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第10部
あらすじ

水戸にて晴耕雨読の日々を送る黄門さま。泥だらけになりながら、助さん格さん八兵衛と共にドジョウ取りに精を出していた。そして、出羽の国・久保田から助三郎を追って水戸へやって来た佐竹家の家老小野塚兵衛の娘志乃は、水戸家の家老山野辺兵庫の養女として助三郎と晴れて結ばれる日を待っていた。

助三郎と志乃の婚礼の準備も整った頃、京より江戸へ勅使がやって来た。去年の暮れに京で大火があり、将軍綱吉が朝廷に見舞金を出した。その御礼として、三位中納言公麿卿が勅使として来たのだった。三位が将軍に会う席に光圀も出席して欲しいとの使者が、西山荘へ来たが、自分は隠居の身であり晴れがましい席は気が重いと理由をつけて断る黄門さま。実は、堅苦しい席より、助さんの婚礼の席で謡いでも歌っていた方が楽しいというのが本音だった…。

ところが、その勅使三位はと言えば、江戸で悪さのやりたい放題。接待役の土屋和泉守をイビリ、手篭めにしようとした町娘に逃げられ、口封じのために殺害してしまった。娘の死を看取った弥七から事の次第を聞いた黄門さま、三位を懲らしめるため江戸へ向かう。こっぴどくやり込めて三位を京へ追い返したが、朝廷との関係悪化を恐れた将軍の意を汲み、後始末のため京都へ旅立つ黄門さま

水戸から京都へ、そして水戸へ帰るまでの道中。全二十六回。


レギュラー

水戸光圀 (東野英治郎)
佐々木助三郎 (里見浩太朗)
渥美格之進 (大和田伸也)
うっかり八兵衛 (高橋元太郎)
風車の弥七 (中谷一郎)
志乃 (山口いづみ)


全話紹介

おあずけ喰つた結婚式・水戸・江戸 (第一話:S54.8.13放送) ★★★★☆

 


音楽:木下忠司
主題歌「あゝ人生に涙あり」
作詞:山下路夫
作曲:木下忠司
唄:里見浩太朗・大和田伸也
題字:朝比奈宗源
ナレーター:芥川隆之
原案・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

土屋和泉守(伊吹吾郎)/三位(蜷川幸雄)/奈美(上村香子)/今川式部大輔(横森久)/伊勢屋宗兵衛(田中明夫)/三田村孫兵衛(有馬昌彦)/目付(永野達雄)/儀助(南祐輔)/お糸(丸山秀美)/伝奏屋敷侍(綾川香)/用心棒(有川正治)/使者(森下鉄朗)/徳川綱吉(浜畑賢吉)/山野辺兵庫(大友柳太朗) 他

京から来た勅使・三位中納言公麿卿は、公儀高家衆の一人である今川式部大輔と、京における西陣織の利権を一手に得ようと企む伊勢屋と組んで悪さの仕放題。弥七の知らせで懲らしめに行く一行。こっぴどくやり込めて三位を京へ追い返したが、朝廷との関係悪化を恐れた将軍の意を汲み、後始末のため京都へ旅立つ黄門さま。


女度胸の鉄火肌・神奈川 (第二話:S54.8.20放送)
原案・脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

吉松(松山省二)/お竜(小柳ルミ子)/相模屋重蔵重蔵(遠藤太津朗)/太八(井上昭文)/工藤軍太夫(外山高士)/政吉(森健二)/門馬新十郎(佐原健二)/仁助(阿部希郎)/与兵衛(岩田直二)/岩井一角(堀田真三)/おもん(山口朱美)/百姓(西康一)/北村源八(下元年世)/辰吉(宮川珠季)/馬方(藤村晃一)/百姓(家野繁次)/尾張大納言綱誠(安井昌二) 他

誘拐現場に遭遇した一行。助けたのは女元締お竜。志乃を尾張大納言の若君に化けさせ、一芝居うつ黄門さま。お竜に尾張大納言大名行列の道中人足請負いを用命し、晴れの舞台を踏ませる。

録画に失敗してしまいました(・_・、)。。。出演者の情報お寄せ頂いた皆さん有難うございました!


