らから恐れられていた。藩御用の看板を掲げる光兵衛は、殿様から金盃を拝領しており、藩御用の権利を狙う笹川屋らから金杯を奪われる。村上に巣食う悪を一掃する黄門さま、光兵衛に職人らへの思いやりの気持ちを取り戻させる。

弥七、事実上最後の出演作品。風車も飛んでこないし、闘うシーンもありませんでした。しかし、喧嘩して皆と別行動になった黄門さまを、お銀と飛猿が見張っていたはずなのに三面屋と勘違いして見失ってしまった黄門さまを、ただ一人見守る弥七!! さすが弥七!!と思わせてくれました。いいシーンでした。黄門さまと弥七の絆の深さを、改めて思い知らされた感じです。黄門さまと弥七の絆は一番深い…と私は勝手に思っているのですが…。黄門さまも弥七の言うことなら素直に言うこと聞くし、全面的に頼りにしていますしね。それなのに、これで最後とは。本当に寂しいです。中谷さん、長い間お疲れ様でした!!


孫を救った燃える水・新津 (第二十話:H11.8.2放送) ★★★☆☆
脚本:藤井邦夫/監督:井上泰治

平作(大出俊)/おくみ(八木小織)/土屋源庵(竹本孝之)/菱屋(田口計)/片岡主膳(中村孝雄)/不動の亀五郎(片岡五郎)/彦八(石倉英彦)/おゆき(岡本伊代) 他

新津に入った一行は、初老の男・平作と出会う。この辺りでは臭水(くそうず)という土から湧き出す油がとれる。だが臭水は、爆発の危険がある恐ろしいもの。だが、貧しい人たちは燃料や明かりとして利用していた。平作は妻と娘を残して家を出、諸国を十年旅してやっとこさその臭水を安全に利用できるような精製技術を手にした。久々に出会った娘のおくみは結婚し、子どもも出来ていたが、家を出て行った平作を許さない。新津では、油問屋の菱屋と藩重役の片岡主膳が結託し、菜種油を買占め私腹を肥やしていた。悪を一掃し、親子の絆も取り戻す黄門さま。


大金持ちの物拾い・与板 (第二十一話:H11.8.9放送) ★★★☆☆
脚本:大西信行/監督:井上泰治

大坂屋(小松政夫)/善之助(ひかる一平)/江田大蔵(川合伸旺)/伊沢屋(草薙幸二郎)/お琴(奈月ひろ子)/幸右衛門(坂本あきら)/佐原(小林尚臣)/お辰(田辺ひとみ) 他

与板に入った一行。道中、破れた草鞋やら折れ釘やらを拾う男と出会う。だがその男、豪商・大坂屋の主だった。大坂屋は藩に金を貸し、金額は莫大なものだった。なんとか借金を帳消しにしようと、家老の江田大蔵が悪巧み。大坂屋が一手に握る商売の権利を伊沢屋に譲るよう、強引に迫る。だがそうなると物の値段が上がり、人々の生活を苦しめることになる。人々の生活を守るため、理不尽な家老と刺し違える覚悟で対面する大坂屋。


恋を探した盆踊り・柏崎 (第二十二話:H11.8.16放送) ★★★☆☆
脚本:櫻井康裕/監督:金鐘守

兵六(湯原昌幸)/お佳代(竹本聡子)/東屋(真夏竜)/鐘ヶ崎万蔵(伊東達広)/井筒屋(宗近晴見)/おとよ(町野あかり)/倉造(笹木俊志)/問屋(蔵多哲雄)/問屋(水上保広) 他

柏崎へ向かう一行は、途中の渡し舟で兵六という調子のいい男と知り合う。盆踊りの相手の娘を探しに行った八と兵六が助けたのが、井筒屋の娘お佳代。意に染まぬ縁談から逃げ出した様子だが、色々曰くありげ。事情を探る一行。柏崎では、代官が仲買問屋の東屋と結託、縮み織りを買占め、私腹を肥やしていた。その東屋が借金の形に、お佳代を嫁に貰うと無理難題。悪を懲らしめ、楽しく盆踊りに興じる黄門さま。


