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第17部
あらすじ

水戸で晴耕雨読の日々を送る黄門さま。八兵衛とお銀と共に、畑仕事に精を出していた。そこへただならぬ様子で飛び込んできたのが、中山備前と助さんの妻・志乃。四代将軍家綱の法要の席上で、接待役の志摩・鳥羽藩主内藤和泉守忠勝と丹後・宮津藩主永井信濃守尚長が、一方が急死、もう一方が急病死したというのだ。揃いも揃って急死という事態に、不信感を隠せない黄門さま。実は老中柳沢吉保によって仕組まれた刃傷事件であった。世に言う、増上寺刃傷事件(延宝8年5月8日(1680年))である。尚長の計略により面目を失った忠勝が、突然尚長に斬りつけ殺害。駆け付けた永井家の家臣により、忠勝も斬り捨てられた。宮津藩主には自分の舎弟を据え、意に染まぬ鳥羽藩に対しては取り潰しを画策する柳沢。鳥羽藩江戸御側用人の丹羽甚内と組み、国許で決起にはやる家臣を煽り、騒動を起こさせて取り潰しを図る狙いだ。

一方助さんは、水戸家の名代として献上の鮭を京の帝に届け、朝廷からの帰り道であった。旅籠に顔を出したのは、懐かしの煙の又平。鳥羽藩取り潰しの危機を黄門さまに救ってもらうため、城代家老本多左京の娘・弥生の警護をしながら水戸へ向かう途中だという。そこへ襲い掛かる、丹羽甚内の刺客・黒マント集団。そして格さんは、水戸家上屋敷にて、将軍家への鮭献上のお役目を済ませたところであった。弥七・お新と語り明かそうと田毎庵へ向かう途中、黒マント集団に襲われる鳥羽藩江戸近習役を助ける。息も絶え絶えのその口から出たのは、大法要接待役急死の裏に隠された、柳沢吉保の奸計。

弥七から事の次第を聞いた黄門さまは、早速江戸へ向かい、将軍綱吉に目通り。鳥羽藩と宮津藩の始末を柳沢に一任したという綱吉を諭し、自ら鳥羽へ赴き、綱吉に代わって事態を収めてくることに。弥生を伴い旅立つ一行。行く手には、黒マントに身を包んだ刺客達が待ち受ける。

江戸を経て事件の舞台となる鳥羽に入り、四国路から中国地方、近畿一帯を巡って江戸へ戻るまでを描く道中記。全二十六回。


レギュラー

水戸光圀 (西村晃)
佐々木助三郎 (里見浩太朗)
渥美格之進 (伊吹吾朗)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
かげろうのお銀 (由美かおる)
風車の弥七 (中谷一郎)

弥生 (山崎美貴)
黒谷の道鬼 (内田勝正)
柘植の飛猿 (野村将希)
くれないお蓮 (MIE)
千春 (長谷川真弓)


全話紹介

水戸黄門(タイトル無し) (第一話:S62.8.24放送) ★★★★★

 


音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:里見浩太朗・伊吹吾朗
題字:朝比奈宗源
ナレーター:芥川隆之
原案・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

志乃(山口いづみ)/煙の又平(せんだみつお)/霞のお新(宮園純子)/黒谷の道鬼(内田勝正)/弥生(山崎美貴)/丹羽甚内(菅貫太郎)/川路勘解由(和崎俊哉)/立花喬之助(有川博)/内藤忠勝(清水章吾)/永井尚長(下元勉)/徳川綱吉(長谷川哲夫)/くれないお蓮(MIE)/柘植の飛猿(野村将希)/本多左京(中丸忠雄)/中山備前(中村竹弥)/柳沢吉保(山形勲) 他

四代将軍家綱の法要の席上で、接待役の鳥羽藩主と宮津藩主が急死した。これは、実は老中柳沢吉保によって仕組まれた刃傷事件であった。都合のいい人事を組むため、鳥羽藩お取り潰しを画策する柳沢。志摩・鳥羽藩取り潰しの危機を救うため、鳥羽藩城代家老本多左京の娘弥生と共に旅立つ一行。

