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第21部


あらすじ 

長旅の疲れを癒す為、八兵衛とお銀を連れて常陸の袋田温泉を訪れた黄門さま。そこで救った二人の旅の尼僧。実は神君家康公ゆかりの地、岡崎藩水野家五万石の鶴姫と国家老の娘萩江だった。藩内における世継ぎ騒動の解決を依頼するため、刺客の手から逃れながらも黄門さまの元へ急ぎやってきたという。

岡崎では鶴姫を推す国家老秋野武右衛門と、側室お艶の方の子亀姫を推す次席家老大月監物と、藩を二分しての争いが起きていた。だが、城内では次席家老の勢いが強く、国家老は蟄居(ちっきょ)謹慎の身。亀姫はお艶の方と次席家老大月の子であり、大月は藩の実権を握ろうと画策していた。

命を賭けて知らせに来た娘らの心根に打たれ、岡崎へ向けて旅立ちの決心をする黄門さま。途中藤枝の宿では、偽黄門を利用しての町の悪退治。一行の前に次々と現れ、黄門さまの命を奪おうと海賊上がりの刺客集団卍組の魔の手が迫る…。

今回は初の2時間ワイドスペシャル!一気に岡崎まで足を伸ばし、事件を解決します。


レギュラー

水戸光圀 (西村晃)
佐々木助三郎 (あおい輝彦)
渥美格之進 (伊吹吾朗)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
かげろうのお銀 (由美かおる)
柘植の飛猿 (野村将希)
風車の弥七 (中谷一郎)


全話紹介

悪鬼が巣喰う岡崎城・水戸・岡崎(第一話:H4.4.6放送) ★★★★☆


 音楽:木下忠司
 主題歌「あゝ人生に涙あり」
   作詞:山下路夫
   作曲:木下忠司
   唄:あおい輝彦・伊吹吾朗
題字:朝比奈宗源
ナレーター:杉山真太郎
原案・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

鶴姫(坂上香織)/萩江(大場久美子)/六兵衛(小松政夫)/幻鬼(川合伸旺)/青竜(内田勝正)/呑竜(大前均)/加倉井文介(宮口二郎)/秋野兵馬(佐藤佑介)/艶の方(朝比奈順子)/水野忠盛(武内亨)/崎山源太夫(高野真二)/般若の紋造(井上昭文)/藤太(中田博久)/伍平(牧冬吉)/お粂(片岡あや子)/助次(三田村賢二)/角三(井上茂)/うめ(荒木雅子)/大月監物(中丸忠雄)/秋野武右衛門(根上淳)/山野辺兵庫(高松英郎)/石川隼人(中条きよし)  他

袋田の温泉で休養する黄門さま。そこで助けた尼僧は岡崎藩水野家の鶴姫と国家老の娘萩江。岡崎藩水野家の世継ぎ騒動を解決するため、旅立つ一行。

再放送では前編後編に分けての放送。アクションシーンもかなり多く、盛り上がっております。


陰謀暴いた風車・高山(第二話:H4.4.13放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:江崎実生

弥市(中谷一郎)/新吉(夏夕介)/お久(東千晃)/田能屋(穂積隆信)/権蔵(金井大)/荒屋の熊五郎(上田忠好)/岡安作右衛門(中村孝雄)/清見屋(児玉謙次)/伊奈半左衛門(小笠原弘)/駒次(草見潤平) 他

岡崎藩のお家騒動を収め高山へ向う一行。下呂温泉で知り合ったお久は、無実の罪でお手配者になった、春慶塗りの夫弥市の帰りを待っていた。一方、弥七が峠で助けた男が、弥七に瓜二つ。将軍家献上の漆器を巡る陣屋の手代岡安と田能屋の陰謀の証拠を弥七に手渡し、絶命してしまう。残されたお久と、弥市の弟新吉を助け、悪党の陰謀を砕く黄門さま。

今回は、中谷一郎さん二役。

 


頑固比べで縁結び・小浜(第三話:H4.4.20放送) ★★★☆☆

原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

高嶋屋(大木実)/若狭屋(土屋嘉男)/お浜(八木昌子)/佐吉(大木聡)/お糸(山崎美貴)/瀬川勢兵衛(菅貫太郎)/泥船の三造(田中造)/伝次(森章二)/若狭屋番頭(大木晤郎)/柏屋(玉生司朗) 他

湯宿でゆっくりする一行。そこで食べた小鯛の笹漬けが絶品で、それを楽しみに小浜の城下に入る。だが、網元の高嶋屋と魚問屋の若狭屋の大喧嘩が原因で、笹漬けが食べられない。それどころか、結婚するはずだった両家の娘お糸と息子佐吉の仲まで引き裂かれる。仲介役を買ってでた黄門さまだが、どちらも頑固、更に頑固な黄門さまが加わり事態は膠着状態へ。代官と組んだやくざな網元の陰謀を砕き、若い二人の幸せと浜の平和を取り戻す黄門さま。

助さんと飛猿がつるんで旅してるのも珍しいですね。今回の代官はホント助平…^^; そんなシーンが3回もありました…

  