狐が化けたお姫様・小田原 (第三話:S54.8.27放送) ★★★☆☆
原案・脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

三浦左近(和田浩治)/安藤内記(玉川伊佐男)/大場甚内(天津敏)/畑弥右衛門(細川俊夫)/片瀬三九郎(八名信夫)/美和(奈三恭子)/綾姫(司美穂)/お容(杉本真智子)/二宮八郎(北村総一郎)/大久保加賀守(黒川弥太郎)/お蝶(松坂慶子) 他

小田原藩大久保家十一万三千石のお家騒動。家老・安藤内記が自分の妹に産ませた殿様の子を後継ぎにするため、小田原入りする綾姫の命を狙う。八が茶店で女壺振りお蝶にまんまと一杯食わされ、有り金全て持っていかれた。そのお蝶が綾姫に姿を変えられ刺客の目を欺く。お家騒動に巻き込まれた一行も、お蝶を守り大活躍。

初期の黄門さまは結構あっさりと正体をばらします。そりゃそうですよね…色々スゴイことしといて、ただの越後の縮緬問屋の隠居です…って怪しいことこの上ないもんなぁ…


仇討ち箱根馬子歌・箱根 (第四話:S54.9.3放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:内出好吉

お妙(斉藤こず恵)/幸太郎(伊藤洋一)/勘太(山田吾一)/勘八(高松しげお)/近藤幸三郎(福田豊土)/寅五郎(藤岡重慶)/岩永主膳(亀石征一郎)/蔦屋彦兵衛(増田順司)/大原平八郎(幸田宗丸)/お鈴(沢井桃子)/喜助(村田正雄)/熊造(遠藤征慈)/作兵衛(海老江寛)/松吉(坂井陽一郎)/権六(井上茂)他

箱根越えの一行の前に雲助らが現れる。雲助らは駕籠寅の担ぎ手ら。駕籠寅は用心棒を雇い、関所役人と組んでの悪行三昧。長年箱根で駕籠の御用を務める蔦屋に嫌がらせ。果ては蔦屋の帳場を預かり、駕籠寅が悪さをしないよう見張っていた、浪人・近藤を用心棒に斬らせ殺してしまう。父親を殺された幼い姉弟の仇討ちに協力する一行。駕籠寅が商売を一手に奪おうと仕掛けた悪企みを一掃しての大活躍。

弥七親分登場せず。風車のみ。


鬼庄屋は黄門様に瓜二つ・沼津 (第五話:S54.9.10放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:居川靖彦

田の上の白雲太夫(東野英治郎)/吾作(藤木悠)/お花(樋口可南子)/お弓(朝香真由美)/お照(日高久美子)/板垣十兵衛(菅貫太郎)/太吉(高原駿雄)/頓兵衛(森幹太)/三造(堺左千夫)/与平(田中幸四郎)/武松(鈴木康弘)/およし(志乃原良子)他

田の上の白雲太夫は黄門さまに瓜二つの大庄屋。だがケチで頑固で村人達を苦しめる。その強欲庄屋に間違えられ、黄門さまが村人たちに誘拐された。誘拐騒ぎを利用して庄屋を亡き者にし、身代金三千両を横取りしようと企む悪代官ら一味を退治。庄屋に想い想われることの大切さを教える黄門さま。鬼庄屋の目にも涙で一件落着、村に平和が訪れる。

東野英治郎さん二役。今回も弥七親分出てきませんが、ここぞという時に風車&煙玉が。


天下の怪盗光右衛門・駿府 (第六話:S54.9.17放送) ★★★★☆
原案・脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

宇太郎(大門正明)/お咲(三浦リカ)/三右衛門(嵯峨善兵)/文珠の光蔵(吉田義夫)/宇兵衛(浅野進治郎)/助三(岡崎二朗)/岡部八太夫(北原義郎)/浅井角兵衛(田中浩)/三之助(住吉道博)/木島源太郎(吉田豊明)/旅籠の女中(新海百合子)/おしま(田辺節子)/喜助(柳川清)/飲み屋の亭主(寺下貞信)/茶店の親爺(北見唯一)他