煙の又平、三島の宿にて道鬼の火攻めにあい、弥生さま警護の役目を果たして死す!! 志乃さんが仲立ちになって、お新とお銀が初顔合わせ。この三人が揃ってかなり華やかです。 EDがかなり凄かった。これからの旅立ちの困難さを表しているかのような、今までにないような斬新な作りでした。


血染めの直訴状・八王子 (第二話:S62.8.31放送) ★★★★☆
原案・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

惣太郎(榎木孝明)/高室九右衛門(川合伸旺)/片倉屋(武藤英司)/鎌造(井上昭文)/お園(増田恵子)/吾兵衛(大山勝巳) 他

八王子の織物を一人占めしようとしている片倉屋。代官と結託、機織り娘を牛馬のようにコキ使う。その現状をみかね、同業の秋川屋は江戸の殿様に直訴をしようとするが襲われ、助けに入った助さんに直訴状を渡し、志半ばで倒れる。直訴状を手に入れようとやっきになる代官ら。道鬼と手を組み、秋川屋の息子を人質に、処刑場に黄門さまを呼び出す。

助さんが黄門さまに扮装し、処刑場に乗り込みます。今回はピンクレディ揃いました。でもツーショットがなかったですね。
今回は見所満載。賭場での弥七とお蓮の対峙が良かった。又平の仇討ちと、一人宿を飛び出すお銀。まだまだ血気盛んなお銀ですが、飛猿に土遁の術で羽交い絞めされてしまうという貴重なシーンが。また悪役でお馴染みの川合さんと道鬼役の内田さんが、一方は裸で抱き合ってる姿がなんだか間抜けで面白かったです。道鬼ってなんか憎めないんですよね。。。


炎に浮かぶ凶賊の罠・甲府 (第三話:S62.9.14放送) ★★★☆☆
原案・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

杉野三郎太(伊吹剛)/琴江(永光基乃)/新見勝信(外山高士)/おもよ(丸山秀美)/白石軍兵衛(川辺久造)/釜無の悪兵衛(今井健二)/青谷弘斉(高松英郎) 他

武田信玄公の流れを汲むご家来衆、今は侍の身分を捨て郷士となっている武川党を語り、悪さをする奴らがいた。村を襲って火を放ち、残虐な殺戮を繰り返す。その裏には、武川党を潰そうとする家老や代官らの企みが。更に道鬼らと手を組み、一行に襲ってくる魔の手。

今回の最後のしめは、エイエイオー!!そんな見送り方は初めてでビックリ。弥七が屋根で盗み聞きしているのに気づいた飛猿だが、道鬼とお蓮には報告せず。それに気づいた弥七、飛猿が訳ありだと察する。この頃から弥七と飛猿の奇妙な信頼関係が!?


謎の紫頭巾・諏訪 (第四話:S62.9.21放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

疋田監物(南原宏治)/尾関作兵衛(名和宏)/八剣の藤五郎(立原博)/紋次(大木正司)/秋山四郎助(冨家規政)/吉本和馬(佐藤尚宏)/若狭清蔵(芦屋雁之助)/佐久間頼母(芦田伸介)/多恵(多岐川裕美) 他

城代が閉門されたり、紫頭巾が現れたりと、信州高島藩では大変なことが起こっている様子。どうやら次席家老の疋田が政を一手に握ろうと画策しているらしい。黄門さまが旅芝居一座の脚本家になり、紫頭巾を題材に一舞台うつ。

ゲスト陣豪華ですね~、善玉も悪玉も揃いに揃っています。


男十手の木曽節仁義・妻籠 (第五話:S62.9.28放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

唐造(小林昭二)/お吉(賀田裕子)/木曽屋(真弓田一夫)/勘太(三宅顕三)/村上軍太夫(江見俊太郎)/野沢屋(多々良純)/岩吉(片岡五郎)/太之助(吉田次昭)/空っ風の権次(牧冬吉)/釜屋の仁助(伊藤高)/平太(地井武男) 他