母恋し娘馬子唄・米子(第四話:H4.4.27放送) ★★★☆☆

 原案:葉村彰子/脚本:葉村彰子/監督:江崎実生

小春(七瀬なつみ)/寺沢主水(真弓田一夫)/菊姫(彩木優花)/吉岡大膳(北原義郎)/関谷伴吾(原口剛)/大口屋(森幹太)/阿修羅の万造(長谷川弘)/楓(村上理子)/権太(大木正司)/雲の井(藤間紫) 他

皆生の湯に向う一行が出会った娘馬子の小春。恩人の旅籠で働きながら、生き別れた母を待ち続けているという。一方、為替受け取りのため、別行動の助さんは、出雲母里藩(もりはん)の菊姫一行を救う。勘定方重役である吉岡大膳の悪事を、藩主に告げるためのお国入り。それを阻止しようと刺客の手が迫る。本陣に着いた菊姫とその乳母雲の井らだが、この雲の井こそ、小春の母だった。忠義の心と哀しい母心に揺れる想いを汲んだ黄門さま、母里藩の騒動を救い母子の絆を取り戻す。


恩讐越えた恋人形・三次(第五話:H4.5.4放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

早坂清次郎(森次晃嗣)/千秋(丸山真穂)/お光(吉野真弓)/治平(高原駿雄)/浄雲(幸田宗丸)/村越主膳(亀石征一郎)/山木屋(永井秀明)/赤熊の唐五郎(石橋雅史)/藤堂左内(佐々木勝彦)/与力(田畑猛雄)/土産物屋(西山辰夫)/音造(朝日完記) 他

三次城下で黄門さまが心魅かれた三次人形。以前のものとは違い、肌の艶が素晴らしいという。これは3年前から付近の村に住みついたいわくありげな浪人早坂清次郎が工夫したものだった。一方、為替両替のために、黄門さまらの後を追う助さんとお銀は、これまたいわくありげな武家娘千秋を助ける。どうやら大望を抱えている様子。物産問屋山木屋と町奉行村越の悪行を暴くため、己の命をかけて家老に直訴をしようとする早坂の目の前に現れたのが、千秋。父の仇と狙うが、早坂とは許婚の仲だった。

八っつあん、今回は恋に破れた娘お光ちゃんに対しナイスフォロー。水戸黄門では悪役が多い幸田宗丸さん、たまに住職などのイイ役で登場しますが、今回もそうでした。なんかホッとしますね~。



秘伝運んだ孫娘・浜田(第六話:H4.5.11放送) ★★★☆☆

原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:高倉祐二

長五郎(櫻木健一)/石見屋十兵衛(高城淳一)/おとく(高田敏江)/おせん(鈴鹿景子)/八坂伴之丞(外山高士)/宝屋半兵衛(早川雄三)/徳兵衛(高峰圭二)/おきみ(竹村愛美)/おなみ(小林鈴賀)/笠井勘解由(加賀邦男) 他

浜田城下に入る前に、温泉宿でゆっくりする一行。ところがそこで、父娘のふりをした泥棒長五郎に金も着物も盗られてしまった。娘は実は浜田で一番の紙問屋石見屋の孫娘で、父母とも亡くなり、長五郎に浜田まで連れてきてもらったという。長五郎と共に浜田屋を訪れた黄門さまだが、一足先に、助さんとお銀が孫娘だという娘を連れてきていた。本物の孫娘なら、父親が飛騨高山で身につけた紙漉きの秘伝を携えているはず…そう読んだ黄門さまだが、悪人らに秘伝書を奪われてしまう。浜田屋の暖簾を狙う宝屋と、手を組んだ奉行を退治、孫娘の幸せを願う黄門さま。

 

目ざす敵は瓜ふたつ・津和野(第七話:H4.5.18放送) ★★★★☆

原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

亀井茲親(伊吹吾朗)/お夏(北原佐和子)/お春(田山真美子)/清左衛門(玉川伊佐男)/真吉(海津亮介)/行田将監(藤木孝)/お恒の方(一柳みる)/古川伝八郎(石山律雄)/岩見の虎蔵(福山升三)/久兵衛(岡本征雄)/烏(関根大学)/大隈屋(高桐真) 他

黄門さまの代参として柿本人麻呂をまつる柿本神社を参拝した格さんは、久しぶりの武士姿で意気揚々と津和野入り。だが峠で、父の仇と狙う娘お夏に斬りかかられた。一方、格さんより先に津和野入りした一行は、無法者と名高い藩主・亀井茲親と出会う。それがまた格さんそっくり!!お夏の話によると、日光東照宮の改修普請のため年貢の取立てが厳しくなり、農民の窮状を直訴して父が茲親に無礼討ちされたというのだ。無法者の振りをして、領民らの暮らしぶりを探っていた茲親を知る黄門さまは、無礼討ちの裏に何かあると事情を探る。そして、藩主を隠れ蓑に家老の行田将監らが企む津和野藩乗っ取りの計画に気付いた黄門さまは、格さんを殿様に仕立て、津和野の悪を退治する。

今回は伊吹吾朗さんが二役。忍び軍団登場。頭領は烏(からす)。今回は八っつあんにも恋の予感!?お恒の方を演じた一柳みるさん、水戸黄門では、今回みたいな役をやったり、刺客をやったり、意地悪姑に尽くす健気な嫁をやったり…役どころのバリエーションが色々あって凄いですね。個人的には刺客役が好きです。姐さん!って感じで。