久能山東照宮の参拝をすませ、駿府に入った一行。途中、茶畑で助けた父娘は、つぶれた老舗茶問屋・川根屋の親子。川根屋を潰して茶問屋仲間の肝いりに成り上がり、城に納める運上金を流用して米相場であこぎに稼いでいるのが竹園の三右衛門で、その後押しをするのが奉行の岡部八太夫。駿府中の茶問屋から集める運上金二千両を狙う泥棒文珠の光蔵一味を利用して、二千両そっくりそのまま頂こうとする奉行らの悪企み。一行も泥棒一味に扮し、川根屋の勘当息子と共に、悪退治に乗り出す。

親分久々登場です。黄門さまのあいかわらずな怪盗っぷりが愉快です(o^.^o)


ニセ黄門様の大手柄・袋井 (第七話:S54.9.24放送)
原案:葉村彰子/脚本:大西信行/監督:居川靖彦

紋兵衛(玉川良一)/助十(うえだ峻)/後藤田十内(藤村有弘)/(芦川よしみ)他

イカサマ博打に負けてスッテンテンの三人連れが黄門さま一行に間違えられる。袋井の村人たちは、道路普請に借り出されて四苦八苦。裏では郡奉行とやくざの親分が組んで私腹を肥やす。直訴を決意し捕らえられた父親を助けたいという娘の願いを聞いて、本物の黄門さまがニセ黄門を利用して悪党一味を退治する。

再放送カットの話でした。


関所の沙汰は銭次第・新居 (第八話:S54.10.1放送) ★★★☆☆
原案・脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

村越佐太夫(遠藤太津朗)/成瀬滝右衛門(永井秀明)/片山三七(中村孝雄)/勘兵衛(北町嘉朗)/権蔵(鮎川浩)/与吉(内田喜郎)/探り婆(津島道子)/旅籠の女中(高野陽子)/お静(和田瑞穂)/鰻屋主人(北原将光)/牢番(笹吾朗)/役人(川浪公次郎)/お駒(由美かおる) 他

厳しいことで有名な新居の関所。関所を預かる筆頭与力らが、人買い人らと組んで、関所破りの娘らを売りさばくなどの悪行三昧。黄門さまに、夫婦になって関所越えに協力してくれと頼み込んできた、おきゃんな娘・お駒。だがその正体は護摩の灰。お駒と共に、悪党らを懲らしめる黄門さま。

由美さん登場。お顔がぽっちゃりした感じが初々しい。ですが、お酒に眠り薬を入れる様は、お銀さながら。この頃からお銀の片鱗が!?


三人の無法者・新城 (第九話:S54.10.8放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:田上雄/監督:内出好吉

秋庭一平太(藤巻潤)/お妙(榊原るみ)/六左衛門(稲葉義男)/九鬼玄一郎(今井健二)/九鬼玄二郎(浜田晃)/九鬼玄三郎(中田博之)/仁助(榎木兵衛)/お茂(露原千草)/秋庭小太郎(前田晃一)/源太(平泉征)/沢井刑部(永野達雄)/太兵衛(溝田繁)/茂兵衛(藤沢薫)/伊作(武周暢)/久助(市川男女之助)/番人(伝法三千雄)/辰造(出水憲司)他

岡崎へ向かう一行。だが信玄塚を参ろうと横道にそれる黄門さま。途中、助けたのが庄屋の娘・お妙。宿場では、横行する無法者に、庄屋を始め頭を悩ませていた。無法者は谷に馬を飼う牧童頭の九鬼三兄弟。宿場を守るはずの新城藩出張番所の役人・秋庭一平太は、子ども連れのやもめ暮しで、臆病小心で酒びたりの毎日で当てにならない。黄門さまの一喝で、秋庭が宿場を守るために立ち上がる。

今回は印籠出ず。お馴染みの「こちらにおわす方を…」の台詞も新城藩の国家老が言ってました。10部の弥七は登場時の回転がいつもより多い気がします。張り切ってますね、親分!!