藩御用材の切り出しのお許しを木曽屋からとりあげるため、嫌がらせをする野沢屋。だが十手持ちの平太は素知らぬ振り。何か曰くありげと睨む黄門さま。悪党一味が道鬼らと手を組み、平太の子どもと弥生を捕らえ、黄門さまらを迎えうつ。

もしかして飛猿っていい奴なのでは?というシーンがふんだんにあります。


悲願仇討ち傘女房・岐阜 (第六話:S62.10.5放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:石川孝人/監督:山内鉄也

久恵(鈴鹿恵子)/志津(楠田薫)/お咲(奥田圭子)/宇佐美一之進(川名浩介)/戸沢源四郎(小野進也)/権太(河合絃司)/戸沢玄蕃(幸田宗丸)/谷屋藤兵衛(嵯峨善兵)/熊五郎(伊達三郎)/宮田屋(西山辰夫) 他

傘作りの内職をしながら、夫の仇を討つチャンスを待つ武家の若後家・久恵と知り合った一行。その久恵に家老の放蕩息子が横恋慕するが、その息子・戸沢源四郎こそが夫の仇だった。久恵の仇討ちを助ける黄門さま。

この頃からお蓮も何気にいい奴なのでは?というシーンが出てきます。


お嬢様は女盗賊・津 (第七話:S62.10.12放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:高倉祐二

多助(北見治一)/おきよ(井澤明子)/雲風の三蔵(深江章喜)/河原屋(高城淳一)/伊之助(五代高之)/岡部治太夫(早川雄三)/お蝶(真野あずさ) 他

油問屋、高田屋の娘お蝶は盗賊になって故郷に帰ってきた。店に付け火をし、両親を殺した仇を討とうとする。一行も大泥棒一味に扮して、お蝶の無念を晴らすのに協力する。

柳沢吉保の念書を失いそうになった道鬼。モノスゴイ慌てぶりがおもしろかったです。また奉行への賄賂の金を自分の懐に入れようとしてお蓮にたしなめられます。今回は道鬼のマヌケな…いや、お茶目な一面が色々見られて楽しい回でした。
17部は、火を使うシーンが多いです。1話目炎上シーンに始まり、ここまででほとんど火が使われています(7話中5話)。続く8・9話も勿論、爆破シーンありで、この頃は結構懐が温かかったのかな…。


老公爆殺危機一髪・鳥羽 (第八話:S62.10.19放送) ★★★★★
原案・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

煙の又平(せんだみつお)/立花小平太(夏夕介)/丹羽甚内(菅貫太郎)/平野与太夫(高野真二)/赤谷の竜鬼(大前均)/宮部要(田島真吾)/お好の方(山口朱美)/本多左京(中丸忠雄) 他

遂に鳥羽に入った一行。城内では、幕府に対して決起するか否かで賛否が分かれていた。反対派の城代本多左京と娘弥生は岩牢に捕えられ、次席家老の平野は江戸御側用人丹羽甚内にそそのかされ、若侍らを決起させようとしていた。忍び対決も激化。道鬼の弟弟子・赤谷の竜鬼の出現、そして謎の猿面軍団…。又平の仇討ちに燃えるお銀が飛猿と対決、奈落に落ちた。そして、報奨金千両を得るため、道鬼を見限ったお蓮が単独、黄門さまらが隠れる船小屋に爆薬を仕掛ける。大爆発に巻き込まれた黄門さまの運命は…鳥羽の海に散ってしまったのか!?

苦情の電話が殺到したという!?、前編後編に分かれた鳥羽での対決シリーズ。確かにこれは続きが気になります!! しょっぱなからスリル溢れる展開で、★5つでは物足りない回でした!!