河豚に当った黄門様・長府(第八話:H4.5.25放送) ★★★☆☆

原案:葉村彰子/脚本:土橋成男/監督:山内鉄也

おゆき(西村知美)/和助(高津住男)/浜屋徳兵衛(御木本伸介)/松浦屋源兵衛(名和宏)/おくめ(野口ふみえ)/大槻右京(江見俊太郎)/般若の甚五郎(深江章喜)/鉄造(西田良)/仲太郎(竜川真)/儀平(岩尾正隆) 他

般若一家に絡まれる漁師を助けたことから、長府一の蒲鉾問屋の浜屋に逗留することになった一行。一方、遅れてきた助さんと八兵衛は、酒浸りだが元は腕のいい蒲鉾職人の和助と、実の子ではないが健気に尽すその娘おゆきと知り合う。長府の海産物を一手に握り私腹を肥やそうとする松浦屋と、それと組んだ町奉行大槻と土地のやくざ般若一家。毒入り河豚の罠をかけ、浜屋乗っ取りを企む。長府の町の大掃除をする黄門さま。

投げた風車を回収する親分。。。21部は毎度お決まりの、最後の弥七と飛猿の他愛もない会話がいいですね~♪

  

密命帯びた忍び妻・杵築(第九話:H4.6.1放送) ★★★★☆


原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:高倉祐二

お佳代(芦川よしみ)/佐吉(桶浦勉)/又二郎(伊吹剛)/蓑田信政(和崎俊哉)/豊後屋(今井健二)/松平重栄(佐伯徹)/お葉(浅見美那)/峯岸鬼十郎(曽根晴美)/鷲尾左内(福本清三) 他

豊後杵築に繰り広げられる大規模な隠密狩り。そのの背後には、家老の蓑田と物産問屋の豊後屋が結託しての抜け荷買い。品は、諸大名が喉から手が出るほど欲しがるという、御禁制の南蛮渡りの鉄砲。一行が訪れた畳表職人の家の女房お佳代が、実は公儀隠密。務めと夫への愛に苦しむ女心を察した黄門さまが一肌脱ぐ。

西国一の隠密狩り・卍組vs公儀隠密&黄門さま付きの忍び達。忍び同士のアクションシーンが多い回です。なかなか迫力もあって楽しめましたが悲劇仕立て。お銀の「次に生まれてくるときは忍びになんか生まれてきちゃいけないよ」の台詞に心打たれました…。

 
 

嫁のこころ姑しらず・日田(第十話:H4.6.8放送) ★★★☆☆

原案:葉村彰子/脚本:芦沢俊郎/監督:高倉祐二

志乃(三浦リカ)/政(大塚道子)/瀬戸口市之進(荒木しげる)/神山主膳(小林勝彦)/丸高屋(歌澤寅右衛門)/権次(岡部征純) 他

日田に入った一行。道中、わがままな姑・政と懸命に尽す健気な嫁・志乃と出会う。政は息子・市之進の出世が遅いことに不満を抱いていたが、市之進は、代官所手代の神山主膳と材木問屋・丸高屋の不正伐採を暴こうとしていた。命を狙われ、崖から落ちてしまった市之進。御用林を伐採し、私腹を肥やそうとする悪を退治する黄門さま。嫁の真心に姑も打たれ改心。



姫君替玉大作戦・阿蘇(第十一話:H4.6.15放送) ★★★★☆

原案:葉村彰子/脚本:土橋成男/監督:矢田清巳

琴姫・お京(大西結花)/松蔵(早崎文司)/お妙(増田未亜)/浜島将監(戸浦六宏)/西海屋(田口計)/鬼塚玄蕃(伊吹聡太朗)/お豊の方(八神康子)/伝次(伊藤高)/権十郎(牧冬吉)/加納源之助(唐沢民賢)/細川綱利(水上保広) 他

阿蘇の山に登ると言い張る黄門さまを、遂、年寄り扱いして諌めた格さん。怒った黄門さまは、一人こっそり抜け出し阿蘇の山中へ。ところが獣穴に落ちて危機一髪のところを、粗相火の罪で没落した象眼細工問屋・国見屋の娘お妙に救われる。一方、黄門さまを探す助さんは熊本の城下で娘を助けるが、それがなんと熊本藩の姫君である琴姫。また格さんが捕まえた女スリお京は、国見屋の娘で、後妻の子であるお妙とは腹違いの姉妹。なんとこの二人が瓜二つ。熊本藩では家老の浜島が側室お豊の方との間にできた子菊丸を世継ぎにしようと、藩主と琴姫の暗殺を企んでいた。また国見屋取り潰しの件には、浜島と結託した物産問屋西海屋が絡んでいた。熊本藩の世継ぎ争いを解決する黄門さま。

久々にドタバタな感じで面白かったです。頑固な黄門さまあり、二役あり、恋話あり、世継ぎ争いあり…で内容も盛りだくさん、助さんと琴姫、そして格さんとお京のカップル。助さんは見慣れてるからいいとして、格さんとお京の絡みがなかなか良かったです。21部でお馴染みの、最後の弥七&飛猿の絡みも笑わせてもらいました。

  

無念晴らした夢芝居・人吉(第十二話:H4.6.22放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

水木京弥(鮎川いずみ)/佐平(谷幹一)/おふみ(吉野真弓)/十助(河合絃司)/球磨屋(穂積隆信)/泥亀の万兵衛(金井大)/鷲塚運造(中村竜三郎)/赤馬の伝次(大島宇三郎) 他