婿入り八丁味噌・岡崎 (第十話:S54.10.15放送) ★★★☆☆
原案・脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

大門屋太左衛門(小林重四郎)/藤兵衛(浮田佐武郎)/藤吉(永井秀和)/西尾治太夫(須賀不二男)/伝五郎(立原博)/太一郎(市川好朗)/味噌屋(東大二朗)/伊太八(西田良)/徳蔵(唐沢民賢)/味噌屋(表淳夫)/味噌屋(飯田覚三)/茶店の亭主(堀内一市)/およし(水沢アキ)/おとせ(藤間紫) 他

水野家五万石の城下町岡崎へ着いた一行。黄門さまが八丁味噌の造り方を一度見学したいと立ち寄ったのが藩御用達の三河屋で、八丁味噌の利権をめぐる黒い陰謀の渦に巻き込まれることに。果ては黄門さまが三河屋の婿入りに!? 三河屋の女主人と娘を嫁にと狙う大門屋とその息子が悪巧みを仕掛けるが、黄門さまが一芝居うつ。

一足早く志乃さんの花嫁姿が見られます。


黄門様は呼び込み日本一!!・四日市 (第十一話:S54.10.22放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:安藤日出男/監督:内出好吉

玉木小菊(土田早苗)/泉邦之助(村井国夫)/大迫伝蔵(滝田裕介)/伊勢屋清兵衛(浜田寅彦)/佃屋紋次(山岡徹也)/南京長次(船戸順)/佐伯軍八郎(波田久夫)/弥助(石見栄英)/半吉(柳原久仁夫)/馬方(宮城幸生)/お松(小西由貴)他

路用の金を使い果たし、食事も食べられずの文無し道中。女軽業師小菊を助けて一座の仲間入り、呼び込みに前口上にと黄門一行が大活躍。一方、土地の顔役・佃屋紋次が小菊の恩人である伊勢屋のあやめ座を潰し、跡地を女郎屋にしようと、代官一味と組んでの悪行三昧。小菊の婚約者である泉邦之助も、公儀勘定改め方として四日市に戻ってきて代官の不正を糾明、黄門さまらと共に活躍する。


身ぐるみ剥がれたご老公・津 (第十二話:S54.10.29放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:大久保昌一良/監督:居川靖彦

おとよ(金沢碧)/駒吉(工藤堅太郎)/須藤定憲(名和宏)/結城屋徳兵衛(増田順司)/寅蔵(汐路章)/三崎屋宗兵衛(須藤健)/末吉(大木正司)/旅籠の番頭(松田明)/常次(岩尾正隆)/鉄次(田中弘史)他

伊勢三十二万石、津の城下町へやってきた一行。料理屋・結城屋の元板前だという何とも調子のイイ男・駒吉に、サイコロ勝負で大負けした黄門さま。着物まで巻き上げられてすってんてんになり、旅籠を追い出されたところを、結城屋の娘・おとよに助けられた。結城屋は、半年前客が食あたりで死んでからは、客足も途絶え閑古鳥が鳴いていた。だがその裏には結城屋を乗っ取ろうとする三崎屋一味と娘を狙う町奉行の企みがあった。駒吉と共に、悪者どもを退治する一行。

黄門さまに斬りかかる奉行相手に、弥七が「血迷うんじゃねーや!!」と一喝。いつ聞いての弥七の啖呵は気持ちいいですね。


罠にはまった男・水口 (第十三話:S54.11.5放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:津田幸於/監督:内出好吉

お鶴(磯野洋子)/峰次郎(和崎俊哉)/溝口伝十郎(川合伸旺)/近江屋(飯沼慧)/森川伊三郎(内田昌宏)/三田村源九郎(上野山功一)/依田林之助(西園寺章雄)/庄太(鈴木伊織)/銀次(筑波健)/女中(末永厚子)他