陰謀暴く裏切り忍法・鳥羽 (第九話:S62.10.26放送) ★★★★★
原案・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

立花小平太(夏夕介)/丹羽甚内(菅貫太郎)/平野与太夫(高野真二)/赤谷の竜鬼(大前均)/宮部要(田島真吾)/お好の方(山口朱美)/本多左京(中丸忠雄)/柳沢吉保(山形勲) 他

伊賀から鳥羽領に入った飛猿一族を領民同様等しく面倒をみた本多左京の恩に報いるために、飛猿は動いていた。その飛猿の機転で、からくもお蓮の爆破から逃れた一行。総登城を告げる太鼓が響く鳥羽城へと乗り込む。そして最終決戦。格さんv.s.竜鬼、お銀v.s.道鬼。煙の又平十八番、火炎大筒も炸裂!! 柳沢の野望を砕け!!

丹羽甚内役の菅さんの、ものすごい悪役ぶりがスゴイです。道鬼も竜鬼も死に、改心したお蓮は飛猿に別れを告げて旅に出ます。弥生さんともここでお別れ。鳥羽までの道中、刺客一味の活躍は見事、とても楽しませてもらいました。


泣き笑い献上仏壇・尾張 (第十話:S62.11.2放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:高倉祐二

千春(長谷川真弓)/お園(海老名美どり)/佐吉(工藤堅太郎)/大須屋(内藤武敏)/芳太郎(小倉一郎)/曽田監物(加藤和夫)/桝屋(久遠利三)/虎蔵(汐路章)/紋太(浜伸二)他

四国へ母親を訪ねるという、父子に出会う一行。なにやらいわくありげ。父と思われた男・芳太郎は、城下の仏壇問屋・大須屋の跡取り息子だが十年前に勘当になったという。千春とは赤の他人、旅芝居一座で知り合った。その大須屋の献上仏壇を巡る騒動に巻き込まれる一行。騒動解決後は、千春の母親を探すため、一行が千春を伴って四国へ旅立つ。

二話に続き飛猿、お銀を羽交い絞めシーン有り。ニクイ演出です!! 鳥羽藩の騒動治めた後、しばらく弥七登場せず。


命に替えた正義の剣・膳所 (第十一話:S62.11.9放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:稲垣俊/監督:高倉祐二

たか(舟倉由佑子)/榊真一郎(中野誠也)/おせい(大塚良重)/石上狂介(堀内正美)/蒲生監物(南原宏治)/瀬田正吾(長谷川初範)/伊吹放斉(松本朝生)/蒲生与次郎(吉田次昭)/蒲生重(富永佳代子)/北川道庵(疋田泰盛) 他

近江膳所藩剣術指南役の娘・たかをいたぶる家老の蒲生監物。遂には、道場主・伊吹放斉までが、苦労がたたり死に至る。その卑劣なやり口に、元伊吹流師範代の榊真一郎は不治の病におかされているにも関わらず、伊吹流の家名を守るため戦う。自分を慕う宿屋の女将・おせいや、たかを残し、自分の死に時は自分で決めると、命を賭ける。

う~ん、中野誠也さんが素敵です!! 1部から現シリーズ34部まで、水戸黄門を通して色んな役どころが見られるのが楽しいですね。


銃に群がる悪い奴・堺 (第十二話:S62.11.16放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:芦沢俊郎/監督:矢田清巳

おいと(三浦リカ)/佐助(荒木茂)/清太(渋谷哲平)/久造(今福将雄)/おひで(稲野知子)/おまつ(千木良かおり)/成瀬左近(川辺久造)/三国屋(須賀不二男)/源次(浜田晃)/篠崎主膳(近藤洋介) 他

新式銃の図面を手に入れるため、堺の名人・鉄砲久のところに潜り込んだおいと。おいとの素性を知りながらも、おいとを愛する佐助は、人を殺す道具として使われる鉄砲造りに疑問を抱いていた。新式銃を横流しし、私腹を肥やそうとする悪党一味を退治する黄門さま。