名代の球磨焼酎を楽しみに人吉に入った一行。だが、飲んだ焼酎は球磨の水といい水っぽくマズイ。知り合った娘おふみが飲ませてくれた焼酎は相良錦といって、黄門さまも八も大満足の味。だが、蔵元の相良屋は粗相火の罪で没落。主は牢内で亡くなり、その妻も後を追い、末の娘がからくも伝統の味を守り続けていた。一方、助さんが知り合った旅役者の太夫・水木京弥は、相良屋の家出した姉娘だった。後妻の娘おふみに相良屋をつがせるため、家を出たという。店の再興と父母の仇討ちをそれぞれ胸に秘めた美しい姉妹の為に、黄門さまがお馴染みの大芝居をうつ。

腹違いの妹に家を継がせるため、家を出たというパターンは、前回と全く一緒。2話連続して同じパターンが組み込まれているというのも珍しいですね。

 


鬼と呼ばれた母の真実・延岡(第十三話:H4.6.29放送) ★★★☆☆

原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:矢田清巳

お文(白木万理)/平山勢十郎(川辺久造)/角屋九郎兵衛(久保晶)/芳次郎(宮田恭男)/神楽の大吉(中田博久)/お鶴(上野めぐみ)/お先(浦田久美)/久太郎(高野浩幸)/太郎助(谷口公洋)/四郎吉(西尾塁)/お春(尾布利花)/お末(前野有香) 他

延岡に入った一行。鬼と呼ばれながらも五人の子供達と共に懸命に働く母親お文と知り合い、その家に世話になることに。母子は、大恩ある乾物問屋の若旦那が抱えた多額の借金の返済を助けるため、日々身を粉にして働いていた。だがやっと貯めた返済金も、椎茸の一手販売を企む角屋と勘定奉行の差し金で盗まれてしまう。親子を助け、延岡の悪を一掃。

やはりこの頃の子役は、いい演技をしますね~。シリーズ初期の頃の子役とかも、もう最高でした。



瞼の父は偽黄門・宇和島(第十四話:H4.7.6放送) ★★★★★

原案:葉村彰子/脚本:土橋成男/監督:矢田清巳

三崎屋清太郎(永井秀和)/おとせ(丸山秀)/堀川大膳(石浜朗)/津島屋(内田稔)/八幡の勘五郎(井上昭文)/丑松(吉田豊明)/笹岡彦兵衛(佐野浅夫) 他

宇和島に着いた一行。名物のじゃこてんを巡り、格さんと黄門さまが大喧嘩。黄門さま、八と別れた助さん格さんだが、なんと偽黄門のお供に雇われることに。助格を雇ったその男・笹岡彦兵衛は、かつて悪政を行った家老を斬り、藩を逐電した。今再び漁師に横暴を働く悪網元津島屋と郡奉行堀川大膳を懲らしめるべく、黄門さまが四国に入ったという噂を利用して、大芝居を打つというのだ。一方、黄門さまらは、地元の網元三崎屋の世話になることに。三崎屋の主人・清太郎は、小さい頃父親がいなくなったというが、笹岡彦兵衛こそ清太郎の父親であった。偽黄門に調子を合わせ、宇和島の悪を退治する黄門さま。親子の絆も取り戻す。

佐野さんゲスト出演。今までの偽黄門のイメージを覆すような偽黄門でした。よく小松政夫さんなどが演じる偽黄門は喜劇パターンですが、今回は最初から最後までなんともカッコイイ偽黄門さまでした。さすが次期黄門さま。 それにしても格さんがあんなに大喧嘩するのも初めて見たかも…でもそこは頑固な黄門さま。殺陣のシーンでもいつもの台詞が「弥七、もういいでしょう!!」だし(この時の弥七の、えっ、あっしですかい!?的な表情がまた最高でした!!)、旅立ちのシーンでも「お銀、八兵衛、行きましょうか」だし…かなり笑わせてもらいました。



拾った赤子は若君様・大洲(第十五話:H4.7.13放送) ★★★★☆

原案:葉村彰子/脚本:葉村彰子・芦沢俊郎/監督:矢田清巳

さき(伊藤麻衣子)/お葉の方(山本みどり)/星川主膳(亀石征一郎)/加藤泰恒(大竹修造)/奈巳の方(朝比奈順子)/茜(日向明子)/清兵衛(庄司永建)/岡林十内(松本朝生)/小栗伝八郎(草見潤平)/鉄蔵(阿波地大輔)/農家の女房(丸平峯子) 他

大洲・加藤家六万石の城下へ入った一行。為替両替のため、一行とは別行動の助さんとお銀が閻魔堂の中で泣いていた赤ん坊をつれてきた。慣れぬ手つきで赤ん坊の世話するはめになった黄門さま達。実はこの赤ん坊、次席家老・星川主膳と筆頭側室・奈巳の方の陰謀で毒殺されかかり、腰元さきの手により城外に脱出した大洲藩の一粒種の和子・鶴千代だった。お家騒動を解決する黄門さま。