鈴鹿峠の難所を越えて水口の城下へ向かう一行。途中腹痛の八を助けた薬の行商人・峰次郎が、同じ薬行商人の林乃助から預かった謎の手帳。林之助は実は公儀隠密で、郡奉行の不正を暴いて材木横流しの証拠の手帳を手に入れたが、志半ばで郡奉行らに殺された。林之助殺しの下手人として捕まったのが峰次郎だった。卑劣な悪党一味を退治する黄門さま。

かなり卑劣な悪党として川合さん登場。さすがに最後も往生際が悪かったです。


鬼が盗んだ運上金・草津 (第十四話:S54.11.12放送) ★★★☆☆
原案・脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

平右衛門(河津清三郎)/滝川軍太夫(南原宏治)/武藤喜平次(待田京介)/伊兵衛(加賀邦男)/左源太(牧冬吉)/大橋伝蔵(五味龍太郎)/お由美(沢田亜矢子)/お奈美(石原初音)/源助(守屋俊志)/太吉(小川真司)/おつね(近江輝子)/村人(日高久)/村人(広岡善四郎)/六郎(角友司郎)他

草津へ向かう途中の村で、鬼の面をかぶった盗賊から、庄屋の娘を助け、代官への運上金を護った一行。その腕っ節の強さに、六つの村を束ねる大庄屋宅に集められた運上金を警護することになった。だがこの盗賊騒動には裏が。甲賀者を使い、代官ら悪党一味が仕組んだものだった。盗賊らの正体を暴き、悪党一味を退治する黄門さま。

忍びの里に近いこともあり、甲賀者と伊賀者・弥七が入り乱れての忍び対決が見ものです。


京の都の悪退治・京 (第十五話:S54.11.19放送) ★★★★☆
原案・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

兵藤伝八郎(青木義朗)/三位(蜷川幸雄)/河内屋金兵衛(神田隆)/山城屋弥右衛門(伊沢一郎)/茶店の主人(夢路いとし)/貞子(八木孝子)/お光(榊千代恵)/角屋喜久蔵(西山嘉孝)/徳次(稲吉靖司)/同心(田畑猛雄)/喜助(佐々山洋一)/商人(表淳夫)/広幡右大臣(金田龍之介)/菊亭左大臣(有島一郎) 他

目的地の京都に着いた一行。しかし、京では黄門さまの悪い噂がたっていた。それがなんと「ごろつきの親玉」。しかも江戸でこっぴどくやられた三位が性懲りもなく、ニセ証文をつかって山城屋の娘・お光を追い掛け回し、奉行所与力と御所に納める反物を一手に握ろうと企む河内屋と組んでの悪行三昧。更に三位は妹を右大臣の妾に差し出し、自分の後ろ盾とするべく取り入っていた。三位の手からお光をかくまい、役人らから逃げる黄門さま。そこで偶然知り合ったのが、三位と右大臣の讒言により隠居の身になった菊亭左大臣。黄門さまと左大臣とが力を合わせて、御所に巣食う悪人らを退治。右大臣を退け、左大臣も朝廷に返り咲き、万事めでたしの大団円。

弥七親分の脅しっぷりは見事です。10部の親分は脅したりするのが多い気が…回るのも多いし、かなり活躍してるシリーズかもしれません。


母恋し鈴鹿馬子唄・大津 (第十六話:S54.11.26放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:内出好吉也

松吉(鈴木政晴)/おさよ(三浦リカ)/お艶(谷口香)/山室九右衛門(高野真二)/甚兵衛(山村弘三)/岡野(原口剛)/青山因幡守(志摩靖彦)/徳(滝譲二)/久造(楠年明)他

丹波篠山藩六万石のお家騒動。次席家老が、藩主因幡守のご落胤を探し出し、世継ぎにして六万石を我が物にと企む。両親捜しの資金稼ぎで馬子をしている松吉と知り合った一行。その松吉がなんとごご落胤で松吉の元にやってきたのが、母親だと名乗るお艶という女性。拒む松吉。だが、因幡守は世継ぎを自分の舎弟と決めた。次席家老らの企みは破れ、口封じのための刺客をお艶と松吉の元へ差し向ける。母としての愛を取り戻させ、八方丸くおさめた黄門さま。

悪人らの今回の後始末がスゴイです、黄門さま。次席家老ら一味の髷を斬って木に縛りつけ、梅里の名入りの書状つき。藩主の行列の通り道にくくりつけて置くとは、ビックリでした。そして今回は、助さんが印籠!