お銀の持つとっくりを源次が鉄砲で撃つシーン、不自然極まりないですが、それも味ってことで。くれないお蓮登場シーンに使われていた音楽、最近ではすっかりお銀登場シーンの音楽として使われるようになりました。飛猿の鉄砲の腕はなかなかのもの!?鳥羽編でも使いこなしていたし…。


仇討ち阿波人形・徳島 (第十三話:S62.11.23放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:矢田清巳

おその(小林啓子)/千造(土屋嘉男)/千太郎(六浦誠)/文造(鹿内孝)/須貝半兵衛(戸浦六宏)/豆狸の金兵衛(藤岡重慶)/蜂須賀綱矩(武内亨)/勘助(ハナ肇) 他

徳島一の人形使いだった千造の意志を受け、息子の千太郎を立派な使い手に育てようとする母おそのと徳島一の人形作り手勘助。殿様上覧の舞台で千造がまさかの失態、そして非業の死を遂げた。その裏には、弟子の文造らの悪企みが。父の汚名を晴らすため、再び行なわれる殿様上覧の晴れの舞台に千太郎が挑む。

阿波人形を使いこなすのは本当に大変そう。まるで魂が入ってるかのように動く人形に感動。


馬が蹴散らす悪企み・琴平 (第十四話:S62.11.30放送) ★★★★☆
原案・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

松吉(池田直人)/平吉(織本順吉)/お咲(福家美峰)/寅造(玉川良一)/佐田村典膳(江見俊太郎)/権次(森章二)/お島(津島令子)/おつね(志乃原良子)/手島(壬生司郎)/又三(井上茂) 他

一行が金毘羅様へ向かう途中で出逢った馬子は、なんともちゃっかり者の少年・松吉。松吉に案内された讃岐うどん屋で、松吉がかつては琴平一の問屋場だった琴平屋の跡取り息子だということを知る。だが今は、病気の母のために馬の八助を連れて馬子をしていた。ところでうどん屋の親父・平吉は博打好き。その平吉にイカサマ博打を仕掛けて、娘のお咲を自分の嫁にと企む寅造親分。後押しするのは、妹を妾に差し出し色と金とで腑抜けにさせたお代官。松吉母子の恩人でもある、平吉のために黄門さまらも一芝居打つ。

さすが黄門さまは馬も乗りこなす。その様子がとってもうれしそうで、こちらもついつい笑ってしまいます。今もそうですが、この頃のお銀は本当に綺麗。今と違って、髪をちょっと垂らしぎみなのが色っぽい。そして、飛猿。朱色の忍び服に猿面というスタイルから、徐々にお馴染みの黒の忍び服に。


南国土佐のいごっそ女房・高知 (第十五話:S62.12.7放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:伊上勝/監督:高倉祐二

神代伊織(石田信之)/神代真弓(中尾ミエ)/大富頼母(北原義郎)/三浦弥五兵衛(金井大)/馬越兵庫(原田樹世土)/矢野文之助(遠藤征慈) 他

桂浜でいわくありげな書面を拾った御老公。養父の事故死の裏には陰謀有りと探る神代夫婦を助ける。夫は腕はからしき弱いが心優しく、妻は腕に覚えある女武芸者だが根は優しいいっごそ。大目付と大庄屋が裏で組んでの材木密売。からくりを暴き、夫婦に父の仇を討たせる黄門さま。

今回は猿面姿の飛猿が大活躍。鳥羽編以降、弥七が出てこないので、飛猿頑張ります。それにしてもいつ親分帰ってくるのかな…。


命がけの母娘再会・宇和島 (第十六話:S62.12.14放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:高倉祐二

おつぎ(真木洋子)/鶴姫・千春(長谷川真弓)/柿内佐内(鈴木瑞穂)/原田外記(名和宏)/お春の方(三浦真弓)/南原軍次(山本清) 他

伊予宇和島十万石伊達家では、先妻の子鶴姫と、実はお春の方と次席家老原田との間に出来た不義の子、亀姫とで跡目争いが起こっていた。その鶴姫が千春と瓜二つ、千春の母おつぎが鶴姫の乳母ということもあり、解決に乗り出す一行。評定所に、主席家老・柿内佐内と次席家老・原田外記を呼び、次席家老の悪行を裁く黄門さま。