お家騒動のパターンとしては、側室と悪家老ができてて、その子供を世継ぎに…というのが多いのですが。今回は若い娘の身でありながら、忍び頭でもある茜に注目。次席家老と組んで、殿様の寵愛を受け、その子供を世継ぎに…という、かなり壮大な計画。しかも側室・奈巳の方とできてて、アブナイシーンもあり…など、なかなかぶっとんだお話でした。



怨念渦巻く船幽霊・今治(第十六話:H4.7.20放送) ★★★★☆

原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

丈太郎(目黒祐樹)/お弓(浜田朱里)/詠心(菅貫太郎)/神浦屋(高野真二)/四宮掃部(小沢象)/藤太(堀田真三)/岡野清左衛門(小笠原弘) 他

今治に入った一行。生憎の雨にたたられ、今治宿に近い荒れ寺に一夜の宿を請う。だが、その寺の住職らしい住職らしい盲目の琵琶法師・詠心は平家の亡霊が出ると、一行を脅す。また、城下では、亡霊が出て船をひっくり返すため、漁師が漁に出られず困っているという話も耳にする。亡霊騒ぎの裏に、何か隠されていると不審を抱いた黄門さま。海産物問屋と船手奉行が手を組み、海賊と抜け荷の取引をしていることを突き止める。数年前、海賊たちに皆殺しにされた廻船問屋・国崎屋の船で、ただ一人生き残った丈太郎と、その妹・お弓を助け、亡霊の正体を暴く黄門さま。

今回の菅さん、スゴイ迫力でしたね。白目をむいた盲目の琵琶法師役が、非常にコワイ…。だが実は、『琵琶法師の詠心は、世を忍ぶ仮の姿で、実はシャム、ルソン、天竺を股にかけて荒らしまわる海賊の頭領、燧灘(ひうちなだ)の万蔵』だったのです。さすがの悪奉行、悪商人もこれにはビックリしていました。



御老公の盗っ人仁義・丸亀(第十七話:H4.7.27放送) ★★★☆☆

原案:葉村彰子/脚本:土橋成男/監督:高倉祐二

夜鴉の勘太郎(柴田侊彦)/新兵衛(垂水悟郎)/清之助(加藤純平)/おきみ(長谷川美佳)/瀬戸屋(佐竹明夫)/荒神の五郎松(上田忠好)/梶山外記(久富惟晴)/備中屋(加藤和夫)/疾風の権太(甲斐道夫)/音吉(池田謙治)/源次(細川純一)/おみよ(中塚和代) 他

金毘羅参りで賑わう丸亀に入った一行。黄門さまの財布を掏ろうとしたコソ泥・夜鴉の勘太郎は、実は讃岐一のうどん屋を十五年前に家出した跡取り息子。親孝行のために、黄門さまの財布を掏ろうとしたという。かの有名な風車の弥七の引き合わせにより、大泥棒に成りすました黄門さまと、勘太郎は杯をかわす。船問屋の元締めである瀬戸屋が藩侯より頂戴した杯を盗み出し、瀬戸屋を潰そうと画策する悪党らを退治し、親子の縁も取り持つ黄門さま。

今回は、『風車の弥七』の顔の広さが分かります。ホント有名なんですね~。親分、今回は迫力もあり、黄門さまと共にノッてます^^; 讃岐に入ったということで、黄門さまの息子関係の話が出てくるかなと思ったけど、ありませんでしたね。次回はもう中国地方に渡ってしまいます。



悪を蹴散らす神楽面・備中松山(第十八話:H4.8.3放送) ★★★☆☆ 

原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:高倉祐二

由紀(三原じゅん子)/徳田修理(川合伸旺)/善作(浜田寅彦)/碓井真之助(横光克彦)/丸高屋(森山周一郎)/荒神の丑蔵(石橋雅史)/後藤庄太夫(中村孝雄)/土屋兵馬(島英臣)/お花(吉井丈絵) 他

備中松山を訪れた一行。目にしたのは過酷な砂鉄採掘の賦役狩りに逃げまどう領民達。助・格が飛び出す間もなく、どこからともなく現れた謎の白頭巾が領民を救う。次席家老の徳田修理の横暴は目に余った。年貢を納められない者に対して過酷な賦役、備中神楽面の専売、御禁制の鉄砲密造…。白頭巾とともに、松山の悪を一掃する黄門さま。

今回の次席家老は何でもありでしたね。悪いコトは全てやってるって感じで…うーん、さすが川合さん。 松山と言っても、現在の岡山県高梁市のことだそうですヨ。



恋を実らす占い合戦・龍野(第十九話:H4.8.10放送) ★★★☆☆ 

原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

彦兵衛(土屋嘉男)/徳兵衛(生井健夫)/徳三郎(ひかる一平)/お光(片山由香)/田母木大膳(滝田裕介)/山城屋(永井秀明)/夕ひで(高倉美貴)/才次郎(竹村健)/竹村武左衛門(入江正徳)/お千の方(津島令子)/お松(平映子)/庄内屋(西山辰夫)/源八(結城市朗)/茶屋の亭主(伝法三千雄)/お俊(島村晶子) 他

龍野の城下へ入った一行は、同じ龍野屋という旅籠でも、本家と元祖に分かれて泊まることになった。この2軒の龍野屋はお互いいがみあっており、この争いで本家の娘・お光と元祖の倅・徳三郎は仲を引き裂かれていた。一方、城中では女占い師・夕ひでを操り、藩の世継ぎ問題を意のままにしようとする次席家老がいた。お銀を女占い師に仕立てた黄門さま、城中で大芝居を打つ。