ご老公を暗殺せよ!・彦根 (第十七話:S54.12.3放送) ★★★★★
原案:葉村彰子/脚本:稲垣俊/監督:居川靖彦

瓜生治一郎(有川博)/沼田主税(須賀不二男)/瓜生佐和(佐野アツ子)/梢(喜多川美佳)/沼田勝之丞(中村孝雄)/役人(出水憲司)/井伊直高(田村亮)/瓜生治左衛門(中村竹弥) 他

徳川四天王のひとつである彦根藩・井伊家の若殿様が乱心!? 志乃がかどわかされた。言うことを聞かない志乃を、あげくの果ては弓の的にしようとする始末。志乃を救ったのが、若き剣術指南役・瓜生治一郎。黄門さまが寺で知り合った初老の侍・瓜生治左衛門の息子であり、その治左衛門は黄門さまの正体に気づきつつあった。江戸にいる彦根藩の大殿は、大奥のおかねという女性に執心、子どもも出来ていた。そのせいで鬱屈する直高。若殿である直高を廃嫡にし、おかねの子を世継ぎにと企む国家老とその息子。若殿と彦根藩を救うためと治左衛門をそそのかし、黄門さま暗殺を企てる。見事な裁きで井伊家を救う黄門さま。

全体的に重厚な感じの漂う、面白い作品でした。今回も助さんが印籠。印籠出すときはいつもと立場所が違うんですね…まだまだ統一されていないこの頃。


八兵衛うっかり若旦那・大垣 (第十八話:S54.12.10放送) ★★★☆☆
原案・脚本:葉村彰子/監督:居川靖彦

お絹(新藤恵美)/万石屋弥右衛門(田中明夫)/蝮の権九郎(藤岡重慶)/与吉(石田信之)/田代刑部(幸田宗丸)/戸塚余一郎(原田清人)/市兵衛(天草四郎)/長岡屋(岩岡直二)/義平(長谷川弘)/弥之助(三島史郎)/お美濃(田中綾)/機場主人(北村光生)他

大垣の城下で呉服問屋・摂津屋の娘・お絹を救おうとした八兵衛、いきがって縮緬問屋の若旦那と名乗るが、越後の大店・長岡屋の若旦那と間違えられ、散々な目に。長岡屋は大垣藩の御用達、八兵衛らは藩の本陣に移され、芸者をあげての大盤振舞い。黄門さまを爺やに、志乃を女中にして調子にのる八兵衛だが、一方で万石屋が老舗の摂津屋を潰し、大垣の縮緬を一手に握ろうと家老の田代を後ろ盾に悪企み。そこへ現れたのが本物の長岡屋。黄門さまが大垣の悪退治。


恋しきひとの琴・犬山 (第十九話:S54.12.17放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:廣澤榮/監督:内出好吉

若宮慎之助(里見浩太朗)/若宮せつ(稲垣美穂子)/鹿屋藤造(富田仲次郎)/弥富玄八郎(川辺久造)/鉄(江幡高志)/藤堂亮之介(内田昌弘)/政次(松山照夫)/商家の内儀(佐名手ひさ子)他

尾張藩家老・成瀬隼人正が治める犬山二万三千石の城下へ入った一行。山頂から聞こえる美しい琴の音に引かれて、盲目の女せつと知り合った。せつは行方知れずになった夫・若宮慎之助の帰りをずっと待ちわびていた。慎之介は御用木の横流しに気づき、奉行らに口封じのため斬られたが、からくも一命を取り留めていた。横流しの証拠を掴んで奉行ら悪人一味を一掃、夫婦を巡り合わせる黄門さま。