嫁と認めぬ頑固医者・飯山 (第二十三話:H11.8.23放送) ★★★☆☆
脚本:田口耕三/監督:金鐘守

相良弘雲(和崎俊哉)/相良市之介(土門廣)/お小夜(佐藤友紀)/沖藤左内(伊吹剛)/野沢屋(頭師孝雄)/沖藤源次郎(沢井小次郎)/百合江(小野恵未)/石丸矢太夫(江並隆)/おせき(小野朝美) 他

飯山へ着いた一行。八が足に怪我をし、医師・相良弘雲の世話になることに。そこへ帰ってきたのが、息子の相良市之介。弘雲は野沢屋に借金をしており、野沢屋の娘、百合江を市之介の嫁にすると約束させられていた。だが市之介は嫁のお小夜を伴って帰ってきた。飯山では、野沢屋と勘定奉行の沖藤左内が結託、藩の金を流用して私腹を肥やしていた。だが国家老の石丸矢太夫に悪事が露見しそうになった沖藤らは、弘雲の所持する秘蔵の薬で国家老を毒殺しよう企む。市之介とお小夜と人質にとり、彼らと引き換えに、薬を持って来いと脅す沖藤ら。悪を一掃する黄門さま。


亡霊になって悪退治・松代 (第二十四話:H11.8.30放送) ★★★☆☆
脚本:佐藤五月/監督:矢田清巳

殿村三郎(前田耕陽)/殿村久江(河原崎有稀)/井沢早苗(桜井明美)/赤星玄蕃(杜澤泰文)/千田屋(遠藤征慈)/園池(下元史朗)/為吉(吉田祐健)/井沢清助(入江毅) 他

目的地、松代へ入った一行。お千代が仕える殿村家の久江から詳しい事情を聴き、事件解決に乗り出す。半年前、松代城内で井沢清助が家老の赤星一味に殺害され、それを目撃した久江の息子・三郎が行方不明だという。赤星は御用商人の千田屋の財力を後ろ盾に、藩重役を牛耳ろうと企んでいた。私腹を肥やす赤星らの企みを殿様に伝えようとした井沢が殺された。そして夜な夜な井沢の屋敷に亡霊が現れるという噂が…。赤星が亡霊を恐れていると知った黄門さまは、祈祷師に扮して赤星の屋敷に乗り込み、松代の悪を退治する。

お千代さんとはここでお別れ。お千代さんと仲の良かった八も寂しそうです。


娘飛脚はお姫様・松本 (第二十五話:H11.9.6放送) ★★★☆☆
脚本:櫻井康裕/監督:高倉祐二

お妙(そめやゆきこ)/島屋(原田清人)/神山庄左衛門(小沢象)/大戸屋(睦五朗)/垣崎与太夫(小鹿番)/喜助(冷泉公裕)/修吉(西尾塁)/たき(伊吹友木子) 他

松本へ入った一行は、元気の良い娘飛脚のお妙と知り合う。松本紬の藩御用達を務める島屋を訪ねようとした一行だが、献上する紬に織り傷があるという騒ぎが起こっていた。事は重大、だが真相を調べると藩御用達の看板を狙う大戸屋が、家老の神山庄左衛門、そして島屋の番頭と結託して企んだ騒ぎだと分かる。一方、お妙を訪ねてきた上田藩の侍は、お妙が上田の殿様のご落胤であり、家督を継ぐために江戸の殿様に目通りをして欲しいという。松本の悪を一掃し、お妙と共に江戸へ向かう黄門さま。

昔から子役でよく出てた西尾さん、なんだか大きくなりましたねぇ。。。


救って下さい!母子地蔵さま・追分 (第二十六話:H11.9.13放送) ★★★☆☆
脚本:大西信行/督:高倉祐二

おせん(佳那晃子)/平岡陣十郎(津村鷹志)/熊蔵(中田浩二)/おかく(野平ゆき)/中米屋(児玉謙次)/源六(石倉英彦)/おみよ(永住千夏)/おきみ(光井みほ)/おうめ(江口尚)/おこの(桂川夢女)/おもよ(浜崎涼子)/おたね(木本順子)/おせき(塚本加茂子) 他

追分に着いた一行。旅籠では、飯盛女と称して若い娘たちが売られて来ては、無理矢理客を取らされていた。湯の花屋の主人・熊蔵は陣屋の手代と結託、遊郭を作って更にボロ儲けをしようと企む。湯の花屋の売れっ子No,1のおせんは、若い娘達の支えでもあり、遊郭作りに猛反対。おせんが邪魔になった熊蔵らは、おせんを隠れキリシタンに仕立て磔にしようと企む。