悲願を秘めた鬼代官・福知山(第二十話:H4.8.17放送) ★★★☆☆

原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:高倉祐二

三浦作左衛門(近藤洋介)/梢(千野弘美)/坂井数馬(篠塚勝)/杉森大膳(青木義朗)/朽木稙昌(清川新吾)/赤松の権太(長谷川弘)/大野九兵衛(黒部進)/与吉(中嶋俊一)/田所吉左衛門(遠山金次郎)/太助(藤沢徹夫) 他

福知山を目指す一行は、由良川における大工事を目にする。そこを取りしきる代官・三浦作左衛門は鬼と呼ばれ村人達に怖れられていたが、現場で人足達を叱咤しながらも共に汗を流すその姿に、黄門さまは感慨深げ。代官は、3年も渡るこの大工事を早く終わらせ、人足達を賦役から解放してやりたいと思っていた。だが、無駄に工事を長引かせ、公金横領を図り私服を肥やす作事奉行ら。さらに家老までもが公金横領に関わっていると知った黄門さまは、城内に乗り込む。

  

身ぐるみ剥がれた黄門様・伊丹(第二十一話:H4.8.24放送) ★★★★☆ 


原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:矢田清巳

六之助(佐藤佑介)/おとせ(福家美峰)/播磨屋(名和宏)/西日の岩造(大木正司)/おせつ(松風はる美)/お糸(彩木優花)/黒須軍太夫(牧冬吉)/奈良屋(楠年明)/佐吉(小峰隆司)/古着屋(加賀邦男)/和泉屋六左衛門(芦屋雁之助) 他

伊丹に入った一行。銘酒でご機嫌になった黄門さまは、堅物の格さんがいないのをいいことに賭場へ。居合わせた造り酒屋・和泉屋六左衛門のツキに乗ったつもりが見事にはずれスッテンテンに。路頭に迷った黄門さまらを、親切にも泊めてくれたのが六左衛門の娘のおとせだった。息子の六之助との喧嘩を機に、博打にのめり込む様になっていった六左衛門。実の娘ではないおとせが恩を返すため、実の息子である六之助が帰ってくるまでは…と店を守り続ける。銘酒を守り、複雑に絡み合った恋の糸もほどく黄門さま。



仏の里の鬼退治・彦根(第二十二話:H4.8.31放送) ★★★☆☆

原案:葉村彰子/脚本:土橋成男/監督:矢田清巳

良順(江藤潤)/お浜(長内美那子)/お光(永光基乃)/慈恵上人(下元勉)/浜田右京(青山良彦)/伊三郎(立花一男)/浅井屋(歌澤寅右衛門)/梵天の重五郎(山本昌平)/源十(益富信孝)/茂平(伊庭剛)/杢念(萩野要)/安藤帯刀(溝田繁) 他

彦根城下に近い農村で天台宗の名刹を訪れた一行は、そこに歓楽街をつくろうと企む悪徳商人・浅井屋と梵天一家らならず者達の横暴を目にする。寺に泊まり、様子を見ることになった黄門さまら。村を守るため立ち上がった僧侶・良順は、30年前にこの寺の前に捨てられていたという。一方、助さんが助けた旅の女は、昔寺に捨てた我が子を探すため彦根を訪れたという。女は良順の母親だった。



母の秘密は卍の入れ墨・敦賀(第二十三話:H4.9.7放送) ★★★☆☆

原案:葉村彰子/脚本:土橋成男/監督:山内鉄也

おりん(二宮さよ子)/三国屋徳右衛門(根上淳)/おゆき(若林志穂)/新太郎(大木聡)/吾平(真弓田一夫)/おちよ(山下志麻)/大貫陣十郎(北原義郎)/伊平次(内田勝正)/北海屋(草薙幸二郎)/明神の九郎次(福山升三)/岩助(西田良)/森吉(井上茂)/浦部頼母(高桐真) 他

港町・敦賀でやくざに襲われた若い男女を助けた一行は、その縁で娘の母親おりんが営む旅籠に泊まることになった。娘・おゆきの恋人は老舗の廻船問屋・三国屋の息子で新太郎。三国屋は、町奉行と組んだ北海屋から、藩御用達の艦札を狙われていた。殺し屋の伊平次まで雇う北海屋。伊平次は、15年前江戸を荒らしまわった忍びあがりの凶悪な盗人集団卍組の一員だったが、実はおりんは、卍組の頭領の妻だった。娘の幸せを守るため、三国屋を守るため、命を賭けるおりん。

  

義賊隼小僧の恩返し・金沢(第二十四話:H4.9.14放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:土橋成男/監督:山内鉄也

清次郎(田村亮)/小松屋(佐竹明夫)/お雪(石田充子)/岩島将監(川辺久造)/赤摩屋(須賀不二男)/権蔵(前川哲男)/お豊(伊吹友木子)/奥村時成(波田久夫)/金兵衛(田畑猛雄)/寅松(木谷邦臣)/多助(草木宏之) 他

金沢百万石の城下に入った一行。伝統ある加賀友禅の老舗を訪ねた黄門さま。だが、友禅の利権独占を狙い、小松屋のを横取りしようとする、町奉行と赤摩屋の企みがあった。一方、金沢の町に現れた盗賊は、義賊・隼小僧。江戸から京・大坂まで荒らしまわり、悪徳商人らから盗んだ金を貧しい友禅職人の長家にばらまいているという。隼小僧の正体を知った黄門さま、自らも黒装束に身を固め、加賀友禅の伝統を守るため大奮闘!!