今回は里見浩太朗さんが二役で登場。黄門さまのピンチに弥七登場、黄門さまの「待ってました!!」の台詞に思わず笑ってしまいました…


名工二代志野茶碗・多治見 (第二十話:S54.12.24放送) ★★★☆☆
原案:葉村彰子/脚本:津田幸於/監督:内出好吉

おるい(瞳順子)/尾張屋藤兵衛(小林重四郎)/榊原大膳(北原義郎)/五平(柳谷寛)/鬼塚の岩五郎(福山象三)/柏木軍蔵(田畑猛雄)/卯之助(高橋長英)/市右衛門(佐野浅夫) 他

志野焼の名工として名高い市右衛門を訪ねた一行だが、市右衛門は将軍献上への茶碗作りに苦心していた。そこへ戻ってきたのが勘当された一人息子の卯之助だが、市右衛門は頑固で受け入れようとしない。献上茶碗の裏には、千両二千両の値で売れる市右衛門の茶碗を手に入れようとする代官らの悪企みがあった。更には、出来が悪く割って捨てるはずの市右衛門の茶碗を手に入れ、上方で高値で売りつけるなどしていた。悪人を退治し、親子の絆を結びつける黄門さま。

佐野黄門さまは優しいイメージですが、ゲスト出演のときの佐野さんは頑固な役とかが多い気がします。


じゃじゃ馬娘はお医者様・岩村 (第二十一話:S55.1.7放送) ★★★☆☆
原案・脚本:葉村彰子/監督:山内鉄也

牧玄斉(松本克平)/西尾治太夫(玉川伊佐男)/山村源之助(菅貫太郎)/水口道庵(須藤健)/美濃屋五郎蔵(田口計)/山村瀬兵衛(加賀邦男)/吾平(瀬良明)/丑吉(黒部進)/お美濃(奈三恭子)/お吉(杉本真智子)/千絵(栗原小巻) 他

道中一行が出会った、馬を飛ばして駆ける女医者の千絵。じゃじゃ馬娘かと思いきや名医であった。義理の父である牧玄斉共々評判の高い医者親子だが、曰くありげ。家老の息子が千絵に横恋慕し、許婚者が無惨にも殺された過去を持つ。そこへ江戸から戻ってきた家老の息子が、悪代官や悪徳医者らと手を組み、千絵らが御禁制の西洋の薬草を育て使っているのを知って、悪企み。父娘のため、悪を一掃する黄門さま。


赤い財布の恩返し・馬籠 (第二十二話:S55.1.14放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:田上雄/監督:内出好吉

源兵衛(桑山正一)/源次(睦五郎)/権次(浜田晃)/幸吉(柴田侊彦)/井坂小十郎(山本清)/寅造(阿部希郎)/喜助(中村錦司)/お君(久永智子)/お勝(河東けい)/お勢(桜町弘子)/新二郎(山口崇) 他

生糸問屋を仕切るお勢と知り合った一行。お勢は、ぐれた義理の弟・幸吉に手を焼いていた。博打場に出入りする幸吉をイカサマ博打の罠にはめ、問屋の乗っ取りを企むのが、木曽代官所の役人と手を組んだ源次・源兵衛兄弟。逃げる幸吉を助けたのが渡世人の新二郎。新二郎は、十年前に行き倒れているところを、赤い財布を渡して励ましてくれたお勢のために、恩返しをしようとしていた。胸に秘めた十年前の恩返しに心打たれた黄門さま、悪人退治に乗り出す。

一行と分かれて、珍しく弥七と一緒に行動する八が、うっかりはぐれてしまった、というオープニングナレーターがなんだが笑いを誘いました。


めざす敵はお殿様・高遠 (第二十三話:S55.1.21放送) ★★★☆☆
原案・脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

お秋(本阿弥周子)/お春(麻田ルミ)/神谷主水(川合伸旺)/勝三(石山律雄)/小松屋儀助(武藤英司)/串の熊五郎(梅津栄)/仙八(鮎川浩)/兵頭伝八郎(久富惟晴)/信濃屋甚左衛門(武周暢)/伊那屋茂兵衛(市川男女之助)/およし(小西由貴)/内藤駿河守清枚(中村敦夫) 他