恩を返した風来坊・松井田 (第二十七話:H11.9.20放送) ★★★★☆
脚本:藤井邦夫/監督:金鐘守

空っ風の半次(西山浩司)/岩戸官兵衛(岡崎二朗)/鶯屋勝蔵(浜田晃)/お紺(麻生真宮子)/結城左馬助(新海丈夫)/おさよ(重光絵美)/伝八(滝譲二)/おさよの母親(志乃原良子)/長五郎(長門裕之) 他

松井田に到着いた一行は、調子のイイ渡世人の半次と知り合う。二年前半次は、手込めに合っている娘を助けようとして、地元の親分鶯屋勝蔵の子分・伝八に怪我を負わせ、追われていた。牢屋ぶりに見せかけ半次を逃がしてくれたのが、十手持ちの長五郎。危険な松井田になぜ帰って来たのかと怒る長五郎に、恩ある娘を女郎屋から救い出したいと言う半次。江戸縮緬組の大親分に成りすまし、鶯屋へ乗り込む一行。


嫁を取るか家訓を取るか・伊勢崎 (第二十八話:H11.10.4放送) ★★★☆☆
脚本:佐藤五月/監督:金鐘守

お春(矢部美穂)/太郎吉(佐野圭亮)/小野寺金蔵(青山良彦)/赤城屋(中村方隆)/岩蔵(三角八朗)/お兼(野口ふみえ)/徳兵衛(北相馬宏)/鈴木小兵衛(鈴木慎平)/赤沢(谷龍介)/勘助(須永克彦)/水野(入江毅)/六造(森山陽介)/門番(岩須透) 他

縁切り寺に駆け込もうとしていた、藩御用を務める老舗・境屋の嫁お春を止めた一行。話を聞くと、お春は絵を描くことが好きで、その才能を銘仙に活かしたいと考えていたが、境屋の家訓では嫁が仕事に関わることを禁じていた。伊勢崎では、藩御用の看板を狙う赤城屋が奉行と組んで暗躍していた。伊勢崎の悪を一掃し、夫婦としての在り方を説く黄門さま。


不良娘が流した涙・行田 (第二十九話:H11.10.11放送) ★★★☆☆
脚本:田口耕三・葉村彰子/監督:山内鉄也

清五郎(日下武史)/お久美(森下涼子)/お篠(藤田佳子)/新之助(新田純一)/沖津武太夫(鹿内孝)/吹上の藤蔵(石橋雅史)/都築仙八郎(岩尾正隆)/加納屋(田畑猛雄)/紋次(野口貴史)/常吉(功刀明)/庄助(峰蘭太郎) 他

有名な足袋職人・清五郎を訪ねた一行。だが清五郎は、次女のお久美の素行の悪さに頭を悩ませていた。お久美は、父親が姉のお篠ばかり可愛がるのをひがんでいた。行田では家老の沖津が、清五郎に足袋を作って欲しいと要求していた。呉服問屋の加納屋が大奥お出入りの権利を手に入れるため、賄賂として足袋を使おうというのだ。要求をのまない清五郎に対し、家老らは、お久美を利用して脅迫する。心を入れ替えない妹に対し、お篠は自分は清五郎の実の娘ではないと打ち明ける。


旅の終わりの危機一髪・江戸 (第三十話:H11.10.18放送) ★★★☆☆
脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

木本作治郎(大門正明)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/垣崎与太夫(小鹿番)/奈良井主膳(江見俊太郎)/荒木田の万蔵(沢竜二)/仙石政明(小林勝彦)/鎌吉(城春樹)/藤次(町田正則)/中山甚内(楠年明) 他

江戸に到着した一行、最後の悪人退治。跡目相続につけ込み、上田藩五万八千石を牛耳ろうと企む江戸家老・奈良井主膳一味。ご落胤である妙姫を見つけ出し利用しようとしたが、結局邪魔になり、刺客を差し向ける。二十一年越しの親子対面を果たさせるべく、敵の手に落ちた妙姫を救い、悪を一掃する黄門さま。

姫様として生きるより、松本の娘飛脚に戻る道を選んだお妙。飛猿と共に松本へ向かいます。

 

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