鶴姫毒殺のため雇われたお銀と飛猿。まだまだ二人の間には、信頼関係が成り立ってない様子?若い頃の飛猿は茶目っ気があっていいですね。千春、遂に母親と再会、一行から外れます。お疲れ様でした(o^.^o)


黄門様のおしのび指南・松山 (第十七話:S62.12.21放送) ★★★☆☆
原案・脚本:葉村彰子/監督:矢田清巳

おそで(南条玲子)/松平定直(三田明)/内藤帯刀(早川雄三)/双葉屋(森幹太)/弁天の松造(石橋雅史)/才次(中田博久)/番頭(松山照夫)/留造(日高久)/榊原兵部(中村錦司) 他

松山のお殿様・松平定直は水戸徳川家の血筋。そのせいか(?)黄門さまににて、お忍び好きだが、悪党らに丸め込まれていた。城下は、道後の赤鬼・青鬼と呼ばれる双葉屋と弁天の松造が町奉行の内藤帯刀を後ろ盾にやりたい放題。折りしも、為替両替で一足遅れた助さんは、松山城下の外れで地獄のような機場から逃げ出した娘の臨終を見取る。哀れな娘らを救うため、黄門さまが本家本元のお忍び術を定直に指南する。

弥七BGM流れ、そして車のみ登場。親分が再び出てくる日も近い!?


河豚に当って悪退治・下関(第十八話:S62.12.28放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:山内鉄也

善六(坂上二郎)/喜三郎(中島久之)/おえい(千野弘美)/長州屋(真弓田一夫)/長田屋(多々良純)/早川佐知兵衛(外山高士)/権次(黒部進)/与四郎(氏家修)/逆櫓の波右衛門(小田部通麿)他

下関へ渡る船中で一行が知り合った海産物問屋・長州屋の番頭・善六。おりしも下関では献上かまぼこを巡って悪が暗躍。藩物産方の早川と手を組む長田屋が、ライバルの長州屋をあの手この手で潰そうとしていた。善六の息子でカマボコ造りの職人である喜三郎と長州屋の娘おえいの仲を取り持ち、悪を一掃する黄門さま。だが八が善六と一緒に河豚の毒に倒れた…!!

河豚の毒に当って、砂に埋められる八。埋めて、潮風にさらすと本当に毒は消えるのでしょうか?


悪を懲らした石見神楽・浜田(第十九話:S63.1.4放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行・葉村彰子/監督:監督:高倉祐二

お久美(山本みどり)/おしの(石倭裕子)/二見九太夫(遠藤太津朗)/浜風の定八(藤岡重慶)/栄吉(頭師佳孝)/乙次(内田喜郎)/お美代(岡谷章子)/おたか(西岡慶子)他

浜田の街へやってきた一行だが、正月にも関わらず、寂しい限りで泊まる宿もない。好色代官から逃れるため、女達は全員山に隠れたという。黄門さまがスサノオの尊に扮し、悪党退治。