高遠のいで湯で、父の仇を狙う姉妹と知り合った一行。相手はなんと高遠藩主駿府守。だが、藩主を装って、直訴に来た姉妹の父を斬ったのは、国家老一味。藩主の江戸詰めをいいことに、悪さのし放題。黄門さまらが姉妹を助け、見事仇討ち遂げさせる。


襲われた中馬街道・韮崎 (第二十四話:S55.1.28放送) ★★★★☆
原案:葉村彰子/脚本:櫻井康裕/監督:山内鉄也

お絹(佐藤友美)/圭太(村井国夫)/白根屋(伊沢一郎)/勝造(藤岡重慶)/細井次兵衛(外山高士)/定吉(中田博久)/役人平田(中井啓輔)/都留屋(永田光男)/作次(小林芳宏)/為八(唐沢民賢)他

悪代官に迫害される中馬の救助に乗り出す一行。荷運び馬の利権を一人占めしようと企む伝馬問屋の勝造が代官・細井次兵衛と組んで、野盗を使って白根屋の中馬を襲わせる。事情を知った黄門さまらは、白根屋に命を賭けて恩返しをしようとする元武士の圭太と共に、悪退治。

今回の第24話で通算300回を迎える水戸黄門。弥七の見せ場が多い回でした。黄門さまもかなりお強い!!


白いお髯の千里眼・八王子 (第二十五話:S55.2.4放送) ★★★★★
原案:葉村彰子/脚本:廣澤榮/監督:居川靖彦

おせい(山本みどり)/藤堂玄八郎(遠藤太津朗)/喜助(稲葉義男)/友吉(大竹修造)/油屋利兵衛(陶隆司)/政吉(岡部正純)他

高尾山の神社で今年の運勢を占おうとおみくじを引いた黄門さま。なんと出たのは大凶…。八王子の旅籠・徳利亀屋に泊まることにしたのだが、そこの主人が大のおみくじ信奉者。旅籠が火事になると占いに出た日には、夜中に客を追い出したり、果ては許婚との仲を裂かれたりと、娘のおせいはほとほと困り果てていた。そこへ、日本一の易者に化けた黄門さまが懲らしめる。おせいに横恋慕する八王子の代官ら悪党一味を懲らしめ、おせいの恋を実らせる黄門さま。

コミカルでなかなか面白いお話でした。前回弥七の見せ場が多いと思ったら、今回更に親分の見せ場が多い!! 黄門さまと弥七のコンビが笑わせます。志乃さんも、巫女になったり花嫁姿になったりと、なかなか活躍していました。


日本晴れ水戸街道・水戸 (第二十六話:S55.2.11放送) ★★★★☆
原案・脚本:葉村彰子/監督:内出好吉

土屋昭直(志垣太郎)/笠井十次郎(待田京介)/藤代市太郎(三ツ木清隆)/伊蔵(井上昭文)/依田助太夫(永井秀明)/藤五郎(山岡徹也)/水戸藩士(原田清人)/長吉(レッツゴー正児)/千太(レッツゴーじゅん)/志津(浜木綿子)/飯屋の亭主(北見唯一)/客(須永克彦)/旅籠の番頭(千葉保)他

黄門さまの山野辺兵庫へ宛てた短冊を届けるため、一行とは別行動をとった格さんが潮来で武家の妻女に夫の仇と人違いされた。訳を聞くと、藩指南役の勝負に敗れた逆恨みで夫を闇討ちされたという。黄門さまらが助太刀し、土浦藩の若殿の御前で仇討ち本懐を遂げる。騒動を解決し、無事に水戸に着いた一行。西山荘では、いよいよ助さんと志乃の祝言がとりおこなわれた。

初期のシリーズにしては、刺客に狙われて…といういつもの道中とは違った回でしたが、全体的に面白おかしげな話も多く、楽しめたシリーズでした。また、10部は弥七親分の見せ場も多く、親分好きの私としては、お気に入りなシリーズの一つとなりそうです。助さん、志乃さん結婚おめでとう(o^.^o)

 

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