同じく義賊から足を洗い、黄門さまのお供をするようになった弥七。黄門さまの、清次郎へのお裁きっぷりに、昔を思い出したかのような表情&カメラワーク…って私の考えすぎかなぁ?? でもそういう風に見えました^^;

  

酔いどれ仁術・糸魚川(第二十五話:H4.9.21放送) ★★★★☆


原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:矢田清巳

杉野井玄伯(中条きよし)/お葉(山本ゆか里)/松川仙右衛門(小栗一也)/黒須十兵衛(佐原健二)/北風の勘次(石橋雅史)/おちか(松本友里)/丑松(朝日完記)/和尚(北見唯一) 他

糸魚川の岩場で調子に乗って踊っていた八兵衛は、足を踏み外し大怪我をしてしまう。運び込んだ医者は杉野井玄伯といい、腕はいいが評判の酔いどれ医者。玄伯は、長崎で学んだ蘭学による大手術で、妻の病気を治せず死なせてしまった過去を持っていた。糸魚川の代官・黒須と北風の勘次らは、年貢の横領を企み、領民らを苦しめていた。大恩ある庄屋のために、家老への直訴に向かった玄伯を凶弾が襲う。玄伯を庇い重傷を負ったお葉のために、過去を断ち切り、鉄砲の弾を取り出す大手術に取り組む。

中谷さん出演せず。今回弥七が出ないのは、かなり痛かった…お葉さんを怪我させてしまった責任を感じて、飛猿一人で頑張ってました。殺陣のシーンと、手術のシーンが並行して流れ、見ていてかなり緊迫感がありました。

  

鬼が仕組んだ姥捨山・善光寺(第二十六話:H4.9.28放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:芦沢俊郎/監督:矢田清巳

しげ(日高澄子)/政吉(河原崎次郎)/おひで(鈴鹿景子)/柏木武太夫(睦五朗)/高瀬(唐沢民賢)/元次(河合絃司)/又三(吉田将士)/竹田善八(出水憲)/おたね(川本美由紀)/老人一(森秀人)/老人二(蓑和田良太) 他

善光寺を参詣した一行。黄門さまは、老人達の穏やかな余生の為に建てられたという、噂に名高い蓬莢山(ほうらいさん)を訪れたいという。途中知り合った老婆・しげの村で思わぬ光景を目にする。老人が山へ行くのはイヤだと泣き喚き、役人達が無理やり連れて行っているのだ。裕福な老人は蓬莢山へ、貧しい老人は姥捨山へ。真実を知った怒った黄門さまは単独、山の中へ。

今回も中谷さん出演せず。どうしたんでしょう… 今回も弥七がいないのは痛い…単独へ山の中へ入って行った黄門さま。皆どうすればいいか分からずウロウロ。こんなとき親分がいれば…。足場の悪い山場での殺陣のシーンでしたが、その分迫力がありました!!

 


父子で競う献上木曽塗り・奈良井
(第二十七話:H4.10.5放送) ★★★★☆

原案:葉村彰子/脚本:芦沢俊郎/監督:山内鉄也

忠造(犬塚弘)/忠兵衛(浜村純)/忠太郎(海津亮介)/おいと(田中雅子)/双見屋(高城淳一)/竜神の松五郎(田口計)/梶原大膳(浜田晃)/村木屋(矢野宣)/関口兵介(小笠原良知)/常吉(岡部征純) 他

漆器の産地・木曽栖川村に入った一行。以前もらった文箱のできに感激し、それを造った名工忠兵衛を訪ねたいと思う黄門さま。ところが途中、二代目忠兵衛を名乗る男・忠造と知り合った。だが博打の借金で村を出てから5年ぶりに帰った忠造を、息子である三代目忠兵衛の忠太郎、そして忠造の父である初代忠兵衛は許そうとしない。一方、漆器の一手買い上げを代官所手代・梶原と共に企む村木屋。それらの様子をみて、将軍への献上漆器を忠造と忠太郎に造らせ、腕比べをしろと命じる黄門さま。父子の絆を取り戻すことはできるのか…!?

今回も中谷さん出演せず。職人同士の腕比べはよくあるパターンですが、親子三代まで出てくるとは珍しいですね。

  

黄門一家は用心棒・諏訪(第二十八話:H4.10.12放送) ★★★★☆


原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:高倉祐二

おりえ(こだま愛)/房吉(加藤純平)/八岳の大吉(深江章喜)/赤熊の駒蔵(田中浩)/窪島右京(江見俊太郎)/矢崎庄之助(佐々木勝彦)/重蔵(大前均)/仙五郎(伊藤敏八) 他

下諏訪宿に入った一行は、その荒れ果てた様子に驚く。旅籠も飯屋も戸を閉ざし、困り果てた一行を泊めてくれたのは男装をした口入れ屋の娘・おりえ。聞けば八岳と赤熊の二つのやくざ同士、争っているという。家老と町奉行もやくざからの賂に、町の様子を見て見ぬ振り。宿場の疫病神を一掃しようと、黄門さまらが二手に分かれて用心棒に志願する。

天神の光右衛門と名を買え、仁義をきる黄門さま。お銀と飛猿はよくあるけど、黄門さまや助さん、八が仁義をきるのは初めて見たなぁ…みんな思い思いの方法でやくざの懐に入る様子はおもしろいです。格さん、今回は剣の技が光る!!いつもは素手で戦ってても、やはり剣の腕も相当たちます。弥七親分、久々登場!!