弥七久々の登場です!! 旅立ちは17部始まって初の全員揃っての旅立ち。石見神楽の様子が圧巻、一行の登場の仕方も非常にカッコイイ回でした。


颯爽!謎の黒頭巾・広島(第二十話:S63.1.11放送) ★★★★★
原案:葉村彰子/脚本:伊上勝/監督:高倉祐二

木暮幻之介(里見浩太朗)/坂部右京太夫(青木義朗)/芸州屋宗助(戸浦六宏)/戸田(原口剛)/小弥太(山本昌平)/沖田山城(浜田寅彦)/佐絵(徳元かずみ)他

芸州浅野家四十二万六千石の領内に入った一行。だが新しい関所に物々しい警護。不審に思う黄門さま。どうやら藩内に内紛が起こっているようだが、一筋縄ではいかない様子。病気がちの城代に代わり、権力を狙う次席家老一派に手を貸す翁面一味。だが翁面一味の正体は、福島家の忍び草。旧藩主に仕えた忍び一族の、浅野家に対する復讐がその真の目的。次席家老の圧制を煽り、農民達の一揆を引き起こそうとしたり、老中直轄の天地見回り役・巡見使一行の殺害を企てたりと、あの手この手で浅野家滅亡を画策する。黄門さまが公儀巡見使に扮して敵の本拠地へ乗り込む。

下級武士達の危急を救う黒頭巾として里見浩太朗さん二役。17部3度目の山場になるでしょうか、手に汗握る展開でかなり面白い話でした。


亡霊の正体見たり… ・福山(第二十一話:S63.1.18放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:石川孝人/監督:高倉祐二

恵助(大門正明)/おりん(紀ノ川瞳)/矢沢玄之介(中山昭二)/備後屋(田中明夫)/はえ縄の十蔵(浜田晃)/権三(大木正司)/一膳飯屋親爺(山口幸生)/宿の女中(平映子)他

荒れ寺に泊まった一行。そこで八兵衛が見たものは…琵琶法師とよろい武者の亡霊だった…。亡霊騒ぎのせいで街はさびれる一方。裏では、船手奉行と海賊上がりの廻船問屋・備後屋の抜け荷が行なわれていた。備後屋に働きに出て行方知れずになった兄を探す娘を助け、亡霊の正体を暴き出す一行。

親分登場せず。


惚れた娘はお姫様・竜野(第二十二話:S63.1.25放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:矢田清巳

茶々姫(工藤夕貴)/信次(真夏竜吾)/志津(佐藤恵利)/播磨屋(増田順司)/成瀬掃部(玉川伊佐男)/摂津屋(武藤英司)/成瀬要之助(伊藤高)/室津の竜五郎(福山升三)/熊造(浜伸二)/戸村彦太夫(中村錦司)他

女中風の娘に頼まれて城下町を案内した八。実は播州竜野五万三千石の茶々姫だった。藩御用達の素麺問屋・播磨屋の娘に横恋慕する家老の息子の横暴振りに怒る姫。更に父親の国家老も、姫のお国入りを口実に三千両もの奉加金を集め懐に入れようと企む。姫と共に黄門さま一行の悪退治。

いきなり八の夢話からスタート。八兵衛は実はお銀が好きなのか!? 寝ぼけて枕をお銀と間違えキスしようとしてましたが…。姫に惚れた八。最後に手紙をもらうも、難しい漢字が多くて八には読めず、お銀に読んでもらいます。「終生忘れえぬ」との言葉にウキウキ八っつあんが、幸せそうです(o^.^o)
それにしても飛猿と弥七のコンビネーションプレイは素敵ですねぇ…。


黄門様の占い縁結び・姫路(第二十三話:S63.2.1放送) ★★★★★
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:矢田清巳

おつね(中村メイコ)/おせき(古手川伸子)/内海屋十兵衛(茶川一郎)/柴田伝内(亀石征一郎)/友吉(加藤純平)/白雲堂(近藤準)/恵比寿屋(長谷川弘)他

姫路の城下で内海屋という旅籠に泊まった一行。きりもりするのは、おせきという健気な娘。父親は賭場通い、女将である母親は占いに凝り、白雲堂という占い師の元へ通い詰める。見かねた黄門さま、そろばん占い日本一の西山梅里に成りすまして、お銀と飛猿を扱き使っての(?)百発百中の占い師ぶり。更に、おせきを狙う好色奉行ら悪党一味を懲らしめる。

かなりユーモア色の強い回でした。ドリフ風なところもあったり、お銀達が扱き使われてたりとお笑い所満載。かと思いきや、殺陣のシーンも見せます。忍び三人組の活躍が青空に映えたり、殺陣のBGMも二段構え、珍しく八も闘っていたりと、なかなか楽しい回だったので★5つです(o^.^o)


殿と呼ばれた格之進・明石(第二十四話:S63.2.8放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:伊上勝/監督:山内鉄也

松平上総之助(伊吹吾朗)/綾姫(白都真里)/根室権太夫(御木本伸介)/瀬戸又十郎(篠塚勝)/奥平将監(庄司永建)/平戸左近之丞(幸田宗丸)/鬼島道幻(宮口二朗)/寺僧(中村錦司)他

城代家老と江戸家老が繰りなす明石藩六万石の跡目争いに巻き込まれた一行。城代・奥平将監は若殿・松平上総之助を推し、江戸家老一派は若殿の異母弟を推す。明石藩の若殿がなんと格さんに瓜二つ。トリカブトの毒矢で射られて危篤状態に陥った若殿に代わり、格さんが若殿に成りすます。だが若殿の許婚の姫君・綾姫に格さんの正体を見破られた。綾姫も巻き込み、明石藩のお家騒動を丸く収める黄門さま。

17部も終わりに差し掛かったところで、伊吹吾朗さん二役話。いつもにまして、凛々しい格さんが見られます。甲賀と伊賀のくの一対決や、宮本武蔵の流れを汲む二天一流の使い手と助さんの対決など、見所も色々。でも親分は出てきません…(・_・、)。。。


狙われた二人の黄門様・大坂(第二十五話:S63.2.15放送) ★★★★☆
原案・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

久美(中島めぐみ)/月岡修理(川合伸旺)/天満屋治兵衛(永井秀明)/依田東馬(大竹修造)/喜兵衛(瀬川新蔵)/助造(三田村賢二)/小宮圭之介(森次晃嗣)/角平(工藤堅太郎)/女中(平映子)/旅籠主人(日高久)/片山(当銀長太郎)他

大坂城代お側用人の月岡と蔵元の天満屋が結託、御条法の利息で借財の仲介をすると、財政難に陥っている大名家を誘い込み、その実、数倍もの利息をふっかけて暴利を得ていた。黄門一行と間違えられた旅役者を利用し、からくりを暴こうとするが、切羽詰まった月岡らが罠を仕掛け、米俵が崩壊、米蔵の中黄門さまらに襲い掛かる。

ヒゲを黒くした黄門さま。髪だけ白くてなんか変です…。鳥羽編に続き、前半後半に分かれた今回の話、またしても黄門さまの命運は!?という感じで次回に続いています。ドキドキさせられるのが多い17部、お年寄りには少しキツイかも。でも面白かったです。


旅の終わりの波瀾万丈・大坂・江戸(第二十六話:S63.2.22放送) ★★★★★
原案・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

徳川綱吉(長谷川哲夫)/久美(中島めぐみ)/月岡修理(川合伸旺)/天満屋治兵衛(永井秀明)/喜兵衛(瀬川新蔵)/依田東馬(大竹修造)/小宮圭之介(森次晃嗣)/角平(工藤堅太郎)/助造(三田村賢二)/片山(当銀長太郎)/座頭(石浜祐次郎)/女中(平映子)/旅籠主人(日高久)/茶坊主(高橋仁)/柳沢吉保(山形勲) 他

前話からの続き。弥七らの活躍で米俵崩しの罠から逃れた一行。月岡の後ろには老中柳沢吉保がついていたため、舞台は江戸に移り、最終決戦。大坂城代側用人と蔵元の企みを粉砕、将軍綱吉の目前で柳沢と対決。

光圀v.s.吉保。‘仏の顔も三度まで’と、綱吉の前で吉保を牽制する黄門さま。やはり迫力があっておもしろい。17部も終わってしまいましたが、最初に登場した志乃さん&お新さんが登場しなかったのは残念。他のシリーズと比べてもアクション色の強いシリーズだったのではないでしょうか。加えて、飛猿ファンは必見!! とても楽しいシリーズでした(o^.^o)
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