 

狙われた御用金・高崎(第二十九話:H4.10.19放送) ★★★★☆

原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

妹尾真之助(森次晃嗣)/有村笙三郎(伊吹剛)/松江(丸山秀美)/室山頼母(青木義朗)/大沼屋(永井秀明)/斑鳩の爻猿〔いかるのこうえん〕(今井健二)/梵天(曽根晴美)/百舌(一条かおり)/無双(高木英一)/岸川一作(谷口孝史) 他

高崎へ向かう一行。途中街道で出会ったのは、佐渡金山からの一万両程もある公儀御用金送りの行列。それを狙う忍びの集団。忍び集団の背後には大物が潜んでいるとよんだ黄門さまだが、なかなか正体を現さない。一味に接近し御用金の強奪計画に加担する。

21部後半になって、面白い話が続々出てきます。今回は、忍び同士のアクションシーンも多く、見ごたえのある回でした。格さん、砂金の入った竹筒で闘う!!なんてもったいないことを!! さすが弥七親分は頼りになる!!というシーンが満載。しばらく登場しなかっただけに、親分のありがたさが引き立ちますね^^


 

帰らぬ夫は凶状持ち・行田(第三十話:H4.10.26放送) ★★★☆☆

原案:葉村彰子/脚本:芦沢俊郎/監督:高倉祐二

巳之助(あおい輝彦)/ゆき(大塚良重)/まつ(鳳八千代)/伊坂修理(小林勝彦)/丸高屋(早川雄三)/五郎蔵(福山升三)/仙造(重久剛一)/梶本玄馬(石山律雄) 他

行田に入った一行。季節はずれの鯉のぼりをあげる女・ゆきに出会う。鯉のぼりは、その女の名前のように雪のような真っ白な鯉のぼり。かつて、問屋総代にまでなった物産問屋武蔵屋を営んでいたが、殺人を犯し逃亡した夫を待ち続けているという。夫の無実を信じ、変わらぬ心を白い鯉のぼりで表し、待ち続けるゆきの心根に打たれた黄門さま、真相究明のために立ち上がる。

あおい輝彦さん二役。今回も弥七出演せず。

  

男意気地の仇討ち悲願・岩槻(第三十一話:H4.11.2放送) ★★★☆☆


原案:葉村彰子/脚本:芦沢俊郎/監督:山内鉄也

松造(橋本功)/菊乃(山本みどり)/榊兵吾(夏夕介)/堂島左門(小沢象)/森川良介(本郷真樹)/小太郎(平田哲也)/武州屋(新井量大)/甲坂市之進(水上保広)/留(滝譲二)/源太(福本清三) 他

岩槻に入った一行。美しい雛人形を作る武家の妻・菊乃と知り合う。旅籠代わりに世話になる人形屋の主人の話によると、夫は公金横領の罪で切腹したとされている勘定方の侍、甲坂市之進であったという。夫の無実を信じる菊乃のために、その証拠を探す甲坂の元部下・榊。そして、妻子を支える元中間の松造。黄門さまらも助太刀。

西村黄門さま引退発表後に撮影された作品らしいです。



世直し旅よ永遠に・江戸(第三十二話:H4.11.9放送) ★★★★☆

原案:葉村彰子/脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

霞のお新(宮園純子)/山野辺兵庫(高松英郎)/惣兵衛(佐藤英夫)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/堀田備前守(永井秀明)/弥生(塚田きよみ)/久吉(岡野進一郎)/風間澳次(菅貫太郎)/黒松屋(草薙幸二郎)/桐島(川口敦子)/戸川(谷口香)/相州屋(西山辰夫)/堀田の用人(溝田繁)/熊辺源十郎(浜伸詞) 他

半年余りの旅路の果てに江戸を抜け無事水戸へ向う一行。だが途中、荒くれ浪人に襲われている将軍家奥女中を救う。娘の名前は紙問屋美濃半の一人娘、弥生。老中堀田備前守が仮親になり、大奥へ行儀見習いに上がったが、将軍の目にとまり側室になるため大奥入りするという。だが、弥生には既に婚約者がおり、出世よりも小さな幸せを父も娘も望んでいた。弥生が側室になり、将軍の子でも産めば仮親である堀田備前守は大出世、大奥にまで権勢を伸ばすことなる。一方、家老・風間に黒松屋、側室の桐島らはそれを阻止するため弥生の命を狙う。自らの出世欲のため、娘の小さな幸せをふみにじる野望を打ち砕く黄門さま。事件も無事解決し、水戸へ向かう。

弥七夫婦や飛猿との別れのシーンは、本当に永遠の別れになるので、なんだか感慨深いものがありました。9年間に及ぶ西村黄門さまの世直し旅も見納めです…。本当にお疲れ様でした!!

  
 

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